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「LIFE UNEXPECTED」鑑賞
海外テレビ番組

「LIFE UNEXPECTED」鑑賞

31歳のシリ・アップルビーが16歳の少女の母親を演じる、THE CWの新作ドラマ。アップルビーってこないだまでWBの「ロズウェル」で高校生を演じてたような印象があるので、こういうの観ると自分が年取ったことを嫌でも感じてしまうのですよ。 彼女が演じるケイトは、ポートランドのラジオ局で朝の番組を担当している人気DJ。同僚のライアンとのロマンスも順調で、ついに彼女はプロポーズされることに。そんなケイトの前にラックスという名前の女の子が現れる。実は彼女はケイトが高校生のときに同級生のベイズと一夜をともにしたときに身ごもった子供で、生まれたときに里子に出したのだが、16歳になったことで法的に里親から解放されるというのだ。突然の展開に慌てふためくケイト。そんな彼女に頼らず、自分は一人で生きていくと伝えるラックス。しかし身寄りのない少女が無事にやっていけるわけがないわけで、ケイトとベイズは彼女の後見人になるよう法廷に命じられる。こうしてラックスはケイトやベイズ、ライアンたちとの生活を始めることになる…というのが大まかなプロット。 ラックスを演じるブリタニー・ロバートソンがクレジット上では主役扱いにな
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「ハート・ロッカー」鑑賞
映画評

「ハート・ロッカー」鑑賞

今日のゴールデングローブ授賞式でもおそらく何かの賞を穫るであろう、今年の賞レースの目玉作品。イラク戦争の初期(2004年)を背景に、都市部のあちこちに隠された手製爆弾の解除にあたる部隊の姿を描いたもの。 とにかく爆弾がバンバン爆発する映画で、地面や荷物や車に隠された爆弾がいつどこで爆発するか分からず、登場する人たちもどんどん死んでいくために次の展開がまるで読めないうえに、爆弾の解除をしている周りにリモコンの起動装置を持ったテロリストが潜んでいるかもしれないという要素が加わり、非常に緊張感に満ちた場面を作ることに成功している。 このように各場面はとてもスリリングで、夜中の追跡劇のシーンとかも手に汗握る演出になっているのだが、そうした各場面をつなぎ合わせる軸となるようなプロットはあまり存在してなくて、主人公たちの任務と日常が次々に描写されるような展開になっている。「フルメタル・ジャケット」の後半に似ているといえば分かってもらえるかな。印象的なシーンはいくつもあるものの、全体を貫くストーリーはないというか。少なくとも「プライベート・ライアン」のような「映画の終わりまでに捕虜を救出する」といっ
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「BIG FAN」鑑賞
映画評

「BIG FAN」鑑賞

「レスラー」の脚本家、というよりも「オニオン」の元編集長としてチェックしているロバート・シーゲルの初監督作。 スタテンアイランドに住むポールは36歳になっても口うるさい親と同居し、駐車場のブース係としてしがない生活を続けているサエない男。そんな彼にも唯一情熱を注ぎ込めるものがあって、それはNFLのニューヨーク・ジャイアンツのファンとしてチームを応援することだった。試合のチケット代が払えないため親友のサルとスタジアムの外でテレビ観戦するような有様でも、彼のジャイアンツに対する愛情は変わらず、ラジオのスポーツ番組へ電話をしてジャイアンツへの応援コメントをすることが彼の生きがいだった。 そんなある日、ポールはジャイアンツのクオーターバックであるクアンテル・ビショップを偶然見かけてしまう。憧れの選手を間近に見て感激したポールはビショップの車を追いかけてマンハッタンまで行き、勇気を振り絞ってビショップに声をかけるものの、皮肉にもストーカーだと誤解されて彼に暴行を受けてしまう。そして重傷を負って病院で目覚めるポール。ポールの家族や警察はビショップへの告訴を勧めるが、この件によりビショップは出場停止
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映画の雑記

