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「THE PLOT AGAINST AMERICA」鑑賞
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「THE PLOT AGAINST AMERICA」鑑賞

故フィリップ・ロスの同名小説を原作にしたHBOのミニシリーズで、プロデューサーは「ザ・ワイヤー」のデビッド・サイモンとエド・バーンズ。基本的にサイモンの関わるものは観ておいて損はないよ。 舞台は1940年代前半のアメリカ。ヨーロッパで激化する第二次世界大戦への参戦を政府が模索するなか、ヒトラー政権との友好と参戦拒否を訴えるチャールズ・リンドバーグが政治家として台頭する。そして市民のあいだでは反ユダヤ感情が高まるなか、フィリップ少年のいるロス一家は普通の生活を送ろうとするものの、ついにリンドバーグは大統領に選出されてしまい…というあらすじ。 人種差別をテーマにしたアメリカの架空歴史もの、と言う意味では奇しくも同じHBOのミニシリーズ「ウォッチメン」に通じるものがあるかな。アメリカの歴史がいかに現実以上に差別的なものになりかねなかったかを描いているというか。原作は2004年の出版で、当時のブッシュ政権にインスパイアされたのではという見方もあるようだけど(ロス自身は否定)、口当たりのいいセレブが出てきて大統領にまでなってしまうというのは、むしろ今の政権を対象にしてるんじゃないかと思ってし
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「Dispatches from Elsewhere」鑑賞
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「Dispatches from Elsewhere」鑑賞

AMCネットワークの新作ドラマ。 フィラデルフィアに住むピーターは毎日職場に向かい、退屈な仕事をして家に帰って寝るだけ、という生気のない生活を続けていたが、ある日道で見かけた謎めいた広告を目にして、そこに書いてあった番号に電話をしてみる。それによって彼はジェジュン研究所という組織の建物に招かれ、誰もいない部屋でテレビを見せられるものの、研究所の目的について警告するメッセージを目にしたために慌てて建物から抜け出してくる。そして今度はジェジュン研究所と対立するというエルスウェア協会のコマンダー14と名乗る人物にコンタクトされ、彼に導かれてピーターはシモーン、ジャニス、フレッドウィンという男女に出会う。彼らもまたジェジュン研究所やエルスウェア協会の目的を知らなかったが、物事の真相を追究しようとするのだった…というあらすじ。 自分でも何を書いてるのかよく分からなくなったが、とにかくよく分からんストーリーなのですよ。男女4人が何らかのゲームか陰謀に巻き込まれ、とにかく手がかりを追っていく、という話だと思ってもらえれば。 これ「THE INSTITUTE」という2013年のドキュメンタリーを
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「DEVS」鑑賞

アレックス・ガーランド脚本・監督のミニシリーズ。「FX on HULU」という謎の扱いになってるが要するに米HULUのオリジナルシリーズな。ディズニーはDisney+と差別化するためにHULUの方に大人向けのシリーズをまわすようになって、その結果今年のHULUはいろいろ充実しそうなのであります。以下はネタバレ注意。 舞台となるのはサンフランシスコ。リリー・チャンとセルゲイは同棲中の恋人で、ふたりともシリコンバレーの巨大テック企業「アマヤ」に勤めていた。そこでの研究が認められたセルゲイは、会社のCEOであるフォレストから直に、極秘プロジェクトである「DEVS」への参加を要請される。会社の敷地(えらくデカい)の森のなかにあるDEVSの建物はコンクリートに覆われ、中には金のメッシュの壁と真空のエリアがあり、その中に作業エリアが電磁力で浮いているという巨大なもの。その中心にあるコンピューターが打ち出したコードを見たセルゲイは気分が悪くなり、そのまま失踪する(というかフォレストの差金で殺され、自殺に見せかけられる)。そして恋人がいなくなった原因を追求するために、残されたリリーはDEVSの謎を解
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「HIGH FIDELITY」鑑賞

