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「The League of Extraordinary Gentlemen: The Black Dossier」解読中
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「The League of Extraordinary Gentlemen: The Black Dossier」解読中

アラン・ムーア&ケビン・オニールによる「リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン」の最新作「The League of Extraordinary Gentlemen: The Black Dossier」がこないだついに発売された。前2作が6冊ずつのミニ・シリーズだったのに対し、今回は1冊のハードカバーになっている。それなりに知名度の高い作品であるにも関わらず、ずいぶんひっそりと発売された感があるのはやはりムーアとDCの確執の影響なんだろうか。何にせよさっそく入手したので読んで感想を書こうとしたのですが… 筆舌に尽くせない難解さ。 ムーアが自分の趣味に走って走って走りまくって暴走した結果にこうなりました、というのが如実に感じられる作品。前2作は基本的に冒険活劇が中心で、そのなかに19世紀末の小説や文化に関するリファレンスが散りばめられていたのが楽しかったのですが、今回はシェイクスピアから20世紀前半の映画に至るまで様々な歴史・文化・教養に関するリファレンスがてんこ盛りになっていて、それが完全にメインのストーリーを喰ってしまっている。 例えば冒頭で主人公たちが泊まっている
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海外テレビ番組

シンプソンズ版アラン・ムーア

こないだの「シンプソンズ」についにアラン・ムーア御大が登場したそうな。下の画像の真ん中だが…本人そのままやんけ。「シンプソンズ絵」になってもここまで似てる人って珍しいよな。ちなみに左が「マウス」のアート・スピーゲルマンで右が「ゴースト・ワールド」のダニエル・クロウズなんだとか。クロウズってこんなに老けてたっけ。
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マーヴェル・コミックスの有料アーカイブ

マーヴェル・コミックスが、有料で自社の作品を閲覧させるサービスを始めた。スキャンしたコミックをフラッシュ形式で見せる方式で、ダウンロードはできない。いまのところ2500作品が揃えられていて、月10ドルで読み放題。やはりコミックスはダウンロードよりもサブスクリプション・ベースの商業モデルのほうが向いているのかな。 ざっとサービスを試用した感想としては、ブラウザで閲覧できるのでマックでも制限がないし、変なソフトウェアをインストールしなくていいのは便利。スキャンの質は悪くはないものの、やはり紙媒体に比べると色合いなどが明らかに劣る。ただし「Smart Panel」なる機能を使えば1コマずつ読むことができて、ブラウザでもちゃんとコミックが読めるようにデザインされているのには感心。あとはどれだけ充実したラインナップを揃えられるかが課題だな。個人的にはライディーンやダンガードAが登場する70年代の怪作「Shogun Warriors」あたりを読みたいのですが、あれって現在の権利はどうなってるんだろう。
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「100 BULLETS: ONCE UPON A CRIME」読了
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「100 BULLETS: ONCE UPON A CRIME」読了

何度でも言うが現在続いているコミック・シリーズとしては最高の作品である「100 BULLETS」の、最新単行本「ONCE UPON A CRIME」を読了。序文をトム・フォンタナが書いていた。この作品はやはり単行本になってから読む方がいいね。そのほうが何層にも連なった重厚なストーリーをゆっくり吟味しながら読み進められるような気がする。(以下ネタバレあり) 前作は世界を操る13の家系「トラスト」の話にいささかページをとられすぎて少し話がまどろっこしいところがあったが、今回はついに全員が覚醒したミニットメンたちによる駆け引きが読み応え十分で、話が佳境に入ったことがよく分かる。でもやはり俺のいちばん好きだったキャラであるワイリー・タイムズが死んでしまったのは残念なところ。まあ奴だけカッコ良さが際立ってた部分があったので、こうなる運命だったんだろうな。でもブライアン・アザレロのストーリーの巧いところは、フラッシュバックを効果的に使うことで既に死んでいるキャラクターでも現在の話に絡んでくるという点で、我々がワイリーの姿を目にすることはこの先もあるだろう。彼を失ったヴィクター・レイの行動に注目。
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古書市での掘り出し物