サンダンスの出品作

映画祭ってあまり興味がないんだが(というか映画が観れれば映画祭であろうとなかろうと構わない)、今度のサンダンスはいろいろ面白そうな作品が出品されるようで。クリス・モリスの新作「FOUR LIONS」やヴィンチェンゾ・ナタリの新作(残念ながら「ハイ・ライズ」の映画化ではない)のほか、興味を抱いたのは「DOUBLE TAKE」という作品。 冷戦時代を舞台に、歴史教授であるアルフレッド・ヒッチコックが自分の分身を目にするようになる…というサスペンスで、当時の映像を混ぜ込んだ虚実乱れる作品になっているらしい。まあアイデア倒れになる可能性もあるけど、いずれ機会があれば観てみたい作品。
「The Yes Men Fix the World」鑑賞
映画評

「The Yes Men Fix the World」鑑賞

八木の野郎からもらったDVDで。カルチャー・ジャミングのコンビ「ザ・イエスメン」を追ったドキュメンタリーの第2弾。最初のやつは昨年日本でもテレビ放送されましたね。 内容としては前作のあとにイエスメンが行った様々な活躍を順に紹介していくものになっていて、ダウ・ケミカルの社員のふりをしてボパール化学工場事故の賠償を行う、とBBCの番組で発表したのを皮切りに、エクソンやハリバートン、ニューオリンズでの住宅都市開発省などを標的にして彼らなりの茶化しかたで大企業の強欲ぶりを暴いていく。「災害は企業にとって良いものです」といった彼らの偽のプレゼンに賛同し、サバイバボール(上の写真のコスチューム)を真に受けて「テロ対策の商売にいいですね」なんて言ってくる企業の職員がいるのには失笑を禁じ得ない。 作品の全体的なテーマとしては「アンチ自由放任主義」があって、ミルトン・フリードマンが唱えた「規制なき市場」のモデルにのっとって企業が利益ばかりを追い求めた結果、貧しい人々が増えて苦しむことになったとイエスメンは厳しく指摘している。末端の人間とか環境保護のことを考えずに利益の追求と市場の開放を求める企業の人間や
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「The Book of Genesis Illustrated by R. Crumb」読了
アメコミ

「The Book of Genesis Illustrated by R. Crumb」読了

アンダーグラウンド・コミックの始祖、ロバート・クラムが旧約聖書の「創世記」を描いた本。 なぜクラムが聖書を?というのは誰でも考えることで、アンダーグラウンド・コミックに影響を与えたベイジル・ウルヴァートンが晩年に宗教に目覚めて聖書の物語を描いた例が過去にはあるけれど、クラムの場合はそうした信仰の目覚めみたいなのがあったわけではなく、むしろ「聖書は神の言葉などではなく、人間の言葉だと私は考えている。それが長年のうちに聖職者たちによって編集され、彼らにとって都合のいい内容に変えられてきたのだ」と序文で明記している。どうも最初はアダムとイブの話だけを描く予定だったのが、聖書の話に興味を持つようになって5年かけて「創世記」を描きあげることになったらしい。 クラムが聖書を人間の言葉だと考えているからってアンチ宗教のような解釈は一切されておらず、むしろ表紙に「NOTHING LEFT OUT!」と書かれているように、「創世記」の出来事をすべて残らず緻密に描いた内容になっている。執筆にあたっては複数の版の聖書を研究し、当時の人物の衣装なども調べ上げる懲りようだったとか。 そして中を読んでみると分かる
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海外テレビ番組

「デイリーショー」のジョージ・ルーカス

The Daily Show With Jon StewartMon - Thurs 11p / 10cGeorge Lucaswww.thedailyshow.com Daily Show Full EpisodesPolitical HumorHealth Care Crisis 新年からHD放送になった「デイリーショー」のゲストとしてジョージ・ルーカスが出演していた。「コルベアー・レポー」に出演したときに比べるとちょっと真面目に映画について語っていて、スター・ウォーズに関する批評などについてもフランクに答えている。ジョン・スチュワートの「僕の息子は『ファントム・メナス』がお気に入りなんだけど、それは間違いだと言い聞かせてるんだ」というコメントがいいな。 まあエピソード1〜3(とテレビシリーズ)を作ったことには賛否両論あるだろうが、自分の好きな作品を作ってヒットさせてスタジオに束縛されなくなったという意味では最も成功したインディペンデント系監督なんだよな。このインタビューでもちょっと言及してる「RED TAILS」という新作は、監督やキャストに「THE WIRE」出
「第9地区」鑑賞
映画評

