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海外テレビ番組

「Fargo」鑑賞

コーエン兄弟の「ファーゴ」をベースにしたFXのミニシリーズ。全10話。 冒頭に「この物語は実話を元に作られており…」という嘘っぱちのメッセージが出てくるところや、題名に反してファーゴが舞台でないあたりは劇場版と一緒なのだけど、キャラクターやストーリーは完全にオリジナル。ただし劇場版にそれなりに似せた設定になっており、コーエン兄弟の作品の雰囲気が意外とうまく伝わる出来になっている。 そして舞台はミネソタのベミジという町。レスターはしがない保険のサラリーマンで、仕事場でも家庭でもウダツが上がらず、40歳になっても高校の同級生に今でもイジめられている次第。その同級生と関わって鼻を骨折した彼は、病院でローンという謎の男に会う。自分の鼻を折るような男は殺してしまうべきだと語るローン。彼の不気味な迫力に圧倒されるレスターだったが、次の日にレスターの同級生は刺殺体となって発見される。じつはローンは町に迷い込んできた殺し屋だったのだ。事件を不審に感じた警官のモリーたちは調査を始めるが、レスターとローンのまわりではいろいろ人が死んでいって…というようなストーリー。 劇場版の狂言誘拐というプロット
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海外テレビ番組

「Metal Hurlant Chronicles」鑑賞

Syfyチャンネルのオリジナルシリーズ…と銘打ってるけどフランスでは2012年に放送されてんのね。 日本でもちょっと前までは洋書屋で売ってた「Heavy Metal」というSFコミックのアンソロジー誌がありまして、その元は「メタル・ユルラン(叫ぶ鉄)」というフランスのバンドデシネ雑誌であるわけですね。「ユルラン」では故メビウスやリチャード・コーベンといったアーティストたちがイマジネーションの限りを尽くした荘厳なSFコミックを描いていたわけだが、それらのストーリーをアンソロジー形式で映像化したのがこのシリーズ。劇中では「メタル・ハーラント」と発音してるけど、アメリカ人の視聴者に分かるのかそんな言葉。しかし「Heavy Metal Chronicles」という名前ではやはり音楽ドキュメンタリーだと誤解されると懸念されたんだろうか。 第1話はリチャード・コーベンがアートを担当したコミックが原作で、死にかけている暴君の王の後任の座を狙って戦う剣闘士たちの物語。中世のようでロボットが飛び交うエキゾチックな世界設定になっているのだが、やはりコーベンの筋骨モリモリな男女が出てくるアートに比べる
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海外テレビ番組

「TURN」鑑賞

AMCの新作シリーズ。 舞台となるのは1776年で、アメリカ独立戦争の初期。イギリス軍はマンハッタンを占拠し、アメリカ軍は荒野に潜伏していた。だが何者かによって情報がイギリス側に漏れていると考えたアメリカ軍は、情報戦の重要性に注目する。そしてニューヨーク州で農業をしていたエイブ・ウッドハルは作物を横流ししようとしていた際にアメリカ軍に目をつけられ、彼らのスパイとなるように命じられる。最初は戦争に巻き込まれることを拒否していたエイブだったが、イギリス軍の横暴さに耐えかね、彼らの情報を探るようになる…という内容。 第1話は1時間ちょっとの長尺なのだが、キャラクター紹介にいろいろ時間を割きすぎていて、肝心のプロットはあまり進んでいないような。スパイ活劇ものになるのか、重厚な時代劇になるのかが見当つかないんだよな。そもそも独立戦争時の時代背景がよく分からなくて、誰がイギリス側で誰がアメリカ側で、当時の勢力がどうなってたのか理解できないのですが、これって一般的なアメリカの視聴者なら知ってることなのかしらん。 なお登場人物はウッドハルを含めて殆どが実在した人物で、カナダでは銅像が立っている
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映画評

