Kingink

海外テレビ番組

「The Lying Game」鑑賞

ABCファミリーの新作ドラマ。例によって原作がヤングアダルトノベルで、しかも「Pretty Little Liars」と同じ作者…って他にネタは無いのかよ! ラスベガスのホワイトトラッシュな家庭に育ったエマは、実は自分が養子で、しかもサットンという生き別れになった双子の姉(妹?)がいることを最近知る。養母とその息子の仕打ちに耐えられなくなった彼女は家出をしてサットンに会いにいくと、ちょうどサットンは彼女たちの実の親を探しにLAへ出かけようとしていた。そこでサットンはエマに、数日のあいだ自分の身代わりとなって暮らしてほしいと伝えてLAへと向かう。こうしてサットンとして暮らすことになったエマだが、自分の境遇とは違ってサットンの育った家はとても裕福なことに複雑な感情を抱く。そしてサットンの養父母や友達にウソをつきながらどうにか数日を過ごしたエマだったが、待ち合わせの時間になってもサットンは戻ってこらず、さらにエマの周辺でも謎めいた事件が起き始める…というようなプロット。 この「自分より恵まれた双子の姉にとって代わる妹」ってコンセプトは、この秋にサラ・ミシェル・ゲラー主演で始まる「RIN
1 min read
雑記

お肉の情報館

たまには社会見学でもしよう、ということで品川の中央卸売市場食肉市場へと行ってくる。あれって品川駅のすぐ近くにあるのね。本当は屠殺場とか肉のセリを見たかったのだが、当然ながら個人での見学はできず、敷地内にある「お肉の情報館」だけ見てきた。 ビルの一角を使った展示室といった感じで決して広くはないのだが、日本の食肉の歴史とかブタやウシの模型などが展示してあって、食肉のことはひととおり分かるものになっている。動物を屠る作業の流れも詳しく説明してあり、でっかいナイフやフックなんかも飾られていた。動物を殺す作業は洗練されているようで、数年前までは脊髄にワイヤーを通して神経を破壊して暴れないようにしていた、なんて解説を読むとうーんと考えてしまいますね(いまは電流を流してるらしい)。 あとは畜産業に関わる人たちの人権の解説にも多くのスペースが割かれていて、関係者に送られてくる誹謗中傷の手紙なんかも展示されていた。モリッシーみたいなハードコアなベジタリアンが書いてるのかと思いきや、「ブタは韓国で殺して肉を飛行機で持ってこい!」みたいなことが書いてあったりして、結局肉は食いたいのかよ!といった感じでし
1 min read
海外テレビ番組

「THE ANTICS ROADSHOW」鑑賞

「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」が日本でもヒットしているバンクシーが共同監督した、イギリスはチャンネル4の1時間番組。題名はいわずもがな「Antiques Roadshow」のもじりだね。 冒頭から先日のロンドンでの暴動のシーンが映し出されてドキッとするが、すぐに女優のキャシー・バークによるナレーションで「こないだロンドンじゃ路上で略奪が起きたけど、ほんの数週間前まではね、もっとましな方法で体制に反抗した人たちがストリートにはいたのよ」なんて言葉がかけられ、古今東西のイタズラ人間たちの行為が紹介されていく内容になっている。 パックマンのコスプレをしてスーパーマーケットを爆走するフランス人から始まり、元KGBの本部の近くの跳ね橋に巨大なチンコの絵を描いたロシア人や、航空基地に忍び込んで戦闘機をトンカチで破壊した女性活動家たち、有名人へのパイ投げを行うベルギー人といった人たちの行為が紹介され、最後に登場するのは我らがイエスメン!紹介される人たちがみんな反体制的なモチベーションやアート指向を持っているわけではなく、純粋なプランクスターみたいな人も登場するけどね。あと美術館で転
1 min read
映画評