「第9地区」鑑賞

原題は「DISTRICT 9」。もともとピーター・ジャクソンのもとで人気ゲーム「HALO」の映画版の監督を務めるはずだった南アフリカ出身のニール・ブロムカンプが、「HALO」の話がオクラ入りになったことを受け、ジャクソンの支援を受けて自身の短編映画「Alive in Joburg」を長編映画化したもの。 舞台は南アフリカ共和国のヨハネスブルグ。そこの上空には1980年代に巨大な宇宙船が突然到来したのだが、宇宙船を操っていたと思われるエイリアンの支配層はすべて死に絶えており、その「働きバチ」とも言うべき無学なエイリアンたちが船内に残っているだけだった。彼らは南アフリカ政府によって地上に降ろされて隔離された居住区域「第9地区」をあてがわれるのだが、彼らは「エビ」(厳密にはコオロギ)呼ばわりされ、南アフリカの住民に嫌悪されることとなる。また宇宙船にあった技術や兵器はエイリアンのDNAがないと起動できないことから、地球人にとっては無用の長物であった。 そして20年の月日が経ち、エイリアンの居住区域は完全にスラム化し、ナイジェリア人のギャングが暗躍するような状況になっっていた。南アフリカ政府は彼
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ドクター・フー「THE END OF TIME」パート2鑑賞
海外テレビ番組

ドクター・フー「THE END OF TIME」パート2鑑賞

ついに来たよ10代目ドクターの最終話。いちおうパート1よりかは良い出来になっている。大まかに分けて2部構成になっていて、最初の50分はジョン・シム演じるザ・マスターとティモシー・ダルトン率いる「あの連中」との戦いの決着が描かれ、残りの20分において自分の死を察したドクターと、今までの登場人物との別れが描かれていく。 マスターおよび「あの連中」との戦いはね、派手な展開などもあって面白いことは面白いんだけど、三つどもえになったせいか話の焦点が定まらず、どうも消化不良なオチになってしまったのが残念なところ。「あの連中」の何が脅威なのかいまいち分かりにくかったし、あのオバサンは誰だったんだろう…今までの話に見切りをつけるエピソードかと思っていたけど、これに関しては今後の伏線になるのかなあ? 残りの20分はそれよりも話がまとまっていて、ドクターが死ぬのに時間がかかりすぎな気もするけど、懐かしい顔ぶれが再登場してドクターと最後の面会をしていく。ここらへんは今回でシリーズを離れるラッセル・T・デイヴィスによる自分への餞別ですかね。最近はディヴィスを批判する人がずいぶん増えてきたけど、ここまで「ドクタ
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謹賀新年
雑記

謹賀新年

明けましておめでとうございます。 うぁああ、俺もう年男じゃんかよ。2009年もまたロクなことがないまま、あっという間に過ぎてしまった年のような気がする。でも去年の元旦に書いたことを見ると、それなりに自分が期待したことは起きてるんだよな(マイブラの新譜は…)。今年に期待するものって何だろう。あまり思いつかないな。もうどうでもいいや。とりあえず大きな病気をせず、仕事にあぶれるようなことはあって欲しくないですね。 今年もよろしくお願いいたします。皆様にとって良い年になりますように。
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「The Day of the Triffids」鑑賞
海外テレビ番組

「The Day of the Triffids」鑑賞

怪物パニック小説のパイオニアであるジョン・ウィンダムの傑作小説を、BBCが3時間の2部編成ドラマとして再映像化したもの。有名な小説だから話はみんな知ってるよね?知らない?舞台は近未来で、毒の鞭をもち移動もできるトリフィドという肉食植物から人類は良質の油を摂取することに成功し、ガソリンの代わりになるということでトリフィドを農場で育てるようになっていた。そしてある日、非常に大規模な流星群が見られることになり、世界中の人々は夜空を見上げる。しかし原因不明の現象により、流星群を見た人々はすべて盲目になってしまっていた。こうして人類が築き上げた文明は一夜にして崩壊する。さらに悪いことに、農場を脱出したトリフィドたちが人々を襲い始めるのだった…という物語。 今回の映像化も基本的には小説のプロットをなぞっているものの、人々が目撃するのが流星群でなく太陽のフレアの放射だったり、登場人物の設定などにいろいろ変更が加えられている。皆が盲目になったからってロンドンが核戦争後の世界のごとき姿になるのはどうかと思うが(ビッグ・ベンが吹き飛んでいるのはご愛嬌)、「28日後」を彷彿させるパニックの描写はなかなか面白
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「WALL・E/ウォーリー」鑑賞
映画評

