Kingink

映画の雑記

「TRON LEGACY」新トレーラー

前作の登場人物の息子が主人公、というのはあまりにもベタなディズニー設定すぎてどうかと思うが、かつては原始的なCGであったライトサイクルとかが美しいCGで甦るのを目にするとCG技術の進歩を実感せずにはいられんなあ。逆に前作にあったセンス・オブ・ワンダーらしさが失せている気もするけどね。 きのうジェフ・ブリッジスがアカデミー賞を穫ってしまったので、急にこの映画にもハクがついたような気がする。
音楽

マーク・リンカス死去

俺が学生のころによく聴いていたアメリカのバンド、スパークルホースの中心人物(というか殆どワンマンバンドだった)のマーク・リンカスが自殺したらしい。まあデビューした頃からドラッグでODして足に血が巡らなくなって大手術をしたり、脳内の化学物質のバランスが乱れる症状を持ってて鬱に苦しんだりと尋常でない生き方をしていた人なので、こういう結末を迎えたのは驚くべきことではないのかもしれないが。 最近のアルバム(といっても2006年か)とかは聴いてないものの、フレイミング・リップスとやったダニエル・ジョンストンのカバーとかが非常に良かったので今後もいい曲を作ってくれるかと思ってたのに。合掌。 Sparklehorse - "Sick of Goodbyes"
「ZOMBIELAND」鑑賞
映画評

「ZOMBIELAND」鑑賞

邦題は「ようこそゾンビランドへ」になるんだっけ?アメリカ人が「ショーン・オブ・ザ・デッド」を作ったたらこうなりました、というような映画。良くも悪くもストーリーが一本調子で、良くも悪くもキャラクター設定が皆無だったりする。要するに深く考えずに笑って観ろよ、ということなんだろうけど。 謎の原因により世界中の人々がゾンビになってしまったなか、奇跡的に生き残った主人公は女の子とキスもしたことがない内気な少年だったが、自分なりの生存のルールを身につけ、それに頼ることでゾンビの襲撃から逃れていた。彼は銃とトゥインキーをこよなく愛するタフな男に出会って一緒に旅をするようになり、さらに狡猾な姉妹に遭遇して西部を目指すのだが…というのが大まかなプロット。ただし具体的に主人公たちが何かを目指すといった目的が欠如しているため、90分弱の尺ながら中盤のビル・マーレイが出てくるあたりは結構話がダレていたような。 ウディ・ハレルソンの暴れぶりは面白いし特殊効果もよく出来ているし、笑えるところも多々あるものの、ゾンビ・コメディとしては「ショーン〜」に遠く及ばないかな。あっちはキャラクター設定がしっかりしていて登場人
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海外テレビ番組

来シーズンはマイノリティが主演のシリーズが増えるんだと

今年の秋に始まる新シーズンに向けて、アメリカではTVシリーズのパイロット版製作が本格的になってくるわけですが、今年は例年に比べてマイノリティが主役を演じる作品が多いという記事があった。 ざっと読んだ限りではフォレスト・ウィテカーやマギー・Qといった人たちが主役を務める作品が作られるほか、主役ではないものの「ハワイ5−0」のリメイクにはダニエル・デイ・キムとかグレイス・パークなんかが出演するらしい。以前はマイノリティというと黒人かラテン系くらいに限られてたけど、最近はインド系とかアジア系も増えてきてるのは良いことですね。 しかし「ハワイ5−0」だの「ロックフォードの事件メモ」だの、相変わらず過去の作品のリメイクばっか作られるよな。映画のほうも続編とかリメイクとかゲームの映像化とかばっかりで、最近どこもアイデアが枯渇しているのが如実に感じられるのです。
映画の雑記

ロジャー・イバートの新しい声

アメリカでおそらく最も高い知名度と影響力を誇る映画評論家であるロジャー・イバートは、ガンにやられて下顎を切除したために会話ができなくなってしまったわけだが、スコットランドの会社が開発したソフトウェアにより、以前の肉声に近いスピーチをコンピューター経由で出せるようになったんだとか。上のクリップで確認する限り、ホーキング博士のあれよりもずっと美声で、Mo'niqueなんて単語も普通に発音できているみたい。いま流行りのオートチューン使って歌ってる人のようにも聞こえますが。 ちなみにイバートの妻はすごい巨乳だという評判を聞いてたんですが…この映像からだとよく分からんな。
「PARENTHOOD」鑑賞
海外テレビ番組

