Kingink

映画評

「ブラック・スワン」鑑賞

ダーレン・アロノフスキーって「ファウンテン」や「レスラー」と続いてちょっとは明るい人になったかな?と思ってたのですが(あくまでも以前の作風に比べてだけど)、これは「レクイエム・フォー・ドリーム」の悪夢路線を踏襲する内容になっていた。 独特の雰囲気を持った非常によく出来た作品ではあるんだが、少女マンガを読んだり昼メロを観たあとにどっと疲れが出るのと同じで、観てていろいろしんどいところがある映画であった。「レクイエム」もしんどかったけど、あちらは最強の原作に支えられていたのに対し、こちらはやはり話が少女マンガの域を出ていないような。ドロドロした雰囲気はよく出ているので、そういうのが好きな人にはたまらんでしょうが、そういう人たちってアロノフスキーの映画は観ないよな。 役者はナタリー・ポートマンが文字通り体を張った演技を見せつけていて、アカデミー賞を穫ったのも納得できる。表情が硬いのは役のせいなので仕方ないけど、暗黒面に堕ちたさまをもう少し見たかった気もする。彼女と対照的なキャラを演じるミラ・キュニスは奔放でいい感じ。どの映画でも同じような役を演じている気もするけどね。個人的にいちばん良
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海外テレビ番組

「TREME」鑑賞

TREMEと書いて「トレメ」と読む。「トリーム」じゃないよ。 「ザ・ワイヤー」においてボルチモアの困窮を鋭く描いたデビッド・サイモンによる新たなシリーズで、舞台となるのはハリケーン・カトリーナに襲われてから3ヶ月後のニューオリンズのトレメ地域。水害により住人たちは苦しい生活を余儀なくされていた。それでも従来の暮らしを取り戻そうと、少しずつ街を再建していこうとするのだが…というような内容で、その日暮らしのトロンボーン奏者やその元妻、避難先から戻ってきたマルディグラ・インディアンのチーフ、「洪水は人災だ!」と激高する大学教授、反体制的なDJといったさまざまな登場人物の生活が交差していくさまが描かれていく。 出演する役者は「ザ・ワイヤー」のウェンデル・ピアースやクラーク・ピーターズをはじめ、カンディ・アレキサンダーやメリッサ・レオといったサイモンの過去の作品に出てた人たちのほか、ジョン・グッドマンやスティーブ・ザーンといった有名どころも顔を連ねている。またニューオリンズの音楽シーンが多分に描かれているだけあって、エルビス・コステロやドクター・ジョンといったミュージシャンもカメオ出演する
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映画評

「ザ・ファイター」鑑賞

雑記的な感想をいくつか。マーク・ウォールバーグって他の主演映画を観れば分かるように1人できちんと映画を支えられるほどの技量を持った人ではないけれど、今回はクリスチャン・ベールとメリッサ・レオの怪演がそれを十分に補っていることで楽しめる映画になっている。むしろ役者としてのカリスマのなさが、兄と母のエゴに翻弄される主人公の役に今回はうまくはまっている感じか。 一方のクリスチャン・ベールは以前にも何度も減量して痩せ男を演じているので今回の役作りはそんなに驚くほどでもないが、むしろ後頭部にちゃんとハゲをつくっているところにプロの根性を感じましたよ。ただしあまりにも外見的な役作りのインパクトが強いため、いつ画面に出てきてもそれは「痩せたクリスチャン・ベール」であって「ディッキー・エクランド」には見えないのが残念。彼は実在の人物を演じるのには向いてないタイプなのかもしれない。彼らの母親を演じるメリッサ・レオは、ジョン・ウォーターズの映画に出てきそうな格好で、同じ姿の娘たちを何人も引き連れて歩く姿が圧巻。それに比べるとエイミー・アダムスが至極まっとうな人物に見えてしまうせいか、レオがアカデミー賞
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映画評