「WALL・E/ウォーリー」鑑賞

00年代の名作を着々と鑑賞。これは素晴らしい作品ですね。「インクレディブルズ」と並んで俺にとってのピクサーのベスト作品になるかも。 まずきちんとSFしているところが見事。派手なドンパチとか複雑なプロットに頼らず、極めてシンプルなコンセプトからきちんとストーリーを編み出しているところがいい。未来の堕落した人類たちの姿は「イディオクラシー」のほうが100倍くらい正確だったかもしれないが(植物には水でなくエネルギードリンクをあげなくちゃ!)、さすがに家族向け映画であそこまでは描けないか。 そしてそのシンプルなコンセプトを支える演出の巧みさ。セリフが一切無いシーンがどれだけ続こうと観る人を飽きさせず、逆に表情の殆どないロボットたちへ感情移入をさせる手腕は凄いものがあると思う。こないだも書いたが他のスタジオのアニメだったら下ネタとかセレブな声優とかをつぎこんでコテコテにしそうなものなのに、余計なものを徹底的に省いてじっくりと物語を語る術をわきまえているんだよな。人類のその後の姿が描かれていくエンド・クレジットの演出も素晴らしい。こういう作品でもヒットすることをピクサーは証明してるのに、どうして他
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「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」鑑賞
映画評

「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」鑑賞

よく考えるとこのストレートな邦題って不親切だよな。00年代が終わる前に観たかった作品。ポール・トーマス・アンダーソンって「ブギー・ナイツ」や「マグノリア」における「とりあえず最後にみんな泣く」的な演出が嫌いであまり好きな監督ではなかったのですが、これは面白かった。 満たされることのない欲を持った主人公が周囲の人間を不幸にしようともつき進み、20世紀の基礎となる産業を築き上げるさまは圧巻なんだけど、この映画が何を伝えたいのかはいまいち良く分からず…単純な「強欲の肯定」ではないよな。じゃあ信仰と欲の対比かというと、あの牧師を金にこだわる人物として描いたことでその対比も薄まってしまったし。結局のところ誰もが欲に動かされているということかしらん。 ダニエル・デイ=ルイスの怪演なしでは成り立たなかった映画だが、彼ひとりでストーリーを支える必要がなく、おいしいところだけ取っていけた「ギャング・オブ・ニューヨーク」での演技のほうが個人的には好きかな(世間が何と言おうと俺はあの映画が好きだ)。あとレディオヘッドのギタリストによる音楽が予想以上に良かった。映像の背後に埋もれず、もっと前に出てきて存在感を
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「レミーのおいしいレストラン」鑑賞
映画評

「レミーのおいしいレストラン」鑑賞

これも観てなかった00年代の名作。00年代の途中にピクサーがディズニーの子会社になったことで、坊主憎けりゃといった感じでピクサーの作品をちょっと敬遠するようになっちゃったんだよな。でもこれはピクサーのいつもながらのクオリティが保たれた、大変楽しめる作品でございました。 1時間を超すあたりまでは結構ストーリーが予定調和な感じで進んでいてあまり目新しさは感じず、ラストでレストランを継いでハッピーエンドかな…と思っていたらそのあとすぐにレストランを継ぎ、イーゴの挑戦を受けるあたりから話は俄然と面白くなってくる。やっぱりああいう先の読めない展開があると良いですね。 声優に関してはリングイニ役のルー・ロマーノは終始喘いでいる感じで主役にしてはちょっとイマイチかな。あと俺はやはりジャニーン・ガロファロの声がセクシーに感じられんのよ。逆にピーター・オトゥール によるイーゴが良かったな。最後のところは彼がいちばんおいしい役だったような。 ピクサーの作品って他のスタジオのアニメの多くと異なり時事ネタとかセレブな声優に頼らないから何年かあとに観ても古さを感じさせない点が見事ですね。急いで続きを連発して結局
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ドクター・フー「THE END OF TIME」パート1鑑賞
海外テレビ番組

