Kingink

トロント

ReelWorld Film Festival

もう4月だというのに昨日から悪天候が続いていて、強風に加えて雪(ミゾレか)がガンガン降り「シン・シティ」状態になっているなか、映画祭のボランティアの説明会に行ってくる。 ネット上で募集を見かけたものだが、どうやら「ReelWorld Film Festival」という名前の小さな映画祭で、「ホテル・ルワンダ」などのプロデューサーなんかが顔を出すとか。ダウンタウン南部にある行きつけの映画館で開かれるらしく、それなりに楽しそうだ。。 ただ説明会自体はお粗末なもので、資料を数枚渡されたあとに「入り口の用紙に希望する日時と部署を書いてってください。詳細はおってメールで連絡します」というだけのもの。ずぶ濡れになって来た意味がないがな。 現在やってる美術館のボランティアもそうだが、トロントはとにかくボランティア活動が盛んだ。今日の説明会は2回目のものだったそうだが、30人くらいの人がやって来てたと思う。職のある人も「休日の余興」みたいな感じで気軽に参加してるらしく、皆が自分の時間と労力を無償で提供してる姿には好感がもてる。
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海外テレビ番組

Galactica: Best Sci-Fi TV Ever

WIRED誌に「BATTLESTAR GALACTICA」は史上最高のSFシリーズだという記事が載っていた。 本当に史上最高かどうかは分からないけど、非常に優れているシリーズであることは間違いない。今夜放送してたエピソードも傑作で、登場人物がみんな疲弊し不幸せになっていくさまが見事に描かれていた。しかし悲しいかな、カナダでの放送はイギリスに数ヵ月・アメリカに1週間遅れて放送されているため、先の話のネタバレがみんなネット上で読めてしまうのだ。おかげで次回(シーズン1最終話)の衝撃のラストも既に分かってしまっている。それでも観てて十分に楽しいのが唯一の救いか。 シーズン2は夏に放送予定らしいが、これもまたイギリスで先に放送されるのだろうか。
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雑記

笑って健康ゲラゲラTIME

インターネット放送局「あっ!とおどろく放送局」の1コーナー「笑って健康ゲラゲラTIME」に、今月は知人であり高田馬場のカレー屋「ラージプート」でおいしいおいしいチャパティつきの(ナンじゃないよ)カレーを作っておられた宮崎弘子さんが出演しておられます。彼女のカレーに対するこだわりは非常に熱いものがあります。興味がある方はぜひ見てみてくださいませ。 しかしインターネット放送局って、どのくらい需要があるものなんだろう。「あっ!とおどろく放送局」はどうも複数の会社が共同で運営してる試験的なチャンネルのようだけど、番組製作費は相当安いんだろうなあ。地上波テレビ局のニッチを攻めて行かなければならないのだから、あんなテレビ埼玉みたいな番組構成じゃなくてもっと偏ったものにしないとキツいんじゃないか、と思うのは素人意見でしょうか。いつでも自分の見たい番組が見れるのは便利だろうけど。生きる屍と化したBS民放よりは成功のチャンスがあるかしらん。
映画評

「シン・シティ」を観た

明日(4/1)の公開日が待ちきれないので、夜の先行公開で「シン・シティ」を観る。9時半の回を観ようとしたら既に売り切れだったので10時のやつにすることに。それだけ皆の期待度が高い作品なんだろう。10時の回も場内は観客で一杯だった。客層はコミックのファンというよりも普通の若者グループやカップルが多かったかな。本編開始前に「エピソード3」の予告編が流れてダース・ベーダーが一瞬だけ登場したら、皆が一斉に拍手してたのが面白かったっす。 そしてついに姿を現した劇場版「シン・シティ」。ロバート・ロドリゲスが監督組合を脱退してまで作ったこの映画は原作に徹底的に忠実に作ることを目的としており、原作者のフランク・ミラーが共同監督としてクレジットされているほどである。白と黒のコントラストが強烈な原作そのままに、映画のヴィジュアルもまた灰色を省いた白黒を使い、赤や青といった原色を効果的にワンポイントで入れたりしている。画面構成も原作に近いものになっており、ストーリーやセリフはほとんどそのまんま。原作のファンとしては嬉しい限りの大サービスといった感じか。「コンスタンティソ」を作った連中に見せてやりたい。
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映画評