職場のあるビルの地下で古本市をやっていたので何気なく覗いてみたら「アメコミ5冊」という名でパック売りがされていたんだが、その中になんと「WARRIOR」が含まれていたので仰天する。 「WARRIOR」というのは80年代初頭にイギリスで数年間だけ刊行されていたコミック誌で、アラン・ムーアの実質的デビュー作である「V・フォー・ヴェンデッタ」や「マーヴェルマン」などが収録されていたことでファンの間では名高い雑誌なのだ。こんなものが日本で入手できるとは。さっそくパックを購入したら「WARRIOR」は2冊入っていて、そのうち1つには今まで読んだことがない(アメリカでリプリントされたときに含まれていない)「マーヴェルマン」の話が掲載されていたことに感激。しかもアートはスティーブ・ディロンだ。ムーアとディロンが組んだことなんてあったんですね。また「V・フォー・ヴェンデッタ」も、後にDCコミックスから出されたカラー版と違い、白黒であることから生じるコントラストが非常に大胆で、まるで「シン・シティ」の原型のようだ。他にも「LASER ERASER & PRESSBUTTON」なんて懐かしい作品も入って
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「Justice League: New Frontier」近況
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「Justice League: New Frontier」近況

ダーウィン・クックの素晴らしすぎる傑作コミック「DC: the New Frontier」のDVDアニメ「Justice League: New Frontier」の画像が公開されていた。こんど開催されるサンディエゴのコミコンではさらに最新の映像が公開される予定らしい。当然ながらブルース・ティムのタッチが強い絵柄になっているが、もともとティムとクックの画は似ているのでなかなかいい感じ。 そうなると肝心のストーリーはどうなるのか気になるところだが、このインタビューによると、やはりあれだけの分厚いコミックを70分の映画にするために多くの部分を削ることになったらしい。脚本の草稿ではワンダーウーマンもロイス・レーンも登場しなかったというんだから、その削除の度合いが伺える。ワンダーウーマンなんて準主役じゃん。ロイス・レーンも終盤のスーパーマンを想う姿とかがすごくいいのに。個人的要望としてはチャレンジャース・オブ・ジ・アンノウンは必ず登場させて欲しいところです。 ちなみに声優陣は「JLU」から一新されて、ワンダーウーマンにルーシー・ローレス、スーパーマンにカイル・マクラクラン(!)、ザ・フラッシュ
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JIMMY CORRIGAN日本語版VOL.1

クリス・ウェアの代表的作品「Jimmy Corrigan: The Smartest Kid on Earth」の日本語版なんてあったんだ。最近はダニエル・クロウズの作品とか、インディペンデント系のコミックがよく日本語化されているようで。 実物は見てないけど「VOL.1」とあるように、どうも数巻に分けられて売られてるみたい。アメリカ版が全384ページで、この「VOL.1」が104ページということは3巻に分けられて出るのかな。あれは一気に読んだほうが面白い作品だと思うので、ちょっと残念。 あと前にも書いたかもしれないが、アメコミの日本語化ってあまり個人的には好きじゃないんだよね。頑張って翻訳をしていただいている方々にはすまないのですが、あのフキダシという限られたスペースのなかで英語を日本語にしてしまうと、どうしても原文のニュアンスが失われてしまうような気がして。英語の「HAIKU」が決して「俳句」なりえないのと同様だと思うんだけど、違うかな。
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コミック版「TEK JENSEN」開始

以前にもちょっと書いた「コルベア・レポー」のSFアニメ「テック・ジェンセン」のコミックが、そろそろ発売されるみたいだ。 プレビューを見る限りではそんなに悪そうではないみたい。俺の好きなライターのトム・ペイヤーが関わってるみたいだし。実のところ「テック・ジェンセン」って「コルベア・レポー」ではいちばんつまらないフィーチャーだと思うのですが(数分間の粗悪なアニメを見せられる)、コミックはなかなか期待できそうかも。
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「How To Talk To Girls At Parties」読了