「PAUL」鑑賞

邦題はもう決まってるんだっけ?劇場公開版より6分長いというUnratedバージョンを観たのですが、当然ながらどこがどう長いのかは分からず。 憧れのコミコン会場に来ていたイギリス人のオタク友達であるグレアムとクライブは、キャンピングカーを借りてエリア51とかロズウェルといったUFOオタクの聖地めぐりに出るのですが、途中で政府から逃げてきたというエイリアンのポールと遭遇。さらに泊まったモーテルではルースというキリスト教原理主義者の女性とも出会って4人の珍道中が続くのですが、そんな彼らを政府のエージェントやルースの父親が追いかけてきて…というようなお話。 SF的なテイストが多分にあるとはいえ、基本的には男3人のブロマンス・ロードムービーといった感じ。そこらへんは同じ監督(グレッグ・モットーラ)の「デイトリッパー」とか「スーパーバッド」に通じるものがあるかな。また脚本をサイモン・ペグとニック・フロストという主演のイギリス人2人が書いていることから、アメリカ南部の閉鎖性とかキリスト教原理主義を風刺した内容にもなっているが、日本の観客には分かりにくい部分があるかも。また「スター・ウォーズ」を
1 min read
映画評

「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン 」鑑賞

実は前2作をまっとうに観てませんでして、マイケル・ベイの映画を観るのって「パール・ハーバー」以来になるのです。 観てて実感したのは、マイケル・ベイって根本的に「溜め」が作れない人だなということ。せいぜいアクションシーンにスローモーションをかけるくらいで、話の流れに緩急がつけられないから話が盛り上がるべきところで盛り上がらず、ただただ同じペースで話が進んでしまうんだよな。悪役のディセプティコンが「オートボットどもを地球から追い出せ!」と命じ、人類がそれにすぐ従ってオートボットを追放する一連の流れもさらっと描かれてるから違和感を感じてしまうし、このためオートボットが戻ってきたときも抑揚感がまるで感じられないのですよ。重要なキャラクターが裏切るシーンなんかもきちんとした前振り的な演出がされてないから、ものすごく唐突な印象があったし。こんな演出でもアクションシーンはまだ観てて飽きないところがあるものの、人間同士のドラマのシーンになったりすると目も当てられない状態になっていて、みんな大声で叫ぶだけで感情の盛り上がりなどが徹底的に欠けておりました。 そんな演出がされている出演者たちですが、主
1 min read
海外テレビ番組

「Friends With Benefits」鑑賞

NBCの新作ドラマ。ジャスティン・ティンバーレイクとミラ・キュニス主演の同名の映画とは関係なし。 この「Friends With Benefits」ってフレーズ最近よく目にすると思ったら、要するにセックスフレンドのことなのね。よってこの番組もそんなカップルが主人公なわけですが、冒頭からゲイリー・グリッターの「Rock'n Roll Part 2」をかけながらセックスをしてるシーンでドン引き。もっとマシな選曲はできなかったものかね(グリッターは児童ポルノの所持で逮捕された)。もちろんこのカップルは「Friends With Benefits」なので、スッキリした後は「ねえ、誰かいい恋人見つかった?」なんてお互いに聞いたりする始末。それから彼らの友人たちが登場して、みんな恋人探しを頑張るんだけどあまりうまくいかなくて、結局冒頭に出てきたカップルはお互いを慰め、じゃあ一発やりましょうかと部屋に向かうわけだが、これ何か違うよなあ。 こういうテーマの番組を作るなら、登場人物が色情狂だらけのお色気コメディにしてしまうか、真の恋人を見つけられない男女のペーソスをきちんと含めるべきだと思うんだが
1 min read
海外テレビ番組

「Whisker Wars」鑑賞

宣伝を見てなぜか衝撃を受けたIFCの新リアリティ・シリーズ。 俺はまったく知りませんでしたが世界中の男性がヒゲの見事さを競い合う大会がこの世にはあるそうで、そこではドイツが長年にわたって圧倒的な強さを見せつけていた(何となく想像できるね)わけだが、それに対して「アメリカはヒゲでも世界一になる!」と意気込む男たちの姿を追った番組になっている。 自慢のヒゲを宣伝して金儲けを企む男性や、彼をライバル視するテキサスのヒゲ男たち、森の奥に棲むノルウェイ出身のヒゲ男、不慮の事故によりヒゲの3分の1を失ったものの見事復活をとげた伝説のドイツ人選手(写真下)など、いろんな人が出てきてなかなか面白いぞ。いつもはヒゲをなびかせてビール飲んでるような連中が、選手権の前にはヒゲにカーラーをつけてヘアスプレーかけてる姿はお茶目なものがありますね。 ヒゲの選手権は口ヒゲ・あごヒゲ(部分およびフル)・フリースタイルといった部門に分けられ、長さや質感、色などによって評価されるらしいですが、どんな基準があるのか俺にはさっぱり分かりません。あとやはりアメリカ人って飾り付けとかが野暮なんだよな。衣装も含めてヨーロ
1 min read
海外テレビ番組