THE YES MEN

WTO(世界貿易機関)などのメンバーになりすまし、世界中のテレビや講演会で珍妙な言動を繰り広げる社会派イタズラ集団「イエス・メン」の活動を追ったドキュメンタリー「THE YES MEN」をDVDで観た。監督は「素晴らしき映画野郎たち」のクリス・スミスら3人。マイケル・ムーアもちょこっと出てる。 イエス・メンの中心メンバーとなるのはビデオゲーム「シムコプター」にパンツ姿の男たちがゾロゾロ登場させるプログラムを書いていたアンディ・ビクルバウム(仮名)と、G.I.ジョー人形とバービー人形の声を入れ替えて店に置いてくるという活動をしていた「バービー解放戦線」のマイク・ボナーノ(仮名)の2人。彼らはまずインターネットで「www.gwbush.com」というサイトを立ち上げ、ジョージ・W・ブッシュの公式サイトをおちょくることに成功する。それからWTOの公式サイトを完全にコピーしてパロディ化したサイト(見比べてみよう)を立ち上げるのだが、そのあまりのそっくりさにダマされた世界中の人々から講演会の招待を受けたことをきっかけに、彼らはWTOの職員になりすまして滑稽なプレゼンテーションを行い、先進国の利
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海外テレビ番組

Eccleston quits Doctor Who role

放送前に映像がネット上に流出したにも関わらず、新「ドクター・フー」第1エピソードの視聴率はずいぶん好調だったらしい(やはり流出は宣伝目的だったのか?)。 おかげでBBCは早くも第2シーズンの製作にゴーサインを出したらしいが、主演のクリストファー・エクレストンが降板することが決定したようだ。理由は他のプロジェクトに関わったことと、ドクターのイメージに固定されることを懸念したためらしいが、エクレストンなんていろんな劇場作品に出演してるわけだし、ドクターの役が足かせになることはないと思うんだが。 後任の役者はデビッド・テナントとかエディー・イザードとかが噂されているらしい。イザードのドクターはちょっと見てみたい気がする。しかしこんなにすぐドクターが代わっていたら、彼の命がいくつあっても足りないだろうに。
アメコミ

COUNTDOWN TO INFINITE CRISIS

DCコミックスの今年(来年?)の大イベントである「INFINITE CRISIS」の予告編的作品「COUNTDOWN TO INFINITE CRISIS」が発売されていたので早速購入。80ページで1ドルという、赤字覚悟の大安値だった。この話から4つのミニシリーズが同時期に始まり、それぞれが6号まで出版され、そこからやっと「INFINITE CRISIS」が始まるという、なんとも壮大というか気の長いコンセプトになってるらしい。 それで肝心の内容はというと、これはちょっと…といった感じだった。比較的マイナーなヒーローである「ブルー・ビートル」がストーリーの語り手だというのは個人的には嬉しいのだけど、最後に明らかにされる黒幕は何かショボいし、とても気の滅入る終わり方もどうかと。あくまでも予告編ということで、数多くの謎をばらまき読者を欲求不満にさせるのが目的なのは分かるけど、個人的にはこれから先の話の展開への興味がそがれるような内容であったのが残念。 それでもDCコミックス史上で最大のイベントであった「CRISIS ON INFINITE EARTHS」の続編と宣伝されてる「COUNTD
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海外テレビ番組

INVASION IOWA

「スタートレック」のカーク船長役で有名なウィリアム・シャトナー主演(?)のリアリティー番組「INVASION IOWA」を観る。リアリティー番組というかドキュメンタリーというか…。この番組のコンセプトはシャトナー率いる撮影隊が、カーク船長の出身地とされるアイオワ州のリバーサイドという田舎町にやってきて、低予算のSFアクション映画を撮影するために町の住民の力を借りるというもの。しかしこの話にはウラがあって、実は映画撮影というのはまったくのウソで撮影スタッフは全員が役者であり、彼らのとる奇妙な騒動につきあわされる住民たちの滑稽な姿を紹介する…というのが真のコンセプトだったりする。つまり野呂圭介がいつまでも出てこない「どっきりカメラ」のような番組なのだ。 コンセプトからしてこんなだから、番組の内容自体もかなりマヌケというか、正直なところ見てて疲れるようなものになっている。ひたすら暴走しようとするシャトナーやセリフをろくに覚えられないヒロイン役のおねーちゃんに町の住人は圧倒されるばかりなのだけど、その非常に反応がゆったりしているというか、何か気の抜けた感じなのでテンションが緩みっぱなしで、観
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映画評