「PARENTHOOD」鑑賞

去年の秋口から話題になってたような気がするNBCの新作ドラマ。ロン・ハワードの1988年の映画「バックマン家の人々」をTVドラマ化したもので、あの映画は以前にもシットコム化されてるらしい…元の映画を観てないので何とも言えないけど、それだけ再映像化されるということはアメリカ人のあいだで人気のある映画なんだろうか。 今回のバージョンでは主人公の一家がブレイバーマン家という名前になっていて、いろいろ口うるさい一家の長とその妻、彼らの2人の息子と2人の娘、さらにその伴侶と子供たちという3世代に渡った大家族における生活や子育ての姿を描いたファミリードラマになっている。一家の長男は息子がアスペルガー症候群だと診断されてうろたえたり、グータラな次男は恋人に子づくりをせがまれたり、離婚歴のある長女は2人の子供を抱えつつも新たな恋人を探したりといった、まあ以前にもどこかで観たような展開がいろいろ続いてく内容になってたかな。全体的に登場人物が多すぎるうえに話が詰め込まれすぎていたかも。 主役を「シックス・フィート・アンダー」のピーター・クラウスが演じるほか、クレイグ・T・ネルソンや「ギルモア・ガールズ」の
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「THE CORNER」鑑賞
海外テレビ番組

「THE CORNER」鑑賞

「THE WIRE」のデビッド・サイモンとエド・バーンズが書いた本をHBOが2000年に映像化したミニ・シリーズ。自身もボルチモアのストリート出身であるチャールズ・S・ダットンの監督のもと、ボルチモアで貧困と麻薬から抜け出そうとする人々の悲劇を描いている。 話の中心となるのは麻薬常習者のゲリーとその元妻で同じく常習者のフラン、および二人の息子であるデアンドレの3人。ゲリーは麻薬を断ちたいと思いつつも売人のいる街角(コーナー)の誘惑から勝てず、麻薬を買う金を日々どうにか工面するホームレス同様の暮らしを送っており、フランもデアンドレとその弟を女手一つで育てるストレスなどから麻薬に手を伸ばしてしまう毎日を送っていた。そしてデアンドレはろくに学校にも行かず、バイトをしてもすぐ辞めてしまうことから楽な儲けを狙って麻薬の売人の道を進もうとしていた。そしてついにフランは麻薬を断とうと施設に入所するが、その一方ではデアンドレが恋人を妊娠させてしまっていた…というのが大まかなプロット。また現在の彼らの姿にあわせ、過去の彼らが裕福で幸せだった頃の姿と、麻薬に手を染めて転落していった頃の姿がフラッシュバック
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「運命のボタン」鑑賞
映画評

「運命のボタン」鑑賞

「ドニ・ダーコ」のリチャード・ケリーが、ジャンル映画のネタの宝庫であるリチャード・マシスンの短編をもとに作ったもの。この原作は既に「トワイライト・ゾーン」でも一度映像化されてるんだとか。 (以下ネタバレあるかも) 舞台は1976年のリッチモンド。ノーマとアーサーの夫妻はウォルターという息子とともに幸せな生活を送っていたが、経済的には困窮していた。そんなある日、彼らのもとにボタンがついた箱が送り届けられる。不思議に思う彼らのところにスチュワードと名乗る、顔に大きな傷を負った老人が現れ、箱に関する話を伝える;「箱についたボタンを押せば100万ドルが手に入る。しかしあなたたちの知らない誰かが命を失うことになる」と。彼の話を不気味に思うノーマとアーサーだが、ついにノーマがボタンを押してしまい…というようなプロット。 1976年当時のデザインのほか画面の色調とかカメラワークから察するに、これって70年代のSF/ホラー映画のパスティーシュになってるのかな。ただああいうのはテレビ東京で90分以下にカットされたやつを観るのが楽しいのであって、2時間近い尺で1つのプロットを延々と映していくのは厳しいもの
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「JUSTICE LEAGUE: CRISIS ON TWO EARTHS」鑑賞
映画評

