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雑記

09年、そして00年代のベスト

「AVクラブ」で2009年のベスト・アルバム25作品が選出されていた。どれも聴いたことないアルバムばかり…。去年も一昨年も同じこと書いたが、もう音楽シーンの動きにに完全についていけてないですね。最近は新しいアルバムとか殆ど買わず、図書館で昔のアルバムを漁ってるような生活してるから当然といえば当然なんだが。 加えて今年は00年代の最後の年ということでいろんな批評家がいろんな00年代のベストを選出していて、まあ個人的には特に映画のリストに目がいくんだけど、有名どころでも実は未見の作品が多いことに気づいて唖然とさせられる。「ウォーリー」とか「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」とか俺まだ観てないんだよな。いったい自分はこの10年のあいだ何をやってたのかと。ひねくれたドキュメンタリーとか観てるヒマがあったら、先にこういう有名どころの作品を観とかないと偉そうなことは言えないすね。
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「SUGAR」鑑賞
映画評

「SUGAR」鑑賞

野球が題材のアートハウス・シネマなんて初めて観た。 ドミニカ共和国の野球クラブでピッチャーをしていたミゲル・"シュガー"・サントスは、スカウトに教えられたナックル・カーブが認められてカンサス・シティーのメジャーリーグ・チームのキャンプへと招かれる。家族を離れてフェニックスのキャンプ場にやってきたシュガーはそこでも実力が認められ、アイオワのド田舎に拠点を置くマイナー・リーグのチームでプレーすることに。慣れない環境に戸惑いながらも徐々に力をつけていき、勝利を重ねるようになったシュガーだが、足を怪我したことでスランプに陥ってしまい…というのが大まかなプロット。 話の前半はそれなりのサクセス・ストーリーなんだけど爽快感などはまるでなく、レストランのメニューも読めないような選手が異国のマウンドに立つことの壮絶な孤独感がうまく描かれている(全体的に撮影が巧い)。成績が出せなければ即刻で解雇される環境のなか、周囲の人間とろくに意思疎通もできずにプレッシャーに押しつぶされていくシュガーの姿が哀愁を誘っていた。 そしてシュガーやその代わりのピッチャーがどれだけ活躍したとしても所詮はマイナー・リーグでの話
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「My Wrongs 8245–8249 & 117」鑑賞
映画評

「My Wrongs 8245–8249 & 117」鑑賞

愉快なテロリストたちを描いた映画「Four Lions」がついに完成して今度のサンダンスで公開されるらしいクリス・モリスが、脚本と監督を手がけた2002年の短編映画。 ある男性が友達の家で留守番をして犬の面倒を見ていたところ、犬が自分に命令しているように感じるようになり、彼は犬にうながされるまま手綱を持って犬と外出することに。そして手綱を自分の首にかけたとたんに犬が暴走して彼は公園の池に飛び込んでしまう。そしてついに犬は男性に語りかけるようになり、自分は男性が犯した罪に対する弁護士だと主張するのだが…というような内容。 ひたすらシュールな展開が続く作品で、男性が犬に引き回されて公園やバスや教会に連れてかれる展開が非常にスピーディだし、レジデンツのPVを彷彿させる実験映画っぽい特殊効果もあってなかなか面白い。ワープ・レコーズの映画部門が関わっているということでオウテカっぽい音楽もなかなかいいぞ(音楽もモリスによるものだとか)。BAFTAの短編部門賞を受賞したというのも頷ける。 なお主役の男性を演じるのはパディ・コンシダイン。彼って無骨な役柄のイメージがあったけど、こういう困惑した人物の役
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アメコミ

グラント・モリソンの伝記映画

「インビジブルズ」や「ファイナル・クライシス」などで知られるアメコミ作家グラント・モリソンの伝記映画が来年のコミコンで公開されるそうな。伝記映画といっても彼が自分の経歴や思想を語るのをインディペンデント系の監督が撮ったという規模のもので、「The Mindscape of Alan Moore」に近い出来になるのかな。 今や大魔術師のような存在になって寡作になってしまったアラン・ムーアよりも、トリックスター的に作品を乱発しているモリソンのほうが個人的には好きでして、この映画により彼の作品や思想がより多くの人に伝わって欲しいところです。最大の難点は、前にも書いたが、あのコテコテのスコットランド訛りでは彼がなに言ってるんだか全然分からないことで、上のトレーラーのように字幕をつけてくれないと観るのは大変シンドいことになりそうだなあ。
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「アイアンマン2」ポスター
映画の雑記

