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映画評

「トイ・ストーリー3」鑑賞

うーん。世間的にはたいへん高い評価を得ている作品ですが、個人的にはどうもしっくりこなかったのだよ。これは作品の良し悪しではなく自分の期待によるものなのでしょうが。 自分にとっての「トイ・ストーリー」というのは、オモチャの主人公たちがドタバタを繰り広げつつも、ホロッとさせてくれるシーンもある作品というイメージで、そのドタバタと真面目の比率が7:3くらいなんだよな。それが今回は「捨てられるオモチャ」という大真面目なテーマが最初から設定されているために、その比率が逆になって、全体的に重々しい雰囲気が感じられてしまうのですよ。 それと「2」のXXXXXに対しても感じたけど、「悪意のあるオモチャ」というのがどうも受け入れられなかった。「2」のザーグみたいに悪役として作られてるもののどこかマヌケなオモチャならいいんだが、今回は(ちゃんと理由があるとはいえ)露骨に悪者のオモチャが出てきたのが好きになれなかったな。オモチャはあくまでも無邪気で、悪いのはクソガキや強欲なコレクターの人間という図式を勝手にいだいてたので。仲間を拷問してゲロらせるオモチャというのは、どうもね。 別に「アニメは陽気であ
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「STAR WARS UNCUT」鑑賞(途中まで)
映画評

「STAR WARS UNCUT」鑑賞(途中まで)

「スター・ウォーズ エピソード4」を15秒ごと、計473のシーンに切り分けて、それぞれのシーンをファンのみんなが分担して撮影して1つの長編作品を作り上げよう、という26歳のSWファンが企画したプロジェクト。こないだまで各シーンの撮影者を募集してたような印象が合ったけど、いつの間にか完成していて、こないだエミー賞のインタラクティブ部門なんてのを受賞したらしい! 完成品は公式サイトで公開されてるけど、基本的に15秒のクリップが連続して流されるという仕組みで、コスプレあり手書きアニメあり人形アニメあり、さらにはチャット風のシーンありと、皆が独自の解釈で撮影したシーンが次々と流されるのは(クオリティに大きな差があるとはいえ)なかなか面白い。ルークがオヤジになったり子供になったり、C3POがアルミホイルの塊になったかと思いきや「MST3K」のクロウに化けたりと大忙し。みんなR2D2の扱いに苦心してるのが笑える。実写と絵アニメと人形アニメがそれぞれ3分の1くらいの割合かな。フィギュアとかレゴ人形を使った人形アニメがいちばん再現性が高いんだけど、そのぶん安直すぎてつまらなかったりする。ハリボテのヘル
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海外テレビ番組

「Melissa & Joey」鑑賞

メリッサ・ジョーン・ハート主演のABCファミリーの新作シットコム。 オハイオで市議会員を務めているメリッサはバリバリのキャリアウーマンだったが、彼女の姉(妹?)が詐欺罪で逮捕されたために姪と甥を引き取ることになり、仕事と家事を両立させるのに手一杯だった。そんなところに彼女の姉のおかげで無一文になった元トレーダーのジョーイが転がりこんできたことで、彼は家事手伝いとして雇われることになる…というような話。 まあよくも悪くも典型的なシットコムといった出来。無理にクレバーなものにしようとしてるセリフとか、テンションの高い女性とボケた男のやりとりとか、以前にいくらでも観たなあ…というような展開が延々と続く内容。気になったのは言葉遣いが汚いのと、性的なジョークがチラホラ出てくるところで、そういうのってABCファミリー向けじゃないように思われるんだけどね。 メリッサ・ジョーン・ハートって「サブリナ」の頃からビッチ顔で、なんか商魂たくましい感じがして好きになれないんだよな。いや、彼女が実際にそうだという確証はないのですが、いろんな役柄や仕事に手を出してるからそういう印象を受けるのかな。この番組
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海外テレビ番組

