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海外テレビ番組

「Hit & Miss」鑑賞

クロエ・セヴィニー主演のイギリス製のTVシリーズで、クリエーターは「シェイムレス」など崩壊家庭ものを得意とするポール・アボット。 ミアはマンチェスターを拠点とする美しき殺し屋だったが、実は彼女はトランスジェンダーの男性であり、昔の恋人の女性がガンで亡くなったことと、自分には彼女とのあいだに11歳の息子がいることをある日突然知らされる。そして彼女が息子のところに赴くと、そこでは息子のほかに3人の子供たちが母親のいない家で細々と生活していた。ミアに対して敵対感を抱く子供たちだったが、母親の遺言でミアが彼らの後見人に指名されていたこともあり、彼女はそこで暮らすことになって奇妙な共同生活が始まる…というようなストーリー。 クロエ・セヴィニーはイギリス訛りを(どうにか)流暢に使用しているほか、偽チンコをつけたヌードを披露するなど体を張った演技を見せてくれるのだが、格闘シーンではどうも腰が引けてるのが興醒め。ヒジを曲げたパンチはあまり痛そうではないぞ。あと彼女は田舎の家に移り住んだあとも殺人の依頼を受け続けるんだが、日帰り出張するヒットマンになるんですかね。 サスペンスかというとそうでもな
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映画評

「アメイジング・スパイダーマン」鑑賞

うーん。オタクが丹念に作り上げた曲を、イケメンのにーちゃんたちがやってきて「後はまかせとけ!」といった調子でそれをカバーしたような感じというか、きらびやかさはあるものの、どうも情熱が感じられないんだよな。 監督のマーク・ウェッブがどれだけスパイダーマンに詳しいのか知らないけど、サム・ライミはウィレム・デフォーにスパイダーマンの魅力を電話で2時間と語り続けたという筋金入りのファンであるわけで、原作へのリスペクトが前シリーズでは如実に感じられたわけです。それに対して今回のはライミ版から無理して離れようとしている印象があって、おかげでスパイダーマン作品として外せない点が外されてるというか。アンクル・ベンが「With great power ...」のセリフも言わずにあっけなく死んでしまったのは拍子抜けしたなあ。 アクション・シーンも比較的凡庸。個人的に思うにリザードってバットマンでいうとツーフェイスくらいの敵役で、単独で映画を抱えられるほどのキャラクターではないと思うのですよ。顔のデザインも平面的でキバも生えてないし、学校の廊下でチマチマ戦われてもねえ。とはいえディラン・ベイカー版のリ
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映画評

「ゴッド・ブレス・アメリカ」鑑賞

「WORLD'S GREATEST DAD」のボブキャット・ゴールドスウェイトによる新作。 フランクはしがない中年のサラリーマンで、妻子とも別れてひとり寂しく暮らしていた。毎晩のように放送されるゴミのような番組やニュースに嫌悪感を抱きつつもテレビを眺める凡庸な生活を送っていたのだが、ある日ハラスメントの容疑をかけられて職場を解雇されたうえに頭に脳腫瘍が見つかるという災難に見舞われてしまう。これによって自殺を考えるフランクだが、いっそ死ぬ前にテレビで見かけた生意気なクソガキを殺してから死のうと考え、彼女の通う高校に向かう…というストーリー。 フランクの所業に惚れ込んだロキシーというサイコな女子高生が彼に加わり、2人がアメリカ各地をまわりながら殺戮を繰り返していく内容になっていて、2人の裁きをうけるのはリアリティー番組に出てくるアホなティーンや、ティーパーティーのデモ参加者、ニュース局の保守コメンテーターなどなど。とはいえフランクは極端なリベラルとかアナーキストというわけではなく、単に世の中のゴミっぷりに当惑してるごく普通の中年として描かれている。ここらへんは監督の世間に対する考えが
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映画評