「MEGAMIND」鑑賞

個人的に「ヒックとドラゴン」で大きく株を上げたドリームワークス・アニメーションの新作。これ日本では劇場公開されないんだよな。勿体ない。 崩壊する惑星から赤ん坊のときに両親によって脱出させられ、地球に辿り着いた異星人メガマインド。彼は到着した先が刑務所だったことから囚人たちに悪の道を教え込まれ、さらにその青色の肌とハゲ頭という外見が災いして学校で仲間はずれにされたことなどから心がひねくれ、史上最強の悪党になることを決心する。しかしその野望は同じく他の星からやってきた正義のヒーロー、メトロマンによって常に打ち砕かれ、いつもメガマインドは刑務所送りになっていた。しかしある日、メガマインドの立てた計画のなかでメトロマンの意外な弱点が明らかになり、なんとメトロマンは死亡してしまう。こうしてメガマインドは世界(というか舞台となる街)を支配することが出来たのだが、いざ目的を果たしてしまった後の生活は彼にとって空しいものだった。そんななか彼は意中のTVレポーターであるロクサーヌに変装して近づくのだったが…というような話。 映画のコンセプトが「もしレックス・ルーサーがスーパーマンに勝ったら?」とい
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映画評

「FOUR LIONS」鑑賞

以前にも何度か紹介した、ドジで愉快なテロリストたちのドタバタを描いたクリス・モリスの風刺映画をやっと観たのですよ。 映画のコンセプトについてはここに書いたが、要するに一見すると不気味で怖いイスラムのテロリストたちも実は間の抜けた普通の人たちなんですよ、というような内容。話の主人公となるのはシェフィールドに住む4人のイスラム過激派の若者たちで、彼らはカッコつけてテロのメッセージを撮影し、いつか自爆テロを起こして英雄扱いされることを夢見ているものの、何を爆破すればいいのかも思いつかないような呑気な連中で、パキスタンのテロリスト養成所に召還されてもあまりの役立たなさにすぐ追い出されるほどだった。それでも彼らはめげずに昼夜せっせと爆弾作りに励み、新メンバーを迎え入れたりするものの、メンバーの1人が爆弾を抱えて転んで爆死したりと災難続き。そしてついに彼らはロンドン・マラソンで自爆テロを起こそうと決意し、ロンドンに向かうのだが…というようなストーリー。 テロリストたちをステロタイプ化して馬鹿にした内容だったら単なる差別映画になってたろうが、クリス・モリスってもっと頭のいい人なので、しっかり時
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海外テレビ番組

「Christopher and His Kind 」鑑賞

11代目ドクター・フーことマット・スミス主演のBBCのTVムービー。ゲイの小説家だったクリストファー・イシャーウッドの自伝を映像化したものらしいが… イシャーウッドって誰だっけ。 舞台となるのは1930年代のベルリン。イギリスの実家の堅苦しい生活を嫌ったクリストファーは、新天地を求めてベルリンへとやって来て、そこでさまざまな人物と出会い、多くの男性と恋に落ちる。英語の教師として糊口をしのぎながら文筆業を続け、ベルリンでの生活を満喫する彼だったが、同性愛者やユダヤ人を迫害するナチスの脅威がやがて迫ってきて…というような話。 前半はクリストファーの男性遍歴が描かれ、当然ながら濃厚なベッドシーンなどもあり。「ドクター・フー」が好きな腐女子にはたまらん光景でしょうか。そして後半は彼の友人がベルリンを去り、ナチスが台頭するさまが描かれている。ただし主人公自身は迫害に遭うわけでもないし、政治活動に走るわけでもなく、時代の移り変わりをただ横で傍観してるだけ。物事が切羽詰まってくると恋人を連れて安全な実家に帰るし、どうも盛り上がりに欠けるんだよな。それなりに製作費をかけた作品なんだろうけど、NH
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映画評

「恋とニュースのつくり方」鑑賞

震災のあとに観て楽しめるかなと思いつつ映画館に行ったんだけど、いい気分転換になった。皆さんもこういう息抜きをおすすめします。 内容はレイチェル・マクアダムス演じるTVプロデューサーの主人公が念願の全国ネットワークに就職して早朝番組を担当するものの、その番組の視聴率は最低でキャスターもやる気なし。そこで彼女は大ナタをふるって男性キャスターを解雇し、ハリソン・フォード演じるベテランニュースキャスターを夜の番組から連れてくるが、彼は堅気なニュースにこだわる頑固者で…というようなもので、働く女性ものの映画としてはまあベタな出来かな。 でも話のテンポが速くて観てて飽きないうえ、登場人物のやりとりもなかなか巧妙で面白い。風刺というわけではないけどテレビにおけるニュースと娯楽のバランスについて語られたり、頑固オヤジが徐々に心を開いていくあたりもうまく描けてるかな。ハリソン・フォードってご存知の通り演技の幅がとても狭い人で、本人ももはや演技に対する情熱があまり残ってなさそうなので主役として映画を抱えるのはしんどいところにきてたんだが、この作品では脇役にまわり、彼がいま唯一ちゃんと演じられる役であ
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雑記