「Against the Wall 」鑑賞

女性向けネットワークであるLifetimeの新作ドラマ。 父親と3人の兄が警官という家庭で育ったアビーは、自分もシカゴ警察に入って訓練を受けるものの、刑事になりたかった彼女にとって空いている部署は内部調査部門だけだったため、仕方なく彼女はそこの刑事となる。警官の不正を調査する内部調査部門は他の部署の警官たちに蛇蝎のごとく嫌われており、当然ながらアビーも父親や兄たちから冷たい目で見られることになってしまうが、それでも彼女は自分の仕事を頑張ろうとするのだった…というようなストーリー。 内部調査部門の刑事を主人公にした点は目新しいと思うけどね、犯罪者でなく警官を調査するプロットというのはどこまで長続きするものなんだろう。おまけに主人公が仕方なしにこの部門に来たことが強調されていて、同僚に「あなたここで経験積んだらすぐ異動するんでしょ」と言われてもろくに反論できないでやんの。どうも主人公のやる気が感じられないんだよな。というか刑事ドラマよりも家族ドラマに重きを置いていくのかな? 主人公のアビーを演じるのはレイチェル・カーパニとかいうオーストラリア人俳優。知らんなあ。それなりに可愛いけど
1 min read
映画評

「ランゴ」鑑賞

実はゴア・ヴァービンスキーの映画観るのってこれが初めてだったりする。彼が監督してジョニー・デップが主役の声を演じたCGアニメ。 演技好きなペットのカメレオンが、飼い主の車から放り出されて砂漠をさまよっているうちに動物たちの暮らす町に辿り着く。そこで彼は自らを「ランゴ」と名乗り、持ち前のハッタリと運の良さに助けられて町の保安官に任命され、町の貴重な水の蓄えを盗んだ連中を追跡するのだが…というような話。 最初はリアルに人間が出てくるものの、いつの間にか動物たちが人間のように暮らす町が出てくるわけだが、そういう細かいところにいちいち突っ込んでられないほど話が奇妙というかぶっ飛んだ映画だったよ。主人公のランゴの性格からして何かヤバいくらいに天然だし、話の展開も荒唐無稽。プロット自体はシンプルなのでストーリーが破綻しないで済んでいるものの、ピクサーやドリームワークスのアニメとは明らかに違った出来のものになっている。あの2社の作品のルーツがディズニー作品にあるとしたら、こっちのはもっとブラックなルーニー・チューンズやハンナ・バーベラ、あるいはもしかしたらラルフ・バクシの作品にあるんじゃないか
1 min read
海外テレビ番組

「THE HOUR」鑑賞

BBCの新しい(ミニ・)シリーズ。全6話。 1956年のテレビ業界(要するにBBC)を舞台にしたサスペンスで、主役となるのは野心家の若きジャーナリストのフレディ。既存のニュース番組の形式に不満を抱いていた彼は、相棒の女性プロデューサーとともにより時代のニーズにマッチしたニュース番組「THE HOUR」を立ち上げ、同じく野心家で女好きのニュースキャスターが起用される。しかしその裏では大学教授が何者かに暗殺され、政府の機関が調査にあたるという事件が起きていた。そしてその事件について何かを知っていた上流階級の女性がフレディの友人であったことから、フレディは大きな陰謀に巻き込まれていく…というようなプロット。 主人公のフレディを演じるのはベン・ウィショー。誰だっけ。「パフューム ある人殺しの物語」の人なのね。狡猾そうなニュースキャスターを演じるのは「ザ・ワイヤー」のマクノルティことドミニク・ウエスト。彼がイギリスのドラマに出てるのって初めて観たな。彼らと三角関係になるプロデューサーをロモーラ・ガライという女優が演じてるのだけど、若い頃のシェリー・ストリングフィールドに瓜二つ。あと「トーチ
1 min read
映画の雑記