柳下毅一郎氏のブログにて、ニール・ゲイマンの「How To Talk To Girls At Parties」なる短編がヒューゴー賞にノミネートされてることを知る。今月のSFマガジンに柳下訳が載ってるそうだけど、ゲイマンのサイトに全文が掲載されてたのでそっちを読んでみた。 まあ悪くないかな、といった感じの作品。なんとなくオチが途中で分かってしまう気がする。数年前にヒューゴーを受賞した大傑作「A Study in Emerald」ほどの巧さはない。でも女の子に話しかけようとしてドギマギする少年の心境が、まるで自分が経験してるかのように感じられる文体はさすがゲイマン。彼には10年くらい前に朗読会で会ったことがあるけど、普通に話しててもひどく饒舌だったのが印象に残っている。 最近は小説(と映画)に活動の場をシフトしていて、久々のコミック作品「ETERNALS」は散々の評判だった(実際ツマらなかった)ゲイマンだけど、やはり彼にはコミックを書き続けて欲しいところです。
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「LOSERS」の監督が決定

こないだアキヴァ・ゴールズマンが映画版を製作すると書いたDC/ヴァーティゴのコミック「LOSERS」だけど、監督はどうも「バーバーショップ」や「ファンタスティック・フォー」などを手がけたティム・ストーリーがやるそうな。なんか凄く不安。「FF」は未だ観る気になれないのですが、この監督で大丈夫なのかね。 「LOSERS」は話の設定自体はそんなに目新しくはないのですが(政府に裏切られた特殊部隊の隊員たちが復讐を遂げていくというもの)、ヴァーティゴならではの奥の深いストーリーテリングと過激なアクションが魅力的な作品だったわけで、この監督だと何か家族向けのヤワなアクション映画にされてしまいそうだなあ。リンク先のコメントでは「僕の特徴でもある、登場人物がお互いに冗談を言い合うようなスタイルは失いたくない」みたいなことを言ってるけど、「LOSERS」はそんなんじゃなくてもっとシリアスな作品なんだよ!
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「ティーン・タイタンズ」映画化?

>DCコミックスの老舗作品「ティーン・タイタンズ」をワーナーが映画化しようとしてるんだとか。一種あのとてもヒドい絵のアニメ版の劇場版が作られるのかと思ったけど、実写版になるらしい。あといちおう「ティーン・タイタンズ」と言ってはいるけど、ナイトウィングが登場するという話なので「ニュー・ティーン・タイタンズ」のほうに設定は近いのかもしれない(ここらへんの意味が分からない人はウィキペディアあたりで勉強するように)。 「ニュー・ティーン・タイタンズ」原理主義者である俺としてはそれなりに期待してるんだけど、プロデューサーにアキヴァ・ゴールズマンがいるってのが何か心配だなあ。ロクな映画に関わってる人ではないと思うので。彼はさらに「ドゥーム・パトロール」や「ルーザーズ」といった作品の映画化を考えてるということらしいが、ここらへんの選び方は実にナイス。あとは肝心の映画がちゃんとしたものであることを祈るばかりです。 ちなみにこの映画化により、現在進行中のDVD用アニメ「JUDAS CONTRACT」 に何か影響は出てくんのかな。アニメはジョージ・ペレス大先生が関わっているということなので、映画化の影
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「SUPERMAN DOOMSDAY」の公式サイト

DCコミックスのDVDムービー第1弾「SUPERMAN DOOMSDAY」の公式サイトが出来上がっていた。IMDBなんかではトレーラーも公開されてたんだけど、このサイトでは見れないみたい。キャラクターデザインはいわゆる「ブルース・ティム絵」なので不安はなし。レックス・ルーサーの声が「JLU」に比べてカン高く、少し変な感じかも。まあ一番重要なのはストーリーなわけだが、コミック版の「スーパーマンの死」って、ドゥームズデイとの戦いはツマらないけど、その後の復活を描いた「REIGN OF SUPERMEN」のほうがずっと出来がいいんだが、今回のDVDでは前者に重きを置いているようなのでどのくらいの出来になるかちょっと不安。これの次はいよいよ「DC:the New Frontier」のアニメ化が控えているわけで、とりあえず「SUPERMAN DOOMSDAY」がポシャらないように期待するばかりです。 ※10/16追記:観た。感想はこちら。
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「Absolute DC: The New Frontier」到着