「Narco Cultura」鑑賞

昨年「アクト・オブ・キリング」と並んで高い評価を受けていたドキュメンタリー。 メキシコの麻薬戦争と、メキシコおよびアメリカのヒスパニックのあいだで人気が出ている音楽ムーブメント「ナルココリード(麻薬バラード)」を取り上げたもので、テキサスのエル・パソに隣接しているメキシコのフアレスは麻薬戦争の影響によって殺人の件数が10倍に跳ね上がり、年間3000人近い犠牲者が出るようになってしまっていた。その一方で金と権力を手にした麻薬王たちは若者たちの憧れの的となり、彼らのライフスタイルを賛美した歌が作られ、それが大衆のあいだで人気を博していくことになる。 このドキュメンタリーではフアレス警察で科学捜査を行なうリチ・ソトと、ロサンゼルスでナルココリードの歌手として大成しようとするエドガー・クインテロという2人の男性の日常が交互に描かれている。ソトのほうは毎日のように血なまぐさい殺人事件の現場に呼び出され、麻薬カルテルの報復を避けるために覆面をして捜査をする次第。それでも何人かの同僚は暗殺されており、警察もまたカルテルの金によって汚職がはびこっていることが示唆される(刑務所に銃持った連中が普通
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海外テレビ番組

デビッド・レターマンの後任にスティーブン・コルベアー

いろんなところで報じられてますが、いやー驚いた。いや確かに彼が候補として挙っていたし、自分もちょっとは期待していたものの、まさか実際そうなるとは思ってなかったので。まあでも地上波ネットワークのレイトショーの司会をレターマンから引き継ぐということは大出世になるわけで、ここは素直に歓迎すべきでしょう。 新しい司会になるのは2016年だし、まだどんな内容になるかも分からないものの、これはつまり「コルベアー・レポー」が2015年で終了することを意味しているので、放送開始から全エピソード観てきた者としてはなんか寂しいなあ。とりあえず「コルベアー・レポー」で演じている「ウルトラ保守」というキャラクターは演じないことを公言しているらしいけど、「素」のコルベアーの司会はどんなものになるんだろう。 あとは「コルベアー・レポー」の後番組がどうなるかですね。インターネット大喜利の番組「@midnight」が昇格するという噂が早くも出ているものの、やはり「デイリーショー」絡みの番組が続いて欲しいわけで、サマンサ・ビーあたりに番組持たせるとか、ジョン・オリバーをHBOから戻させるとか…?あといまの「レイト
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海外テレビ番組

「SILICON VALLEY」鑑賞

2000年代になって「ビーバス&バットヘッド」を復活させたりして、なんか日和ったなと勝手に思ってたマイク・ジャッジがいつのまにか作っていたHBOの新作コメディ。例によって第1話が公式のYouTubeチャンネルにあがってるのでIPアドレスをゴニョゴニョすれば視聴可能だよ。 タイトル通りシリコンバレーを舞台に、若きプログラマーたちを主人公にした内容で、グーグルもどきの大企業に勤めるリチャードは職場の雰囲気に居心地の悪さを感じながらも、仕事の合間に音楽配信サービスの立ち上げに取り組んでいたが、そこで使われているデータ圧縮のアルゴリズムが非常に画期的なものであることが周囲に知られ、会社の社長より直々に技術の買収を数百万ドルでオファーされることに。さらにシリコンバレーの大物からもオファーが届き、リチャードのとった選択は…というような内容。 どうもジャッジは80年代に実際にシリコンバレーで働いていたことがあるらしく、そのカルトな雰囲気が嫌ですぐ辞めたらしいが、番組の内容も比較的シリコンバレーに批判的なような。ハリウッド以上に金が集まるようになったシリコンバレーにおいて、企業のリーダーたちはエ
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アメコミ