米HULUのオリジナルシリーズで、映画化もミュージカル化もされたニック・ホーンビィの人気小説をシリーズ化したもの。 おれ原作小説はすんごく好きでして、レコード屋の店長のロブが音楽について蘊蓄を語りながらも、女性関係については自信がなくてオロオロする姿が他人事とは思えなくて、初めて読んだときに衝撃を受けてすぐに読み返し、当時好きだった女の子にも買って渡したら読んでもらえなかった、思い入れの深い作品なのであります。 そういう意味では原作の原理主義者でもありまして、ロンドンで店を営むロブが、郊外でセックス・ピストルズのA&M盤(えらく希少)を見つけてドキドキする描写とかが好きなので、世間では評判のいいジョン・キューザック主演の映画版も舞台をシカゴに移してしまったという点は好きではないのですよね。 そして今回のHULU版では店がニューヨークに移り、さらに主人公ロブは女性(本名ロビン)に変わってしまっている。ホーンビィの描くオタク男の心情が好きだった者としては、ずいぶん遠いところまで来たなあという感じ。話の展開自体は原作に比較的忠実で、店員ふたりと共にレコード屋を営むロブが、別れたばかりの
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「Awkwafina Is Nora from Queens」鑑賞
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「Awkwafina Is Nora from Queens」鑑賞

「クレイジー・リッチ!」「ジュマンジ」「フェアウェル」と出演する映画はみんなヒットして破竹の勢いを誇るオークワフィナ嬢が、弱小ネットワークのコメディ・セントラルでシットコムの主役を務めることになったのだよ。 内容はタイトルそのまんまで、クイーンズに住むノーラという20代の女性を演じるのがオークワフィナ。ノーラは父親と祖母と同居してるのだが定職につかず、UBERのドライバーとかやりながらのらくらと暮らしている毎日。決して悪い人間ではないのだが、自分のズボラさなどが災いしていろいろトラブルに巻き込まれ…というような話。 コメディ・セントラルの番組らしい緩さがあるというか、ちょっとスケッチ・ショウ的なノリもあるかな。パイロット版がYoutubeで公開されているほか、先行公開された第6話を観たのだけど、父親と祖母の設定が少し変わってて、どちらも本編では少し真面目なタイプになっているみたい。下ネタもいろいろ出てきまして、第6話は股間を蹴られたノーラが四六時中QUEEFすることになってさあ大変…という話でした。おかげでQUEEFなんて言葉を覚えてしまったよ。 ちょっとボケた祖母を演じるのが「
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「DRACULA」鑑賞
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「DRACULA」鑑賞

BBCのミニシリーズ。Netflixでもすぐ配信されるそうなので、日本でもやるかな?タイトルの通りブラム・ストーカーの小説「吸血鬼ドラキュラ」を「SHERLOCK」のスティーブン・モファット&マーク・ゲイティスが脚色したもので、90分3話というフォーマットも「SHERLOCK」っぽいな。 話の序盤は原作に比較的忠実で、トランシルバニアの古城に招かれたイギリス人弁護士のジョナサン・ハーカーはそこでドラキュラ伯爵に出会う。ドラキュラは夜にしか姿を表さないものの、ハーカーは城に実質的に幽閉され、そこで数々のおぞましいものを目にする。そして最初は老人の姿をしていたドラキュラは日増しに若くなっていき、代わりにハーカーは生気を失っていく。ドラキュラがただならぬ存在であることに気づいたハーカーは、どうにか城を脱出しようとするのだが…というあらすじ。 原作ではハーカーの脱出劇って全体の5分の1くらいの長さだが、ここではまるまる1話が彼の話に費やされ、ハンガリーで保護されたハーカーが、ふたりの修道女を前に、城で何が起きたのかをフラッシュバックで語っていく形式になっている。ここらへんから番組オリジナル
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「HIS DARK MATERIALS」鑑賞
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「HIS DARK MATERIALS」鑑賞