BORN INTO BROTHELS

「スーパーサイズ・ミー」などを抑え、こないだアカデミー賞を受賞したドキュメンタリー作品「BORN INTO BROTHELS」を観た。 舞台となるのはカルカッタの売春地区。ここの生活環境は非常に劣悪で衛生状態もひどく、最貧層の人たちが狭い部屋にひしめきあって暮らしている所である。わずかな稼ぎを得るために女性は男たちに身を売り、ここに産まれた子供たちはろくに教育を受けることもままならないまま、幼い頃から親に虐待されながら朝から晩まで働かされるのだ。彼らにとってきちんとした学校に通っていい職に就くというようなことは夢のまた夢であり、特に女の子の場合は彼女の母や祖母がそうだったように、売春業に身を染めるしか生活の手段がないということがほぼ決まってしまっているのだ(作品中には14歳で親に売春を強制される子が出てくる)。10歳くらいの子がせっせと水くみをしながら「僕の人生に希望なんてないから…」と語る姿は胸を打つ。 ちなみに子供たちの父親は何をしているかというと、母親にカネをせびっている以外は酒をちびちび飲んでるか、ハシシをきめてラリってるだけ。まさしく典型的な「ヒモ」であり、家長的な祖母や
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海外テレビ番組

BSG DVDコメンタリー

「BATTLESTAR GALACTICA」のパイロット版ミニ・シリーズのDVDをコメンタリー付きでダラダラ観る。製作総指揮が「スター・トレック」のライターであったロナルド・D・ムーアが務めていることは以前にも書いたが、「STは好きなんだけれども…」と断っておきながら、STで出来なかったこと(役者のアドリブとか)を意図的にこの作品に取り入れた、と語っているのが面白い。 作中で最強の兵器が光子魚雷などのハイテクなものではなく「核ミサイル」であるのもそのためらしい。ある意味でBSGはSTの対局に存在するシリーズであったわけか。 主演のエドワード・ジェームス・オルモスが、終盤間際にあるソバを食うシーンを真っ先にやりたがったというコメントには笑った。
雑記

アメリカの安楽死論議  その2

真面目に考えるべき話であるのは分かってるけど、一連の騒動が面白すぎるのでまた書く。 テリ・シャイボが延命装置を外され徐々に死に向かっていくなか、延命装置の再装着を拒否した判事のもとには脅迫状が山のように送られ、おかげでボディーガードがつけられるようになったとか。さらには尊厳死を求めた彼女の夫を殺した奴に250万ドルの賞金をあたえるというメールを配布した男が逮捕されたらしい。人に尊厳死を与えるのはダメだけど、それを求めた奴を殺すのはオッケー、という理論が実に単純で微笑ましい。 また彼女の両親は彼女が発した(とされる)「アー」と「ワー」という声は「I want to live」という意味だと主張し、最後まで戦い抜く気でいるとか。「アー」と「ワー」。 植物状態の人間はどこまで意思があるのか、というのが今回の件の抱える大きな問題だけど、天下のフォックス・ニュースは(自称)超能力者を持ち出してきて「彼女には我々のしてることが理解できるんです…」なんて言わせていた。ここまでくると何でもありの世界だよな。「ミリオンダラー・ベイビー」(ちょっと似たテーマを持つ)が現在公開されていたらどんな反響を
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映画評

