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映画評

「LAWLESS」鑑賞

日本では「欲望のバージニア」というアレな題名で6月に公開されるそうで。ニック・ケイヴ師匠とジョン・ヒルコートが「プロポジション 血の誓約」に続いてタッグを組んだ作品で、実在した3兄弟に関する小説を映画化したもの。 舞台となるのは1931年のヴァージニアの片田舎。禁酒法の時代にハワードとフォレストとジャックの3兄弟は密造酒を作って荒稼ぎをし、地元の警察も彼らのことを見過ごしていた。しかしシカゴから派遣された敏腕刑事とその上司の検事が利益の分け前を要求したのに対して3兄弟はこれを拒絶。こうして刑事と3兄弟による、血で血を洗う抗争が幕を開けるのだった…というようなプロット。 出演はシャイア・ラブーフにトム・ハーディ、ガイ・ピアース、ジェシカ・チャステイン、ミア・ワシコウスカ、ゲイリー・オールドマンなどといった豪華な面々が勢揃い。しかし登場人物それぞれに時間を割いているために、話が散漫なものになってしまったのが残念。女性2人とのロマンスの話はどちらか1つに絞ってもよかったのでは。オールドマン演じるギャングスターなんて途中でどこかに行ってしまうんですもの。抗争とロマンスとその他の話がが詰め
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アメコミ

「Nemo: Heart of Ice」読了

『リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン』シリーズ最新作。今回はミナ・ハーカーやアラン・クオーターメインなどは登場せず、「1910」に出てきたキャプテン・ネモの娘ことジャンニ・ダカールが主人公の外伝的な内容になっている。 舞台は1925年。父親の後を継ぎノーチラス号で世界7つの海を駆け巡り、海賊行為を働いていたジャンニはそんな生活を不毛に感じるようになり、父親がかつて試みた南極探検を行うことを決意する。以前にネモが南極を探検した際は、彼以外のクルー全員が怪奇な死を遂げるという結末を迎えていたのだ。父の遺した探検記、および最新の雪上車を揃えた探検は楽なものになるかと思えたが、ジャンニが略奪した宝物の奪還を狙ったチャールズ・フォスター・ケーンによって3人の発明家/探検家が追ってきたために探検は難航することに。追っ手から逃げながら南極の奥地を目指すジャンニたちだったが、そこで彼女たちは想像を絶する光景を目にすることになる…というストーリー。 南極が舞台ということで、ベースの話となるのは「アーサー・ゴードン・ピムの物語」「氷のスフィンクス」「狂気の山脈にて」あたりの小説。
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海外テレビ番組

「RED WIDOW」鑑賞

ABCの新作ドラマ。 舞台となるのはサンフランシスコで、ロシア系移民の娘であるマータは夫と3人の子供たちと幸せに暮らしていたが、夫のエヴァンは密輸に関わっていた。父親もロシア系ギャングに関わってるマータは、子供たちのためにも夫を闇稼業から足を洗わせようとするのだが、エヴァンの部下がギャングの大物のであるシラーのブツを盗んだことからエヴァンは何者かに射殺されてしまう。悲しみに打ち拉がれるマータだったが、気を持ち直して夫の跡を継ぎ、シラーへの借りを返しながら、夫を殺したのが誰なのかを突き止めようとするのだった…というストーリー。 あらすじで分かるかもしれないが、「リベンジ」の二番煎じみたいな内容。女性がいろいろ逆境におかれながらも、目的を果たしていこうとするなんかドロドロとしたドラマ。ABCってこういうの好きだよな。ただ「リベンジ」は主人公の目的が明確だったのに対し、こちらは主人公が事件に巻き込まれる形なので話の方向性が見えにくいのが難点。第1話も「そこで終わるの?」といった感じでカタルシスもなければ次の話を観たいという気にもならず、なんかすごく地味な印象しか受けないのであった。主人
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映画評