「RED TAILS」トレーラー

タスキーギ・エアメンの通称で知られる、第二次世界大戦に活躍した黒人の空軍部隊を描いた「RED TAILS」のトレーラーが公開されていた。 世間的には「ジョージ・ルーカス製作の映画」になるんだろうけど、キャストはトリスタン・ワイルズやアンドレ・ローヨ、メソッド・マンにマイケル・B・ジョーダンなどといった「ザ・ワイヤー」の面々が揃っており、まるで空飛ぶボルチモアといった感じであの番組のファンには嬉しいこってす。監督のアンソニー・ヘミングウェイも「ザ・ワイヤー」出身だし。 ただ映像を見る限りではやはりCGの戦闘機ってどうも質感がなくて、実機を飛ばした1969年の「空軍大戦略」のほうがずっとリアルに感じられるのは否めない: ちなみに日本版ウィキペディアでは「スター・ウォーズ」のデススター攻撃シーンは「空軍大戦略」を下敷きにしてるなんて書かれてるけど、ルーカスが参考にしたのは「The Dam Busters」のはず:
映画評

「Grant Morrison: Talking With Gods」鑑賞

スーパーヒーローの歴史と存在意義を説いた著作「Supergods」がこないだ刊行され、9月のDCコミックスのリブートでは中心的役割を務め、ハリウッド映画の脚本も執筆中ということで最近絶好調のコミック・ライターであるグラント・モリソンに関するドキュメンタリー。 彼の生い立ちとコミック業界での経歴を追った内容になっていて、反戦活動家の父親のもとで冷戦の脅威を感じながらグラスゴーで育ち、その恐れを吹き飛ばす存在としてのスーパーヒーローに出会った幼少時代から話は始まる(ここらへんの経験は、こんどやっとペーパーバック化される「FLEX MENTALLO」に反映されてるらしい)。そしてアートスクールを落第になったあとにライターを目指し、それと同時にサイケデリック・バンドで活動し、「2000AD」などで執筆したあとにDCコミックスにスカウトされて「アーカム・アサイラム」で大ヒットを飛ばし、それからさまざまなコミックを手がけていった経歴が説明されていく。 また彼の趣味であるケイオス・マジックにも多くの言及がされ、カトマンズで神秘体験をした話とか、いかにコミックの出来事と現実の生活がシンクロされて
1 min read
海外テレビ番組

「NTSF:SD:SUV::」鑑賞

「ナショナル・テロリズム・ストライク・フォース:サンディエゴ:スポーツ・ユーティリティー・ビークル」の略だとさ。アダルトスイムの新番組で、要するに「CSI:NY」「NCIS:LA」といったアルファベットをたくさんつかった刑事ドラマのパロディとなっている。医療ドラマのパロディやってる「CHILDRENS HOSPITAL」に似た趣旨の番組かと。 サンディエゴを舞台にして間抜けな特殊チームが事件を解決していく内容で、主演はMTVの「ヒューマン・ジャイアント」とかに出てたポール・シアー(ヅラつき)。チームの隊長を演じるのはジェインウェイ艦長ことケイト・マルグルーで、ほかにもレベッカ・ローミンとかJ・K・シモンズとか、やけに豪華なキャストが揃ってたな。 まあ15分の番組だからストーリーらしきものはあまりなくて、ひたすらバカな展開が続いていく感じ。サングラスを外してばかりの主人公は明らかに「CSI:マイアミ」のデビッド・カルーソのパロディですね。屋外ロケが多いので「CHILDRENS」より金かかってるのかな。まあ何も考えずに酒でも飲みながら観るぶんには問題ない作品かと。 しかしケイト・マ
「AWKWARD.」鑑賞
海外テレビ番組

「AWKWARD.」鑑賞

MTVの新作シリーズ。 ジェナはシニカルで友達の少ないティーンエイジャーだったが、以前から好きだった体育会系のマッティが自分に興味があることを知り、2人はサマーキャンプで初体験を済ませる。しかしそれ以来マッティとの仲は進まず、むしろ彼はジェナを遠ざけるようになっていた。気分を害したジェナはバスルームでアスピリンを飲もうとしたら転んで腕を骨折してしまう。しかも周囲に薬やカミソリが飛び散りバスタブにドライヤーが突っ込んだことで、それを見た両親は彼女が自殺を試みたのだと勘違いしてしまう。この話は学校の同級生のあいだにも伝わり、さらに骨折した手が派手にプラスターで固められたことから、ジェナは一夜にして学校の注目の的になってしまう。しかし彼女はこの状況にもめげず、逆にそれを利用して今までの生活を変えようとするのだが…といったようなプロット。 まあ典型的なアメリカのティーンの高校生ものといった感じで、ネクラでシニカルな主人公(ナレーションつき)、ちょっとアホな親友、愚鈍な体育会系のイケメン、イヤミなチアガール部隊など、前にもどこかで観たような連中がたくさん出てきまっせ。アメリカの高校って本当にこん
1 min read
映画の雑記