地震

宮城あたりに比べれば関東の被害なんて微々たるものだが、あとで思い返すときの参考になるかもしれないので自分の経験を記しておきます。 最初の地震があったのは昼食をとったあとで、なんとなく揺れを感じながら歯を磨こうとトイレへ。そしたら揺れが半端じゃなくなってきて、トイレに入ってた同僚の人たちも青ざめた顔をして出てきて、そのまま一緒に非常階段で地上に向かうことに。うちの職場は高層ビルの20階あたりにあるんだけど、建物自体の揺れも加わるのかえらく揺れたんですよ。それで階段を20階降りるのにもかなりの時間と体力を費やしたわけだが、地上に着く頃には揺れが収まってたかな。外には既に多くの人たちが集まっていて、携帯でニュースをチェックしてる人たちの「宮城では震度7」という驚きの声を耳にする。付近では崩壊や火事などの被害はなし。ただ後で知ったけど近くの工事現場のクレーンが傾いたらしい。 しばらく外にいたけどコートもなくて寒かったし、片付けたい仕事もあったので非常階段を使ってまたオフィスへ戻ることに。安全点検のためエレベーターはすべて停止していた。揺れは収まってもビルがまだ揺れていて、壁とかがギシギシ音
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海外テレビ番組

「BREAKOUT KINGS」鑑賞

脱獄ドラマ「プリズン・ブレイク」のスタッフが贈る、新たな脱獄ドラマ…って他にネタは無いのかよあんたら。A&Eの新作シリーズだけどケーブル向けに作られたわけではなくて、どうも地上波ネットワークで拾われなかった番組を持ってきたものらしい。 狡猾な脱獄犯たちに頭を悩ませていた連邦保安官のチャーリーは、型破りな刑事のレイと組んで特殊チームを結成。犯罪者のことをいちばん良く分かるのは犯罪者だということで、女性詐欺師やギャンブル中毒の天才犯罪者といった3人の囚人を監獄から雇い、彼らの刑期を短くする代わりに彼らを使って脱獄犯の行方を追うのだった…というようなプロット。 お固い主人公とマイペース型の相棒に、それぞれ特技を持った3人組というキャラクター設定はあまり目新しいもんでもないよな。3人の囚人がそれぞれ白人と黒人と女性というのは「モッド・スクワッド」かと思ったぞ。ストーリーも凡庸で、型にはまった展開がずっと続くような感じ。5人もスタッフがいて1人の脱獄犯にどれだけ裏をかかれてるんだよ。あとこないだの「クリミナル・マインド」のスピンオフでも思ったけど、本部で留守番してるコンピューター係の女の子
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映画評

「127時間」鑑賞

最初に言っとくとグロ注意。切断シーンはやはり痛いよ痛いよ痛いよ。デートで観たりするとちょっとしんどいことになるかも。 これを観る人の殆どがストーリーの展開および結末を事前に知っているだろうし、場所の移動などは皆無に等しい内容でありながら(だって人が5日間岩のあいだに閉じ込められる話だぜ?)、映画としてここまで楽しめる出来にしてしまった手腕はやはり凄いなあと。普通だったらどこかのケーブル局がTVムービー化する程度だったろうに。 以前にも書いたがダニー・ボイルっていま活躍中の映画監督のなかでも抜群の映像センスを持った人で、ミュージック・クリップ出身の監督たちとも違った独特のスタイルを誇っていると思うんだけど、前作「スラムドッグ・ミリオネア」ではその映像美が行き着くところまで行ってしまったような気がしたんだよな。そして今作も基本的にはそのスタイルが踏襲されているんだけど、話の展開自体はとても地味なので、それを映像美が補うことでいい感じの相乗効果が生まれている。自分の尿を飲むシーンをスタイリッシュに描ける監督というのはそういないだろう。 自分の腕を岩に挟まれて身動きできなくなった主人公
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映画評