「アルゴ」鑑賞

今さらながら観ました。遅れてすみません。 昨日のアカデミー賞では監督賞や主演男優賞にもノミネートされていないのに作品賞を穫ったことについていろいろな説が飛び交っているようだけど、個人的な感想としてはこれが「ハリウッドが活躍する映画」だからだということでして、いつもは脚本のオプション権を値切ったりB級映画のメークをしてるような裏方さんたちが、CIAに頼まれて秘密任務を遂行し、人命を救助するなんて話を見せられたら、アカデミー会員の大半を占める裏方さんたちはそら喜ぶわな。 現実ではハリウッドはおろかCIAも中心的な役割を果たさず、カナダが尽力したことで人質が救出されたらしいが、まあそこはハリウッド映画ですから。古き良きハリウッドを甘ったるく描いた「アーティスト」が昨年作品賞を穫ったのと同じような事例かな。おまけにどちらの映画もジョン・グッドマンが陽気なハリウッドガイを演じているわけですが、ならば彼が映画監督を演じたジョー・ダンテの傑作「マチネー/土曜の午後はキッスで始まる」だって作品賞を穫っても良いと思うのだが、そううまくはいかないようで。 このようにハリウッドが重要な要素となる映画
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海外テレビ番組

「CULT」鑑賞

とてもダメダメ感のするThe CWの新シリーズ。 舞台はハリウッド。ワーナーのスタジオではカルト教団とそれを追う刑事を扱った、その名もずばり「カルト」なるサスペンスドラマが製作されて熱狂的なファンを獲得していた(放送局はもちろんThe CW!)。世間に顔を出さない謎のクリエーターによって作られたこの番組は映像のあちこちに謎を解く手がかりがちりばめられ、それを解読しようとファンたちは独自のコミュニティを作りあげるまでに至っていたのだ。一方ワシントン・ポストをクビになった記者のジェフは突然失踪した弟の行方を探すうちに、彼がこの番組に入れ込んでいたことを知る。不審に思った彼は番組のアシスタントであるスカイの助けを借りて調査にあたるのだが、番組のなかの出来事と現実の出来事が奇妙に交錯していき…というようなストーリー。 つまりテレビ番組のなかにもう1つ番組があるというメタな作りになっているわけだが、こういうのって「30ロック」みたいなコメディならまだしも、サスペンスなら「ビデオドローム」のように才能ある監督とかが臨場感ったっぷりにきちんと世界観を構築していかないとウソっぽく見えてしまうわけ
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映画評

「Seven Psychopaths」鑑賞

「ヒットマンズ・レクイエム」に続くマーティン・マクドナーの長編第2弾で、相変わらず過度なバイオレンスとブラックなユーモアが混じり合った傑作。 ハリウッドで脚本家をやっているマーティはライターズ・ブロックに陥っており、「7人のサイコパス」という作品の脚本が書けずに酒ばかり飲んでいる状態。そんな彼を心配した友人のビリーは実在の連続殺人犯の話をしてネタにさせ、さらには「サイコパス求む!」という広告を出したためにマーティのもとにヤバそうな人がやってくる羽目に。一方でビリーは公園で犬を誘拐し、飼い主が懸賞金をだしたところで「返却」するという詐欺行為で小金を稼いでいたのだが、マフィアのボスの犬を盗んだために相棒のハンスとともに狙われる身になってしまい…というようなプロット。 題名通りにサイコな人たちがたくさん出てくる展開になっており、マフィアのボスなんてのはまだ可愛いほう。マフィアを狙う連続殺人鬼とか、数十年前からシリアル・キラー殺しをやってるカップルとか、なんかヤバそうな人たちがいろいろ出てきます。しかも「こいつは普通そうだな」と思ってた人が後になってどんどんサイコになっていくあたりの展開
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海外テレビ番組