「Hobo with a Shotgun」鑑賞

題名が「ショットガンを持った浮浪者」で、内容もそのまんま。「グラインドハウス」公開時に募集されたフェイクのトレーラーのなかの最優秀作品が長編になったものらしい。 主人公の浮浪者は貨車に乗って気ままな旅を続けていたが、このたび彼がやってきたホープタウンという町では犯罪と暴力がはびこり、犯罪王とその息子たちが公衆の目の前で平然と公開処刑を行っている一方で、警察は彼らと癒着して何もせず、町の住民たちは恐怖のなかで生活をしていた。最初は暴力沙汰に巻き込まれるのを避け、小金をためて芝刈り機を買おうと考えていた浮浪者だが、町の住民への度重なる暴力を目にしてついに激怒し、ショットガンを抱えて町のゴロツキどもを殺していくのだが…というような話。まあストーリーなんてあってないものですが。 ショットガンだけでなくナタや手斧、さらにはモリ銃やスケート靴などで人が次々と殺されていき、血がドバドバと出る光景にドン引きする人もいるかもしれないが、「グラインドハウス」なんてそんなものでしょ。そしてCGを使わないアクションというのが、今となっては逆に斬新に感じられるな。個人的にはもっとおっぱいがあっても良かった
2 min read
海外テレビ番組

「TORCHWOOD: MIRACLE DAY」鑑賞

ついに始まった第4シリーズ。今回はアメリカのStarzとBBCの共同製作ということで多分にアメリカナイズされた内容になっているが、第1話を観た限りでは非常に楽しめる出来になっていた。 ある日突然、世界中で誰もが死ななくなるという現象が発生する。薬物を注射された死刑囚や交通事故に遭った人までもが、死ななくなってしまったのだ。メディアはこれを「奇跡の日」と呼んで大々的に報じるが、それは地球がやがて人間でいっぱいになってしまう可能性も示していた。そしてこの現象とトーチウッドのあいだに何か関係があると考えたCIAのエージェントはウェールズへ直行し、今では母親となって夫のリーズとともに隠遁生活を送っていたグウェン・クーパーのもとへと向かうが、そこに謎のヘリが現れてグウェンたちを襲撃する。そんなグウェンを救ったのは地球に還ってきたキャプテン・ジャック・ハークネスだった。こうして再結成したトーチウッドはCIAの要請により強制的にアメリカへ行くことになったのだが、地球上の人間がみな不死になった一方で、もとから不死身だったジャックは自分の再生能力が失われたことに気付くのだった…というのが第1話のプロ
2 min read
海外テレビ番組

「ALPHAS」鑑賞

Syfyチャンネルの新シリーズ。 進化の常識を覆すような能力を持った新しいタイプの人間が現れるようになり、アメリカ政府は彼らを「アルファ」と呼んで、リー・ローゼン博士のもとに集めて彼らの研究を行っていた。ローゼン博士の研究所にはアドレナリンを放出することで怪力を発揮できる男性や、人を暗示にかけられる女性、五感が非常に発達した少女、そして電磁波を視覚化して観ることのできる少年という4人のアルファが揃っていた。そして驚異的な射撃能力によって囚人が暗殺されるという事件が起き、彼らはこのスナイパーがアルファに違いないと考えて彼の確保に動くのだが、その裏では自分たちの能力を悪事に使おうとする闇のアルファたちの陰謀が動いていて…というようなプロット。 まあ「HEROES」とか「NO ORDINARY FAMILY」に続く、普通の人たちがスーパーパワーを持ったらどうなるかという、ここ数年流行っている内容の番組の1つという気もしなくはない。でも第1話は「FAMILY」よりも面白いし、「HEROES」みたいに話が変に複雑になることもなく、もうちょっと気楽に楽しめるアクション番組になるみたい。この手
1 min read
映画評