「HUGE」鑑賞

ABCファミリーでこないだ始まった番組。 肥満児たちがダイエットのためにやってくるサマーキャンプを舞台にした作品で、主人公のウィルも親にキャンプへ送り込まれた子供の1人。しかし皮肉屋の彼女はこのキャンプの趣旨が嫌いで、世間はもっと肥満児をそのまま受け入れるべきだと考えていた。そのため彼女はろくに運動や食事制限もせず、逆に大量に持ち込んだスィーツを他の参加者に売りつけて小遣い稼ぎをするような始末。当然ながらそんな彼女の行動はキャンプのインストラクターや他の参加者から迷惑がられ、ウィルもそれに反発するのだが、キャンプでさまざまな人と出会ううちに、彼女の心も少しずつ変わっていくのだった…というような話。 主役のウィルを演じるのはリメイク版「ヘアスプレー」に出てたニッキー・ブロンスキー。こないだまでハリウッド映画の主役を務めてた子が、ABCファミリー番組に出ることになるなんて、やはり仕事の依頼が少なかったのかな…といらぬ心配をしてしまった。あのタプタプした太もものインパクトは結構すごいですね。あと彼女のライバル役としてデビッド・ハッセルホフの娘なんかも出てるぞ。 第1話を観た限りでは全
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海外テレビ番組

「THE LXD」鑑賞

「GLEE」で何も語らずとも最強のダンスを見せつけてくれるTHE OTHER ASIANことハリー・シャム・ジュニアが振り付けを担当したシリーズ。ウェブシリーズらしいのだが観れる場所はHULUとiTunesストアくらいらしい。 ダンスを踊ることによって特殊な能力を発揮できる選ばれし者たちが、正義の「The Legion of Extraordinary Dancers」(略してLXD)と悪の「The Alliance of the Dark」に別れ、戦いを繰り広げる…というような設定なのだがストーリーはあってないようなもので、要するに出演者が踊りまくる番組。戦いのシーンも両者が踊ってるだけなので、マイケル・ジャクソンの「BAD」みたいな感じ。ただし日本のダンスグループみたいに集団技に持ち込むことはせず、基本的にソロで出演者が踊るんだが、さまざまなスタイルで卓越した踊りを見せてくれる所はなかなか見応えがあるぞ。頭を床につけてグルグル回ったりするのはダンスというより曲芸師の世界かもしれないが。 いまいち番組のコンセプトがよく分からないけど、才能のある人たちがその才能を披露するという内
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映画の雑記

「BLACK SWAN」トレーラー

ダーレン・ アロノフスキーの新作。バレリーナが主人公ということもあり一見少女マンガのようだが、グロな皮膚の描写なんかもあったりして「レスラー」よりも「レクイエム・フォー・ドリーム」に近いものになるんじゃないかと勝手に期待。ナタリー・ポートマンってジャンル映画にいろいろ出ているわりにはPCなイメージが抜けきれずにあまり好きではなかったのだが、これでもっとダークサイドに墜ちた演技を見せてくれるんだろうか。
映画評

「THE GHOST WRITER」鑑賞

いろいろ巷で話題になっているロマン・ポランスキーが、スイス警察に逮捕されながらもしれっと作ってしまった政治サスペンス(刑務所で編集をしたらしい)。 物語はユアン・マクレガー演じる主人公の作家が、イギリスの前総理大臣であるアダム・ラングの回顧録のゴーストライターの仕事を持ちかけられるところから始まる。既に回顧録には別のゴーストライターがいて草稿を書き上げていたのだが、彼は謎の溺死を遂げてしまったというのだ。そして主人公は政治に疎いものの、原稿執筆の早さを見込まれて仕事を与えられ、そのままラングが滞在しているアメリカはマサチューセッツの孤島(マーサズ・ヴィニヤード)へと送られる。そこで彼はラングのほか、彼の秘書や神経質な妻に出会う。さっさと仕事を片付けて島から出ようとした主人公だが、ラングが首相のときにイギリス国籍のテロリスト要員をアメリカに引き渡して拷問にかけさせていたことが世間に明らかになり、ラングは戦争犯罪で裁判にかけられる可能性が出てきてしまう。とつぜん身の回りが慌ただしくなってきたなか、主人公は自分の前任者が残した謎めいた資料を発見し、彼の本当の死因を探ろうとする。そして調査
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映画評