「ZERO HOUR」鑑賞

「ER」のグリーン先生ことアンソニー・エドワーズ主演の新シリーズ。第1話の監督は「96時間」のピエール・モレル。 ニューヨークで雑誌の編集長をしているハンクは、時計店を営んでいる妻のレイラと幸せに暮らしていたが、レイラが古物市で謎めいた古い時計を入手したことで、彼女は国際的なテロリストに誘拐されてしまう。手がかりとなる時計を調べたハンクは中にあったダイヤモンドに古地図が刻まれていることを知り、そこに記されていた地点へと向かうものの、そこには第二次世界大戦のときから伝わる、彼の出生にまつわる秘密が隠されていたのだった…というようなプロット。 話の設定は「ダヴィンチ・コード」っぽくてナチスの陰謀とか薔薇十字団の秘密とかがてんこ盛りになっているものの、あまり真剣な展開にならず、あくまでも明快な冒険活劇といった感じ。「LOST」みたいに謎がズルズルと続く内容でもなく、1シーズンごとに謎が解決されていく展開になるらしい。原案者が「プリズン・ブレイク」の人だということで、まああれくらい単純明快な話になるのでしょう。 謎の設定も行き当たりばったりというか突っ込みどころが満載で、海外で出逢った
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海外テレビ番組

「MONDAY MORNINGS」鑑賞

15年くらい前は「アリー・myラブ」とか「ザ・プラクティス」などのヒット作を連発し、テレビ界の貴公子的存在だったものの、最近はとんと話題を聞かなかったデビッド・E・ケリーの新作シリーズ。CNNの医療コメンテーターとかやってたサンジェイ・グプタの著作をベースにしたものだとか。 舞台となるのはオレゴンにある病院で、そこでは厳格な院長のもと、いろんなスタッフが職場や私生活でのトラブルを抱えながらも、患者たちを救うために頑張ってるのでした…って大半の医療ドラマと変わらんな。過去のケリーの作品って良くも悪くも特徴的なユーモアのセンスがあったけど、これはとても抑えた感じで話が進んでいく。 出演者はヴィング・レイムズや「ギャラクティカ」のアポロことジェイミー・バンバー、アルフレッド・モリーナなど比較的豪華。クレジットのトップはレイムズだけど、第1話だとバンバーのほうが主役っぽい扱いになってたな。しかし良い役者とはいえヴィング・レイムズに医者を演じさせるのは無理があるような。子供をあやすシーンとかでも殺気が出てるんですもの。あとチャウ・シンチーみたいな韓国系の医者がいて、カタコトの英語しか話せな
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映画評

「SAFETY NOT GUARANTEED」鑑賞

サクッと観られる去年のサンダンス映画。 ダリウスは人見知りする孤独な少女で、シアトルの出版社でインターンとして働いていたが、新聞に載っていた「過去へ一緒にタイムトラベルしてくれる人を募集。安全は保証せず」という個人広告について調べるよう命じられ、広告を出したケネスという男性の住む町へと記者たちと3人で向かうことに。そこで出会ったケネスは風変わりな人物で、タイムトラベルができるという証拠を見せないまま、自分は政府に狙われていると言いながらも「タイムマシン」の構築の準備をしていた。そんな彼に戸惑いながらも、話をするうちに彼に興味を抱いていくダリウス。しかし怪しい男たちが実際にケネスを尾行していることが分かり…というプロット。 あらすじだけだとSFものっぽく聞こえるかもしれないが、科学技術とか政治サスペンスなどとは無縁の内容で、あくまでも社会のはずれ者たちの生活を描いた青春コメディになっている。ダリウスとケネスは過去における母親や恋人の死をトラウマとして抱え、ダリウスの同僚の記者たちも町で出会いや別れを経験していく。やはりSF的がそんなに強くなかったサンダンス映画「アナザー・プラネット
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海外テレビ番組