「JUSTICE LEAGUE: CRISIS ON TWO EARTHS」鑑賞

マーヴェルに比べコンスタントに優れた作品を出している、DCコミックスのアニメーション・ムービーの最新版。 DCコミックスのファンならお馴染みのパラレル・アースをテーマにしたもので、別の次元にあるもう1つの地球ではスーパーヒーローと悪役の立場が逆になっており、悪のスーパーマン(「ウルトラマン」という名前だよ)や悪のワンダーウーマンが率いる悪の集団クライム・シンジケートが世界征服を達成しようとしていた。これに反抗した「善人」のレックス・ルーサーは次元移送装置を使い、スーパーマンたちが住む我らの地球へと助けを求めにやってくる。彼の話を聞いたスーパーマンおよびジャスティス・リーグはクライム・シンジケートの魔の手から人々を救うため、ルーサーの地球へと向かうのだが…というようなプロット。 TVシリーズ版「ジャスティス・リーグ」の脚本も手がけていたドウェイン・マクダフィの脚本はテンポがよく、ニヤリとさせられる場面も多く見ていて飽きがこない。戦闘シーンが多くてプロットが少し弱い気もするものの、きちんと押さえるところは押さえて話を盛り上げることに成功している。また演出も素晴らしく、前半の雲の中での戦闘シ
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「TRINITY」鑑賞
海外テレビ番組

「TRINITY」鑑賞

架空の名門大学を舞台にしたイギリスのドラマ。 900年もの長い歴史を持つブリッジフォード大学は、今まで数多くの有力者たちを輩出してきた由緒ある大学だった。そこで新たなる学期が始まり、カレッジの1つであるトリニティ・カレッジにも様々な新入生たちがやってくる。そのうちの一人、シャーロットは父親もトリニティの出身でそこの教授も務めた人物だったが、謎の理由で突然そこを離れ、2週間前に他界したばかりだった。ほかにも成績優秀の黒人青年セオや、マリファナばかりやってるラージやアンガスといった連中が新入生としてやってくるのだが、トリニティでのクラブやイベントは上流階級の子息が取り仕切っており、彼らのような一般家庭出身の学生たちはろくに見向きもされないことを思い知らされる。その一方では新しい学長がトリニティに就任するのだが、その裏では古参の教授たちがよからぬ目的を抱えて暗躍していた。そしてトリニティにはさらなる暗い秘密があった…というような話。 第1話を観た限りではよく分からないんだけど、トリニティの奥深くでは怪しげな科学実験が行われていたり、殺人が起きたりといろいろ謎めいた展開になっていくらしい。でも
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海外テレビ番組

「GLEE」は年齢的に成長できるのか?

こないだ日本でも放送開始された「GLEE」は俺の周囲でも評判が上々で、このブログにも番組絡みの検索でやってくる人がずいぶん増えたんだけど、「「GLEE」は年とったらどうなるのか?」という記事がヴァラエティ誌に掲載されていた。 これは「「GLEE」はヒットして第2シーズンの製作も決定してるけど、時がたつのに合わせて登場人物たちが年をとっていくわけで、やがて彼らが高校に通い続けるのは無理があるようになってくるのではないか?」というような趣旨の記事。まあキャストが年とってくるにつれて高校生を演じ続けるのが難しくなってくるのは今まで作られたどのハイスクール・ドラマも直面してきた問題なわけで、まだ半シーズンしか放送されてない「GLEE」にこんなこと言うのは大きなお世話のような気もするけど。 従来のドラマは舞台を大学に移すとか(「バフィー」がそうだったはず)、キャストを番組からも卒業させて新しい面子を加える(「FRIDAY NIGHT LIGHTS」など)なんて方法を使ってきたけわけだが、「GLEE」の場合はもう1つ難題があって、それはあの番組が基本的に「グリー大会を勝ち進んでいく」内容だとい
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「ARCHER」鑑賞
海外テレビ番組