こないだアマゾンで衝動買いしたダーウィン・クック作のアメコミ「Absolute DC: The New Frontier」が届く。 もともと「DC: The New Frontier」は全6巻のミニ・シリーズというそれなりにページ数の多い作品で、ペーパーバック版は前後編に分かれて発売されてたんだけど、これはその「Absolute」版、つまり豪華本ということでデカさが半端じゃない。ページのサイズが従来のものより一回りくらい大きいうえ、巻末にスケッチ集などが加えられて400ページを超す中身がハードカバーに収められ、なんか鈍器として人を殺せそうなくらいのデカさになっている。片手で抱えて読んでると手が疲れてくるくらい。これで47ドルというのは安いのかな。 そして肝心の内容はとにかく傑作。50〜60年代のレトロな雰囲気を背景に、DCコミックスのほぼ全てのヒーローたちが集って正義のために戦うヒロイズムの表現が素晴らしい。連休中に(時間があれば)じっくり読みたいな。
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新キャプテン・アメリカ誕生!

キャプテン・アメリカがお亡くなりになったことはこないだ書いたが、なんと彼は自分に万が一のことがあった場合を想定して遺書を残していたらしいぞ。そして彼の意向により、彼の武器および象徴であったアメリカン・カラーの盾が、アメリカのために戦う正義のテレビジョン・ホスト、スティーブン・コルベアーに譲られることになったらしい うーん、悪ノリしてるなあマーヴェル・コミックスは。動画はこちら。当然のように予想されるキャップの復活時には、この盾はちゃんと返還されるんだろうか。
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キャプテン・アメリカが死んだって?

どうもイマイチだったマーヴェル・コミックスのイベント「CIVIL WAR」のラストで政府に逮捕されたキャプテン・アメリカが、こんどの最新号で宿敵レッド・スカルの送った狙撃者に撃たれて命を落としてしまうらしい。60年以上も前から活躍している人気キャラクターが死んだということで、APのようなコミック業界外のメディアからも注目を集めているようだ。 でもさ、アメコミのキャラクターなんて死んでもすぐに復活することでよく知られているわけで、こんなの真剣に受け止めている人なんて誰もいないでしょ?ドル箱のキャラクターであるキャプテン・アメリカをマーヴェルが封印するわけないじゃん。90年代初頭にはスーパーマンをはじめ多くの人気キャラクターが話題集めのために「お亡くなり」になったけど、これもそれに似たもんだって。そもそも現在「キャプテン・アメリカ」のストーリーを担当しているエド・ブルベイカーって、前にはレッド・スカルが死ぬ話を書いて話題になったけど、いつの間にか復活させていたし、アメコミ界では数少ない「ちゃんと死んでいる」キャラクターだったバッキー(キャプテン・アメリカの元相棒)だって復活させているわ
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「CIVIL WAR」終了

マーヴェル・コミックスの大イベント「CIVIL WAR」がこのたび終了した。アーティストの遅延などもあって全7話が出るのに半年くらいかかったのかな。 全体的な感想としては、最初はけっこう面白そうだったんだけど、話が進むにつれて尻つぼみになっていたようなところがあるかなあ。スーパーヒーローの強制登録という、パトリオット・アクトに類似したコンセプトを持ち込むことで現実世界出の出来事を反映させようとしたんだろうけど、スパーダーマンの正体の公表とか(?)、ソーのクローンとか(??)、地下に潜ったヒーローたちを狩るのに悪党が使われるとか(???)、何でそうなるの?といった話の展開が続いていったおかげでどんどん話から現実らしさが失われていった感は否めない。マーク・ミラーって政治的な話を書くのはうまいんだけど、師匠のグラント・モリソンとかに比べて話がいつも直球勝負というか、話に幅をもたせることができないんだよね。だから読者が一度こういう疑念を抱いてしまうと、その後の展開に没入できなくなると思うんだが、それって俺だけかな。 んで最後は例によってヒーロー同士のバトルロイヤルになって、相変わらずマー
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今月のウォッチメン