「THE AMERICANS」鑑賞

FXの新作シリーズ。プロデューサーに「Justified」のグラハム・ヨストが名を連ねていて、第1話の監督は「Warrior」(日本公開まだ?)のギャビン・オコナー。 舞台となるのは1981年のアメリカ。フィリップとエリザベスは一見すると普通の夫婦だったが、実は2人とも60年代にソビエトから送り込まれたエージェントであり、その事実を2人の子供たちにも隠しながら、クレムリンからの指令を受けてスパイ行為を働いていた。しかし長年のアメリカ暮らしにおいて彼らの忠誠心が揺らぐなか、レーガン政権はスパイのあぶり出しに力を入れ始め、さらに彼らの近所にFBIのエージェントが引っ越してきて…というプロット。 ソ連のエージェントは当然のごとく銃もケンカも強くておまけに床上手で、誘拐してきた要人を車のトランクに閉じ込めたまま平穏な生活を子供たちの前で送ろうとする設定はまるでコメディのようですが、内容はあくまでも真面目なサスペンスになっている。二重生活を送るストレスから、フィリップは「いっそ亡命すれば楽じゃね?」と考えたりするものの、もっと祖国に忠実なエリザベスに喝を入れられてます。しかしお互いの本名も
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映画評

「Searching for Sugar Man」鑑賞

邦題は「シュガーマン 奇跡に愛された男」になるはず。今年のアカデミー賞にもノミネートされてるドキュメンタリー。 70年代に社会性の強いアルバムを2枚出したシンガー・ソングライターの(シクスト・)ロドリゲスを追ったもので、デトロイトで肉体労働をしながらクラブで歌っていたロドリゲスは地元のプロデューサーに見いだされてアルバムを発表し、多くの期待が寄せられていたもののアメリカやイギリスではまったく売れず、彼はレーベルから落とされてしまう。しかしその後2枚目のアルバム「Cold Fact」が南アフリカに渡り、アパルトヘイトに反発していたアフリカーンの若者たちのあいだでその歌詞が共感を呼び、ラジオ局では放送禁止になっていたにも関わらず彼の曲は南アフリカで広く知れ渡っていく。しかし肝心のロドリゲス本人は表舞台から完全に姿を消しており、ステージで焼身自殺をしたとか、銃で頭を撃ち抜いたという伝説がまことしなやかに語られているほどであった。果たして彼の身に何があったのか?疑問に思った南アフリカの音楽ジャーナリストは、彼の曲の歌詞にあった僅かな手がかりをもとにしてロドリゲスの消息を追っていくのだが…と
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海外テレビ番組

「THE FOLLOWING」鑑賞

ケヴィン・ベーコン様がベーコン指数のさらなる拡大のために地上波TVシリーズへ降臨されたのだよ。原案は変態ケヴィン・ウィリアムソン。 若き女性を10人以上も殺害したジョー・キャロル教授が刑務所より脱獄。10年前に彼を逮捕したFBIエージェントのハーディはその際に負ったトラウマのため一線を退いていたが、キャロルを最も良く知る男として現場に復帰することになる。キャロルが殺害しそこねた最後の被害者を中心に捜査を進めていくハーディたちだったが、キャロルは刑務所にいるあいだにそのカリスマ性を活かして数多くの信者を世間に生み出していた。こうして彼のフォロワーたちによるコピーキャット殺人が行われるようになり…というプロット。 地上波番組にしてはずいぶん過激な殺人シーンなどがあるのだが、それ以前にこのネタで何エピソードも引っ張るのは相当厳しいんじゃないのか?キャロル教授よりもそのフォロワーたちによる事件がメインになっていくようなんだけど、あまりにもフォロワーたちがキャロルを盲信しすぎていてリアリティに欠けるんだよな。『男性のフォロワー2人がゲイのふりをして、何年も前から被害者を狙っていた』なんて設
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海外テレビ番組