「SOUND OF NOISE」鑑賞

AintItCoolのデブ君などが絶賛していたスウェーデン・フランス合作の映画。 アマデウスは著名な音楽家を輩出してきた家系の出身で、弟も人気ある指揮者だったが、自身は音楽のセンスが全くなく、音感が無いどころか音符も読めない一家の異端児であり、音楽を嫌って刑事として働いていた。そんな彼のところに前代未聞の事件が飛び込んでくる。街に流れる音楽の凡庸さに飽き飽きした6人のミュージシャンが、この世の中をブチ壊せ!といった意向で音楽にまつわる4つの破壊計画を計画(作曲)し、それを実行に移してきたのだ。まず彼らは病院に潜入し、手術室で派手な音楽パフォーマンスを繰り広げる。その現場から犯人たちがミュージシャンであることを察したアマデウスは、図らずも音楽にまつわる調査に関わることになり…というようなストーリー。 ミュージシャンの6人は基本的にみんなドラマーなので、身の回りのものをポコポコと叩いて音楽を生み出していくさまはブルーマン・グループかアインシュテュルツェンデ・ノイバウテンのよう。医療機器や銀行の備品、工事現場の重機などを使って音楽パフォーマンスを繰り広げるさまが非常に面白いぞ。 これ
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「THE NEWSROOM」鑑賞

「ソーシャル・ネットワーク」に「マネーボール」、そしてスティーブ・ジョブスのやつと、最近は伝記映画の脚本家という印象が強いアーロン・ソーキンによる、ニュース番組の裏側を描いたHBOの新作シリーズ。第1話の監督はグレッグ・モットーラだった。 ケーブル局のニュース番組でキャスターを務めるウィル・マカヴォイは政治的に中立のスタンスを保ち、自分の意見も口にしない人物であったが、大学の討論会で「アメリカが偉大な国である理由は何だと思いますか?」と質問されたときにブチ切れて「アメリカは偉大な国じゃないんだよ!かつてはそうだったかもしれないけど、いまの世代は最悪だ!」とぶちまけたために大センセーションを起こし、しばらく休業するはめに。そして職場に復帰すると自分のスタッフの大半は別の番組に異動しており、それを見かねた上司で恩師のチャーリーはウィルの元彼女でプロデューサーのマッケンジーを招聘してウィルをサポートさせるのだが…というようなプロット。 ソーキンは以前にもスポーツ番組の裏側を描いた「SPORTS NIGHT」とかコメディ番組の製作陣を扱った「STUDIO 60」とかを作った人なので、また
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「DALLAS」鑑賞

TNTで始まった、過去に13シーズンも続いた大ヒットドラマの続編。リメークではなく続編だあるところがポイントで、前作のキャストがそのまま出演していたりする。「JR」役のラリー・ハグマンなんて80歳ですよ。日本でも80年代初頭に放送してたのはぼんやり憶えてるんだけどね、ろくに観たことないっす。 話の内容も当然ながら前作を踏襲したものになっていて、テキサスの富豪一家であるユーイング家を舞台に、石油に絡んだ利権とか肉親同士の争いとか男女間の嫉妬とか、そうしたドロドロした展開が繰り広げられるらしいんだが…誰が誰だか全然分からんのよ。各キャラクターの説明もろくにされず、前作からそのまま話が進んでいくものだから、誰と誰が肉親でどういう関係にあるのかもよく分からない次第であった。まあこれは俺の方に問題があるわけですが。 そして話の内容は典型的なナイトタイム・ソープで、ガンを隠す家長とか、かつて恋仲にあった男女とか、怪しい目的を持った女性とか、まあベタな要素がてんこ盛りであったよ。こういうドラマの元祖が「ダラス」であることを考えると当然の展開であるわけだが、どうも自分の好きなジャンルのドラマでは
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映画評