「アイアンマン2」ポスター

ウォー・マシン来たっ!後ろの黒いアーマーのことだよ。俺はアイアンマンよりもウォー・マシンのデザインのほうが好きなのです。「2」ではウォー・マシンの中の人の役がテレンス・ハワードからドン・チードルに代わってしまったり、スカーレット・ヨハンソンやミッキー・ロークといった微妙な面子が出演してるのが弱冠不安ですが、まあウォー・マシンが出るならいいや。
「グラン・トリノ」鑑賞
映画評

「グラン・トリノ」鑑賞

今さらながら。こういう話だったのか!イーストウッド爺さんカッコ良すぎる。年をとるごとにこういう復讐鬼(?)の役が似合っていく役者というのは彼くらいのものじゃないだろうか。ブロンソンでもあの貫禄は出せなかったよな。 「許されざる者」において、「酒を飲むと人を殺すから」という理由で酒を断っていた主人公が、親友が殺されたことを聞いてグビグビと酒を飲みだす場面(しかも非常にさりげなく撮っている)は俺の映画人生のなかでもベスト10に入る名シーンなのですが、この映画もそのシーンを彷彿させるところが多くて素晴らしいのです。最後は牧師を連れて「ローリング・サンダー」的展開にもつれ込むのかと思ったけど、さすがにそれは無かったか。 あと話の進み方とか撮影の手法(特に光の当て方)とかが良い意味で古典的で、こういう映画を作れる人って少なくなったような気がする。難があるとすれば、THE WIREなんかを観てると分かるがギャングの去ったあとには別のギャングがやってくるわけで、ラストの解決法が弱冠安直な感じがすることか?でもまあ文句は言うまい。あとはミャオ族の文化について我々は劇中で紹介されたものを素直に受け止めて
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「ポイント・ブランク」鑑賞
映画評

「ポイント・ブランク」鑑賞

これもまたアメリカでは人気あるものの日本では知名度の低い作品。「殺しの分け前/ポイント・ブランク」と題名が似ているがこっちはブラック・コメディなのでお間違えのないよう。 ジョン・キューザック演じる主人公のマーティン・ブランクは一流のヒットマンだが自分の仕事に空しいものを感じるようになり、セラピストに通うようになっていた。そんな彼に高校の同窓会の通知がやってくる。最初は出席を嫌がっていたものの、ちょうど地元での暗殺仕事を引き受けたため彼は10年ぶりに地元へ戻り同窓会に出ることに。いざ地元の町に戻った彼は仕事そっちのけで昔の恋人を見つけ出し、再びよりを戻そうとする。しかしそんな彼を狙う殺し屋たちも町にやって来ていて…というような話。 それなりに派手なドンパチとかもあって面白いことは面白いものの、主人公が終始落ち込んでいるために何かキレが悪い感じがする作品。もっと脳天気な内容にしてもよかったのに。主人公と他の殺し屋と政府のエージェントという3者の関係もいまいち掴みにくい。ジョン・キューザック主演のブラック・コメディだったら「アイス・ハーヴェスト」のほうがずっと面白かったぞ。なお音楽担当はなん
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パソコン

モニタ購入

いいかげん19インチの4X3モニタで横長の映像を見るのが嫌になってきたのと、iTunesストアで入手したHD作品を見るのにはHDCP対応のモニタが必要だったことから、アマゾンで三菱のRDT231WLM-Dを購入。 まだカラーの調整とかはやってないが、23インチのサイズはなかなか圧巻。高さの調節が(付属品では)できなかったりするけど、いろいろ調整すれば面白いものになりそう。人生初の横長モニタなので、メニューバーとかの位置が遠くなったりと不慣れなところがいろいろあるけど。 あとはこういうのがあるとブルーレイ欲しくなるんだよなあ。
「SONS OF ANARCHY」鑑賞
海外テレビ番組