BBC & HBOの新シリーズ。フィリップ・プルマン原作の「ライラの冒険」シリーズの映像化で、あれって第1作「黄金の羅針盤」がすでに映画化されて大コケしたはずなのだが、それでも再映像化されるということは原作に根強い人気があるのででしょう。なお個人的には小説も映画も読んだこと観たことありません。 舞台は架空のイギリスで、空には飛行船が飛び交い、それぞれの人間にはダイモンと呼ばれる分身が動物の姿をとってつきまとっていた。世界はマジステリアムという強力な教会組織によって支配されていたが、その支配が届かないオックスフォード大学のなかで育って少女ライラは、叔父の冒険家アスリエル卿が発見した謎の粒子「ダスト」の存在を知る。さらに彼女の近辺では子供の誘拐が相次ぎ、親友までもがさらわれたライラは、事件を解決するために冷酷な女性ミズ・コールターとともにロンドンへ向かうのだった…というあらすじ。 第1シリーズで原作の1巻目をカバーする形になるのかな?いろいろ興味深いシーンも出てくる一方で、話の設定に時間を割いていることもあり、第1話は比較的地味な感じがしました。これから武装した北極クマとかが出てきて、
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「WATCHMEN」鑑賞
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「WATCHMEN」鑑賞

HBOの新シリーズで、原作はアメコミの金字塔「ウォッチメン」な。原作者のうちデイブ・ギボンズはコンサルタントとしてクレジットされてるが、アラン・ムーア御大は例によって名前も載ってません。原作とは殆ど別物になってるので作品の世界設定を箇条書きにすると: * アメリカはドクター・マンハッタンの助けによりベトナム戦争で勝利し、ニクソン大統領は8年以上の長期政権を樹立。それを継いだロバート・レッドフォード(役者の彼な)も長期に渡って大統領を務めている。 * よって政権は概ねリベラルで黒人への待遇も手厚いのだが、それに反発する白人至上主義者の団体「セブンス・キャバルリー」のメンバーたちはロールシャッハのマスクを被り、テロ行為を行っている。 * 警官たちの個人攻撃が多発したことを受けて、警官たちは顔を隠すために黄色いマスクを被っている。また独自のマスクをつけたビジランテたちも警官に協力してロールシャッハたちと戦っている。 * ドクター・マンハッタンは火星に移住した。エイドリアン・ヴェイト(オジマンディアス)は死んだと見せかけ、田舎の城に隠居している。 …といったところ。まだ第1話の段階
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「BATWOMAN」鑑賞

THE CWの新作シリーズで、アローバースに加わる新たなスーパーヒーローですな。 舞台は当然ながらゴッサム・シティだが、バットマンは3年前から行方不明になっているという設定。ブルース・ウェインの従姉妹であるケイト・ケインはかつては軍の兵士だったが、レズビアンであるという理由により除隊を命じられ、遠く離れた地で密かに訓練を続けていた。だがかつては彼女の恋人であり、ケイトの父親が運営する警備会社の社員であるソフィーが暴漢に誘拐されたためにケイトはゴッサムへと帰ってくる。そこでブルースの遺したバットマンの基地を発見した彼女は、バットマンのコスチュームを身にまとってソフィーの救出に向かうが、その陰には死んだはずのケイトの妹がいた…というあらすじ。 コミックでは10年くらい前に登場したケイト・ケイン版のバットウーマン、日本ではそんなに馴染みはないかもしれないけどアメリカでは人気キャラクターですね。TVシリーズ版のオリジンも大体はコミックを踏襲している感じかな。父親はもっとガチガチの軍隊オヤジだったけど。 バットウーマンの宿敵となる、双子の妹のアリス(上)は子供のときに母親とケイトとともに橋
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新作シットコム雑感
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新作シットコム雑感