「アイアン・スカイ」鑑賞

フィンランドで「スター・レック」を作った人たちが、また資金集めから始めて長年コツコツと作業して完成させたSFコメディ。前作はクリエイティブ・コモンズ下のアマチュア・ムービーといった感が強かったけど(ただし出来はとてもいい)、今回はフィンランドとドイツとオーストラリアの合作という扱いだし、オーストラリアやニューヨークなどでもロケをしていて大作になったなあという印象を受ける。でも良い意味でアマチュア感覚が残ってるけどね。 舞台は2018年。アポロ計画以来となるアメリカの宇宙船が月の裏側に着陸すると、そこにはなんと第二次世界大戦の際にナチスの残党が秘密基地を作り上げていた。彼らは宇宙飛行士を捕獲し、彼が持っていた携帯電話の技術がナチスの巨大宇宙船「神々の黄昏」号の完成に必要不可欠であることを発見する。そしてこの技術を入手するために、総統の命を受けてナチス高官のアドラーは小型宇宙船でニューヨークに潜入するのだが…というようなストーリー。 話のあらすじはアサイラム社のC級ムービーみたいに聞こえるかもしれないが、アメリカに対する皮肉がいっぱい詰まった意外にクレバーな風刺映画になっていたよ。ア
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「SAVING HOPE」鑑賞

NBCの新作シリーズで、カナダからの輸入品。カナダ製の製作費が安いドラマが放送されるようになると、あー夏が始まったなという気分になりますね。尤もNBCは普通のシーズン中も「THE FIRM」とか放送して視聴率稼ぎを放棄してたわけだが。 チャーリーはトロントのホープ病院の優秀な医師だったが、同じ病院で働く恋人との結婚式に向かう途中に交通事故に遭い、昏睡状態になってしまう。そして気付くと彼は自分の体を離れて精神体として自在に動き回れるようになっており、病院で亡くなった人たちとの霊と話せるようになっていた…というようなプロット。 こういう設定ならば普通は話がオカルトっぽくなるか、「Life on Mars」みたく主人公が必死に現世に帰ろうとするか、あるいはその能力を活かして患者を救うことをしそうなものだけど、何と主人公は突っ立ってるだけで何もしないでやんの。自分を蘇生しようとする恋人の姿を眺めたり、死者の霊と話したりするだけで、何をしたいのかが全然分からないのですよ。別に「ハウス」よろしく毎回患者を救えとは言わないが、単に病院の日常を描くだけならこんな設定は不要だったろうに。 チャー
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「BUNHEADS」鑑賞

ABCファミリーの新作ドラマ。「ギルモア・ガールズ」のクリエーターとして知られるエイミー・シャーマン=パラディーノによる作品で、あの畳み掛けるような素早いセリフまわしは健在だぞ。 ミッシェルは才能あるダンサーだったが運に恵まれず、ラスベガスのダンサーとして細々と暮らしている女性。ミュージカルのオーディションも受けられず落ち込んでるところに、熱心なファンであるハベルという男性の求婚を受け、つい承諾してしまう。こうして結婚した彼女たちはハベルの家がある海辺の小さな町に向かうが、そこではバレエの教師をしているハベルの母親が待ち構えており、息子の結婚を好ましく思っていなかった。そのためミッシェルと彼女は反目しあうものの、やがてダンスへの情熱で通じ合って仲良くなるのだが…というようなプロット。 バレエに打ち込む少女たちが出てきてダンスのシーンが多分にフィーチャーされてるあたりは「GLEE」を彷彿とさせるものの、あそこまで派手ではなくてあくまでもストーリー主体といった感じ。ミッシェルを演じるサットン・フォスターってブロードウェイで活躍してる女優ということでダンスの腕前もさることながら、絶妙な
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「BURNING LOVE」鑑賞