「Stripped」鑑賞

アメリカの新聞に掲載されているコミック(横長の型式なのでコミック・ストリップという)についてのドキュメンタリー。 まずはコミックの歴史の説明から始まり、まだテレビやラジオが必ずしもポピュラーでなかった時代の大衆に娯楽を与えるものとしてコミックは大きな人気を誇り、ルーブ・ゴールドバーグやウィンザー・マッケイなどの作品が子供も大人も楽しませていたことが説明される。ミルトン・カニフがセレブのように扱われてたなんて今となっては信じられないような話ですな。 ご存知のようにアメリカでは日本のような全国紙はなく、それぞれの年において幾つもの新聞が発行されていたわけですが、それらにコミックを提供していたのがシンジケーションと呼ばれる配給会社で、彼らが良いと思ったコミックを作家から受け取り、各新聞に販売する仕組みであったわけです。よって作家たちはそれぞれの新聞と交渉するような必用はなく、シンジケーションに作品を売り込めばよかったわけで、作品が起用されたときは天にも昇る気持ちになったらしい。 その一方で作家たちは毎日のように作品を生み出し続けなければならず、ろくに休暇もとれない日々が何年も続くこと
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映画評

「A BAND CALLED DEATH」鑑賞

「シュガーマン 奇跡に愛された男」や「アンヴィル!」みたいな、忘れ去られたバンドを追いかけたドキュメンタリー。 1970年代初頭のデトロイト。黒人であるデビッドとボビーとダニスのハックニー3兄弟はザ・フーやアリス・クーパーに触発され、ロックバンドを組むことを決意する。モータウン全盛期のデトロイトにおいて彼らのような黒人がロックミュージックを演奏することは異色なことであり、近所の人たちからも「白人の音楽じゃないの!」と色目で見られた彼らだが、構わずに練習を続けて腕を上達させていく。当初はバンド名をロック・ファイヤー・ファンク・エキスプレスと名乗っていたものの、すぐにリーダーのデビッドの発案により名前を「デス」へと変更する(彼らは敬虔なクリスチャンであり、それなりにスピリチュアルな意向があったらしい)。 そして適当に選んだスタジオに入ってアルバムの収録を始めた彼らはプロデューサーに曲の良さを認められ、レコード会社の幹部にも紹介してもらう。しかしそのまんま「死」というバンド名が敬遠され、そのレコード会社はおろか世界中のレコード会社から拒絶をくらってしまうが、デビッドはバンド名の変更を頑
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海外テレビ番組

「CRISIS」鑑賞

NBCの新シリーズ。5月には日本でも放送されるとか?第1話の監督をフィリップ・ノイスが務めていた。 大統領の息子を含む、政府の要人や大企業の重役の子供たちが通う高校において、生徒たちが遠足の途中に何者かに誘拐されるという事件が起きる。生徒たちは巨大な邸宅に監禁され、政府の元エージェントだった黒幕はあらゆる点で完璧なプランを組み立てていた。FBIエージェントのスージー・ダンは子供が誘拐された親の1人である姉のメグと協力して捜査にあたるのだったが…というプロット。 最近のサスペンスドラマの傾向として、LOSTライクな謎解きものにとって代わって、1つの大きな事件が何話にもわたって対処されていく内容のものが増えてきているような?CBSの「HOSTAGES」とか、あとまあ「ザ・フォロイング」とか。20話もストーリーを引っ張れないからミッドシーズン向きの題材ではあるのだろうが、「HOSTAGES」の評判を聞く限りあまり成功しているようには思えないので、今後のトレンドとしてはどうなっていくんだろう。 んでこの「CRISIS」ですが、FBIエージェントよりも事件の黒幕のほうが主人公扱いになるの
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海外テレビ番組