「THE CARRIE DIARIES」鑑賞

暴走する超能力を持った少女キャリーが、日々受ける虐待について恨みを込めて日記に記していく物語…などでは当然なく、邦訳もあるキャンディス ブシュネルの小説を原作にした「セックス・アンド・ザ・シティ」の前日譚で、放送局はHBOではなくティーン大好きのThe CW。 舞台は80年代のロードアイランド。高校生のキャリーは母親を亡くしたばかりの少女で、父親と妹とともに新しい生活に慣れようとしていた。学校ではイカした転校生といい関係になるものの、恋人にまで発展できずやきもきするばかり。そんな彼女を励まそうと、父親は彼女をニューヨークでインターンとして働かせることに。こうして憧れのニューヨークに行けることになったキャリーは、刺激的な人たちと出会ってナウいシティライフの世界へ足を踏み入れるのでした…というプロット。 80年代の世界ということもあり、「SATC」よりもジョン・ヒューズの映画を観てるような気になってくる番組。ホームセンターで売ってるベスト盤のごとくニュー・オーダーやサイケデリック・ファーズをはじめとした80年代の曲が背後で流れまくってるのですが、そこまで80年代を強調しなくてもねえ。
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海外テレビ番組

「DO NO HARM」鑑賞

「ジキルとハイド」をベースにしたNBCの新作シリーズ。 ジェイソン・コールは有能な神経外科医だったが、彼は暗い秘密を抱えていた。実は彼は二重人格者であり、毎晩8時25分になると性格が一変し、イアン・プライスという凶暴な人格にとって代わられてしまうのだった。ここ数年は試薬を投与することでイアンを抑え込んでいたジェイソンだったが、やがて薬が効かなくなってイアンが再び出現するようになり、彼はジェイソンの生活をぶち壊そうと画策するのだった…というプロット。 コンセプトは分かるんだけど、何をしたいのかがよく分からん番組。医療ドラマに猟奇サスペンスっぽい味付けをしたつもりなんだろうけど、その2つがぜんぜん噛み合っていないというか。そもそもこういうヤバい秘密を抱えている主人公が医者をしているというのが現実味ゼロなわけで、イアンがジェイソンを装って手術をメチャクチャにしようとする姿などは見ていてかなり不快。また患者を虐待していた夫(しかも警官)をボコボコにして虐待を止めさせる展開があるんだけど、ふつう警官にそんなことしたら発端は何であれ裁判沙汰になるよなあ。主人公は人里離れた山奥にでも引きこもる
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海外テレビ番組

「CONTINUUM」鑑賞

こんどアメリカのSyfyチャンネルでも放送開始された、カナダのTVシリーズ。たまには自分たちでSFドラマ作ろうぜサイファイさんよお。 物語が始まるのは2077年。そこは政府に代わって巨大企業が覇権を握った社会であったが、それに反発した活動家集団「リベレイト」は大規模なテロを実施し、3万人もの死傷者を出す惨事を引き起こす。キエラ・キャメロンを含む警察組織(そこのエージェントは「プロテクター」と呼ばれる)はリベレイトのリーダーたちを逮捕し、うち8名には死刑が言い渡されるものの、彼らは執行時に謎のデバイスを使って脱走をはかり、それを阻止しようとしたキエラも脱走に巻き込まれてしまう。そして気がついたとき、彼女は2012年のバンクーバーにいるのだった…というプロット。 過去に戻って未来を改変しようとする悪者を阻止する警官の話ですが、あくまでも舞台は現代なので「ライフ・オン・マーズ」みたいなノスタルジックな描写は無し。またタイムスリップは一方通行のようで、未来に帰ろうとするキエラの奮闘が描かれるのですが、時間旅行の要素が今後どこまで強調されるかはよく分かりません。未来から来たハイテク・ヒロイ
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海外テレビ番組