コメディ集団「THE STATE」のケン・マリノが日系人のカミさんと作ったウェブシリーズ。米ヤフー!のサイトで配信中で、日本から観るにはIPアドレスをゴニョゴニョする必要あり。 同じくウェブシリーズとして始まった「CHILDRENS HOSPITAL」が「ER」のような医療ドラマのパロディであるのに対し、こちらは「The Bachelor」のような恋愛もののリアリティー・シリーズのパロディで、独身の消防士マークの妻の愛を求めて、10数人の女性たちが競い合うという内容になっている。 それで集まった女性たちがみんなクセもの揃いで、妊娠中だったり80代だったりパンツ履いてなかったりと、いろんなネタが仕込まれていて結構笑える。なぜかケン・チョンが女装して紛れてたりするし!あと盲目の女性がいてきわどい差別ギャグの対象になってたんだけど、あれいいのかな。そして彼女たちは徐々に花嫁候補から脱落していき、やがて勝者が決定されるみたい。 マークが女性たちの特徴にまるで気付かぬままシュールな展開が繰り広げられていくんだけど、ゲストに出てくる俳優陣がとても豪華で、前述のケン・チョンのほか「THE S
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映画評

「RED TAILS」鑑賞

ジョー・キューバート御大のポスターはかっこいいね。最近引退説がいろいろ出てきてるジョージ・ルーカスが自腹を切って製作した戦争映画。 「タスキーギ・エアメン」の名で知られる、黒人のみで編成されたアメリカ陸軍航空隊第332戦闘機隊の活躍を描いたもので、そこのパイロットたちは優秀な腕を誇っていたものの、軍内部の偏見により前線での活躍の場を与えられず、中古機を与えられてイタリアで後方支援をしていた。しかし幹部たちの上層部へのアピールが認められ、ドイツ軍との初めての空中戦でも成果を出したことから、最新鋭の戦闘機P-51ムスタングを与えられる。そして彼らは機体の尾翼を赤く塗ったことで「レッド・テイルズ」の通称で知られるようになり、ベルリンへの爆撃機の援護にあたるのだった…というようなストーリー。 いちおうクレジット上ではテレンス・ハワードとキューバ・グッディング・Jr.が主役扱いだけど、彼らはお偉いさんの役で地上から戦闘を見守ってるだけで、その部下のパイロットたちの活躍と葛藤に焦点が当てられている。トリスタン・ワイルズやアンドレ・ローヨなど「ザ・ワイヤー」の役者が多く出演してるぞ。 それで
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「MEN AT WORK」鑑賞

TBS(アメリカのケーブル局だよ)の新作シットコムで、クリエーターは「Franklin & Bash」のフランクリンことブレッキン・メイヤー。 マイローはニューヨークの雑誌の編集部に務めるナイーブな男性だったが、ガールフレンドにふられてひどく落ち込んでしまう。そんな彼を3人の同僚が慰め、奮起させようとするのだが…というのが第1話のプロット。 男4人がただダベっているだけの、ひどく凡庸なシットコムだなあといった感じ。「SATC」みたいにウィットが効いているわけでもないし、男の本音を描いてるわけでもなく、東海岸のマスコミ関係者が酒飲んでたわむれてるだけで、共感できるようなところが全然ないんだよね。第2話ではJKシモンズとかイーサン・スプリーなどと豪華なゲストも登場するものの、あまりまっとうに使われてなかったような。 ケーブル局なんだからもっと幅広いネタが扱えただろうし、ブレッキン・マイヤーって若い頃から映画業界にいるんだからもうちょっとオリジナリティのある作品にしても良かったと思うんだけどね。本国のメディアにも叩かれてるようなのであまり長続きはしないでしょう。
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映画評