「From Dusk Till Dawn: The Series」鑑賞

ロバート・ロドリゲスが立ち上げたヒスパニック向けケーブル局「El Rey」初のオリジナルシリーズだそうな。ロドリゲスが監督した1996年の同名映画のシリーズ化だけど、こないだの「ザ・ファーム」といいこんどの「ファーゴ」といい、90年代の映画のTVシリーズ化が最近顕著なのは何なんだ?オリジナルを劇場で観たアラフォー世代あたりを狙ってるのか?でも20年近く前の映画の内容なんてあまり憶えてないよう。 いわゆる名義貸し的な作品かと思いきやロドリゲスがガチで絡んでいて、第1話の脚本と監督を担当していた。文字通り夕暮れから明け方までの半日を舞台にしていた劇場版をシリーズ化しているために当然ながら話がものすごく引き延ばされていて、第1話では例のナイトクラブなどは登場せず、その前の酒店におけるゲッコー兄弟と保安官とのスタンドオフがみっちりと展開されていく。 いちおう吸血鬼らしき存在も出てくるものの、内容は完全なガンアクション。気になるのはゲッコー兄弟が平気で人を殺すサイコパスとして描かれているところで、極めて不快。あれを主役にしてしまうのは無理があるのでは。むしろ彼らに復讐を誓う若き保安官が主役
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映画評

「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」鑑賞

コーエン兄弟の新作。5月に日本公開されるらしいので、ネタバレにならない程度に感想をざっと。 1961年の冬の1週間を舞台に、売れないフォークシンガーであるルーウィン・デイヴィスの放浪のさまを描いたもので、ルーウィンはセッションに声がかかる程度のミュージシャンではあるものの出したレコードは売れず、家もないので知人のところに転々として泊まり、金やタバコをせびっている始末。ミュージシャンのとしての熱意も消え失せ、以前やっていた船員の仕事に戻ろうかとも考えているくせに、妥協してCMソングを演奏することも渋っているような彼が、仕事を求めてニューヨークのイーストビレッジからシカゴまで旅するのだが…というような話。 これは決して「夢見て努力するミュージシャンの話」ではないですよ。もっとドツボにはまった男の物語で、ある程度はルーウィン自身の不遜な態度に問題があるというものの、ダメ男が主人公だとつい感情移入してしまいますね。もともとデュオで活動していた彼がソロに転向したことがストーリーに大きく影響しているわけだが、その理由についてはここでは触れない(つうかトレーラーでバラしてるね)。フォークソング
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海外テレビ番組

「BELIEVE」鑑賞

こないだアカデミー監督賞を穫ったアルフォンソ・キュアロンが製作と第1話の監督を務めるNBCの新作ドラマ。プロデューサーとしてJJエイブラムスも関わっているみたい。 少女のボーは幼いころから超常的な能力を発揮することができ、その能力を謎の組織に狙われたために里親を転々としていた。彼女を守る別の組織に属するウィンターは死刑囚のテイトに目をつけ、彼を脱獄させる代わりにボーを保護するように命じる。仕方なしにボーと出会ったテイトだったが、そこにボーを狙った女殺し屋が現われたことから、ボーとテイトの長い逃避行が始まる…というストーリー。 なんか80年代にあった超能力少女マンガっぽいような…。池上遼一の「舞」ってこんな話じゃなかったっけ?ボーは人の感情を読み取ったり漠然とした予知能力を持っていることが示唆されるのだが、感情が高まるとさらに過激な能力をつかうことができ、要するに「イヤボーンの法則」ですな。日本のマンガだけでなく「キャリー」とかもそうだけど、ちょっとクリーシェ感が強いかと。 冒頭にちょっと長回しっぽい演出が使われているものの、それ以外は比較的普通の演出だったかな。CGのチョウとか
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海外テレビ番組