「ALL-STAR SUPERMAN」鑑賞

DCコミックスの新作アニメーション映画。グラント・モリソンとフランク・クワイトリーによるミニ・シリーズを映像化したもので、原作はスーパーマン作品としては数十年に1度の傑作と言われるほど高い評価を得ているんだよな。 ストーリーは既存のコンティニュイティ—と関係のない独自の設定になっていて、宿敵レックス・ルーサーの策略により大量の太陽エネルギーを浴びたスーパーマンは力が増大したものの体の細胞が飽和状態となって炸裂を続けており、やがてそれが自らの死に至ることを知る。死が迫っていることを知ったスーパーマンは、この世からいなくなる前に自分に課せられた課題を解決していこうとするのだが…というような話。原作のストーリーをうまく拾ってはいるんだけど、ビザーロ・ワールドでの冒険やジョナサン・ケントの死などといったエピソードは省かれている。個人的にはユニバースQとか飛び降り自殺を阻止する話とかの細かいところも含めて欲しかったんだけど、まあ無理か。 原作は話の展開が比較的ゆっくりしていて、それがモリソンのトリッピーな話とクワイトリーの夢想的なアートにうまく合っていたんだけど、アニメーションでは各エピソ
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海外テレビ番組

「Criminal Minds: Suspect Behavior」鑑賞

「クリミナル・マインド FBI行動分析課」のスピンオフなんだが、俺あっちは1話しか観たことなのでどこがどういうスピンオフになってるのかは全然分かりません。FBIにある特別班の面々を主人公にしているということで、「ロー&オーダー」における「SVU」みたいな立ち位置になるのかな。 話のつくりも「SVU」に似ていて、第1話では幼女を誘拐した変質者をエージェントたちが捜しまわるわけだが、描かれる犯罪がシリアスなものだからってストーリーがシリアスになるわけではないのよ。全体的に「これどっかで観たよね?」というような展開が続く内容になっていて、タイトルに反してエージェントたちは犯人の心理のプロファイリングなどは殆どせずに聞き込みを行ってるだけだし、そうしてるうちにコンピューター係のエージェントがキーボードをパチパチ叩くとデータベースから手がかりが山ほど出てくるという実に安易な展開になってるかと。 唯一の取り柄としては出演者が豪華なことで、アカデミー賞男優のフォレスト・ウィテカーをはじめ、戦う左翼のコメディエンヌことジャニーン・ガロファロといった俺好みの役者が出てるんですよ。リチャード・シフも
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海外テレビ番組

「CHICAGO CODE」鑑賞

フォックスの新作シリーズで、舞台は当然ながらシカゴ。 汚職がはびこる街シカゴにおいて、警察の殺人課に務めるジャレク・ウィソッキは正義感が強いものの、自分流の捜査をすることで仲間に嫌われ次々とパートナーが代わっている警官だった。彼の旧友であるテレサは出世街道をひた走り、女性として初の警視総監となって街を浄化しようと努力する。これにジャレクの姪や新しい相棒が加わり、警察は街の汚職を一掃しようとするが、シカゴ市長よりも大きな権力を持つという議員が彼らの前に立ちふさがるのだった…というような話。 「ザ・シールド」のショーン・ライアンが作っただけあって、単純な警察ものというよりも、都会の犯罪と汚職をリアルに描いた内容になってるのかな。そういう意味では地上波ネットワークよりもケーブル局で放送されたほうがいろいろできて面白くなったんじゃないかという気もする。第1話を観た限りだと、どうも何を目指してるのかよく分からない感じがしたんだよな。警察ドラマと政治ドラマの中間にぶら下がってるというか。 主人公のウィソッキを演じるジェイソン・クラークって役者はよく知らんなあ。というかウィソッキという名前が
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海外テレビ番組