「アベンジャーズ」鑑賞

今週いっぱいアメリカに行ってたので、無理矢理時間つくって観てきたのだよ。 いやーもう最高。娯楽映画の極致ですな。ジョス・ウィードンって今までテレビの人という印象が強かったのだけど、劇場映画もここまできちんと作れてしまう人だったのですね。ドンパチ中心の映画とはいえ各キャラクターのストーリーもきちんとツボをおさえ、テンポの良いセリフまわしに絶妙なユーモアを交え、2時間半の長尺がまったく中だるみしない出来になっている。他のヒーローたちに比べて社長(アイアンマン)が活躍しすぎじゃないのとか、やっぱり物を言わない敵って魅力ないよねといったツッコミどころも探せば出てくるものの、そんなものが殆ど気にならないような傑作になっているぞ。ネタバレにならない程度に気に入ったところいくつか挙げると: ・「カミナリが怖いのか」「この後の展開が嫌でね」 ・「そこの人、『ギャラガ』で遊んでるね?バレてるよ」 ・"Puny God!" ・突然登場するハリー・ディーン・スタントン! ・アイアンマン・マークVIIの装着シーンは何度でも観れる。 興行的大ヒットによりさっそく続編の製作が決まったようですが、果たして第
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映画評

「CHRONICLE」鑑賞

ジョン・ランディスの息子が脚本を書いた低予算SF映画。以後ネタバレ注意。 アンドリューは暴力をふるう父と病弱な母をもったひ弱な少年で、学校でも周囲にバカにされていじめられ、ビデオカメラでそんな日常を撮影することだけに生きがいを感じていた。ある日彼は従兄弟のマットに連れられて行ったパーティー会場の外で、地面の奥深くにまで空いた謎の穴を発見し、マットおよび同級生のスティーブと穴の奥まで行った彼は青く光る奇妙な物体を見つけるが、そのあとの記憶を失ってしまう。気付くとアンドリューたち3人は穴の外におり、自分たちがテレキネシス(念動能力)を身につけたことを知る。最初はこの能力をイタズラ程度で使っていた3人だったが、やがてその力の使い方をマスターするうちに彼らの行動はエスカレートしていき…というようなストーリー。 アンドリューのビデオカメラの映像記録、といういわゆる「ファウンド・フッテージ」のスタイルがとられており、個人的にこのスタイルってあまり好きではないんだけど、別のカメラの映像を混ぜ合わせたり、カメラを念力で宙に浮かせることで第3者の視点のようにさせる手法は巧みだったな。 マットがあ
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「COMMON LAW」鑑賞

USAネットワークの新作シリーズ。 いわゆるバディ・コップもので、トラビスとウェスはLAPDの殺人課に務める敏腕な刑事たちだったが、微妙にウマが合わずケンカをしてばかり。しまいには銃まで出てくる大ゲンカをしたことからカップル向けのセラピー教室に通うよう上司に命じられ、渋々参加した教室ではゲイのカップルだと勘違いされつつも、どうにか協力して今日も事件を解決していくのだった…というようなプロット。 こういう作品って主人公の2人の掛け合いにすべてがかかってると思うのだけど、その点ではどうも全体的にもったりとしてる感じがするのは俺だけでしょうか。神経質な白人と気さくな黒人のコンビ、そして両者の振る舞いに頭を抱える小太りの上司、というのも非常に典型的で目新しさが無いような。第1話では俺の好きなジョン・シェアが出てるのにすぐにいなくなってしまうのも何か残念。 まあ典型的なUSAネットワークの作品といった感じで、それなりに長続きはするかもしれないけど、あの局のバディものだったら「サイク」のほうがずっと面白いよね。
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映画評

「BRONSON」鑑賞

こないだの「ドライヴ」のニコラス・ウィンディング・レフンがその1つ前に監督した作品。 実在の人物で「イギリスで最も凶暴な囚人」といて知られるマイケル・ピーターソンの半生を描いたもの。子供の頃から悪ガキだったマイケルは教師や警官にも平気でたてつき、結婚してからも悪さを繰り返してついには郵便局強盗で7年の懲役をくらうことに。刑務所のなかでも看守たちにケンカを売り続け、精神病棟に入れられたりしたものの、やがて出所することに。シャバでは裏社会のボクシングの拳闘家として小銭を稼ぎ「チャールズ・ブロンソン」というリングネームを名乗ることになるが、すぐに宝石強盗で逮捕され、それからずっと刑務所で暴れることに…というような内容。 実際のブロンソンは刑務所で何回も看守たちを人質にとって騒ぎを起こし、刑務所を100回以上移転してるような筋金入りのワルなわけだが、その一方で殺人は1度も犯したことがない人物であり、劇中ではユーモアに満ちた人物として好意的に描かれている。 ブロンソンを演じるのはトム・ハーディで、彼のモノローグで話が進んでいくこともあり、彼の一人芝居のような映画になっている。既に「WAR
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「The Legend of Korra」鑑賞