「ARCHER」鑑賞

カートゥーン・ネットワークで「FRISKY DINGO」を作ってたスタッフによる、FXネットワークスの新作アニメ番組。 基本的には60年代のスパイ映画のパロディになっていて、主人公のスターリング・アーチャーは秘密諜報組織「アイシス」に務めるエージェント。スパイとして最低限のスキルは持っているものの、ドジで女たらしでヘマばかりやっているエージェントで、組織の金を使って酒ばかり飲んでいるような人物。アイシスの長官である母親にも蛇蝎のごとく嫌われ、同僚ともドタバタばかりやっているアーチャーだが、与えられた任務は奇跡的にもどうにかこなしていく…といった感じの作品。 下ネタ満載のジョークとかシュールな展開はカートゥーン・ネットワークのアダルト・スイムの作品群そのまんまで、なぜそれをFXで放送するのかという疑問は残るが、個人的にはこういうスパイもののパロディは好きなのでそれなりに面白かった。この形式のアニメで20数分という尺は弱冠長く感じられて、アダルト・スイムの多くの作品のように15分程度の方が良いように思われるものの、次から次へとジョークが連発されるおかげで観ていて飽きはしない。声優はジュディ
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「The Ricky Gervais Show」鑑賞
海外テレビ番組

「The Ricky Gervais Show」鑑賞

HBOの新番組で、リッキー・ジャヴェイス&スティブン・マーチャント&カール・ピルキントンによる大人気ポッドキャストにアニメーションをくっつけたもの。アニメ製作はワイルドブレイン…って久しぶりに聞いた会社だなあ。このために新しいポッドキャストを収録したりはしてなくて、過去のものをまんま流用してるみたい。 俺は彼らのポッドキャスト(およびオーディオブック)のファンなので今までのエピソードはみんな聴いてるのですが、音声だけで彼らがスタジオで愉快に話している姿を想像するのと、こういう映像付きで彼らの話を聞くのってものすごく感触が違うのですよ。これって全てのポッドキャストやラジオ番組に言えることだろうが、音声だけのほうが想像力を掻き立てられるわけで。カールのボケを聞いて爆笑するリッキーの姿なんて音声だけのほうがずっとワイルドに聞こえるんだよな。 まあでも内容は面白いので、彼らのポッドキャストを聴いたことのない人たちにとっては、良い入門編的番組になるんじゃないでしょうか。HBOの番組にしては異様にチープなのでいつまで続くかは分かりませんが。
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「PAST LIFE」鑑賞
海外テレビ番組

「PAST LIFE」鑑賞

フォックスでいつの間にか始まっていた新作ドラマ。輪廻転生について扱った本をベースにしたもので、前世の記憶が甦って困っている人たちを、転生に詳しい女性心理学者が助け、前世で彼らの身に何があったのかを解明していくというような内容の作品。 たとえば第1話では十数年前に女の子が誘拐されて殺され、その次の月に誕生した男の子が彼女の生まれ変わりであることが明らかにされて、彼女の殺人犯が逮捕されるわけだが、これが100年前の人の生まれ変わりだったらどうするのかとか、遠い国の人が転生してたらどうよとか、前世の記憶という証拠で逮捕状がとれて、おまけに機動隊まで導入できるのかというツッコミどころが満載。いくらフィクションとはいえ、ここまで信憑性がないと観てて疲れてしまう。俺は「ミディアム」とか「ゴースト」とかって観たことないんだけど、あれらも似たようなものなんですかね。 主人公の心理学者ははっきりいってブス。「フリンジ」もそうだけど、なんでこういうブスを主役にもってくるんだろう。その彼女の相棒を元警官の男性が務めるんだけど、「俺はむかし妻と一緒に海へ行って、彼女に飛び込みを勧めたら首の骨を折って死んでしま
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「A SERIOUS MAN」鑑賞
映画評

「A SERIOUS MAN」鑑賞

コーエン兄弟の最新作だよ。舞台は1967年のミネアポリス。大学で物理を教えるラリーは物静かなユダヤ系の男性だったが、 ・不倫したうえラリーに離婚と立ち退きを迫る妻とその愛人 ・職もなくラリーの家に居候をしている兄 ・家の土地を侵害している隣人 ・試験の結果を上げるよう賄賂をよこす生徒 といった人々によるさまざまな問題に突然として見舞われてしまう。さらに彼の不運は続き、これは彼に対する神のお告げなのかと考えた彼はユダヤ教のラビたちに相談することにするのだが…というようなお話。 ものすごく難解というか、訳の分からない映画だなぁ…。主人公が次から次へと不運に見舞われるのは旧約聖書のヨブをモデルにしているらしいが、他にもシュレディンガーの猫をモチーフにしていることが示唆されていて、「生きているのか、死んでいるのか?」というテーマが底辺にあるみたい。特に冒頭の寓話(?)のところとか。 主人公が不幸な目に遭うとはいえ内容は決して悲劇的なものではなく、真っ黒けっけなコメディ仕立てになってるわけだが、聖書のヨブは最後に幸せを得たのに対し、ラリーの場合は…。これって「世の中の出来事はみんな関係しあってい
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「月に囚われた男」鑑賞
映画評