「SONS OF ANARCHY」鑑賞

いろいろ海外ドラマを見ているつもりでも、いかんせん数が多いために1度も観たことがない作品は多々ありまして、特にケーブル・ネットワークの作品がそうなんだけど、FXでやってる「SONS OF ANARCHY」というシリーズの評判が良いのでとりあえず第1話を観てみたのです(本国では現在シーズン2が放送中)。 これはカリフォルニア北部の町を拠点とするバイカー・ギャング「サンズ・オブ・アナーキー」たちの姿を描いたもので、武器の密輸などに手を染めて暮らしている彼らは、メキシコ系のギャングたちや町に覚醒剤を流行らせようとする白人至上主義者たちの脅威から町を守り、自分たちのライフスタイルを貫こうとしていた。しかしギャングのリーダーの義理の息子であるジャックスは、自分の子供が生まれたことや、ギャングの創始者だった実の父親の手記を発見したことなどから、ギャングとしての生き方に疑問を抱くようになる…というのが大まかなプロット。 あっちのバイカー・ギャングって日本の暴走族なんかよりももっと組織力が強くて、むしろ日本の暴力団のようなネットワークを持ってたりするわけだが、このサンズ・オブ・アナーキーも全国に組織が
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「摩天楼を夢みて」鑑賞
映画評

「摩天楼を夢みて」鑑賞

アメリカでは名作として様々なところで言及されるものの日本では知名度の低い作品って結構あって、これもその1つになるんじゃないかな。 デビッド・マメットの戯曲を映画化したもので、ニューヨークからフロリダの土地をテレマで売りつけるような胡散くさい不動産会社で働くサラリーマンたちの悲哀を描いたもの。ある雨の日に本社からやってきた上役に「テメーらもっと業績を出せ!売上が1位になった者にはキャデラックをやる!2位にはキッチンナイフのセットだ!しかし3位以下のものはクビ!」というアメとムチをもらった4人のエージェントたちは、クビになってたまるかということで必死に売り込みをかけるものの、その晩に事務所に泥棒が入って…というような話。 とにかくキャストが豪華で、アル・パチーノを筆頭にジャック・レモンやケヴィン・スペイシー、エド・ハリス、アラン・アーキン、アレック・ボールドウィン、ジョナサン・プライスといったアカデミー賞俳優たちが勢揃い。特に老いたエージェントを演じるジャック・レモンの演技が素晴らしく、シリアスな演技も出来る彼の力量を再認識した次第です。こんな濃い面子がお互いに罵詈雑言を浴びせながら仕事を
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「イングロリアス・バスターズ」鑑賞
映画評

「イングロリアス・バスターズ」鑑賞

最近よく映画における「話の落とし方」というか「クリーシェの必要性」などについて考えることがありまして、要するに手垢がついたような使い古されたストーリーテリングがあったとしても、それは観客が好んだからこそ使い古されてるわけで、そういう王道のパターンに話を持っていくというのは、変に奇をてらった展開を持ち込む以上に重要かつ技巧が試されることなのではないかなあと。音楽でもコード展開は無数にあるものの、人の耳に快いものは結局限られているのに似ているかもしれない。 そして「イングロリアス・バスターズ」を観ててたらそういうことを連想してしまったんだが、この映画は話の展開にどうも引っかかるところがあって十分に楽しむことが出来なかったのでありますよ。具体的にどう引っかかったのかというと、ネタバレになるから白文字で書かせてもらうが: ・親の仇は子が討たなければいけない。 ・最後にドンパチがある場合、主人公はそこで活躍しなければいけない。あるいは少なくとも主人公はその場にいないといけない。 ・敵役が非道な方法で殺される場合、その敵役はその死に方に見合うだけの悪人として描かれなければならない。職務に忠実な軍人
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映画の雑記

アカデミー賞のドキュメンタリー候補

アカデミー賞のドキュメンタリー部門の候補作が15本までに絞られたそうな。この中から最終的に5本がノミネートされるわけだが、知ってる作品はあまり無いなあ…。マイケル・ムーアのやつは観てないんで落選したのが妥当なのかどうか分からんが、アンヴィルはないのかアンヴィルは。相変わらずアカデミーの連中って世俗受けするテーマの作品には関わりたくないんですね。 あと「THE COVE」がもし受賞することになったら、日本ではいろいろ騒がれるんだろうな。
「THE PRISONER」鑑賞
海外テレビ番組