ファンや批評家たちに絶賛されつつも(シャマランの映画版と一緒にするなよ)2008年に終了した、ニコロデオンのアニメ「アバター 伝説の少年アン」の続編シリーズ。 舞台となるのは前作から70年後の世界。風・土・火・水の4元素を自在に操ることのできる「アバター」となったアンによって世界の平和は取り戻され、長い年月のあとアンはその寿命を全うしていた。そして水の国に生まれた少女コラは次のアバターとなる才能を秘めた存在であり、アバターとして大成する修行を積むために大都市リパブリック・シティに向かうのだが、そこでは謎の仮面の男が率いる、反アバターの勢力が勃興していた…というようなプロット。 アンの息子とかも出てきて、前シリーズを観てないとちょっと話がつかみにくいところもあるものの、全体的にとても楽しめる内容になっている。前作は幼い少年のアンが主人公だったのでお子様向けの印象が強かったんだが、今回は主人公コラの年齢がハイティーンになったこともあり、より幅広い年齢層が楽しめるんじゃないかな。アクションありロマンスありコメディありの絶妙な脚本に加え、20世紀初頭の中国の都市をイメージした風景も非常に
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映画評

「ヘイワイヤー」鑑賞

スティーブン・ソダーバーグの新作で、脚本は彼と何度か組んでるレム・ドブス。 マロリーはアメリカ政府に雇われた私企業の特殊エージェントで、バルセロナに監禁されている中国の要人を救出するというミッションに成功したのち、新たな指令を受けてダブリンに向かうものの、そこで仲間のエージェントの裏切りに遭う。自分がワナにはめられたことを知ったマロリーは単身ダブリンを抜け出し、アメリカに戻って彼女の元上司に復讐を誓うのだった…というようなストーリー。プロット自体は比較的シンプルなんだけど、登場人物が多いことやフラッシュバック形式で話が語られることから、ちょっと物語を追うのがしんどいところがあるかも。 主人公のマロリーを演じるのは現役の総合格闘家であるジーナ・カラーノで、これまでの演技経験は殆ど無し。ソダーバーグがたまたまテレビで彼女の試合を見て惚れ込んだらしいが、そんな彼女を主役に起用し、さらにマイケル・ダグラスにユアン・マクレガーにマイケル・ファスベンダーにチャニング・テイタムにアントニオ・バンデラスなどといった、やたら豪華な男優たちを脇役に揃えてしまうところがソダーバーグの凄いところか。そし
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「VEEP」鑑賞

HBOの新作シリーズ。 あまり日本では知られてないがイギリスのTV業界にはアーマンド・イアヌーチ(ヤヌーチ?)という人がいまして、クリス・モリスと組んだりスティーブ・クーガンと一緒に「アラン・パートリッジ」を作ったりと、90年代からずっとトンガったコメディ番組を作ってる非常に腕利きの監督・脚本家・プロデューサーなのですよ。その彼の代表作に、英国首相の口の悪い補佐官の奮闘を描いた「THE THICK OF IT」(およびその映画版「IN THE LOOP」)という作品があるんだが、この「VEEP」はそのアメリカ版というべき内容になっている。 題名通り話の主人公はアメリカの副大統領(Vice PresidentだからVeepね)のセリーナ・メイヤーで、彼女は気さくな性格を持っている一方でどこか抜けたところがあり、スピーチなどで失言をしてドジを踏むようなタイプ。そんな彼女を支えるはずのスタッフも間抜けか野心家ばかりで、まっとうに仕事ができない有様。こうしてセリーナの周りではトラブルが次々と発生し…というようなプロットになっている。 主人公のセリーナを演じるのは「サインフェルド」のジュ
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海外テレビ番組