「The Goode Family」鑑賞

2009年にABCで放送されたマイク・ジャッジによるアニメーション・シットコム。放送開始から人気は芳しくなく、視聴率も低迷して13話であっという間に打ち切りになった作品だが、今度DVDボックスが出るとのことで第1話を観てみたら意外と面白かった。 話の主人公となるのはグッド家という非常にリベラルなライフスタイルを貫いている一家で、ジェラルドとヘレンの夫婦は稼ぎが少ないものの「政治的に正しい」生活ができるよう務めており、家庭農園で有機野菜を栽培したり自転車通勤を心がけている次第。長男のユブンツはアフリカからの養子で、てっきり黒人の子供が来るかと思ってたら南アフリカの白人の子が来てしまったもの。また長女のブリスは両親の押し付けがましいリベラリズムに反抗的であり、もっとコンサバな暮らし方に興味を抱いていたりもする。さらに一家のスタイルは飼い犬のチェにも及んでおり、ベジタリアンなエサしかもらえないので裏では近所のペットを捕獲して食べている。 こんな一家のほかにも、彼らの信条がいっさい理解できないアメリカンな性格のヘレンの父親とか、ジェラルドの職場の同僚とかが出てきてドタバタを繰り広げる内容
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映画評

「ジャッジ・ドレッド」鑑賞

1995年のスタローン主演の作品のリメークというよりも、同じコミックを原作にした別物の映画。 スタローン版は凡作と見なされてるけど俺はそれなりに好きで、コスチュームやローマスター・バイクの再現度は高かったし、ミーン・マシーンやABCロボットなんかも出てたのはファンサービス旺盛だったんだけどね。監督のダニー・キャノンもドレッドの熱心なファンだったはずなのだが、すべてスタローンが主演したことで原作とは大きく異なる内容になってしまったのが残念なところで。まあスタローン主演だったからこそあそこまでの予算が確保できたんだろうが。 そして今回のものはスタローン版の反省を生かして原作にもっと忠実になっており、つまりどういうことかといいますとカール・アーバン演じるドレッドは最初から最後までヘルメットを外さずに出演している。しかし顔半分を隠すヘルメットのおかげで主役になかなか感情移入できないのも事実であり(もともと感情など無いキャラクターではあるが)、ここらへんはコミックと映像の克服しにくい違いでありますね。 舞台となるのは核戦争によって周囲が焦土と化したあとのアメリカ東海岸で、過去の都市の残骸
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映画評

2012年の映画トップ10

昨年同様に、観た順に10本選んでみました。順位は特につけません。 「ドライヴ」 サソリのジャケット買っちゃったよ。 「ファミリー・ツリー」 まったりと話が進んでいるようで、家族の絆をしっかり描いている点が秀逸。 「CHRONICLE」 少年マンガに出てくるような超能力バトルがしっかり撮れた作品。 「アベンジャーズ」 純粋な娯楽という点ではこれが抜きん出ていた。いろいろツボをちゃんと抑えた大作。 「アイアン・スカイ」 粗削りではあるんだけど、低予算で風刺と特撮をきちんとまとめたことに敬意を表して。 「キャビン」 ホラーの定番を見事にスプーフした傑作。これ観ちゃうとB級ホラーが普通に観られなくなるかも。 「ムーンライズ・キングダム」 あまりにも箱庭的にまとまりすぎてる気もするが、W・アンダーソンの1つの頂点ですな。 「THE BAY」 まさかバリー・レヴィンソンがファウンドフッテージものをやるとは。パニックに襲われる町を手堅く描いている。 「007 スカイフォール」 オールドファンに気をつかいつつ、新たな幕開けを迎えることに成功した秀作。 「Beasts of The
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映画評