なんかザック・スナイダーによる「ウォッチメン」の映画化はそこそこ進んでいるらしいぞ。まあここらへんまでは他の監督(特にギリアム)もすでに足を踏み入れたところなので、これから先に進めるかが見ものかな。 たまにネットなんかで「最近のハリウッドはヒット狙いで安易にコミック原作の映画に手を出してけしからん」みたいなことを書いてる人がいるけど、スナイダーしかりロドリゲスしかりデルトロしかり、コミックの魅力を理解している世代の監督たちが心をこめて映画化しているわけで、現在はコミック映画の黄金期だと思うんだけどね。俺にとっては駄作である「デアデビル」を撮ったマーク・スティーヴン・ジョンソンだって、「プリーチャー」のTVシリーズ化については非常にまともなことを言ってたりするし。 とは言うものの、やはり映画化してはいけない作品というのもこの世にあるわけで、「V・フォー・ヴェンデッタ」だって製作者の映画化に対する熱意こそ感じられたものの、やはり原作には遠く及ばない出来となって、原作の素晴らしさを伝える貢献はできなかったと思うし、この「ウォッチメン」もどう映画化したって原作の奥の深さを伝えることは無理だ
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「100 BULLETS vol.10: DECAYED」読了

現在続いているシリーズのなかでは一番お気に入りのアメコミ「100 BULLETS」の最新ペーパーバック「DECAYED」を読む。いわゆるクライム・フィクションの作品だよ。 全100話(予定)のうち68〜75話が収録されてるんだが、シリーズの残りも4分の1となって、今までの複数のプロットが一気に収束するようになってきた。今回は秘密結社「トラスト」内部での権力争いをバックグラウンドに、ミニットメンの1人であるジャックの覚醒と、最後のミニットメン「セイント」の登場&覚醒が描かれている(わけが分かんない人はちゃんと買って読むように)。 ブライアン・アザレロのストーリーもエデュアルド・リッソのアートも相変わらずトップレベルで読みごたえ十分なんだが、トラストとミニットメンの話を交互にもってくることによって全体的に散漫な感じになってしまったのはちと残念。前々巻の「THE HARD WAY」のようにタイトな物語展開を期待してたんだけどね。最後の第75話が一話完結でとても凝縮された話となっているだけに、これくらいの濃さが他の話にも欲しかったところです。まああくまでもこのシリーズの標準に対しての話で
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ヴァーティゴ作品が無料でダウンロード可能に

DCコミックスのサイトで、新旧のヴァーティゴ作品の第1号が無料で多数ダウンロードできるという、なかなか太っ腹なサービスをやっている。 このブログで何回も言及している「ヴァーティゴ」というのはDCコミックスのレーベルの1つで、概して大人向けの作品(エロに非ず)を扱っており、スーパーヒーローなんかの枠に捕われない、独創的かつ芸術的な作品を多数出してきたことで有名なレーベルなのです。最初はイギリス人作家によるホラー/ファンタジー作品が多かったんだけど、それがやがてSFや犯罪もの、さらにはウェスタンと様々なテーマの作品を出版するようになっていったのも、ヴァーティゴの成功の証といえるだろう。また「コンスタンティン」をはじめ、こないだ書いた「PREACHER」や撮影がそろそろ終了する「STARDUST」など、それなりに多くの作品が映像化されている。 提供されている作品のうち、個人的なお勧めはクリス・バチャロがまだ上手な絵を描いてたころの「DEATH: THE HIGH COST OF LIVING」や「TRANSMETROPOLITAN」、「100 BULLETS」あたりかな。アメコミといえば
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「PRIDE OF BAGHDAD」読了
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「PRIDE OF BAGHDAD」読了