アメリカでは秋の新作ドラマシーズンが始まったようで、新しいシットコムの第1話をいくつか観たので感想を書きます: ・SUNNYSIDE (NBC) 素行不良で落選したクイーンズの元議員が、アメリカの市民権テストを通過するために勉強する移民たちを助けることになるというもの。落ちこぼれの教師と型破りな生徒たち、という構図が「COMMUNITY」っぽいな。オバマ政権でスタッフとして働いていたカル・ペンが主演&脚本ということもあり、ちょっと説教くさい箇所がなくもないが、多様な人種の役者たちが揃って話を盛り上げてるのは応援したいところです。カメラが微妙にグラグラ揺れてるのが気になったが。 ・PERFECT HARMONY (NBC) これも「COMMUNITY」っぽい内容。妻を亡くして自暴自棄になった元音楽教授が、町の合唱団を指揮することになる物語。さまざまなバックグラウンドを抱えた男女が、歌うことで力を合わせていく…って「グリー」やんけ。主演はブラッドリー・ウイットフォードで、おれこの人はシリアスな役のほうが似合うと思うのだが…? ・CAROL'S SECOND ACT (CBS)
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「STUMPTOWN」鑑賞
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「STUMPTOWN」鑑賞

ABCの新作シリーズ。おれ原作のことを知らなかったのだが、「バットマン」などで知られるグレッグ・ルッカによるオニ・プレス刊のコミックの映像化なのですね。 題名の「スタンプタウン」とはオレゴン州ポートランドの愛称らしくて、舞台も当然ながらそこ。主人公のデックス・パリオスはアフガン帰りの元兵士で、PTSDに悩まされつつも、ダウン症の弟の面倒を見ながら暮らしていた。しかし彼女はギャンブル狂でもあり、アメリカ原住民が経営するカジノでの借金を帳消しにする代わりに、行方不明になったカジノのオーナーの娘を探すように依頼される。持ち前の推理力を活かして、オーナーの娘が恋人とモーテルに潜んでいることを突き止めたデックスだが、目の前で娘を別の男たちに誘拐されてしまい…というあらすじ。 まあ典型的な地上波ネットワークの刑事番組、という出来ではあるのだが、デックスが車のトランクに閉じ込められて拉致される冒頭から、テンポが良くて観ていて飽きない内容にはなっている。デックスのオンボロ車からクラシック・ロックが流れまくってるのも往年のコップショーっぽいというか。ただ第1話のせいか登場人物を少し多めに出しすぎて、
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「ON BECOMING A GOD IN CENTRAL FLORIDA」鑑賞
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「ON BECOMING A GOD IN CENTRAL FLORIDA」鑑賞

SHOWTIMEの新作ドラマ。放送前にホームページで2話ほど公開されてるのを観た。 舞台は1992年のフロリダの小さな町。そこのウォーターパークで働くクリスタルは、夫のトラビスとともにファウンダース・アメリカン・マーチャンダイズ(FAM)というマルチ商法の会員だったが、クリスタルたちが頑張って新規会員を獲得しても彼女たちの収入が増えるわけでもなく、夫婦の生活は困窮していた。クリスタルはFAMのやり方に疑念を抱く一方で、トラビスはFAMの熱心な信者であり創設者の教えが吹き込まれたテープも真面目に聴いていたが、不慮の事故によって亡くなってしまう。トラビスはFAMのために働いていた最中に亡くなったとしてクリスタルはFAMに賠償を求めようとするものの、彼は従業員でなく「個人事業者」であったというFAMの言い分にあえなく敗退。さらに自分の知らなかった借金があることが判明し、家を追い出される寸前になったクリスタルは、仕方なしにFAMのために働き続けることになるのだが…というあらすじ。 生活費を稼ぐため怪しいことに手を出すシングルマザーの物語って、同じくSHOWTIMEの「WEEDS」に似ている
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「THE TERROR: INFAMY」鑑賞
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「THE TERROR: INFAMY」鑑賞