「MIND GAMES」鑑賞

ABCの新作ドラマ。 前科持ちの元詐欺師であるロス・エドワーズは、双極性障害を患っているものの有能な心理学者である兄のクラークと組んで、心理操作を用いて諸々の問題を解決する会社を立ち上げる。懐疑的なクライアントに心理と人間の行動の関係について説明しようとするロスだったが、クラークの突拍子もない行動のためにうまくいかない。さらにロスの元妻やクラークの元恋人が会社に加わったことで話がややこしくなり…という設定。 劇中に出てくる心理操作というのがいまいち良く分からんのだが、要するに人に暗示をかけるようなものかな?マインドコントロールではないと明言されてるんだけどね。「アドレナリンが放出されて気分が高揚した直後は暗示にかかりやすくなる」などといったもっともな説明がされたりするんだが、どこまで本当なのだろう。さらに結局はクラークの知識よりもロスの手腕に頼ってたりして、それって心理操作というよりも単なる詐欺ではないの?という気がしなくもない。 クリエーターはカイル・キレン。って「LONE STAR」と「AWAKE」の人か…かなり低い打率を誇っているような。さらにロスを演じるのがクリスチャン
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映画評

「それでも夜は明ける」鑑賞

ネタバレにならない程度に感想をざっと。 ・その題材や主人公の経験する物事は確かに過酷なものなんだけど、圧倒的な映像美や役者の巧みな演技によって、意外と角がとれて観やすい内容になっていた。あまりクセがなくて歴史もので感動のドラマ、という点では確かにアカデミー好みの作品ではあるな。 ・主人公が精神的かつ肉体的な試練を受けるという内容は、監督の前作「シェイム」よりもその前の「HUNGER」のほうに似ていると思いました。 ・キャストは豪華なんだけど、いろいろ出過ぎてみんなの出番は比較的短いよ(ファスベンダーは除く)。マイケル・K・ウィリアムスなんて冒頭に出てきたかと思いきやどこかに行ってしまったし。 ・ルピタ・ニョンゴの演技は巧いが、アカデミー賞とるほどのものか?マイケル・ファスベンダーのほうがずっと鬼気迫る見事な演技をしていたぞ。 ・ポール・ダノはかん高い声でわめくとっちゃん坊やの役ばかり最近は演じてるような。 ・そしてプロデューサーもやってるブラッド・ピットはちゃっかりおいしい役を演じてんなあ。 ・黒人は当時からaskをaksと発音していたのか?あれヒップホップ文化のスラン
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アメコミ

ゴールデンエイジのコミックスのアーカイブ

「AVクラブ」の記事で知ったのだけど、「THE DIGITAL COMIC MUSEUM」なるサイトで大量のゴールデンエイジ(1950年代初頭くらいまでの作品のこと)のコミックが閲覧できるようになっている。数千冊くらいのコミックがアーカイブされているのかな? ブラウザ上ですべて無料で閲覧できるほか、登録(これも無料)すればCBRファイル形式でダウンロードでき、リーダーアプリなどで読めるという便利さ。作品はみんな有志が原書やマイクロフィッシュをスキャンしてアップロードしているのかな?昔のコミックのマイクロフィッシュって日本の大学にも保管されてたりして、学生時代に卒論の参考にするために閉架書庫から引っ張りだしていた憶えがある。 公開されている作品はすべてパブリックドメインに属しているものらしく、DCコミックスやマーヴェル(もしくはその前身の会社)の作品は置いてないものの、検索するとジョー・サイモン&ジャック・カービーのロマンスものとか、スティーブ・ディトコの初期の作品とか、ジャック・コールの「プラスチックマン」とか、ウィル・アイズナーの「ザ・スピリット」とか、有名どころもざっと揃って
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海外テレビ番組

「THOSE WHO KILL」鑑賞

A&Eの新作刑事ドラマで、デンマークの作品のリメーク。なんか北欧の人たちって「キリング」とか「ザ・ブリッジ」とか陰惨な刑事ドラマばかり作ってるような気がするのですが、暗くて寒いところに住んでるとそういう気性になるのでしょうか。 ピッツバーグ市警の警部であるキャサリン・ジェンセンは、工場で発見された変死体がシリアルキラーの犠牲者であることを見抜き、犯人を捕まえるために犯罪心理学者のトーマス・シェイファーの手を借りることにする。犯人の手がかりをつかんで新たな犠牲者が出るのを防いだ2人だったが、犯人には逃走され、さらにその後にはキャサリンが捕まってしまい…というような内容。 まあ典型的な猟奇犯罪ものかな…ケーブル局の番組なので描写はちょっとグロいです。犯人の猟奇性というよりも主役2人のメンヘラぶりに重きが置かれているようで、トーマスは事件解決を忘れて犯罪者の心理に没頭してしまうし、キャサリンは過去のトラウマを抱えているために振る舞いがちょっとサイコさんぽかったりする。今後は2人の過去が徐々に明かされていく展開になるのかな?心にトラウマを抱えた者がシリアルキラーの心情を理解できる、という
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アメコミ