「ヒックとドラゴン」鑑賞

「トイ・ストーリー3」を観てないのであまり大きなことは言えないのだが、個人的にこの夏のお薦め映画は「インセプション」とこの作品かと。 ストーリー自体はとてもベタで、恐ろしい存在だと思われていたドラゴンと少年が交流していくうちにお互いに心を開いていき、やがて共存することの大切さを学ぶという、映画のポスターを見ただけでも予想がついてしまうような話が続くわけだが、この王道の展開がかえって素朴かつ力強いものをストーリーに与えているのではないかと。従来のドリームワークスのアニメはピクサー作品に比べて、ムダな下ネタや時事ネタのパロディなどを詰め込んで作品の質を下げている印象があったんだけど、今回はそれを排除したことでより多くの観客にアピールできる内容になっている。やっとピクサーに対抗できる作品が出てきたな、という感じ。 少年がドラゴンと空を駆け回るシーンも非常にダイナミックで見応えがあって、これなら3Dで観ても悪くはないかな、と思わせる出来だった(それでも俺は3D嫌いだけどね)。後半の展開には「君たち、ドラゴンの生態系を破壊してない?」と思ったが、少しビタースウィートなヒネリのあるラストも含
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映画評

「インセプション」鑑賞

やっと観てきた.評判通りの素晴らしい出来。キャラクターの立ち方が半端じゃなかった「ダークナイト」には劣るかもしれないが、2時間半の長尺を飽きさせずに最後まで観させるクリストファー・ノーランの手腕は凄いものがあると思う。 自分が何を伝えたいのかをきちんと把握している監督の映画はやはりいいですね。この作品については既にいろいろなことが語り尽くされていると思うので、今さら自分がどうこう言うのもおこがましいのですが、いくつか感想を箇条書きすると: ・夢の設定とかにはいろいろツッコミが入れられそうなのだが、何も言うまい。自由落下している人の夢の世界が無重力状態になるなら、寝返りをうった人の夢の中は天地が逆になるのかな? ・ディカプリオは前作「シャッター・アイランド」とキャラがかぶっている点で損をしている。眉間に皺を寄せて顔を洗うような作品ばかり出たりせず、インディーズのコメディとかに出てたまにはガス抜きすればいいのにと切に願う。 ・渡辺謙はあと2倍くらい英語が上手くならないと、「無口な役」とか「半分気絶してる役」とかから抜け出せないような気がする。特に日本人にとって鬼門であるthの発音をマス
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映画評

「KICK-ASS」鑑賞

これダメ。ゴミ映画。12歳くらいの女の子が「FUCK!」とか言いながら銃をぶっ放したりする内容だから大衆受けはしてるみたいだけど、そんなので感心するほど俺はウブでもないし。個人的にマーク・ミラーの原作コミックが嫌いなことは以前にも書いたが、あの原作が傑作に思えるほど映画の出来は非道かった。 問題点は山ほどあるんだけど、いちばん致命的なのは登場人物がみんな不快な連中で、観ていて共感できるキャラクターがいないことか。特に主人公。原作はアメコミというスーパーヒーローと同義語のメディアだったから、主人公が数ページのあいだに「スーパーヒーローになりたい!」と決心してもそれを容易に受け入れられる土壌があったのに対し、映画ではもっときちんと主人公の動機を説明しなければいけないはずだったのに、通販でコスチュームを注文してすぐにキックアスになってるんだもの。違和感ありあり。そのくせ女の子とねんごろな仲になったとたん「スーパーヒーローはやめる」なんて言い出すし、主人公が最後までヘタレでろくに成長しないんだよな。それ以外にもサイコな父娘やどうも怖くない悪役、ちょっと頭のイカれたガールフレンドなど、ペラペ
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映画の雑記