ドクター・フー「THE END OF TIME」パート1鑑賞

10代目ドクターの最終エピソードの前半。シリーズ3の最後で死んだかと思われた「マスター」が復活した。ウードたちから彼の復活を知らされたドクターは地球へと急行する。そのころ地球ではドナ・ノーブルの祖父が悪夢に悩まされていた。さらに彼は奇妙な伝言を伝える女性の幻覚を見るようになる。そして地球に戻ったドクターはマスターと対面し、復活時の事故により正気を失った彼を助けようとする。しかしマスターの能力に目を付けた大富豪によってマスターは拉致されてしまう。だがそれら全てはマスターの仕組んだ巧妙な罠だった。大富豪の所有する地球外の装置を使って恐ろしい計画を実行し、ドクターを絶句させるマスター。だがその裏では、マスターでさえも察知できなかった勢力が復活し「時の終わり」をもたらそうとしていた…というのが大まかなプロット。 まあどうしても前半ということで思わせぶりな謎が出るだけ出てきて何も解決されないんだが、それでもジョン・シム演じるマスターが再登場したのは嬉しい限り。今回は頭のネジがちょっと緩んだキャラクターになっているので、前回のような冷徹で頭脳明晰なイメージはないけどね。また全体的に話がとてもシリア
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「マルホランド・ドライブ」鑑賞
映画評

「マルホランド・ドライブ」鑑賞

これから年末にかけて、見逃していた00年代の名作をいろいろ観ようかと思っているのです。そういう作品に限って長尺で観るのに時間かかったりするわけだが、この「マルホランド・ドライブ」もその1つで長尺ゆえに観るのを敬遠していたものの、いざ観てみると先が全く読めない展開のおかげでいっさい中だるみするようなこともなく、あっと言う間に観終わってしまった。こういう理解不能なストーリーであっても観る人を引き込むデビッド・リンチ(とアンジェロ・バダラメンティ)の手腕は流石だなあ。 ストーリーに関しては最初からもう理解しようとする気は放棄してるんだが、IMDbの解説を読んでなるほどーと合点がいった次第です。「XXは○○の夢だった」というのはやや安直な気がしないでもないが、今まで田舎を舞台にした作品が多かったリンチがハリウッドの虚栄を描くとこうなる、という意味では非常に興味深い。 あと冒頭のジルバのシーンとか観て感じたけど、リンチってジョン・ウォーターズに通じるものがあるんじゃないだろうか。どちらの作品も健全な50年代がベースにあって、それが何らかの理由で歪みに歪みまくってスクリーンの上に顕在しているような
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音楽

デフ・レパード、アニメ化!

何だこれは!デフ・レパードが、自分たちが主人公のアニメ番組、テレビゲーム、さらに携帯アプリの製作を企画しているらしいぞ! 人気が絶頂期にあった80年代ならまだしも、現代にこんな企画を立てられても。対象世代はどこなんだろう。おまけにデフ・レパードは醜男の集団として有名で、基本的にベタ褒め記事しか書かなかったアイドル雑誌の「ミュージック・ライフ」にもそう書かれてたんだからそのルックスは相当なものだと思われるんだが、「アダムス・ファミリー」みたいな内容になるんでしょうか。 ここはいっそ片腕ドラマーのリック・アレンのためにも、腕一本で遊べるテレビゲームとかを作って欲しいところです。
「G.I.ジョー」鑑賞
映画評