「Nemo: The Roses of Berlin」読了

『リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン』最新作だよ。前作「Heart of Ice」から思ったよりも早いタイミングで続編が出てきたな。主人公は前作と同じジャンニ・ダカール。この後はネタバレ注意な。 舞台は1941年。第二次世界大戦の戦火が世界を揺るがすなか、ジャンニの娘は15歳にして征服者ロビュールのもとへ嫁ぎ、ジャンニは夫のブロードアロー・ジャックとともに海賊業に専念して、アデノイド・ヒンケル率いるトメニア(「Black Dossier」にも出てきたナチスのアナローグね)の船を襲撃していた。しかしそんな彼女のもとに、ロビュールとジャンニの娘が乗った飛行船「The Terror」がトメニア軍によって撃墜され、2人が捕獲されたという知らせが入る。愛する娘たちを救出するために、夫と2人で急いでベルリンに潜入するジャンニ。しかしそれはヒンケルたちが仕掛けた罠であり、彼女たちを待ち受けていたのはドイツ版「リーグ」こと「黄昏の英雄たち」の残党たちであった…という展開。 人外魔境が舞台だった前作とは一転して、今回は人でごったがえすベルリンでの冒険活劇となっている。「黄昏
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映画評

「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」鑑賞

アレクサンダー・ペインが故郷のネブラスカを舞台に撮った新作。 半ばボケ気味の老人であるウッディは、「あなたは100万ドルが当たりました!」というチラシをもらったことから賞金をもらいにオマハから数百マイル離れたリンカーンまで行こうとする。彼の妻や息子のデビッドはそれが単なる宣伝用の文句であることを見抜くものの、ウッディは頑として譲らずに歩いてでもリンカーンに行こうとする。仕方なしにデビッドは仕事を休んで父親をリンカーンまで連れて行くことになり、途中でウッディの故郷である町ホーソーンに立ち寄って親族たちに出会うものの、ウッディが大金持ちになったという噂は町にまたたくまに広がり…といったストーリー。 全編を通してモノクロで撮影されており、ペインは「ネブラスカにお似合いでしょ!」と言ってるのだがそういう土地なのか?ネブラスカを舞台にしたロードムービーという点では同監督の「アバウト・シュミット」に通じるものがあるが、あちらはあくまでも話の中心がジャック・ニコルソンのシュミットだったのに対し、こちらは寡黙なボケ老人が主役なため中心にぽっかり穴が空き、その周りを登場人物が固めているような感じ。
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映画の雑記

ハロルド・ライミス死去

朝から訃報を聞いて落ち込む。というかもう69歳だったのか。 俺らの世代にとってはやはり「ゴーストバスターズ」のイゴン・スペングラーだよね。ほかのメンバーが奔放なアメリカンという感じだったのに対し、メガネかけて科学に打ち込むさまは日本人の多くが共感できたのではないか。最近は映画監督のイメージが強かったけど、トロントに住んでたときはSCTVの再放送をよく観ておりまして、若かりし彼がスケッチコメディを演じてるのが新鮮でありました。 俺も監督作の多くをチェックしているわけではないし、「紀元1年が、こんなんだったら!?」みたいな微妙な作品も作ってるのだけど、やはり「恋はデジャ・ブ」はホロっとする名作だよね。ビル・マーレーを使いこなせる監督としても貴重だったような(最近はウェス・アンダーソンがいるけど)。個人的にはやはり「アイス・ハーヴェスト」がすごく好きな作品で、故郷を離れたいダメ男を主人公にしたブラックユーモアとノワールのミックスが最高でした。 製作がそろそろ現実味をおびてきた「ゴーストバスターズ3」でも元気な姿を見せてくれると思ってたんだがなあ。合掌。
海外テレビ番組