ブライアン・K・ヴォーンがストーリーでニコ・ヘンリション(HENRICHON。ケベコワらしいので「アンリション」かもしれない)がアートを担当したDC/ヴァーティゴの単発コミック「PRIDE OF BAGHDAD」が「ヴァラエティ」や「デイリーヨミウリ」を含む、あらゆる方面で大絶賛を受けていたので、アマゾンでさっそく買ってみた。136ページのハードカバーで2080円也。 ブライアン・K・ヴォーンといえば、謎の疫病によってすべての「男」が死に絶えて女性だけとなった世界に1人生き延びた少年の冒険を描いた「Y: THE LAST MAN」や、911テロのあとにニューヨークの市長になったスーパーヒーローが主役の「EX MACHINA」など、優れたコンセプトをもった作品を書くことで近年評価が非常に高まっている作家だけど、それらの作品は個人的にはピンとこないところがあったかな。でも最近ダークホースでやってるミニ・シリーズ「THE ESCAPISTS」は非常にいい作品ですよ。そしてこの「PRIDE OF BAGHDAD」はタイトルの通りイラクのバグダッドを舞台にしたもので、実話をもとにしているらしい。
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コミック作家は全米図書賞の夢を見るか?

昨日に続いてWIRED関連の話。あそこのスタッフライターが自分の記事で、とあるグラフィック・ノベル(コミックのことだよ)が全米図書賞にノミネートされたことに対し、「コミックなんてものは全米図書賞に値しない」と書いたことで、多くのコミック・ファンはおろかニール・ゲイマンからも非難を受けているんだとか。例えば2001年にガーディアン・ファースト・ブック・アワードを受賞した「ジミー・コリガン」なんかは、コミックであってもそんじょそこらの小説が到底かなわない繊細さを誇る作品だし、「図書」と名が付いているからにはコミックがノミネートされたっていいじゃん、と思うんだけどね。 まあ1人のライターの意見として聞き流しとけばいいんだけど、彼が当のノミネートされた作品を読んでないと告白してるのは噴飯もの。批評のネタにとりあげるんだったら立ち読みくらいしとけよ。WIREDもずいぶんバカな奴に記事を書かせたもんだね。 ちなみに俺は「グラフィック・ノベル」という言葉がどうも好きになれなくて、これはその昔コミックがひたすら偏見を受けていた時代において、もうちょっとサエた名前をつけることでコミックがれっきとした
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グリーン・ランタンの指輪の作り方

スラッシュドット経由で、DCコミックスの老舗スーパーヒーロー「グリーン・ランタン」の指輪の作り方を説明したサイトを発見。一見チャチそうで、実はちゃんとしたメタル製らしいんだけど、製造過程がやけに複雑そうなので個人的にはあまり興味あるものではないな。 アラン・スコット(初代グリーン・ランタン)の指輪がレトロなデザインなのは知ってたけど、ハル・ジョーダン(2代目)とカイル・レイナー(3代目)の指輪のデザインも微妙に異なってるんすね。
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「アメリカン・コミックス大全」読了

近所の図書館で小野耕世の「アメリカン・コミックス大全」なる本を発見したので、借りて読む。小野耕世といえば70年代のSFマガジンで書いてた、アメコミに関するコラムを集めた本「スーパーマンが飛ぶ」と「バットマンになりたい」は結構名著だと思ってるんだが、この本は実にそれ以来の、30年くらいぶりの単行本になるらしい。もっともその間に「マウス」とか「ボーン」の翻訳など、何かしらアメコミと縁のある仕事をしてた人なんだけどね。 本の内容は3章に分けられ、最初は70年代の原稿をベースに、それ以前のコミックおよびスタン・リーやジャック・カービィにまつわる文章(本人たちへのインタビューもあり)が載せられている。 第2章は新聞連載のコミックが中心で、「ブロンディ」や「リル・アブナー」といった古典的作品の話から、「キャルビンとホッブス」や「善かれ悪しかれ」といった最近の作品などについて書かれている。日本ではなかなか知ることができない、アメリカの新聞連載コミックスについての情報はかなり貴重。「ブロンディ」を語るサミュエル・フラーのインタビューなんてのも載せられている。 そして第3章はいわゆるオルタネイティヴ
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