「DELIVER ME TO HELL」鑑賞

ニュージーランドのピザ・チェーンの広告映像らしいが、ゾンビの集団に取り囲まれたおねーちゃんが注文したピザを、店員がゾンビを蹴散らしながら届けに行くという発想が素晴らしい。しかもインタラクティブ構成になっていて、店員の行動を視聴者が決定できるという芸の細かさ!俺はピザを配達できるまでに店員を2回死なせてしまったよ。 劇中ではピザが結構ぞんざいに扱われていたりして、本当に宣伝になるのか?という気もしたけど、それなりに金をかけてこういう映像を撮ってしまうのがカッコいいなあ。冒頭に流れるジェットのバチモノのような曲もB級感を醸し出していて大変よろしい。俺的には「ゾンビランド」より面白かったかもしれない。
映画評

「HUNGER」鑑賞

おととしの東京国際映画祭にも「ハンガー」という題で出品されて、そのあとどこかで配給されるかと思ってたんだけど未だに日本公開されてないイギリス映画。 80年代初頭のボビー・サンズのハンガー・ストライキを題材にしたもので、そのハンストの詳細については「SOME MOTHER'S SON」のところに書いたので参照されたし。あちらがハンストに巻き込まれた母親の苦悩を描いていたのに対し、こちらはサンズ本人に焦点を当てた話になっている。 冒頭から20分くらいは殆ど会話のシーンがなく、政治犯として囚人服を着ることを拒んだ青年が毛布だけをあてがわれて監房に入れられ、仲間と一緒に「不潔抗議」を実施して人糞を壁に塗りたくり、尿を床にたれ流し、その戒めとして機動隊員に袋叩きにされたりしつつも、巧妙に外部の仲間たちと連絡をとりあう姿が描かれ、それからサンズのハンストへと話はシフトしていく。 監督のスティーブ・マックィーン(いや、あっちのマックイーンじゃないよ)は本業はモダン・アートのアーティストでこれが初監督作品らしいが、そのカメラワークやライティングなどは目を見張るほどに美しい。ウンコや残飯まみれの
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海外テレビ番組

「THE BIG C」鑑賞

不幸せな女性を演じされば右に出る者のいないローラ・リニーが、これまた不幸せな女性を演じるショウタイムの新作ドラマ。公式サイトで第1話が観られるぞ(IPアドレスをゴニョゴニョする必要あり)。 リニーが演じるキャシーはミネアポリスで高校教師として働く女性で、子供っぽくてワガママな夫(オリバー・プラット)を家から追い出し、クソガキの息子とともに自分なりの生活を送ろうとしていた。しかし検診により彼女は末期の乳ガンであることが判明し、彼女の人生は一変することになる…というのが大まかなプロット。 ガンに侵された主人公が残された人生を好きなように生きようとする、というコンセプトは「ブレイキング・バッド」に似てなくもないが、当然あれよりかはツマらなくて、涙目のリニーが周囲の人にブチ切れるだけの、なんかダウナー気味の展開に終始しているような。第1話の監督はビル・コンドンだけど、同じくリニーが出ていた「キンゼイ」ほどのぶっ飛んだ展開はなかったな。 あと「プレシャス」のガボレイ・シディベが準レギュラーとして出演してるけど、なんか彼女のシーンだけ後からとってつけたような、あまりメインのストーリーと関係
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映画の雑記

「THOR」トレーラー

(とりあえずここでまだ観れそう) 映画化が決まった時点から思ってたのだが、日本の配給会社は「THOR」の邦題を今から真剣に考えとかないといけないんじゃないだろうか。早々にそうしとかないと「ソウ」と区別がつく人はそうそういないだろう。なんちゃって。「マイティ・ソー」とか「雷神ソー」とか、あるいは読み名を変えて「雷神トール」とかにするとか。 ちなみにデストロイヤーって「魔人ハンター ミツルギ」に似てないか?
映画評