「SOURCE CODE」鑑賞

(以下いちおうネタバレ注意) 「月に囚われた男」で注目されたダンカン・ジョーンズの第2作。日本では「ミッション: 8ミニッツ」というどうも残念な題で10月末に公開されるらしいね。今回の脚本はジョーンズによるものではないが、「もう1人の自分」というテーマは前作に通じるものがあるな。 シカゴ行きの列車が、何者かが仕掛けた爆弾によって爆破され乗客が全員死亡するというテロが発生。さらに犯人は6時間後に核爆弾によるテロを予告する。この緊急事態に対して政府は、死者の記憶を8分間だけ遡って現場の状況を探れるというシステム「ソース・コード」を起動し、空軍パイロットのコルター・スティーヴンスが「過去」へと送り込まれる。限られた時間のなかでスティーヴンスはテロの犯人を捜そうとするのだが、やがて意外な事実が明らかになっていく…というような話。 事故発生の8分前までなら何度でも戻ることができるので、犯人探しに失敗したスティーヴンスはもう1度戻って新たな手がかりを探し、それをもとにもう1度戻って…といったプロットになっているものの、懸念してたほど同じシーンが延々と繰り返されることはなかった。意外と早い時点
1 min read
映画評

「マイティ・ソー」鑑賞

2Dで観た。原作のソーはキャラクターデザインが大好きな一方で、あのウサンくさい古典英語を話すところがどうしても好きになれなかったのですが、今回はまっとうな(?)英語を話していてひと安心。「Xメン」もそうだったけど、コミック版の口調とかアクセントを排除したのは正解だったな。 ストーリーはファンタジーと現代的なアクションをうまくまとめた出来になっていて、肉親同士の葛藤なんかはケネス・ブラナ—がシェークスピアをベースにしてきっちり描いた、といった感じでしょうか。ロキはもっと狡猾な生活にしても良かったと思うけどね。彼は肉弾戦を好むタイプではないので最後のバトルの相手にはちと力不足かと。というかデストロイヤー弱くない?原作だとムジョルニアを切断するという離れ業をやってたのに。 俳優陣はクリス・ヘムズワースの演技をまっとうに観たのはこれが始めてだが、豪快かつ純朴なソーをうまく演じている。ナタリー・ポートマンは相変わらず無邪気で幸薄そうな女性の役が似合うなあと。また浅野忠信はあの英語力ではハリウッドでは大成できないだろう。そして俺はステラン・スカルスガルドをずっとピーター・ストーメアだと思って
1 min read
映画評

「A Lonely Place For Dying」鑑賞

スラッシュドットの記事で知った、現在寄付を募りながら製作されているというインディーズ映画の第1パート。公式サイトから無料でダウンロードできるよ。5パート揃って完成、ということらしい。 内容は政治サスペンスになっていて、KGBを裏切ったエージェントのニコライは、ワシントン・ポストの編集長に頼んでメキシコの収容所跡で記者と会おうとするのだが、CIAのエージェントがそこに現れて…というような話なんだが、正直なところ話がよく分からなかったよ。非常に政治的なシチュエーションのど真ん中から話を始める手法は分からんでもないのだが、観る人の興味をつかむのには成功していないような? ワシントン・ポストの編集長役でジェームズ・クロムウェルがちょっと出演しているほかは、出演者はみんな無名の人たち。廃墟となった収容所で撮影したり、凝ったアングルを使ったりとそれなりに努力してるのは感じられるんだが、どうも素人っぽさが残ってしまったような。引きのショットばかりのせいか、映画というよりもゲームの合間に挿入されるムービーを観ているようであった。あと編集が拙いところがあって、電話で話すシーンでいちいち話している側
1 min read
海外テレビ番組

「Necessary Roughness」鑑賞

USAネットワークの新作シリーズ。実話をもとにしてるらしい。 ロングアイランドに住むダニエルは優秀な資格をもった心理セラピストだったが、ティーンの子供を2人抱えていたため主婦業に力を入れ、余った時間で自宅で顧客のセラピーを行っていた。ところが夫が浮気をしていることを発見した彼女は夫を家から追い出し、1人で子供たちを育てることになる。そして気分転換に友人と出かけたバーで彼女はプロのフットボールのチームのスタッフにナンパされ、そのまま彼と恋仲に。そして彼にセラピストとしての腕を認めてもらった彼女はチームのセラピストとして招聘され、パスボールを落としてばかりの選手のセラピーにあたるのだが…というような話。 荒くれ者ばかりのフットボール選手たちを細腕のママさんがケアしてあげる、というギャップを楽しむべき番組なんでしょうが、どうもそこらへんがうまく描かれてないんだよな。主人公のダニエルは家庭でも仕事でもフラストレーションがたまって怒鳴ってばかりだし、どこらへんが優秀なセラピストなのかいまいち分かりにくい気がする。第1話でも選手の話を聞いているうちにいつの間にか選手が改心していたような。
1 min read
海外テレビ番組