本国では絶賛されたのに、日本ではアマゾンが全く宣伝してないからあまり知られてないAMCのホラー・アンソロジーのシーズン2。シーズン1はダン・シモンズの小説を原作にしていたが、今度はオリジナル脚本で、第二次大戦中の日記人収容所における怪異を扱っている。 舞台は1941年の南カリフォルニアの町。そこに住む日系移民の一世と二世は、日本とアメリカの緊張が深まり、人種差別やスパイ容疑の目に怯えながらも、漁師をしてひっそりと暮らしていた。2世であるチェスターは白人(ヒスパニック)の女性と関係をもって彼女を妊娠させてしまい、知人の日系人女性に堕胎薬の調合をお願いするが、その女性はその後謎の自殺を遂げる。他にも謎めいた怪奇な現象が日系人コミュニティで起きるなか、日本軍による真珠湾攻撃が起き、その結果チェスターの両親などは収容所に送られてしまうのだった…というあらすじ。 第1話ではまだそんなに多くのことは起きなくて、人ではなさそうな謎めいた女性が登場したり、移民とともに「バケモノ」が海を渡って町にやってきたのでは、と噂される程度。その一方では自殺した妻を虐待していた夫が盲目になったり、移民の漁船を焼
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「PENNYWORTH」鑑賞
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「PENNYWORTH」鑑賞

米EPIXの新番組。第1話を某ストリーミングサービスで提供してたのを視聴。最近は配信サービスが多過ぎて、どこで何が提供されてるのか探し当てるのが難儀だわぁ…。 上の画像のDCコミックスのロゴと「ペニーワース」という題名でピンと来る人もいるかもしれないが、バットマンことブルース・ウェインの忠実な執事であるアルフレッド・ペニーワースの若かりし頃の冒険を描いた作品。バットマンといばキャットウーマンとかバットガールとかロビンとか、いろいろスピンオフが作れそうなキャラクターはいるだろうが、まさかアルフレッドとはね!なおバットマンの前日譚である「ゴッサム」にもアルフレッドが出演しているけど、あちらとのつながりは特にないみたい。 アルフレッドはバットマンと同じくらい古くから登場しているキャラクターなので、年齢設定は微妙にぼやかされておりまして、このシリーズでも舞台となるロンドンは60年代っぽいようで上空に飛行船が飛んでいたり、路上で犯罪者が首枷にかけられていたりと、ちょっとパラレルワールドっぽい世界になっている。アルフレッドはロンドンのクラブの用心棒として働く元兵士という設定になっていて、コミッ
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「Swamp Thing 」鑑賞
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「Swamp Thing 」鑑賞

またちょっとVPNをゴニョゴニョして、DCコミックス(失礼、「DCエンターテイメント」ですな)の映像配信サービス「DC UNIVERSE」に加入してみたのであります。正直なところ価格の割にはラインナップは乏しいし、コミックの読み放題サービスもちょっと使い勝手が悪いような気がしますが、「タイタンズ」「DOOM PATROL」(まだ観てない)に続く第3のオリジナルシリーズとなるこれを視聴してみたら意外と面白いのでございます。 原作は植物と人間が融合したモンスターヒーローのスワンプシングを主人公にした一連のコミックで、かつてはウェス・クレイブンが「怪人スワンプシング」として映画化しているほか、TVシリーズ、さらにはアニメシリーズなども作られており、実はよく映像化されているキャラクターだったりする。 原案はレン・ウェインとバーニー・ライトソンというアメコミ界でも屈指のクリエイターたちだが、コミックが本当に有名になったのはアラン・ムーア御大が80年代初頭にライターに就いたときで、初っ端から「スワンプシングは人間と融合した植物ではなく、人間の記憶を持った植物な」と従来の設定をひっくり返し、それ
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「CHERNOBYL」鑑賞
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「CHERNOBYL」鑑賞