「月に囚われた男」鑑賞

デビッド・ボウイの息子でもあるダンカン・ジョーンズの初監督作となるSFスリラー。 舞台は近未来。地球のエネルギーの70%は、月面で採掘されるヘリウム3によって賄われていた。その採掘を手がけるルナー・インダストリーズ社の月面基地(ちなみに韓国製)にはサム・ベルという職員がたった一人で住み込み、人工知性を備えたロボットのガーティーとともにヘリウム3の回収・送出などを行っていた。彼の任期である3年がもうすこしで経とうとするころ、月面に出ていたサムは作業用車両を大破させる事故を起こしてしまう。気を失ったあとに基地で目覚めるサム。事故の記憶は彼の頭から消えていた。何かを不審に感じたサムはガーティーには秘密で月面の事故現場へと戻るが、そこで彼は驚くべきものを発見してしまう…というのが大まかなプロット。 出演者しているのが殆どサム・ロックウェルだけというのも珍しいが、地球の家族のことを想いながら孤独に働き、やがて自分の運命を悟ることになる主人公を好演している。あとガーティーの声はケヴィン・スペイシー。 重力の描写などは突っ込みたいところもあるものの、すごく正統なSFスリラーになっていて、どことなく7
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「ギャラクシー・オブ・テラー/恐怖の惑星」鑑賞
映画評

「ギャラクシー・オブ・テラー/恐怖の惑星」鑑賞

ジェームズ・キャメロン関連の検索をしてて見つけた、ロジャー・コーマン先生が「エイリアン」を露骨にパクった1981年のSF映画。 未開の惑星で遭難した宇宙船を救助するため、もう1つの宇宙船とそのクルーが惑星に送り込まれるのだが、遭難した宇宙船に生存者はいなかった。さらに惑星上にピラミッド型の遺跡を発見したクルーは中の探索を試みるが、謎の怪物によってクルーが一人ずつ惨殺されていく…というようなプロットで、宇宙服を着たクルーが宇宙船を捜索するあたりは「エイリアン」そのまんま。そのプロダクション・デザインを担当していたキャメロンが後に「エイリアン2」を監督することになるのは興味深いな。 キャストにはフレディ・クルーガー以前のロバート・イングランドや「ブラボー火星人」のレイ・ウォルストンなんかがいてマニア心をくすぐるものの、みんな石のような演技しかしてないような。意外なのは当時「ハッピー・デイズ」でスターだったエリン・モーランがいることで、なんでこんなB級映画に出てるのかは不明。ロン・ハワードにそそのかされたんだろうか。 あと金髪のおねーちゃんがクルーにいて、巨大なイモ虫モンスターの触手によって
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「アバター」鑑賞
映画評

「アバター」鑑賞

やっと川崎のIMAXにて。先に技術的なことを書くと、やはりIMAX方式だとメガネが軽くて観てて疲れないな。でも川崎のスクリーンって高島屋にあったやつにくらべてずいぶん小さいのね。そして巷で言われている通り字幕に目をやりづらいので、吹替版のほうが映像に没頭することができるんじゃないかと。あと3Dとはいえ「こちらに向かってくる」的な映像が殆どなく、主に空間の奥行きを出すために3Dを用いているのは少し意外であった。子供だまし的な演出を嫌ったということですかね。 そして作品の内容としては、これも巷で言われている通り、脚本とか演出はかなり凡庸な部類に入るもので、巨大メカがいろいろ登場したりミリタリーねえちゃんが活躍するところなんかは「エイリアン2」からぜんぜん進歩してないじゃん!という感じだったし、パンドラの生態系などのSF的考証もなんかすごく適当な気がしたんですが。敵が銃をかまえて待ち受けているところに騎馬隊を突っ込ませる演出もどうかと思ったし。 じゃあツマらない映画だったかというと全然そうではなくて非常に楽しめた映画であって、ストーリーとかの欠点をビジュアルの素晴らしさが完全に払拭してしまっ
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「コックファイター」鑑賞
映画評