「 LOOPER/ルーパー」鑑賞

かの知られざる傑作「BRICK‐ブリック‐」のライアン・ジョンソンとジョセフ・ゴードン=レヴィットが再び組んだSFアクション。 既に日本の公式サイトがあるのでストーリーはそちらを参照してください。30年後の未来の犯罪組織から送られてくる邪魔者を始末する仕事を受けていた主人公が、未来の自分を始末する羽目になり…といったプロットです。ちょっと理解するのに時間がかかったんだが、舞台は現在とその30年後、ではなく2044年と2074年になるのですね。2044年の光景が現在とあまり変わらないんで少し困惑してしまったよ。 主役のゴードン=レヴィットの30年後の姿を演じるのがブルース・ウィリスで、他にもポール・ダノやエミリー・ブラント、ジェフ・ダニエルスなど豪華なキャストが脇を固めている。ウィリスに似せるためにゴードン=レヴィットは特殊メークをしてるのだが、おかげでいつもと違った顔つきになってしまい少し不気味であった。それでもあの顔がああなるのは結構無理があるような。 ブルース・ウィリスのタイムトラベルものという意味では「12モンキーズ」に似てるかな。「ガタカ」みたいな知的なSFものが好きな
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雑記

謹賀新年2013

みなさま明けましておめでとうございます。なんたらかんたら。 昨年末の世界終末は皆様の努力により無事回避されましたものの、世の中のニュースとかそれに対するヤフコメとかみてますと、いっそ世界は終わったほうがいいんじゃね?と思いつつも世の中は続いていくわけで。This circus has no prayer / No UFO to save us / And do we really care. 私と言えば相変わらず臍を噛むような気持ちで日々を過ごしているわけですが、惰性で生きていても何かいいことあるさ、ということにしておきましょう。 それでは今年も宜しくお願いいたします。
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海外テレビ番組

「THE GIRL」鑑賞

HBOとBBCが共同製作したTVムービー。 アルフレッド・ヒッチコックと「鳥」の主演女優であるティッピ・ヘドレンの関係を描いたもので、撮影にあたり主役を探していたヒッチコックはTVコマーシャルに出ていたヘドレンが目にとまり、脚本家に反対されながらもモデル出身の彼女を「鳥」の主役に起用する。そして彼女を演出するうちにやがて性的な関係を迫るようになり、ヘドレンはこれを拒絶。これに対してヒッチコックは彼女を屈服させるため、生きた鳥に襲われる過酷なシーンを5日間にわたり彼女に演じさせるのだった…というようなプロット。 ヒッチコックを演じるのがトビー・ジョーンズで、見事な小太りメークをして冷徹ながらも色欲を垣間見せる不気味なヒッチコックを好演しているぞ。それに反発するヘドレンを演じるのがシエナ・ミラーなんだけど、こちらはずっと仏頂面であまり面白くない。ヒッチコックに耐えつつも屈服しない芯の強い女性を演じてるはずなんだが、どうも演技が堅いんだよな。そのふたりの関係に気づきつつも何もできないヒッチコックの妻を演じるのがイメルダ・スタウントン。 いちおう関係者の話をあつめて事実に基づいた内容に
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海外テレビ番組

「Doctor Who: The Snowmen」鑑賞

今年のクリスマス・スペシャル。新しいタイトルシーケンスは効果音がバチバチうるさい気がするものの、ドクターの顔が映るようになってオールドファンには嬉しい限り。リブート後はこれが欠けてたんだよなあ。 舞台となるのはビクトリア王朝時代のイギリス。前の話でエイミーとローリーを失ったドクターは失意にくれてロンドン上空の雲の上にとどまっていたが、友人のエイリアンたちの依頼を受け、雪ダルマが人を襲うという事件の調査に乗り出す。そしてその過程でクララという少女に出会ったドクターは、彼女と一緒に(というかつきまとわれて)事件の黒幕であるシメオン博士のもとに向かうが、さらにその裏には謎の存在が潜んでいて…というような話。 話が1話で完結していた過去2年のクリスマス・スペシャルに比べ、前の話のトラウマを引きずったドクターが新しいコンパニオンに出会い、彼女の謎を追うことになるという続き物の要素が強い内容になっている。 動く雪ダルマを使って人を襲撃させるシメオン博士を演じるのがリチャード・E・グラントで、ここは8代目ドクターと「ウィズネイルと僕」のコンビ復活とならなかったのが残念ですな。さらに博士の背後
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映画評