MILLIONS

ダニー・ボイル監督の最新作「MILLIONS」を観る。「トレインスポッティング」や「28日後」などのキワモノ的作品も撮っているボイルだが、今回の作品は非常にストレートで心暖まる家族向け映画になっている。 舞台となるのはイギリスのとある住宅地。母親を亡くし、父親とともに引っ越してきたアンソニーとダミアンの幼い兄弟はすぐに新しい家に夢中になる。そしてダミアンは家の裏にある線路の横に段ボールの家をつくり空想にふけるが、ある日突然そこに大金の入ったボストンバッグが降ってくる。親や警察に伝えればお金が没収されてしまうと考えた彼とアンソニーは大金を自分たちで使うことにするのだが、やがて英ポンドがユーロに切り替えられ、彼らのお金が使えなくなる日が近づいてくる…というのが大まかなストーリー。無垢な兄弟(特にダミアン)が大金を手にしたとき、彼らはどのようなことに使っていくのかという光景を、社会風刺などは殆ど絡めずに率直に描いていっている。ダミアンはキリスト教の聖人にやたら詳しいという設定だが特に宗教色が強いわけでもなく、むしろ彼の前に実際に登場する聖人たちが非常に人間くさく、話に笑いを沿えている。
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アメコミ

DAVID BORING

今さらながらダニエル・クロウズの「DAVID BORING」を読む。オルタネイティヴ系のコミックによくあるアンニュイの物語かと思ってたら全然違った。むしろミステリー仕立ての内容になっており、主人公がいつのまにか不可解な出来事に巻き込まれていくさまや、父親の描いたコミックを通じて彼の考えていたことを探ろうとする描写などはポール・オースターの小説に非常に似ているものを感じた。映画的な作品だという批評もあるようだけど、必ずしも多くないページ数でシンプルなスタイルをとりつつ、何層ものストーリーを重ね合わせていく技法はコミックならでのものだろう。2000年に出版されたものだが、細菌テロに怯える人々の姿が描かれているのも興味深い。 文句があるとすれば、主人公がサエない若者なのに次々と仕事やガールフレンドを見つけてくことかな。あくまでも個人的な経験に照らし合わせた不満ですが。
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アメリカ版「THE OFFICE」
海外テレビ番組

アメリカ版「THE OFFICE」

イギリスで大ヒットし、アメリカでもカルト的な人気を得てゴールデン・グローブまで獲得してしまった大傑作コメディ「THE OFFICE」のアメリカ版リメイクが放送されたので鑑賞する。 オリジナルの「THE OFFICE」の何がスゴかったかというと、オフィスという小世界の平凡な日常を描きながらも些細なネタで爆笑させるという、現実とコメディの非常にデリケートな境界を渡ることに成功したことだろう。主人公が笑えないジョークを出した後の「気まずさ」を笑うというアクロバット的な笑いの新境地を開いただけでなく、俺のような日本のサラリーマンにも仕事場での「イタさ」を追体験させてくれるほどの鋭い現実描写がとにかく見事だったわけだ。主人公のデビッド・ブレントみたいに「政治的に正しくない」発言を連発する上司なんて、かつての職場に腐るほどいましたって。 そして笑いに加えて、サラリーマンなら皆が経験するであろう解雇に対する不安感やオフィスでの恋愛なども描き、あの大感動の最終回(本当に泣きましたよ)をもって締めくくることができた、とにかく奇跡のようなシリーズだったわけである。 そんな傑作をリメイクして、オリジナルに勝
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海外テレビ番組

Doctor Who leak suspect is sacked

ちょっと前に「ネット上への流出は故意のものではないか?」と書いた「ドクター・フー」の件だが、BBCは犯人を突き止めて解雇したようだ。BBCの内部の者の仕業かと思ったら、なんとここカナダの下請け業者の人間だったらしい。BBCとCBC(カナダの放送局)のつながりが強いことを考えると必ずしも意外なことではないが、業界人としては最低の行為だよなあ。おかげで流出防止への締め付けがさらに厳しくなって、周囲の人間が仕事をしにくくなるだけだろうに。俺もダウンロードした身なので偉そうなことは言えないが。 でも客観的に見ると、この一連の騒動がBBCおよび「ドクター・フー」にとって莫大な宣伝になったことは明らかなので、今後はこれを真似して本当に宣伝に使う放送局が出てくるかもしれない。もしかしたらこの解雇も宣伝の一環か?
「BATTLESTAR GALACTICA」
海外テレビ番組