「NYC 22」鑑賞

CBSの新シリーズ。 題名通りニューヨークを舞台にした警察もので、プロデューサーにはロバート・デニーロが名前を連ねている。何でもきちんとニューヨークで撮影されたドラマを作りたかったんだとか。パイロットの監督をジェームズ・マンゴールドが務めているほか、クリエーターのリチャード・プライスって「ザ・ワイヤー」に関わってた人なのか。でも当然ながら「ザ・ワイヤー」並みの奥の深さを期待できるわけでもなく、比較的平凡なドラマだったかな。 内容は警察学校を出てニューヨークの22分署に配属された新米警官たちの奮闘を描いたもので、彼らのなかには警官の一家の出身の者や、元新聞記者や元バスケットボール選手といった様々な経歴を持った者が含まれている。そして早速彼らはニューヨークの通りに出されるものの、右も左も分からないままいろんな事件に巻き込まれて…というのが第1話の展開。 主演はアダム・ゴールドバーグやリーリー・ソビエスキーなど。ゴールドバーグって別のドラマでは刑事役をやってたわけで、劇中でも年齢について突っ込まれてるけど、40歳近い新米警官なんているのかね。そしてソビエスキーのキャラはイラク帰りのタ
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映画評

「SHAME -シェイム-」鑑賞

何となく田山花袋の「少女病」を連想してしまったよ。特に地下鉄のシーンとか。これ主人公がニューヨークのオサレなアパートメントに住んでいる高級取りのイケメンをスタイリッシュに撮っているから成り立っている作品であるわけで、これが埼玉の格安賃貸に住むブサメンの色情狂とメンヘラの妹という設定だったらまた違った話になってたんだろうね。個人的にはそっちも観てみたかった気がするが。 同じ監督&主演の前作「ハンガー」が密室劇に近かったのに比べ、こっちはニューヨークでの屋外ロケなども行ってずいぶん映画としてこなれてきたな、という感じ。セックス依存症という微妙なテーマを、美しい映像によって美化することも卑下こともせずきちんと描いているのは巧いな。特に鏡を効果的に使った映像が見事で、ここらへんはやはり芸術家が監督やってるのことはあるね。 そして普通の生活を装うとするものの自分の渇望を抑えきれず、奈落の底に落ちていく主人公をマイケル・ファスベンダーが文字通り体を張って熱演している。こないだの「A Dangerous Method」のときも書いたように、彼って受け身というか周囲に翻弄されるタイプの役が多いの
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映画評

「Into the Abyss」鑑賞

こないだ「世界最古の洞窟壁画 3D 忘れられた夢の記憶」が日本でも公開されたヴェルナー・ヘルツォークの新作ドキュメンタリー。 アメリカの死刑囚をテーマにしたもので、舞台となるのは(当然ながら)テキサス。2001年にマイケル・ペリーとジェイソン・バーケットという2人のティーンエイジャーは、ある女性の家にあった赤いカマロを盗むためにその女性を殺害する。さらに帰宅した女性の息子とその友人も殺害し、遺体を湖や森の中に廃棄するのだが、数日後に警察と銃撃戦をした末に逮捕され、ペリーは死刑を、バーケットは終身刑を言い渡される。そして2010年に死刑執行を数日後に控えたペリーにヘルツォークは面会し、さらに彼の友人や被害者の遺族、当時を知る警官などにも会って事件と死刑の重さを浮き彫りにしていく。 まだ30歳にもならず童顔のペリーは「僕はクリスチャンだから死んだら天国に行けるんだ」と語り、彼もバーケットも自分たちの罪を明確には認めていないわけだが、事件の真相を明かすというよりも当時いったい何が起きたのかが映画のなかで詳しく語られていく。1つ驚くのは加害者と被害者の周囲における不運というか恵まれない状
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雑記