「ALPS」鑑賞

「Dogtooth」こと「籠の中の乙女」で全世界の度肝を抜いたヨルゴス・ランティモス監督の新作。主演は「乙女」の長女を演じた人で、「Attenberg」の女の子も出てます。 新体操のジムに通う少女2人が、中年男性ふたりと組んで「アルプス」というグループを結成。彼らは愛する人たちを失った遺族に近づき、亡くなった人の身代わりをしばらく演じることで、別れの悲しみを和らげさせるという商売を始めるのだが…というようなプロット。 話のあらすじだけ聞くと、人との別離を感情的に描くとか、他人を演じてアイデンティティ・クライシスに陥るとか、職務を忘れて遺族を愛してしまうとか、なんかそんなメロドラマチックな展開を期待してしまうのですが、そんな描写は全然なくて、ただ与えられた仕事を無機質に淡々とこなしていく主人公たちの姿が描かれていく。 彼女たちの「サービス」を受ける遺族たちについても顔が殆ど映されず、感情も表にしないのがかなり不気味で、主人公たちに感謝するどころか彼女たちにコスプレをさせ、あれこれ指示してコキ使っている始末。恋人代行としてエッチする者もいるほか、亡くなった夫の浮気現場を再現させ、そ
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映画評

「ホビット 思いがけない冒険」

ケチなので2Dで観ました。48FPSってのも経験したかったんだけどね。 なるべく事前にいろいろ調べないようにして観に行ったのですが、いやリチャード・アーミテジやジェームズ・ネスビットが出演していたことがエンドクレジットの時点まで気づきませんでしたよ。みんな鼻のデカいメークをしてるんですもの。 世の中的には批評的にも興収的にも前作とくらべてイマイチといった話が出ているものの、個人的には結構楽しめましたよ。確かに前作と比べるとストーリーのスリル感が欠けているかもしれないが、それはひとえに原作が「指輪物語」に比べると弱いということで。 冒頭からイアン・ホルムとかイライジャ・ウッドなど懐かしい顔が出てきて寸劇じみたことをやって、それからドワーフたちのコントじみた酒宴が行われたりと、どことなく間延びしてる感は否めず、前半もフラッシュバックや小話などが続いてちょっとダレ気味かな…と思いつつも観てるうちにホワーンとした感じになってきて、ニュージーランドの美しい大自然の風景と相まって中つ国の盛大な観光映画を観てるような気分になっておりました。やはり監督にピーター・ジャクソンを起用したのは正解だ
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海外テレビ番組

「DECEPTION」鑑賞

1月から始まるNBCの新作ドラマ。でも内容はABCっぽいナイトタイムソープもの。 巨大な製薬会社の社長の娘であるヴィヴィアン・ボウワーズがオーバードーズによって死んだ姿で発見される。しかし他殺の可能性もあることと、以前より汚職の疑いでボウワーズ一家に目を付けていたFBIは、サンフランシスコ市警のジョアンナに、一家を探るように依頼する。ジョアンナの母親はかつてボウワーズ家の住み込みの召使いであり、ヴィヴィアンとジョアンナは幼なじみであったのだ。刑事であることを隠してボウワーズ家の面々と再会したジョアンナは家長のロバートに歓迎され、そのまま家に泊まるように誘われる。そしてヴィヴィアンの死をめぐる捜査にかかるジョアンナだったが、その裏には一家をめぐる大きな陰謀がうずまいていた…といようなプロット。 金持ちの大家族のドロドロとした人間関係に殺人事件のミステリーが絡んでくるあたりは、ABCの「リベンジ」に似てるんじゃないですかね。というか恐らくあの番組の成功を受けて作られたものかと。酒浸りで口うるさい母親とか、薬物に溺れがちのヤサ男とか、反抗的なティーンの娘など、登場人物はかなりありがちな
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