「THE PRISONER」鑑賞

「マッドメン」や「ブレイキング・バッド」を世に出して今をときめくAMCによる、60年代のカルトTVシリーズ「プリズナーNo.6」のリメイク。 砂漠の真ん中で目を覚ました男性。彼は何者かに追われていた老人が息を引き取るのを見届けたのち、砂漠のなかにある町へと辿り着く。その町はただ「ヴィレッジ」と呼ばれており、すべての住民は名前の代わりに数字で呼ばれていた。そこで「6(シックス)」と呼ばれるようになった男性はヴィレッジからの脱出を試みて車を走らせるものの、彼を迎えたのはあてもなく続く砂漠だった。再びヴィレッジに戻ってきたシックスだが、どうにかして脱出することを画策する。そんな彼の姿を監視するのは、ナンバー2と呼ばれる謎の老人だった…というのが大まかなプロット。第一話を観た限りではオリジナルのプロットとさほど大きな違いはないみたい。 ただオリジナルはスパイものとかSFものの範疇を超えて哲学的なレベルにまで達していたような奇跡的な作品であったわけで、あれをどうリメイクしたってあの域に達するのは不可能なんじゃないかと。よってさほど面白い内容ではなかったし、あちらの批評家にも不評なようだ。 気にな
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「DOCTOR WHO: THE WATERS OF MARS」鑑賞
海外テレビ番組

「DOCTOR WHO: THE WATERS OF MARS」鑑賞

10代目ドクターが主人公のさらなる特番。今回ドクターが到着したのは2059年の火星。そこには人類初の基地が設置され、10人ほどのクルーが生活を送っていた。しかし火星の氷河を溶かした水を口にしたクルーが病原菌のようなものに冒され、体から水をしたたらせるゾンビのような怪物へと変化してしまう。そして水を媒介して次々と他のクルーたちが怪物になっていくなか、残された者たちは火星を脱出しようと必死に駆け回るなか、彼らの運命を既に知っているドクターは、時間の掟を守って歴史には干渉せずに基地を去ろうとするのだが…というのが大まかなプロット。 密閉された基地のなかでクルーが化け物になっていく、という展開はシリーズ2の「The Impossible Planet」そっくり。撮影とか脚本はしっかりしているしSF番組としては相変わらず出色の出来なんだけど、特番ということで大きな展開を期待していると弱冠の肩すかしをくらうかな。むしろ面白かったのは終盤、時間の掟を破ったドクターが勝ち誇った直後にその代償に直面するあたりで、近づいてくる自らの死を感じ取るようになった彼の姿が興味深い。 まあ今回は良くも悪くも次のクリ
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「THRILLA IN MANILA」鑑賞
映画評

「THRILLA IN MANILA」鑑賞

DVD買ってから知ったんだけど、これNHKで放送したの?まあテレビ持ってないから別にいいけどさ。 かの素晴らしき「モハメド・アリ かけがえのない日々」の対極に位置するようなドキュメンタリー。モハメド・アリと3度の激闘を行ったジョー・フレージャーを中心に、彼とアリの長年にわたる確執を描いている。 60年代にベトナム戦争への徴兵を拒否したことでボクサーとしての資格を剥奪されたアリに対して、フレージャーはアリが再びリングに立てるよう大統領などに働きかけ、金銭的援助もアリに行っていた。しかしいざアリにリングへの復帰が認められ、フレージャーとの対戦が決まるとアリの態度は一変し、フレージャーに対して侮蔑的な言葉を投げつけるようになる。ネーション・オブ・イスラムに操られ白人を敵視するようになったアリは、フレージャーが貧しい家庭に育ち人種差別を日常的に受けていたにも関わらず、白人のパトロンが多かった彼を「アンクル・トム」やゴリラ呼ばわりして世間の笑い者にしていく。 そして「世紀の一戦」と呼ばれた彼らの第一戦はアリ優位という世間の予想を覆し、フレージャーが判定勝ちを収める。これを不服としたアリはさらにフ
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映画の雑記

「KICK-ASS」トレーラー

Kick-Ass Trailer Park | MySpace Video マーク・ミラーとジョン・ロミタJr.によるコミックの映画化。「現実世界」においてオタクの少年がスーパーヒーローになろうと決心し、コスチュームをまとって悪人たちをブチのめしていくのだが…という内容の作品。 前にも書いたがここ数年でマーク・ミラーってかなり俺にとって嫌いなライターになってしまって(それでもブライアン・マイケル・ベンディスよりは遥かにマシだが)、サエないオタクが不特定多数に対して暴力的な復讐を遂げていくという、作家の願望そのままのプロットには辟易しているのであります。「ウォンテッド」もそんなんだったよな。この「KICK-ASS」もざっと原作を読んだ限りでは、なんでそこまで暴力描写が必要なの?という感じだったし。 まあ口の達者なキャラクターとバイオレンスというハリウッド好みの作品を書く人だし、アラン・ムーアみたいに映画化を渋るわけでもないから今後もハリウッドとの蜜月関係は続くんだろうな
アメコミ