非常に高い評価を得ているHBO/SKYのミニシリーズ。第1話が無料公開されてたのでVPNをゴニョゴニョと。 その名の通り1986年に起きたチェルノブイリ原子力発電所事故の出来事を追った内容で、原子炉の爆発とその対応がスリリングに描かれている。爆発自体は冒頭に地味に起きる感じで、遠く離れた家が衝撃で揺れて、発電所からチェレンコフ光が見えているという描写。 そこから舞台は発電所の中に移り、職員たちが「いま何が起こった?」と焦るなか、原子炉を囲っていたグラファイトの破片が敷地内に散らばっており、なんかヤバいことが起きてるよね、というのがジワジワと明かされてくる展開はまさしくホラー。放射能測定器の針も振り切れているものの誰もそれを信じず、半ば崩壊した建物を散策するうちに職員たちは被曝によって顔が赤くなり、出血して倒れていく。露出して死の灰を撒き散らしながら燃えさかる原子炉が発見されるシーンなんてコズミックホラーのようでした: 第一話は事故によってみんなあたふたしている感じでしたが、今後はなぜ事故が起こったのかという説明と、身を挺して被害を防ごうとする人たちの話が中心になってくるみたい。何
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「CATCH-22」鑑賞
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「CATCH-22」鑑賞

米HULUで始まった、ジョーゼフ・ヘラーの同名小説が原作のミニシリーズ。 第二次対戦中、イタリアの孤島に陣を構えてイタリア本土に爆撃を繰り返すアメリカ空軍の基地を舞台に、戦争における正常性の消失と狂気の台頭を風刺的に描いた原作は今でも根強い人気を誇る小説なわけですよね。おれ学生の時に読んで強い感銘を受けて、そのまま続編の「CLOSING TIME」を原書で読んでそのツマらなさにガッカリしたのも今となっては良い思い出です(あれホント読まないほうが良いよ)。 過去に1970年にマイク・ニコルズによって映画化されていて、かなり原作をはしょっていたものの、あれはあれでよく出来た作品だったと思う。今回のは6話のシリーズということで尺は長いものの、意外と原作と相違があるような? 原作は一貫としたプロットがあるわけではなく、「牛乳配達」と呼ばれる定期的なイタリアへの空爆を繰り返すうちに兵士たちがジワジワとおかしくなっていく、言うなればダウナー系の作品であったが、それに比べるとTVシリーズ版は若干早急な作りになっているかな。特に主人公の爆撃手ヨッサリアンが、とっとと任務を終えて除隊しようとするさ
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「The Cricklewood Greats」鑑賞
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「The Cricklewood Greats」鑑賞

ピーター・カパルディが監督・脚本・主演を担当した2012年の単発番組。ずっと観てみたいと思っていた作品だが、ふと検索したら中華サイトに中国語字幕つきてアップされてるのを発見してしまった。中国でどれだけ需要があるのか知らんがご苦労様です。 内容はカパルディ演じるナビゲーター(カパルディ本人かどうかは明言されてない)が、かつてロンドンに存在したという架空の映画スタジオ「クリックルウッド・スタジオ」で作られた映画の数々への思いが語られるというモキュメンタリー。 100年近く前に創設されたクリックルウッド・スタジオは映画の黎明期から撮影を行っており、数々の銀幕のスターを世に出していく。チャップリンまがいのサイレント時代のコメディアンは人気を博したものの撮影中にロードローラーに潰され、トーキーになってからの女優はその歌が大戦中の兵士たちのあいだで大流行した一方で、実は親ナチスでありヒットラーのための映画にも出演していたなど、人気俳優たちの栄光と没落が淡々と語られていく。 カラー時代になってからは財政難に見舞われ、ホラー映画を作ったらヒットして似たような作品を乱発するという流れはハマー・フィ
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「What We Do in the Shadows」鑑賞
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「What We Do in the Shadows」鑑賞

FXの新シリーズで、同名映画作品(邦題「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」)のTVシリーズ版。 劇場版の監督だったタイカ・ワイティティとジェマイン・クレメントが深く関わっており、基本的な話の内容は変わっておらず、1つの屋敷のなかに共同で暮らす吸血鬼たちの愉快な日常を追ったモキュメンタリー作品となっている。ただし劇場版は舞台がニュージーランドだったのに対してこちらはニューヨークのスタテン島が舞台になっており、登場人物もすべて異なっていた。 屋敷に住むのはリーダー格の吸血鬼のナンドー、その仲間のラズロ、その恋人のナジャ、彼らの召使で人間のギレルモ、およびエネルギー・ヴァンパイアのコリン・ロビンソン。あと長旅をかけてやってきたバロンという古参の吸血鬼が棺桶のなかで長寝をしているという設定になっています。 個人的には劇場版はモキュメンタリーのブームの末期に公開された(と思っている)こともあり、そんなに評価はしていないのだけど、今度のTV版はエネルギー・ヴァンパイアという新しい吸血鬼がいるのがポイントかも。彼らは日中でも活動できるタイプの吸血鬼であり、他人のやる気を精神的に吸い取ってしま
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「CURFEW」鑑賞
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「CURFEW」鑑賞