「エアベンダー」鑑賞

せっかく上質の素材をお膳立てされて、いくらでも優れた作品になる可能性があったのに、あらゆる点で失敗してしまったような作品。その責任はやはり脚本・製作・監督を務めてるM・ナイト・シャマランにあるよなあ。 脚本はまだしも演出とキャスティングが不味い。主人公のガキンチョは物語を通して成長していくさまがまっとうに描かれず、最後になっても眉間にシワをよせてオドオドしているだけ。俺は原作を未見なので、本国で問題になった人種が異なるキャスティングは気にならなかったけど、エスキモーの格好をした白人というのは違和感があったかな。そして敵役にはデーヴ・パテールにアーシフ・マンドヴィ、クリフ・カーティスという実に渋い面子を起用しておきながら、ことごとくミスキャストになっているのはどうしたことかと。パテールは「スラムドッグ・ミリオネア」の素朴な青年のイメージが強すぎるし、マンドヴィは過去にもシリアスな役を演じたことがあるとはいえ、今では「デイリーショー」でコメディやってる人ですからね。あのカン高い声で悪役を演じられても全然凄みがないのよ。 彼ら以外の出演者もみんな手を抜いたようなセリフまわしだし、無駄な
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海外テレビ番組

「SHERLOCK」鑑賞

言わずと知れたコナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」ものを現代風にアレンジしたBBCの新作ドラマ。90分が3本のミニ・シリーズになるのかな? アフガンでの戦争でPTSDにかかり帰国した軍医のジョン・ワトソンは、ロンドンでの下宿と同居人を捜していたところ、シャーロック・ホームズという無愛想な青年を紹介される。彼はその明晰な頭脳を活かし、難事件に対して警察に助言を行う自称コンサルタントであった。そして一見無関係の男女が次々と服毒自殺を遂げるという怪奇な事件が発生し、ホームズはワトソンと共に事件解決のため奔走するのだが、彼らを監視する人物が現れて…というのが第1話のプロット。 「A STUDY IN PINK」というエピソードタイトルが示すように「緋色の研究」をベースにしたストーリーになっていて、携帯電話やタクシーといった現代のアイテムが巧みに取り込まれた上質のミステリーになっている。ホームズが発見する情報がいちいち口頭で説明されたりせず、文字情報として画面に表示される仕組みも功を奏しているかと。 ベネディクト・カンバーバッチという、いかにもな名前を持つ役者が演じる現代版ホームズ
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映画評

「プレデターズ」鑑賞

とりあえず以前に予想したことの結果を白文字で書きます: ノーランド以外ピッタリ当たったじゃないかよ!それだけクリーシェ満載の映画だったということか? でも個人的にはそこそこ楽しめた。大げさな音楽やあまり深みのない脚本とかが逆に功を奏して、往年のフォックスのSFアクション映画を彷彿とさせているというか。1800円払って劇場で観るべきかは微妙だが、日曜洋画劇場で放送されるとみんな観そうだとか、創元推理文庫からゲームブックが出るんじゃないかとか、なんかそういうノスタルジックなものを感じさせる出来になっていた。 もちろん脚本は穴だらけでツッコミどころ満載だし、敏腕の兵士たちがコンパスや双眼鏡も持ってないのかといった疑問はいくらでも出てくるんだけどね。早くも続編の話が持ち上がってるらしいが、何をやっても矛盾が増えるだけの展開になりそうな気がする。「気付いたら異星にいた」なんて強引な展開はこれ1度しかできないでしょ(もっともフォックスのことだからDVDムービーで死ぬほど搾取するかもしれないが)。 演出は可も不可もなし。エイドリアン・ブロディ演じる主人公が万能すぎるかな。もっと非肉体派とい
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映画評

「THE LOSERS」鑑賞

本国での評判がイマイチだったのでなるべく期待せずに観たんだが、それでもダメだった…。 以前にも書いたようにアンディ・ディグルとジョックによるDCコミックス/ヴァーティゴのコミックが原作のアクション映画で、クレイ率いる米軍の特殊部隊がボリビアで麻薬組織殲滅のミッションを行っていたところ、マックスと名乗る謎の男によってミッションは妨害され、幼い命が多数失われる結果となってしまう。おまけにアメリカ政府によって米軍との関わりを否定され、死亡した扱いになってしまったクレイたちはアイーシャという謎の女性の手を借りてアメリカ本土に戻り、マックスに復讐を試みるのだが…というような話。 まあ普通のB級アクション・ムービーといった出来か。メジャースタジオが関わってるだけあって爆発シーンとかは金がかかってるけどね。原作にあった政治的なトーンは鳴りをひそめ、意外な秘密を持った悪役だったマックスも普通のサラリーマンのような人物になってしまっているのが非常に残念なところ。あと続編を意識した作りにするのはいいけど、あそこまでラストをほのぼのとしたものにする必要は無かっただろうに。何でクレジットに「Don't
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海外テレビ番組