「FALLING SKIES」鑑賞

インベイジョンものをもういっちょ。TNTの新作シリーズで、プロデューサーにはスティーブン・スピルバーグや「JUSTIFIED」のグラハム・ヨストなどが名前を連ねている。主演は「ER」のカーター君ことノア・ワイリー。 舞台となるのはエイリアンが地球を侵略し、人類の90%近くが虐殺されたあとのアメリカ。僅かに残った人類はレジスタンスを結成し、食物などを探しながらエイリアンへの抗戦を行っていた。ボストンで歴史学者をしていたトムはその知識を見込まれて300人ほどのグループの副リーダーに任命され、2人の息子とともに過酷な世界での生き残りを図るが、侵略以来行方不明になっていたもう1人の息子がエイリアンの捕囚になっていることを知り、いつか彼を救い出すことを誓うのだった…というような話。 エイリアンの侵略から半年たったところから話が始まるため、エイリアンの総攻撃などといった派手なドンパチは(今のところ)あまり出てこない。上の画像にある「第9地区」を彷彿させるような巨大建造物もチラと見せられるだけで、あとは廃墟で食べ物を探す人間たちの姿が描かれるといった、ビジュアル的には比較的地味なものになってる
1 min read
映画評

「スーパー8」鑑賞

俺がJ・J・エイブラムスの作品をどうしても好きになれない理由として、彼自身はすごく才能があってアイデアも豊富な人なんだろうけど、それが災いしてあまりにも手堅くきちんとした作品を作ってしまう点があって、要するにちょっと出来の悪いところがあったとしても「俺はこの映画を撮りたかったんだ!」というような情熱というか才気の爆発みたいなものが感じられないんだよな。そんな意味ではこの「スーパー8」はエイブラムスが撮るべきして撮った作品かと。だって作品の目的が「いかにスピルバーグ的な映画を撮れるか」なわけだから、スピルバーグの作品をきちんと勉強して律儀にオマージュを捧げれば立派なものは作れるだろうけど、どうしてもそれは「よく出来た模造品」であり、本物ではないという感が拭えなかったよ。 もちろん以前にもスピルバーグ的な映画を作った監督はいたわけだが、例えばジョー・ダンテ(あとたぶんゼメキス)なんかは自身の作家性が滲みだしていたのに対し、この作品はスピルバーグのスタイルを追うことだけに終始していたような(尤もエイブラムスの作家性が何なのか俺には分からないのだが)。よって結局のところ「どこかで観たことあ
1 min read
映画評

「世界侵略:ロサンゼルス決戦」鑑賞

とてもひどいダメ映画。アメリカで酷評されたので覚悟して観たけど、予想をはるかに下回る出来だった。とりあえず観ててダメだと思った点をいろいろ挙げていく。ネタバレがあるかもしれないがどうでもいい: ・話に起伏がない。というかストーリーが殆どない。たまにちょっと静かなシーンがあってもお決まりの展開(死に行く肉親とか)が披露されるだけで、あとは最初から最後までドンパチが続くだけ。 ・キャラクターが全く立ってない。主人公にちょっとだけバックグラウンドがあるだけで、あとは誰もが一緒に見える。軍隊だからみんな同じ服装なのでさらに見分けがつかない。かといって戦闘のプロかというとそうでもなくて、攻撃されるとみんなパニックに陥ってるのは情けない。 ・エイリアンがカッコ悪い。普通なら「相手はどんな格好してるんだろう?」といった好奇心を抱かせてくれるはずだが、この作品はエイリアンの解剖シーンがありながらもエイリアンの外見がよく分からないというお粗末さ。おまけに彼らが用いる兵器や乗り物も地球のものに良く似ていて面白みなし。 ・役者がみんな叫びっぱなし。演技なんかが入る余地なし。ずっと大声で叫んでるだけ。
1 min read