「ABOUT A BOY」鑑賞

ニック・ホーンビィの原作小説をヒュー・グラント主演で映画化したやつのTVシリーズ版。なんで今ごろ?という気もするけど、まあネタがなかったんでしょう。 例によって内容はアメリカナイズされていて、舞台はサンフランシスコ。大ヒットしたクリスマスソングの印税で優々としたシングルライフを謳歌していたウィルは、シングルマザーが容易に口説き落とせることに気づき、架空の息子を仕立て上げてシングルファーザーのふりをして女性に接近する。同時期に彼の隣の家にはシングルマザーのフィオナとその息子のマーカスがやったので、ウィルはマーカスに彼の息子を演じるように頼むのだが…というような内容。まあ映画版と大体同じかな。 プロデューサーにロバート・デニーロが名を連ねていて、第1話の監督はジョン・ファヴロー。主役のウィルを演じるのはデビッド・ウォルトン…って誰だっけ。隣人の口うるさいニューエイジかぶれのシングルマザーをミニー・ドライバーが演じてるのだが、あの人ってここ10年くらいはうるさいオバサンの役ばかり演じているような。あとは「デイリーショー」のアル・マドリガルが出演しているのだけど、彼って「デイリーショー」
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海外テレビ番組

「RED ROAD」鑑賞

いつの間にか「サンダンスチャンネル」から改名していた「サンダンスTV」の新作ドラマ。 サンダンスチャンネルってマイナーなインディペンデント映画を放送するチャンネルというイメージが強かったのだけど、最近では「Top Of The Lake」や「The Returned」といった評判が高い海外の評判が高いTVシリーズを放送したり、冤罪が証明されて十数年ぶりに故郷に帰ってきた死刑囚の姿を描いたオリジナルドラマ「Rectify」などを作ったりして注目されているチャンネルなのであります。これらのドラマのざっくりとした共通点は「田舎町が舞台のサスペンス」「その田舎には湖があって、死体が沈んでる」といったところでして、決して気軽に観られるような内容ではないのだけど、改名してさらにTVシリーズに力を入れていくんじゃないかな。 そしてこの「RED ROAD」は「Rectify」に続く第2のオリジナルドラマで、舞台はアパラチア山脈のインディアン居留地。そこでニューヨーク大学の学生が行方不明になるという事件が起き、警官であるハロルドは捜索をはじめる。じつはその大学生はインディアンの男によって殺害され、
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映画評

「MAN OF TAI CHI」鑑賞

日本(だよね?)を舞台にした「47 RONIN」が批評的にも興行的にも壊滅的な結果であったのが記憶に新しいキアヌ・リーブスだが、実はアジアチックな映画に昨年もう1つ出ていて、さらにこちらでは初監督まで務めている。舞台は中国、セリフも殆ど中国語という完全な中国映画なのだが、これってキアヌが「僕が出演と監督やるから映画を作らせてよ」と中国資本にアプローチしたのかな。結果としてはやはりトンデモな作品になっていて、以後はみっちりネタバレしながら書くのでご注意ください: タイガー・チェンはリンコン太極拳を学ぶ若者で、配達業のバイトをしながらも老師の唯一の弟子として修行に励んでいた。太極拳は精神的なものだと老師に説かれるものの、その可能性を世に知らしめたいと思ったタイガーは異種格闘技のトーナメントへと出場する。太極拳ってゆっくり動く体操のようなイメージがあるけど、彼のリンコン太極拳はれっきとした武術であるらしい。そして初戦を勝利で飾ったタイガーは、その格闘スタイルを謎の大富豪ドナカ・マーク(キアヌだよ)に目をつけられる。 ドナカは香港で闇の格闘技場を運営しており、そこでの究極の試合は選手の生
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映画評