「BATTLESTAR GALACTICA」

タイトルから分かるように、70年代のSFシリーズ「宇宙空母ギャラクティカ」のリメイク作品(製作側は「リイマジネーション作品」と呼んでいる)。2003年にミニ・シリーズとして復活を果たし、その奥の深いテーマや緊迫感に満ちたプロットがSFファンの間で大きな話題になった。第1シーズンの放送は出資の関係でイギリスの方が早かったため、ネット上では大量の映像ファイルが北米へ「輸出」されたほどの人気を誇る。一時期はブライアン・シンガーによるリメイクの話もあったらしいが、このシリーズで総指揮を務めるのは「スタートレック:ディープ・スペース・ナイン」などのライターであったロナルド・D・ムーア。勝ち目のない戦いをしている人々の描写は、後期の「DS9」にちょっと似ていなくもない。 ストーリーは12の惑星に植民地を設けて暮らしていた人類が、ある日突然に彼らの造り出したロボットである「サイロン」たちによる核攻撃を受け、絶滅寸前の状態に陥ってしまう。そしてわずか5万人となった人類の生き残りたちは宇宙空母ギャラクティカに導かれながら、サイロンの追跡を逃れて伝説の惑星「地球」にたどり着くため、長く苦しい旅に出発するの
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雑記

アメリカの安楽死論議

現在アメリカでマイケル・ジャクソンの裁判やマーサ・スチュアートの帰還よりも話題になっているのが、15年前に心臓発作のため重度の脳障害に陥ったフロリダの女性、テリ・シャイボの生死の問題である。植物人間の状態のまま生きることを彼女は望まないはずだと考えた彼女の夫は、栄養補給装置を外すことによる安楽死の許可を裁判所から得たものの、これに彼女の両親が反発、しかもキリスト教右派の議員がイースター休みにもかかわらずどんどん介入してきたのだ。栄養補給装置がなければ1〜2週間で彼女は死ぬため、しまいにはブッシュまでが休暇を返上して(!)ホワイトハウスに戻り、彼女を生かし続ける条例に署名してしまった。しかしこれにフロリダ地裁が反発、彼女に栄養補給装置を再接続するかどうかが最高裁まで持ち越される展開になってしまった。 確かに医学倫理や宗教などが絡んだ非常に複雑な問題ではあるのだろうけど、個人の問題に政府がそこまで口を出すかよ、といった感じである。議員の方々は「命の尊重を…」なんて言ってるらしいが、しょせんは票稼ぎのためにやってることがミエミエで、アメリカ人の7割近くもそれを察知してるらしい。そもそもブッ
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映画評

ダブリン上等!

「ダブリン上等!」(INTERMISSION)をDVDで観る。何の特典も付いてないDVDなんてこっち来てから初めて見た。 内容は、まあ、「トレインスポッティング」になろうとしてなれなかった多くの作品の1つといった感じでしょうか。なんかどの登場人物にも感情移入できないというか、奇をてらうあまり率直にストーリーを語ることができてない印象を受けてしまう。とりあえずパブ帰りの酔っぱらいが撮影したようなカメラの揺れはどうにかしてくれ。グラグラ揺れ過ぎだっての。あと覆面をしたまま話すシーンが多いのも問題だろう。暴力が日常茶飯事で、パブかクラブに行く以外何も娯楽がないダブリンの田舎っぽさはうまくとらえてると思うけど。 コルム・ミーニーやケリー・マクドナルド、コリン・ファレル、キリアン・マーフィーといったそれなりに豪華なキャストが出てて、ニール・ジョーダンが製作やってるんだからもうちょっと出来のいいものが欲しかった。
映画の雑記

ドニー・ダーコ

大傑作映画「ドニー・ダーコ」のDVDをリチャード・ケリー監督とジェイク・ギレンホールのコメンタリーつきで観る。前に日本でレンタルしたやつにはコメンタリーが付いてなかったので。ただしこないだ発売されたディレクターズ・カットの方ではない。 コメンタリーでは普通に観ただけだとなかなか気づかない、各シーンや物体が象徴する意味をいろいろ解説してくれてるので助かる。これってオカルトっぽいSF作品だと思っていたのだけど、監督によるとSFだけでなく「聖なる介入」の物語でもあるそうだ。つまり乱れた時間軸を正して世界を破滅から救う役目を神(であれ何であれ)がドニーに与え、生者や死者を操りながら彼を導いていく、というのが話の趣旨らしい。なるほど。奥が深い。 この映画を観るたびに思うが、これだけの傑作をデビュー作で撮ってしまったリチャード・ケリー(俺より若い)の才能はハンパなものじゃない。次回作はまだか?
トロント