SKY ONEのよく分からない新作シリーズ。何が分からないかというと設定がなんか変で、こんな感じ: * 舞台は近未来、もしくは別の世界のイギリス。 * そこでは全体主義の政府が、武装した警官を使って人々を管理している。 * 謎の疫病が人々のあいだで流行っており、それに感染した人はゾンビになってしまう * ゾンビは夜に出没する政府によって厳密な夜間の外出禁止令(curfew)が敷かれている。 * こうした暮らしから抜け出したい人のあいだでは謎の通信機器が高値で取引されており、そこには楽園のような島に住むという者からのメッセージが届き、闇レースの開始場所が教えられる。 * 人がその島に行くためには闇レースに勝つ必要があるため、怪しげなレーサーたちがスタート地点にやってくる。 といったもの。つまりゾンビもの+ワイルド・スピードといった設定で、まるで授業についてけない中学生がノートに書いたような内容ではありませんか!じゃあ面白いのかというとかなり微妙で、妙に地味だったりするのだが。あとこれテレビシリーズなのにビスタサイズで撮影しているような?上下に黒みを入れるメリットってあるの
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「Black Monday」鑑賞
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「Black Monday」鑑賞

米SHOWTIMEの新作シリーズ。 1987年に起きたウォール・ストリートでの史上最大の株価暴落事件「ブラック・マンデー」の1年前を舞台に、暴落に至るまでの過程をフィクション化した内容。共同クリエイターに「HAPPY ENDINGS」のデビッド・キャスピーがいるほか、第1話の監督をセス・ローゲンとエヴァン・ゴールドバーグが行なっているので、全体的にコメディタッチのドラマになっている。 主演はドン・チードルで、ウォール・ストリートにおいて11番目に大きな証券会社に勤務し、リムジン仕様のカウンタックを派手に乗り回しながら、金融社会でのし上がっていこうとする証券マンを演じている。つうかチードルはこないだまで同じSHOWTIMEの「HOUSE OF LIES」で似たようなオフィス街のハスラーを演じていたので違和感なし。SHOWTIMEは「BILLIONS」もあるし金融ドラマに力を入れてるんだろうか? そんなチードルに訳あって声をかけられて彼と働くことになる、コンピューターが得意の新人を演じるのがアンドリュー・ラネルズ。どこかで見た顔だと思ったら「THE NEW NORMAL」の人か。他に
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「DEADLY CLASS」鑑賞
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「DEADLY CLASS」鑑賞

「HAPPY!」に続く、イメージ・コミックス原作のSYFYチャンネルの新シリーズ。放送開始は1月だが第1話が先行配信されていた。 舞台は1987年のアメリカ。レーガン大統領の政策によって精神異常者は病院で保護されずに街へ放り出され、その一人に両親を殺された少年マーカスは、入れられていた孤児院を放火したという嫌疑をかけられて街をさまよっていた。そんな彼はバイクに乗って日本刀を操るヤクザの娘サヤと出会い、彼女が住む施設キングズ・ドミニオンへと連れてこられる。そこはリン校長のもと、さまざまなバックグラウンドをもった生徒たちが一流の暗殺者になるよう教育される「学校」だったのだ。行くあてもないためにリン校長の招きを受け入れて「生徒」となったマーカスだが、彼には多くの試練が待ち受けていた…というあらすじ。 製作にルッソ兄弟が関わっているほか、コミックのライターであるリック・リメンダーも少なくとも第1話にはいろいろ携わっているようで、「HAPPY!」に比べても概ねコミックの展開になってるかな?アーティストのウェス・クレイグの絵はマーカスの両親が死ぬところのフラッシュバックで用いられてました。
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「ドクター・フー」シリーズ11開始