「COVERT AFFAIRS」鑑賞

スキッとさわやかUSAネットワークが送る新作ドラマ。 いわゆる女スパイもので、CIAの新人スタッフであるアニーは突然CIAのなかでも秘密の部署に異動になり、フィールド・エージェントとして諜報活動に加わることになる。最初はドジを踏むものの、ガジェット使いの盲目の同僚に助けられてどうにか任務をこなし、一人前のエージェントとして迎えられるアニーだったが、CIAの真の狙いは彼女の元ボーイフレンドにあったのだ…というような話。 主演は「コヨーテ・アグリー」のパイパー・ペラーボ…ってあの映画観てないからよく知らんがな。女スパイものということで「エイリアス」と比較されてるようだけど、あっちよりもっと軽めのアクション作品になっている。言うなれば典型的なUSAネットワークのシリーズということですかね。あまり深く考えずに楽しめる作品だし、いずれ日本でも放送されるんじゃないかな。主人公の恩師として「ザ・ワイヤー」のクラーク・ピーターズが出てたのが個人的にはプラスだった。
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海外テレビ番組

「THE GLADES」鑑賞

A&Eの新作刑事ドラマ。なんか呆れるくらいの凡作だった。 主人公のジムは敏腕だが型破りの刑事で、シカゴで上司とモメてフロリダにやってきたものの、そこでもマイペースを貫き周囲の同僚に迷惑をかけていた。そんなある日、沼地で女性の首なし死体が見つかり、ジムは捜査に乗り出すのだが…というのが第1話のプロット。 主人公のジムはいわゆる「ハウス」的な「優秀だが嫌な奴」という設定なんだけど、実のところ終始ニヤついて聞き込みの相手を侮辱してるだけで、どこらへんが優秀なのかはよく分からず。事件現場をウロついて、沼から証拠品を拾ってるくらいしか捜査らしいことはしていなかったような。彼を演じるマット・パスモアとかいう俳優もぜんぜん深みのある演技をしてないし。キャストのなかでは「シャッター・アイランド」のジョン・キャロル・リンチが相変わらず良かったんだけど、どうもレギュラーでなくゲスト出演の立場のようだった。 一番ムカついたのは死体の発見者たちに主人公が何度も聞き込みを行って、どんどん彼らのアリバイを崩していくのかと思いきや、最後にまったく予想もしてなかったところから真犯人が出てきて、それまで観ていた
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映画評

「GREENBERG」鑑賞

「イカとクジラ」のノア・バームバック監督最新作。 神経衰弱のため精神病院に入っていたロジャー・グリーンバーグは、LAに戻ってきて兄夫婦の家に泊まることになる。そこで兄のアシスタントであるフロレンスと出会い、2人は恋仲になるのだが、グリーンバーグの排他的な性格が災いして、なかなか2人の関係は進まず…というようなお話。 そもそも25歳の娘が40歳の男と出会ってすぐに恋仲になるか?という最大の疑問はまあ忘れよう。主人公のグリーンバーグは人付き合いが苦手で、企業や役所に苦情の手紙を送るのが趣味で、不快なことがあるとすぐ友人や恋人に怒鳴り散らすような最低の奴なんだが、それでもどこか繊細な部分があって、心に不安を抱えている姿をベン・スティラーが好演している。彼とは対照的に明るくて人に好かれるフロレンスを演じるグレタ・ガーウィグの演技も素晴らしい。 これで主人公が20代とかだったら典型的なサンダンス系映画になるんだろうが、40歳だというのが結構ポイントで、親友に再会しても昔に組んでいたバンドのことしか話せず、何もしてないことから同世代の人には「あなたその歳で度胸あるわね」とまで言われ、かとい
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海外テレビ番組