SPIKE LEE SPEAKS OUT IN TORONTO

映画監督のスパイク・リーの講演会が昨日トロントであったらしい。 講演会のことは事前に知っていたものの、42ドルという入場料に文字通りエクスプロイテーション的なものを感じたので行かなかった。しかし人の感想をネットで読む限り、講演の内容はずいぶん奥の深いものであったらしい。そして講演のあとにQ&Aの時間があったのだが、監督に自分を売り込もうとする連中がろくでもない質問ばかりしてたとか。日本にもいるよね、こういう人たち。 しかし映画とエクスプロイテーションの関係について「ボーイズ’ン・ザ・フッド」を例にした質問が挙げられたとき、何と「ボーイズ〜」の監督であるジョン・シングルトン(現在トロントで撮影中)が客席から突然現れて質問に答えたとか。カッコいいぞ、シングルトン。
海外テレビ番組

新「ドクター・フー」評

放送前のBBCドラマがネットに流出して注目度アップ 前にも書いた新「ドクター・フー」の第1エピソードがネット上に流出した件だが、これはむしろBBCが宣伝のために意図的に流したのではないか、という噂がずいぶん出ているようだ。海賊版にしてはあまりにも映像や音声のクオリティが良すぎる、というのが主な根拠らしい。もちろんBBCはこの噂を否定しているけど、「ドクター・フー」のようなギーク連中にカルト人気を誇るシリーズならこのような宣伝方法は非常に効果があるのではないか。実際に相当な関心を呼んだようだし。 ということで早速ファイルを入手して鑑賞してみた(良い子は真似しないように)。噂どおりデータのクオリティは非常にいい。明らかに完成版、もしくは準完成版のマスターテープから関係者が流出させたものだろう。本当に宣伝のために流されたのかどうかは不明だが、それなりの手間をかけてエンコードしているのは間違いない。 ここで「ドクター・フー」を知らない人(不届き者め!)のために簡単な説明をしておくと、これはイギリスで1963年に始まった人気SFシリーズで、主人公の「ドクター」が時間と空間を自在に移動でき
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トロント

イラク戦争 開戦2周年

昼過ぎにダウンタウンに行ったら、イラク戦争の開戦2周年ということで中規模のデモが行われていた。カメラを持っていなかったので写真を撮ってこれなかったのが悔やまれる。 老若男女の参加したデモだったが、若者の数が多かったかな。暴力沙汰などはなかったはず。イラク戦争に表向きは出兵を拒否しているカナダだが、軍事の大部分がアメリカ軍と融合している関係上(NATOとか)、イラクやアフガニスタンに出向いているカナダ人の兵士もいるようだ。 最近はイラクで選挙が実施されたことなどを受け、ブッシュの行為は結局のところ正しかったと考える人が増えてきているようだ。しかしもともとは、ありもしない大量破壊兵器を口実に勝手に侵略をしかけ、国中をひっかきまわして再整理しようとしてるだけなんだから、それを賞賛するのはお門違いでしょう。
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雑記

'Spamalot' Debuts to Broadway Laughter

先日も書いた「Monty Python's Spamalot」がついにブロードウェイでデビューを果たした。会場にはモンティ・パイソンの面々が勢揃いしたとか。 チケットの売上は記録破りとまではいかなくとも非常に盛況で、あの「プロデューサー」並のヒットも狙えるだろうとか。そうなるとチケットの入手がかなり先まで困難になってくるわけで、ネット上で調べてみたところいい席では400ドル以上、一番後ろの席でも100ドルくらいの値がついてしまっている(しかも公式の販売サイトはサファリだと閲覧できない)。来月あたりにニューヨークへ行って観てこようかと思ったのに、この値段では諦めざるを得ないかもしれない。殺人ウサギのヌイグルミでも買っきて我慢しようか。