「コックファイター」鑑賞

モンテ・ヘルマンがロジャー・コーマン先生のもと、「断絶」に続いてウォーレン・オーツと組んで作った低予算映画。 闘鶏の世界を舞台にしたもので、闘鶏の最優秀賞を獲得するまで言葉を発しないことを誓った主人公が、ほぼ無一文の状態から家を売ってまでしてニワトリを手に入れ、大会に向けて着実に金と技量を手にしていくといった内容の作品。「断絶」同様にハリー・ディーン・スタントンも出てるぞ。 劇中ではウォーレン・オーツ演じる主人公が殆どセリフを喋らないのに彼によるナレーションがかぶせられていたり、シリアスな内容なのに陽気な音楽がついていたり、あまり話の筋と関係ない強盗のシーンがでてきたりと、全体的にチグハグな感じがするのは否めない。あといまいち主人公の強さというか成長ぶりが描けていなかったような。初めて闘鶏を観戦した恋人に、「あんたなんかニワトリ以下よ!」と怒られるラストはなかなか面白かったけど。 試合のシーンでは実際にニワトリ同士を戦わせたらしく、足につけられた鉄のスパイクが相手のニワトリに深々と突き刺さっている光景とかはちょっとショッキング。おかげでイギリスではずっと上映禁止の作品なんだとか。マイナ
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「The Invention of Lying」鑑賞
映画評

「The Invention of Lying」鑑賞

イギリス版「THE OFFICE」の主役で、こないだゴールデン・グローブの司会も務めたリッキー・ジャヴェイスが主演・監督・脚本を手がけた作品。誰もウソをつくことができず、思ったことをそのまま口にしてしまう架空の世界を舞台にしたコメディになっている。 主人公のマークは40代になっても恋人がおらず、何をやってもサエない小太りのダメ男。仕事をクビになった彼は家賃が払えずにアパートを追い出されそうになるが、有り金をすべて降ろそうと向かった銀行で頭のなかが突然ひらめき、歴史上の誰もが思いつかなかった「ウソをつく」ということをやってのける。周りの人は彼が口にすることはすべて真実だと思ってしまうため、ウソをつくことで巨額の富を手にするマーク。さらに彼は意中の女性であるアンナにウソを使って近づこうとするが、老人ホームにいる自分の母親が危篤状態になったことをデート中に知らされる。死んで無に消えることを恐れる母親にウソをつき、死後の世界では誰もが幸せになると伝えるマーク。こうして母親は安心して息を引き取ったものの、そのウソが世界中に広まったことから、死後の世界について知りたい人々がマークのもとに押しかけて
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映画の雑記

「THE LOSERS」トレーラー

Video: 'The Losers' Exclusive Look DCコミックス/ヴァーティゴのコミックが原作のアクション映画のトレーラー。「Aチーム」とかなり内容がダブってるような…。原作のジョックによる灼き付くようなアートの雰囲気を映像化するのはやはり無理があったか。あとイドリス・エルバが演じるキャラクターはXXXであることが原作だと早い段階で明かされるんだけど、そこらへんはどうするんだろう。 まあこれにしろ「ヒューマン・ターゲット」にしろ、映像化されることでヴァーティゴの作品の知名度が上がることは歓迎したいので、劇場でのヒットに期待したいところです。 ちなみにコミックはこんな感じ:
「THE DEEP END」鑑賞
海外テレビ番組

「THE DEEP END」鑑賞

ABCの新作ドラマ。最近めっきり見かけなくなった、比較的ストレートな弁護士もの。 舞台となるのはロスアンゼルスにある大手法律事務所。そこにロースクールを卒業したばかりの4人の新人が雇用され、彼らは一流の弁護士になることを夢見るのだが、すぐに事務所のなかの愛憎うずまく人間関係に巻き込まれたり、訴訟において倫理と利益のどちらを優先させるかで悩むことになるのだった…というような話。 出来が悪いというよりもすごく特徴の無い作品で、第1話では4人の新人たちのキャラを立てようとしてプロットを詰め込みすぎたのが災いして逆にそれぞれの話が薄っぺらいものになっているのに加え、利益にならなくても善意をもってプロボノの仕事に力を注ぐ弁護士とか、厳しい上司に楯突いたことで逆に度胸があると認めてもらえる新人とか、過去にいくらでも観たようなシーンが続く内容になっている。こういうの観るとデビッド・E・ケリーが視聴者の関心をとらえる話のフックを生み出すのがどれだけ巧かったかがよく分かるね(俺あまりあの人好きじゃないけど)。 出てくるキャストは殆ど白人ばっかりで、みんな演技が意外なくらいにヘタ。これは日本のテレビドラマ
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「EXTRACT」鑑賞
映画評