「UNNATURAL HISTORY」鑑賞

なぜかカートゥーン・ネットワークで始まった実写ドラマ。世界の秘境を転々として様々な修行を積んできたヘンリー少年は、いわゆる「じっちゃん」的な恩師が亡くなったことでアメリカに久しぶりに帰ってくる。そこで高校に通うことになった彼は、ジャングル仕込みの言動で周囲を驚かせることに。そして恩師の死因を調べていたヘンリーは、彼が暗殺されたことを知り、アメリカの歴史にまつわる財宝の謎に巻き込まれて行く…というような話。 まあ明らかに子供向けのシリーズで、ジュブナイル版「ナショナル・トレジャー」というか、「ヤング・インディ・ジョーンズ」みたいな作品。都会にやってきた秘境育ちの少年、ということで「伊賀野カバ丸」とか「燃える!お兄さん」みたいな(例えが古くてすまん)ドタバタ劇になるかと思ってたんだけど、ヘンリー君は意外と常識人なのですんなりと高校生活にとけ込むことができたのでした。しかも海外育ちなのでアメリカの歴史は全く知らないという点がなんかショボいぞ。 いかにも夏休み中の子供向けというような安っぽい作品だけど、それでもカメラワークとかは十分凝ってたりするのがアメリカの底力だよな。役者もみんな無名
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海外テレビ番組

「RUBICON」鑑賞

AMCの新作ドラマ。ニューヨークのシンクタンクに務めるウィルは複雑な暗号もすぐに解読してしまう頭脳明晰なアナリストだったが、ある日複数の朝刊のクロスワードに共通する謎めいたメッセージが隠されていることに気付く。それを上司のデイビッドに説明するウィルだったが、彼はまるで相手にされなかった。しかしその後デイビッドはウィルには内緒で、自分の上司にクロスワードのことを告げる。そして次の日、ディビッドの乗った列車が事故に遭い、彼が死んだということをウィルは知るのだった。ディビッドの死とクロスワードのメッセージに関連性があると感じたウィルは、ディビッドの職に就き、巨大な陰謀の世界に足を踏み入れていくのだった…というようなサスペンス作品。 本国ではロバート・レッドフォード主演の映画「コンドル」によく比較されてるようだけど、俺はあれ観たことないのでよく分かりません。なんかこう、でっかい陰謀のようなものがあることは分かるのだが、それが何なのかは全く説明がされなくて、影から主人公を監視する謎の男とか、怪しげな言動をとる老人連中とか、どうもサスペンス作品ではありきたりな描写が続くのがまどろっこしい。主人
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「HOT TUB TIME MACHINE」鑑賞
映画評

「HOT TUB TIME MACHINE」鑑賞

その題名およびストーリーのアホらしさがアメリカでは公開前から話題になり、エド・ヘルムズ同様に「デイリーショー」出身であるロブ・コードリーが出てることから、第二の「ハングオーバー」になるか?と期待されてたんだけど、いざ公開されたらすぐに失速してしまった感のあるコメディ。でもあまり期待せずに観たら結構面白かったよ。 LAに住むアダムはさえない中年男性で、ガールフレンドに振られてばかりのロクでもない人生を送っていた。彼の幼なじみであるルーとニックも同様に不遇な暮らしをしており、気分転換をしようと考えた彼らはアダムの甥のジェイコブを連れて、かつて彼らが80年代に乱痴気騒ぎをしたスキー・リゾートへとやってくる。しかし昔は栄えていたそのリゾートはすっかりさびれており、さらに彼らは暗い気分になってしまう。とりあえず部屋の外にあるホットタブは使えるということで、そこに入って酒を飲み明かす4人。しかしそこで原因不明の事故が起き、彼らは1986年の過去にタイム・スリップしてしまう!ここで過去を改変して未来に影響を与えてはいけないと考え、過去のとおりに1日を過ごそうとする彼らだったが、物事は予想もつかない展
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