アラン・ムーア&ゴリラズ

「フロム・ヘル」の刊行により日本でも知名度がグンと上がったような気がするアラン・ムーア先生が、デーモン・アルバーンおよびジェイミー・ヒューレットことゴリラズと組んでオペラを作るそうな。まあ以前にもバウハウスのデビッド・Jとかと一緒に音楽活動をやってたりしたから必ずしも意外なことではないんだけど。ムーアとヒューレットは以前にコミックで組んだことはあるのかな? でもこういうことやってて肝心の「LoEG: Century」とかの執筆は遅れたりしないんだろうか。俺がいちばん読みたいムーアの新作はむしろLoEGよりも「The Moon and Serpent Bumper Book of Magic」なんだけど、あれは共著者のスティーブ・ムーア(血縁関係なし)が身内の介護活動に時間をとられきりということで刊行が遅れているようだし。 しかし上のリンク先のNMEの記事、"'Watchman''s Alan Moore"という見出しは何だよ。
「殺しの分け前/ポイント・ブランク」鑑賞
映画評

「殺しの分け前/ポイント・ブランク」鑑賞

小説も読んだしコミックも読んだ、じゃあ当然次は…ということで観た、「悪党パーカー/人狩り」の映画版。 これが監督第2作目となるジョン・ブアマンの演出はこの頃から既に冴えていて印象的なシーンが続くものの、全体的にアート系映画っぽくなってしまっていてケイパーものの作品としてはテンポが悪い感じがすることは否めない。原作やコミックは最初から最後まで展開がとてもスピーディだったんだけどね。そして主演を務めるリー・マーヴィンはパーカーを演じるには年をとりすぎているような…好きな俳優ではあるのですが、犯罪組織の幹部に「お前は何が望みだ!」と言われ虚ろな目をして「金が欲しいだけなんだけど…」と返答する姿はどうもカッコ悪い。 60年代のサスペンス映画の1つとして観れば良く出来た作品だと思うんだけど(繰り返すが演出は巧い)、いかんせん原作のイメージが強く残っているまま観たのであまり楽しめなかったかな。ブアマンのサスペンス作品では「テイラー・オブ・パナマ」が非常に好きなのですが、あれも原作に比べるとどんなものなんだろう。 ちなみに同じ原作の映画版といえば、「ペイバック」のディレクターズ・カット版は面白いらし
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「Richard Stark’s Parker: The Hunter」読了
アメコミ

「Richard Stark’s Parker: The Hunter」読了

昨年他界したドナルド・E・ウェストレイクがリチャード・スターク名義で執筆した犯罪小説の「悪党パーカー」シリーズの第一作「悪党パーカー/人狩り」を、「DC: The New Frontier」など優れた作品を出しているダーウィン・クックがコミック化したもの。 ウェストレイク自身からアドバイスを受けながら製作していったという作品だけあって内容は原作に非常に忠実で、強盗のあとに妻と仲間に裏切られて瀕死の重傷を負った主人公パーカーが、あらゆる手段を使って冷酷に復讐を遂げていく姿が臨場感たっぷりに描かれていく。クリーム色の紙のうえに黒と青のインクを使ったスタイルがノワール感を引き立てているほか、「New Frontier」同様にレトロな設定の舞台はクックの得意とするところなので家具や衣装のデザインを見ているだけでも楽しい。 難点があるとすれば通常のアメコミよりも1まわり小さいB5版くらいのサイズなので、全体的にコマが窮屈な感じがすることかな。あとクックの画風だとどうしても人物がカートゥーン的になってしまうわけで、パーカーの描写は完璧なものの、原作だと悪役のマルなんかはもっと脂ぎった下劣な男のよう
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「V」鑑賞
海外テレビ番組