「Mr. SUNSHINE」鑑賞

ちょっと前に「STUDIO 60」で真面目な演技に挑戦したけど結果が芳しくなかったマシュー・ペリー主演のコメディ・シリーズ。 ペリー演じるベンはサンディエゴにあるサンシャイン・センターというアリーナのマネージャー。そこではスポーツの試合からサーカスまでさまざまなイベントが開催されており、ベンは変人だらけの職場で仕事をきりもりしつつ、別れた彼女と復縁しようとするのだが…というようなストーリー。 コメディとしては「フレンズ」よりも露骨に「30ロック」を意識した内容になっていて、イカれた上司と身勝手な部下たちの間で苦労する中間管理職という主人公は「30ロック」そのまんま。ただしあの番組ほどぶっ飛んではいなくて、どことなく典型的なシットコムの枠にはまってしまっているのは個人的に残念。 ペリーの他にもアリソン・ジャニーとか「LOST」のホルヘ・ガルシアといった有名俳優が出ているので、そこそこ人気は出るんじゃないかな。はたして何シーズンも続くような作品になるかは微妙ですが。「30ロック」を超えるのは相当厳しいぞ。
海外テレビ番組

「TRAFFIC LIGHT」鑑賞

フォックスの新シリーズ。イスラエルの番組のリメークらしいが、内容は実にベタなアメリカン・シットコムであったよ。 3組のカップルの恋愛模様を描いたもので…って最近のシットコムってみんなこんな内容じゃないか?おい?いちおう題名にひっかけて男女の関係を「赤」(結婚済み)「黄」(同居中)「緑」(シングル)の3つ分けてるらしいけど、そんなのこないだの「PERFECT COUPLES」も同じことやってたしなあ。キャストの大半が白人で、1人だけアジア系の女性がいるのも「PERFECT COUPLES」と同じ。黒人やヒスパニックの男性とか入れてもバチは当たらないと思うんだけどね。 今シーズンはこうした男女3組のシットコムが特に多いような気がするんだけど、どうなんだろ?未だにみんな次の「フレンズ」を狙ってるんだろうか。こうも似たような番組が多いと、どれが生き残るかは肝心の中身でなく放送局の編成にかかっているような気がする。
海外テレビ番組

「OUTCASTS」鑑賞

なんかよく分からないBBCのSFミニ・シリーズ。 舞台は2040年の近未来。何らかの災害に見舞われた地球を人々は見捨て、他の惑星への移住を進めていた。そんな惑星の1つであるカルパチアでは少数の移住者たちがコロニーを建設して自給自足の暮らしをしていたが生活は楽ではなく、コロニーのリーダーとカリスマ探検家のミッチェルの仲も不穏なものだった。そんななか、数年ぶりに地球からの移民船がカルパチアへと接近してくる。はたしてこの船には誰が乗っているのか?そもそも船はカルパチアへ無事到着することができるのか…というのが第1話の大まかなストーリー。 ジェイミー・バンバーが出ているのでどうしても「ギャラクティカ」と比べてしまうが、当然ながらあれほどのクオリティはなく、特殊効果とかは「ドクター・フー」より少し凝ってる程度か。役者の演技とかカメラワークも凡庸だけど、とにかくストーリーがとても説明不足で、地球に何が起きて登場人物たちの過去に何があって、現在では何が問題なのかというのが殆ど説明されないまま話がズルズルと進んでいくんだよな。もちろんこの後の話でいろいろ説明はされていくんだろうけど、第1話を観た
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映画評

「MONSTERS」鑑賞

こんどハリウッド版「ゴジラ」の監督に抜擢されたらしいギャレス・エドワーズの低予算映画。 NASAが宇宙に打ち上げた探査機がメキシコ北部に墜落し、それに付着していた地球外生物が繁殖してしまい、巨大なタコのような生物となって人を襲うようになってから6年。アメリカはメキシコとの間に巨大なフェンスを建設して国境を封鎖し、怪物たちの跋扈する地帯は立ち入り禁止区域となっていた。そしてメキシコでカメラマンをしているアメリカ人のアンドリューは、自分が勤める会社の上役の娘でメキシコを訪れていたサマンサという女性を、アメリカ行きのフェリーに乗せる仕事を命じられる。しかし手違いによってサマンサはフェリーに乗ることができず、仕方なく2人は立ち入り禁止区域を縦断してアメリカを目指すことにするのだが…というストーリー。 題名がそのものずばり「モンスターズ」だし、怪獣がストーリーに大きく関わってはいるんだけど、ガチな怪獣映画というよりもロードムービーのような作品であった。モンスターが姿をちらっと見せる描写とかは非常に巧いんだけど、ちゃんと姿を見せて暴れるようなシーンは殆どありません。むしろ主人公2人の旅の描写
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海外テレビ番組