「EXTRACT」鑑賞

あの素晴らしき前作「IDIOCRACY」が着実にカルト的人気を集めている(しかし日本ではあの邦題のせいで…)マイク・ジャッジ師匠の新作。トレーラーはこちら。 話の舞台となるのは、植物などの成分を抽出(エキストラクト)してエキスを作っている小さな工場。そこの創業者であり社長であるジョエルは、商売が順調で大企業からの買収も持ちかけられていることに満足していたが、その一方では妻のスージーがセックスをさせてくれないことにフラストレーションを感じていた。そこで彼は不倫をしようかと考えるのだが、妻に罪悪感を抱かないために、まず彼女に不倫をさせようと自称ジゴロのバカな若者を妻に差し向けることに成功する。また工場では作業員たちの些細な不満がたまったことで事故が発生し、職員の一人がキンタマを片方失う不運に見舞われてしまう。企業に工場を買わせるためできるだけ早急に事故の処理を済ませようとするジョエルだったが、事故に遭った職員に美人詐欺師が近づいて工場に多額の訴訟を起こさせてしまい…というようなストーリー。本当はもうちょっとややこしいんだが、まあいいや。 マイク・ジャッジの最大の強みといえば何といっても「バ
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「HUMAN TARGET」鑑賞
海外テレビ番組

「HUMAN TARGET」鑑賞

前にもちょっと紹介した、ワーナー製作のフォックスの新作ドラマ。原作はDCコミックスの作品で、主人公のヒューマン・ターゲットことクリストファー・チャンスは何者かに命を狙われている人物の依頼を受け、その人物に変装して自らが囮のとなり、暗殺者をおびき出して対処することを専門としているフリーのエージェント。スーパーヒーローではないしDCコミックスのなかでは比較的マイナーな存在だったけど、10年くらい前にピーター・ミリガンがヴァーティゴで復活させた際は、チャンスは数多くの人間に扮してきたために自分のアイデンティティが侵され、人格が崩壊しつつあるという設定が加えられて良質のサイコ・サスペンスになってたんだよな。 今回の映像化ではそうした心理的な要素は殆どなくて、極めてストレートなアクション・ドラマになっている。というかクリストファー・チャンスが変装しない!命を狙われている人の側近になりすましてその人を守るという、ボディーガードに限りなく近い設定になっていた。 主役を演じるのは「フリンジ」などに出ていたマーク・ヴァレイ。その発達したアゴを見てると、確かに変装の達人という設定にするのは無理があったんだ
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海外テレビ番組

バカ高いジョーク・クリップ

長い話になるので今までの経緯は書かないが(これ観れば分かるかも)、NBCの愚策によってコナン・オブライエンがわずか7ヶ月で「トゥナイト・ショー」をこんど追い出されることになり、連日のようにコナンが番組でNBCをコケにしまくってるのが実に楽しいわけですが、その最新のクリップがこれ。 「150万ドルもするブガッティ・ヴェイロンにネズミの格好をさせました!おまけにBGMはストーンズの『サティスファクション』です!これが面白いかって?ぜーんぜん!しかしNBCはこの映像を再放送するたびに、バカ高いロイヤリティを払う羽目になるのです!ハッハッハ!」なんて言ってるのが実に痛快。 そしてコナンの思惑通り(?)この映像はNBCに嫌がられてHULUとかにアップされてないらしい。でも当然ながらyoutubeとかにはアップされたと。インターネットは偉大なり。しかし「サティスファクション」はまだしも、車の映像を使うのにもロイヤリティって発生するの?要するに高い買い物をしたってことか。 ちなみにブガッティ・ヴェイロンといえばむかし「トップ・ギア」で「フルスピードで走ると12分でガス欠になります」なんて紹介さ