「V」鑑賞

俺くらいの世代の人だと、80年代に日テレでやってた「V」のミニ・シリーズを熱心に観てた人も多いんじゃないでしょうか。あの頃のテレビの影響力は大きかった。「V2」はビデオ屋でレンタルするのが面倒で観なかったけど。そしてこれはABCによるそのリメーク。 第一話の展開はまあ典型的な異星人訪問ものをなぞっており、世界各地の都市に突如あらわれた異星人(ビジター)たちの巨大宇宙船は下部が巨大ディスプレイになっていて、そこに友愛のメッセージが各国の言語で放映されるという実に素晴らしい気配りをみせてくれる。宇宙船を見て『「インデペンデンス・デイ」みたいだ!』と言う奴がいるんだけど、あれ観てたら普通は宇宙船の下には行かないよな。 もちろんビジターたちが友愛の人たちでないことは最初からバレバレなわけで、彼らが怪しい目的を持っていることと、前回同様に人間の皮をまとったトカゲであることは比較的早めに明らかにされる。しかもビジターたちは昔から地球に侵入しており、政府や金融機関を乗っ取っていたことが明かされるんだけど、それじゃ「訪問者」じゃなくて「間借人」じゃん。そんなんだったらもっと人間をフヌケにしてから宇宙船
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映画の雑記

ターミネーターを買おう!

「ターミネーター」フランチャイズの映像化権を持っているハルシオン・カンパニーが、破産法申請をしたことで映像化権を売りに出すんだそうな。2007年にマリオ・カサールに大枚はたいて映像化権を買って、サエない映画を一本作ってすぐに売りに出すというのはね、もうヴァカというかアホというか。強気にも7000万ドルくらいの値をつけるらしいが、ジョス・ウィードンは「100010000ドルくらいなら買ってもいいよーん」なんてことを言っております。 ここは他の映画スタジオが映像化権を購入したとして、どのようなフランチャイズが出来上がるか考えてみる: MGM:ロボコップvsターミネーター フォックス:エイリアンvsプレデターvsターミネーター ワーナー:スーパーマンvsターミネーター ディズニー:マーヴェル・スーパーヒーローズvsターミネーター 東宝:ゴジラvsターミネーター …などなど。実は上の3つは既にダークホース・コミックスからコミック作品が出ていたりする。ここらへんは大きなバジェットのいらないコミックの強みですかね。ちなみにハルシオンってフィリップ・K・ディックの小説の映像化権も持ってるはずな
「BEING HUMAN」鑑賞
海外テレビ番組

「BEING HUMAN」鑑賞

昨年から始まったBBCのドラマ。吸血鬼のミッチェルと狼男のジョージ、幽霊のアニーがブリストルにある家に同居して、なるべく普通の人間らしい生活を送ろうとするのですが、彼らの忌まわしい過去や仲間の怪物たちがそれを邪魔することになって…というようなファンタジー色の強い作品。 これをコメディとして紹介しているサイトもあるんだけど、第1話を観た限りでは笑えるところはあまりなくて、むしろ現代社会で怪物として生きることの苦悩を描いたストレートなドラマになっていた。全体的な雰囲気は「トーチウッド」に近いものがあるかな。禁欲生活を送る吸血鬼とか生前の恋人を懐かしむ幽霊とかといった描写にはあまり目新しさを感じないけど、まかりなりにもBBCだけあって特殊効果とかも含めて手堅い作りにはなっている。もうちょっと怪物もののクリーシェを打破するような内容になってても良かったんだけどな。 本国ではシリーズ2が製作中のほか、アメリカでもリメイクされることが決まったらしいので、とりあえず今後もっと面白くなることに期待。
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「SPLATTER」鑑賞
映画評

「SPLATTER」鑑賞

こないだ書いたロジャー・コーマン&ジョー・ダンテによるウェブ用ミニシリーズ。他にも脚本をリチャード・マシスンの息子が書いていたり、キャンディマンことトニー・トッドが出てたりとスタッフはそれなりに豪華だったりする。 話の内容は落ちぶれたゴスのミュージシャンが短銃自殺を行い、その通夜に彼のマネージャーや元恋人など5人の男女がやってくるが、ミュージシャンの罠によって彼らは屋敷に閉じ込められ、さらにゾンビとして甦ったミュージシャンによって彼らは惨殺されていくのだった…というもの。 ベテランのダンテが監督しているだけあってカメラのアングルが巧みで、それなりに楽しめる作品になっている。そのぶんウェブ用作品の常としてセットやライティングなどが安っぽく、全体的に悪い意味でチープな感じになっているのが残念なところ。名監督であってもビデオ撮りのショボさは補えませんでしたね。あとホラーなんだから出てくる女性たちはもっと叫ぶように!ゾンビが目の前に出てきても驚かないんだもの。 第1話では5人の男女のうち2人が殺される展開。あとは誰が死ぬかが視聴者の投票によって決定され、次回の11月6日までに急ピッチで製作が行
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