「The Random Adventures of Brandon Generator」鑑賞

マイクロソフトがエドガー・ライトと組んで立ち上げたウェブ上のプロジェクト。公式サイトはこちら。当然ながら「IE9で観るのがいちばんいいよ!」なんて書かれてるんだが、うちのマックのsafariでも普通に観られました。 2週間ごとに1話がアップされていく全4話のウェブシリーズで、第1話の脚本がエドガー・ライト、アートがアメコミ・アーティストのトミー・リー・エドワーズ…って久しぶりに名前を見た気がするな。他にも音楽がデビッド・ホルムズでナレーションが「マイティ・ブーシュ」のジュリアン・バラットとスタッフがやけに豪華だったりする。 内容はいわゆるモーションコミックで、主人公のブランドンはライターズ・ブロックに苦しむ作家で、優れた作品を書いてみたいと思うものの何も思いつくことができず、「ヒューゴ」みたいな狭い部屋に住んでコーヒーをガブ飲みしながら空白のPC画面を見つめる日々を過ごしていた。そんなある日彼はPCの前で居眠りをしてしまうが、目覚めるとPCには文章が書かれ、ノートにはイラストが描かれ、音声メモには録音が残されていた。これらについて全く記憶がないブランドンだったが、果たしてこれはす
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海外テレビ番組

「DEREK」鑑賞

チャンネル4でやったリッキー・ジャヴェイス脚本・監督・主演の番組。パイロット番組という扱いで視聴率も結構良かったらしいけど、内容が内容だけにシリーズ化はされないんじゃないかな。 主人公のデレクは知恵遅れの中年男性で、老人ホームで雑用をしながら日々を過ごしている人物という設定。同じく老人ホームで働くハンナやダグラスといった同僚たちや老人たちとのやりとりが、ユーモアとペーソスを交えて描かれていく…というか笑えるところは殆どなかったような。全体的にまったりとしたドラマ仕立てになっている。ちなみにダグラスをカール・ピルキントンが演じてるぞ。演技をするのは初めてらしいけど世捨て人っぽい雰囲気がよく似合っていた。 放送前から「知的障害者を笑いの種にしてるのではないか?」と論議を巻き起こした番組だけど、実際に観てみるとデレクの描写とかはしっかりしていて差別意識などは感じなかったな。ただジャヴェイスが知的障害者を演じることにあざとい感じがすることは否めなくて、「トロピック・サンダー」に出てきた「Go full retard」をやってしまってるような印象を受ける。男運に恵まれないハンナとか、ラスト
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海外テレビ番組

「The Client List」鑑賞

ライフタイムの新シリーズで、以前に同じ局でやったTVムービー(日本ではVODスルーで出たやつ)をもとにしたもの。 ライリーは2人の子供を抱えた主婦だったが、夫は失業中で家計は苦しく家のローンもきちんと払えない状態だった。そんなとき彼女は知人からマッサージの仕事を紹介されて店で働くことになるものの、実はその店は男性にエッチなことをして追加料金をもらっていたのでした。それに憤慨したライリーは普通のマッサージしか求めない客だけしか接待しないと伝えるものの、ある日突然夫が家を出て行ったことから家計がさらに苦しくなり、仕方なく彼女はエッチなことも手がけるようになるのですが…というようなストーリー。 とはいえエッチな展開をあまり期待してはいけませんよ。ライフタイムは女性向けのネットワークですからね。むしろその種のサービスに関わる女性たちの裏話を軽く描いてるような感じ。男たちは実はエッチなサービスよりも自分たちのグチを聞いてくれる女性を求めている、なんてベタな展開も出てきて、よくある「ハートはピュアな娼婦たち」ものって感じですかね。それでもマッサージ業界からは「うちらはエッチなサービスなんて施
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