というわけでついに登場しましたよ、13代目にして初の女性ドクター。いろいろ論議を呼んだキャスティングだけど、正直なところ今までのドクターに比べてそんなに違和感がなかった。そもそもドクターって性的なものに興味がないというか、アセクシュアルなキャラクターであるわけで、男が女になったからといって性格がそんなに変わるわけでもなし。劇中でも女性になったことは簡単に触れられる程度で、あとはおなじみの冒険が始まっていく。 今回のドクターを演じるジョディ・ウィテカーって素はヨークシャー訛りが結構キツいので、セリフが何言ってるか分からないんじゃないかと心配してたが、劇中ではそんなに訛ってなかったような。団地の中というか室内に入ると、以前の出演作「アタック・ザ・ブロック」の人、のように見えてしまうのはご愛嬌。第1話は例によって前のドクターであるピーター・カパルディの衣装で大半を過ごすのだが、若くて活発的なこともあり、むしろ11代目のマット・スミスを彷彿とさせるかな?肉体が再生したばかりでも味覚は11代目にくらべて普通なようで、エッグサンドウィッチを欲しがったりします。全話で最後に発した「Aw, Bri
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新作シットコム6本レビュー

] アメリカでは秋の新作ドラマシーズンが始まったのに、いろいろ忙しくて殆どチェックしてないのですが、それではいかんと思って新作コメディを6作ほど一気見したのですよ。以下はその簡単な感想: 「SINGLE PARENTS」(ABC) 「NEW GIRL」のプロデューサーふたりによるシングルカメラ作品。子育てに奮闘するシングルペアレント5人の生活をテーマにしたもの。「NEW GIRL」が若者の恋愛と結婚までを描いたものとすれば、まあこれに続きますかね。「キリング・ガンサー」タラン・キラムが能天気なパパで、ブラッド・ギャレットが無愛想なパパを演じている。「NEW GIRL」に比べれば凡庸な作品かな? (評価:B-) 「THE NEIGHBORHOOD」(CBS) 「NEW GIRL」のシュミットを演じたマックス・グリーンフィールドが出演。黒人だらけの地区に白人家族が引っ越してきたことで、慌てふためく隣の黒人家庭を主人公にしたもの。その一家の父親にセドリック・ザ・エンターテイナー。そんなにキツい人種ネタなどはなくて、まあ穏やかな感じ。でもテーマとしてはまあまあ面白いか。 (評価:B)
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「KIDDING」鑑賞

ジム・キャリー主演のSHOWTIMEの新作TVシリーズ。 主人公のジェフは「ミスター・ピックルズ」というキャラクターとして、30年にわたって「セサミ・ストリート」のような子供向け番組のホストを演じてきた中年男性。その番組は子供たちに絶大な人気を誇り、膨大な利益を生み出す一大ブランドに成長していた。その一方で実際のジェフの生活は決して楽しげなものではなく、妻とは離婚したばかりか双子の子供のうちひとりを交通事故で失ってしまう。番組でパペットを制作しているジェフの妹ディードラも、夫がゲイであるらしいことを知って気落ちしていた。ジェフとディードラの父親であるセブは番組のプロデューサーでもあって、公私ともにわたってジェフの行いを支配しており、番組で「死」をテーマにしようと望んだジェフの願いをにべもなく却下する。こうして仕事でも家庭でも追い詰められたジェフは徐々に正気を失っていく…というあらすじ。 SHOWTIMEに限らずHBOとかの有料ケーブル局のコメディ番組って、なぜかダウナーなノリのものが多いのだが、これもその1つ、というか内容が暗すぎてコメディ番組と呼んで良いのか…?SHOWTIME
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