「THE CAPE」鑑賞

NBCの新シリーズ。 舞台となるのはカリフォルニアのパーム・シティという架空の都市で、そこでは警官の汚職がはびこり、チェスと名乗る謎の悪人によって警察署長の暗殺が続き、真っ当に機能しなくなった警察はアーク社という大企業によって民営化されようとしていた。そんな状況でも警部のヴィンス・ファラデイは強い正義感を持ってチェスを追っていたが、逆に彼こそがチェスだという濡れ衣を着せられ、警察に追われたあと爆発に巻き込まれてしまう。そんな彼を救ったのは、カーニバル・オブ・クライムというサーカス風の格好をした強盗団だった。そこで彼は黒いマント(ケープ)を自在に操る技を修行し、息子が読んでいたコミックにちなんで「ザ・ケープ」というヒーローになり、チェスとその仲間たちに戦いを挑むのだった…というような話。 これってSyfyチャンネルのシリーズじゃないの?と思ってしまうくらいにストレートなアクション作品。こういうのが好きな俺でも赤面してしまうくらいにベタな展開が続く作品であったよ。80年代なら「エアウルフ」とか「ナイトライダー」みたいなアクション・ドラマが普通に地上波ネットワークで放送されてたけど、現
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映画評

「ソーシャル・ネットワーク」鑑賞

2003年は遠くになりけり。これ観てて連想したのが、アップルとマイクロソフトの黎明期を描いたTVムービー「バトル・オブ・シリコンバレー」だった。だからという訳ではないが、意地の悪い言い方をすれば「ものすごく良く作られたTVムービー」という感じか。世間でちらほら言われている、2時間ドラマのような映画という表現はあながち間違ってないと思う。 いやね、技術的には大変良くできた映画だと思うのですよ。役者の演技から脚本から撮影技術に至るまで(ただしセピア色のカレコレは最近みんなやってて食傷気味だが)。トレント・レズナーによる音楽も効果的に使われていたし。最後にビートルズ持ってくるとは思わなかったけどね。ストーリーテリングも非常に重厚だし見応えがあり、ハーバードという一種特殊な環境における当時の雰囲気をきちんと描写しているんだが、最初から最後までそんな感じであるため、コース料理でメインディッシュをずっと出されてるような感触だった。話にメリハリがないわけではないけど、1本の映画としては大きなうねりに欠けているというか。 まあ俺自身がフェイスブックやってなくて、マーク・ザッカーバーグのことも殆ど
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海外テレビ番組

「FAIRLY LEGAL」鑑賞

USAネットワークの新作シリーズ。主演のサラ・シャヒって「Life 真実へのパズル」の人か。彼女の元夫の検事を「ギャラクティカ」のアンダース君ことマイケル・トルッコが演じてるぞ。 サンフランシスコを舞台にした法廷ドラマで、最近亡くなった父親の法律事務所で働くケイトは正義感はあるが型破りなところがある女性で、もとは弁護士だったが調停人になってさまざまな事件を扱うのだった…というような内容。 朝寝坊して起きたら横に男が寝ていたというガチな展開から始まり、法廷で羽目をはずして裁判官に呆れられる場面とか、不当に逮捕された黒人少年を救おうとする姿などは今までの法廷ドラマで嫌になるほど観てきた描写であり、目新しさはまったくなし。ケイトの口うるさい義母が彼女くらいの年齢であり、法律事務所のボスだという設定が珍しいくらいか。ストーリー展開もごく平凡であり、それだけでは1時間半のパイロット尺が埋められないのでどうでもいいBストーリーを持ってきているようでは先が思いやられるな。サンフランシスコの風景は美しく撮られてるけどね。 こういう軽妙な法廷ドラマって、主人公が難解な状況を克服して勝利(正義)を
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海外テレビ番組