「G.I.ジョー」鑑賞

なぜかDVDが手元にあったので。変な訛りのある人たちがいろいろ出てくる映画ですね。本来ならいちばん訛りがあるはずのバロネスに訛りがないのはヒロイン扱いだからか。 とりあえずダメ大作映画の見本のような作品。ストーリーは予定調和というか盛り上がりに欠けるし、CGはショボいし出演者の演技がみんな下手だし。いちばん生き生きと演技してたのがよりによってマーロン・ウェイアンズだったというのは憂慮すべき事実であろう。世界を救えるかという重要な事態が、元恋人たちの痴話ゲンカによって左右されるという展開も最近のハリウッドのトレンドをを象徴しているようで嫌だな。そして原題のようにコブラ軍が勃興して次回に続くのかと思ったら、そのあとすぐ首領が捕まってるのはバカかと。 いちおうラリー・ハマがクリエイティヴ・コンサルタントに就いてたらしいけど、それでこの出来じゃなあ。ラリー・ハマというのは日系のアメコミ作家で、80年代にマーヴェルで「G.I.ジョー」のコミックのストーリーをずっと担当したことで知られ、「G.I.ジョー」における人物設定とかの殆どを創作した偉い人なんですが、映画の設定はコミック版とずいぶん違ってな
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「Sita Sings the Blues」鑑賞
映画評

「Sita Sings the Blues」鑑賞

アメリカの漫画家ニナ・ペイリーがほぼ独力で作った大傑作アニメーション。インドの叙事詩「ラーマーヤナ」をもとに、恋人に捨てられた女性の悲哀を描いた作品になっている。 インドのラーマ王子は訳あって王国を14年のあいだ追放されることになり、妃のシーターを連れて森のなかに住んでいた。しかしラークシャサ(悪魔)の王ラーヴァナがシーターを気に入り、ラーマが不在のときに彼女を誘拐してしまう。ラーマから放され、嘆き悲しむシーター。そこでラーマは猿の大群を率いてラーヴァナのもとに攻め入り彼を倒し、無事にシーターを奪還して王国へと帰還する。しかしその後すぐにシーターが妊娠したことから彼女の不貞が人々のあいだで噂されるようになり、それを気にしたラーマによってシーターは再び森のなかへと追放されてしまう…というようなお話。 本編はインドの伝統画のスタイルで語られ、それに絡めて1920年代の歌手アネット・ハンショウによるジャズ/ブルースをシーターが歌うフラッシュ調のアニメ、およびインド神話の詳細が影絵人形によって解説されるアニメ、そしてラーマとシーターの話と対をなす現代のカップルを描いたラフ・スケッチ調のアニメと
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「The Increasingly Poor Decisions of Todd Margaret」鑑賞
海外テレビ番組

「The Increasingly Poor Decisions of Todd Margaret」鑑賞

デビッド・クロスにウィル・アーネットというアメリカの有名コメディアンを使って、なぜかイギリスのチャンネル4が製作したコメディ番組のパイロット。加えてスパイク・ジョーンズや「Being Human」の狼男君が出てたり、ほんの一瞬だけクリステン・シャールが登場したりと出演者がやたら豪華なのは何なんだろう。ライターはクロスと「Extras」のショーン・パイ。 デビッド・クロス演じるトッド・マーガレットは内気でサエないサラリーマンだったが、自己啓発のCDを聴いて威勢のいい言葉を発していたのをたまたま上司に聞かれて度胸のある人物だと勘違いされ、高給に釣られてエネルギードリンクを売る業務に就くためイギリスへとやってくる。しかし彼の荷物は不審物と間違えられて爆弾処理班に爆破され、さらに彼を待ち受けていたのはズボラな職員が一人だけいるカラっぽのオフィスと、不味すぎて売れそうにないエネルギードリンクの山だった。どうにかこれを販売しようとトッドは街に出るものの、さらなる不運に見舞われることになる…というのが大まかなプロット。 異国で災難に遭うサラリーマン、というコンセプト自体は目新しくないものの、エネルギ
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映画の雑記

「アイアンマン2」トレーラー

冒頭からギャリー・シャンドリングが出てきたのには萎えたが、やはりウォー・マシンがカッコいいなあ。ミッキー・ロークのウィップラッシュは相変わらず微妙だが、まあ悪役が必要なのだから許す。むしろスカーレット・ヨハンソンのブラック・ウィドーが何やってんだかよく分からず。まあでも面白くなりそうなので大いに期待。
「CAPRICA」鑑賞
海外テレビ番組