「COMPUTER CHESS」鑑賞

昨年アメリカで公開されたインディペンデント映画。 舞台は1980年代初頭(おそらく)。とあるホテルにおいてコンピューター同士のチェスの団体戦が行なわれ、コンピューター少年たち(および少女1名)が次作のプログラムを抱えてホテルにやってくる。さらに同じホテルではカップル向けのセラピー・セッションが行なわれており、さまざまな人物がチェスのコマのごとくホテルを行き交うのだった…とかいうような内容。 というか話のプロットが存在しないような…。プログラムに目をつけたペンタゴンのエージェントたちが登場し、自我を持ったコンピューターの存在が示唆されるものの、話は決してSFやサスペンスにはならないし、コメディっぽいようでシュールな会話が続くだけだし、何と言ったらよいものか…。コンピューターと人間の関係の始まりを描いてるという説もあるようだけど、よく分からんのよね…。 映像はモノクロのビデオ撮りで、70年代のビデオ機材をeBayで入手して実際にそれで撮影を行ったらしい。一カ所だけカラーになるけど、悪夢のようなリピート映像になっております。監督のアンドリュー・ブジャルスキーはマンブルコア出身の人らし
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音楽

チャーチズのライブ鑑賞

年末に「年取ってから後悔する37の事柄」という記事を読みまして、ならば俺はこれらの事を後悔しないように生きようと思いまして、なんか典型的なミッドライフ・クライシスの兆候が出ているわけですが、その37の事柄の1つに「機会があったときに好きなミュージシャンのライブに行かなかったこと」というのがあるわけですね。 それとこないだ書いたように90年代とかの音楽ばっかり聴いてるのも良くないよね、もっと新しい音楽を聴かないといけねいよね、と奮起して「AVクラブ」が選んだ2013年のベスト・アルバム群を片っ端から聴いてみたわけですね。そのなかではハイムやチャーチズ、デフヘヴンなどの曲が良いなと思いまして(逆にヴァンパイア・ウィークエンドは何度聴いてもピンとこない)、そのうちのチャーチズが来日することを知ってさっそくチケットを入手した次第です(本当はハイムがその前に来日してたのだがソールドアウトだった)。 場所は恵比寿のリキッドルーム。ワシが若い頃はリキッドルームは新宿にあったんじゃがのう。スタッフの対応はイマイチだったけど、会場は広くて良かったですよ。昨年ワイヤーが来日したときの、恵比寿の別のライ
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海外テレビ番組

「Babylon」鑑賞

チャンネル4の新シリーズ。今回のはパイロットムービー的な扱いで、秋からシリーズの撮影が始まるとか?監督はなんとダニー・ボイル。オリンピックの演出やったかと思いきや「トランス」撮って、そのあとこれを撮るとは忙しい人ですね。 イギリスの警察の世間の評判を回復させるために、スコットランド・ヤードはPRコンサルタントのリズ・ガーヴェイをアメリカより招聘。さらに警官たちの日常を撮影させるためにカメラマンを同行させる。リズはさっそく警察のイメージ向上にとりかかるものの、前任者の仲間の妨害などに遭って苦労する。さらに悪いことにロンドンで何者かによる連続狙撃事件が発生して…というプロット。 上は警視総監から下は現場の警察官まで、警察の混沌とした日常を赤裸裸に描いた内容になっていて、警察の指揮系統内、およびメディアに対する情報伝達の錯綜っぷりが大きなテーマになっている。ただしPRコンサルタントが主役とはいえ「The Thick of It」ほどのドギツさはないかな。 リズを演じるのが「ザ・イースト」のブリット・マーリングで、僅か数本の出演作で知的なブロンドという役柄を確立した感のある彼女ですが、
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