「FACE OFF」鑑賞

ジョン・ウーのやつじゃないよ。Syfyチャンネルのリアリティ・シリーズだよ。 アメリカ各地からやってきた特殊メーキャップの達人たちがさまざまなチャレンジを与えられていくという内容のもので、リアリティ・シリーズが嫌いな俺でも、こういうプロたちが腕前を競い合うものはそれなりに好きなのです(素人参加型のやつは観てられないけど)。 番組のテンプレートは「トップ・シェフ」そのまんまなんだけど、製作会社が同じなのかな?1話のなかでまず第1のチャレンジがあって、それから難易度の高い第2のチャレンジがあり、最下位になった人が外されるという仕組みのもの。第1話ではホテルに集まった参加者たちが「このホテルにあるものを組み込んでメーキャップをしなさい!」と命じられ、それから「動物と人間を組み合わせたメーキャップを作りなさい!」というチャレンジを与えられていた。 衣装のデザインを競う「プロジェクト・ランウェイ」同様に、こうした勝負の評価って観る人の美的感覚に左右されるところが大きいと思けど、それでもやはり稚拙なメーキャップと巧いものの違いは素人目でも明らかだったな。審査員はハリウッドで活躍するメーキャ
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海外テレビ番組

「PERFECT COUPLES」鑑賞

NBCの新作シリーズ。3組のカップルを描いたシットコムで、1組のカップルはケンカばかりしていて、もう1組は自分たちの関係がうまくいってると考えていて、もう1組は…何だったっけ。憶えてられないくらいに特色のないカップルが騒ぎ合うだけの番組で、目新しさは全くなし。こういう凡庸なシットコムを求める人たちがいるのは分かるけどさ、「THE OFFICE」や「COMMUNITY」といったNBCの他の強力なシットコムに比べると圧倒的に劣った内容になっているぞ。 出演者もストーリー同様に無味乾燥な人たちばかりなんだけど、唯一の特色は「デイリーショー」のオリビア・マンが出ていることか。ただし彼女ってベトナム系で美人なんだけど「デイリーショー」のレギュラー陣のなかではダントツにジョークのデリバリーが下手で、他の人とのジョークの流れを断ち切ってしまうことが多々あるんだよな。よってむしろこちらの番組で成功して、「デイリーショー」からは降板するのがいいんじゃないかと淡い期待を抱いてしまうのです。
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映画評

「グリーン・ホーネット」鑑賞

ポスターを一瞥しただけでも、何故いまさら「グリーン・ホーネット」なのか?何故ミシェル・ゴンドリーなのか?何故セス・ローゲンなのか?何故ジェイ・チョウなのか?といろいろ疑問がわいてくる作品なのだが、映画を観てもその答えは与えられなかったよ。 確かこの映画ってもともとはケヴィン・スミス監督で主演がジェイク・ジレンホールで企画され、そのあとチャウ・シンチーの監督&出演という噂があって、それから回りまわって、それでやっと今回のスタッフに決定したんじゃなかったっけ。このように製作の時点で右往左往した作品についてほぼ100%言えることは、スタジオが完成を急ぐために製作側のクリエイティブな面が疎かにされるということであり、それに今回はハリウッドで最も独創的な監督の1人であるミシェル・ゴンドリーが関わってしまったというのは不運というか皮肉というか。 ゴンドリーの従来の作品って少なくとも1本に1度は「このアイデアすごい!」と感心させられるところがあったんだけど、悲しいかなこの作品ではそれが無いのですよ。せいぜい主人公が今までの手がかりを回想するシーンがちょっとゴンドリーっぽかったことくらいかな。
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映画評

「WISH 143」鑑賞

こないだアカデミー賞の短編賞にノミネートされたイギリスの作品。オンラインで公開されていた。 末期ガンにより死期が近づいた15歳の少年が、慈善団体から何か願いをかなえてあげると伝えられたとき、彼が望んだのは「女の人とヤること」だった…という内容で、死を目前にしながらも口が達者でひねくれた少年と、彼を見守る牧師とのやりとりを中心に、どうにか女性と寝ようと悶々とする少年の姿が描かれていく。 ユーモラスな会話や描写がある一方で、テーマがテーマだけに全体的にしんみりとした内容になっているかな。「心優しい娼婦」といういかにも映画的なキャラクターが出てくるのはどうかと思うが、ラストはホロリとさせてくれるし、決して悪い作品ではないですよ。20分ちょっとの作品なので、時間のある人はぜひ観てみてください。
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