「CAPRICA」鑑賞

「バトルスター・ギャラクティカ」のプリクエルとなるTVシリーズ(来年放送開始)のパイロット・ムービー。「ギャラクティカ」の出来事から約60年前の時代を舞台に、サイロンがいかに自我を持ち、人類に対する脅威になっていったかが語られる作品になっている。 12の植民惑星に暮らす人類は繁栄していたが、その一方で植民惑星同士の関係は緊迫したものとなり、一神教を信じる過激派が暗躍するようになっていた。そしてその過激派によるテロで家族を失った男が2人いた。1人はロボット工学の天才であるダニエル・グレイストーン、もう1人はウィリアム・アダマの父ジョセフ・アダマである。テロにより娘を失ったダニエルは、娘が仮想現実の空間に彼女の人格をコピーしていたことを知り、開発中の戦闘ロボットにその人格を移そうと試みるが失敗。しかしそのロボットは抜群の戦闘能力を持ち、ダニエルはそれを「サイロン」と名付ける。そしてそのサイロンのなかでは、移送できなかったかと思われたダニエルの娘の自我が目覚めようとしていた…というのが大まかなあらすじ。 全体的に「ギャラクティカ」と比べると非常に地味で派手な戦闘シーンなどはなく、人間とロボッ
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「デイトリッパー」鑑賞
映画評

「デイトリッパー」鑑賞

「スーパーバッド」や「Adventureland」のグレッグ・モットーラ監督のデビュー作(1996)。プロデューサーはスティーブン・ソダーバーグ。 ロングアイランドに住むイライザは夫のルイスと幸せな夫婦生活を送っていると思っていたが、ある日夫の服のポケットにラブレターらしき手紙が入っているのを発見してしまう。これに驚いた彼女は実家の両親に相談したところ、直接ルイスに会って真相を問いただすのが最良だと説得され、イライザとその両親、および妹とその婚約者の5人はステーションワゴンに乗り込み、ルイスが働くニューヨークへやってくるのだったが…というような話。 ニューヨークの郊外ロケを多用した撮影や、変にインテリな会話が始まる展開なんかはいかにも90年代のインディペンデント映画という感じだけど、1日の旅において家族の絆と価値観が見直され、家族みんなが何かしらの形で成長していくさまが手堅く描かれていて面白い。またキャストが異様に豪華で、ホープ・デイビスやリーヴ・シュレイバー、パーカー・ポージー、スタンリー・トゥッチ、キャンベル・スコット、マーシャ・ゲイ・ハーデンなど後に主役級の役者となる面々が揃って
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「Outer Space Astronauts」鑑賞
海外テレビ番組

「Outer Space Astronauts」鑑賞

Sci-Fi改めSyfyチャンネルの新番組。上の写真のように生身の人間の顔にCGの胴体がくっついているという趣向のアニメで、グータラな船長の率いる宇宙船のクルーがさまざまなドタバタに巻き込まれて…というコメディなんだけど、ものすごくツマらない…ギャグは最初から最後までお寒い限りだし、CGはショボいし、登場人物は無駄に多いし、観ていてクスリと笑うこともできないような代物だった。 これがウェブ用の番組とかだったらまだ許せたかもしれないが、ケーブル・チャンネルの30分枠で流すようなものじゃないよ。「バトルスター・ギャラクティカ」と同じチャンネルの番組とは思えないですね。変なCGに金をかけるんだったら、段ボールの宇宙船とかアルミホイルの宇宙服とか使ったほうがまだ趣きは出るんじゃないのかなあ。 アメリカでも酷評されてるようなのですぐに打ち切られるだろうけど、「スリー・キングス」のデビッド・O・ラッセルがプロデューサーに名を連ねてるのが謎ではある。あの人相変わらず訳わかんないことやってんな。
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映画の雑記

奥さん vs 忍者

なんだこりゃ。Variety誌が伝えるところによると、「アバウト・シュミット」などを手がけたプロデューサーが「WIFE vs. NINJA」なる映画を製作するそうな。これはロングアイランドに住む主婦が、科学者である彼女の夫を奪った美しきインターンが、実は彼の研究を狙った残酷な忍者であることを知ってしまい…というような話らしい。なんだかよく分からん。でもちょっと期待。奥さんと女忍者のキャットファイトとかが拝めるんだろうか。 ちなみに「the high-concept script」って書かれてるんだけど、これのどこがハイコンセプトなんだよ!