Kingink

「THE HUNT FOR GOLLUM」鑑賞
映画評

「THE HUNT FOR GOLLUM」鑑賞

イギリスの「指輪物語」のファンたちが作った40分ほどのアマチュア映画。このサイトで視聴可能だよ。60万円ほどの低予算で作られたらしいが、160人近いスタッフが関わったとのことなので大半は無償で働いたんじゃないかな。 物語はいわゆる前日談的なもので、1つの指輪を探す闇の勢力が迫るなか、指輪のありかを知るゴラムを闇の勢力よりも先に捕獲するために、ガンダルフの命を受けてアラゴルンは1人で旅立つのだった…といったもの。森の影に隠れながら敵たちを始末していく馳男さんの活躍がカッコいいぞ。さすがにオークの集団を1人でノシてしまったのには「あなた強すぎじゃない?」と思ったけど。 ビジュアル的にはピーター・ジャクソンの映画版のそれを徹底的に踏襲しており、アラゴルンの役者なんかもそっくり。撮影はウェールズで行われたらしいが神秘的な森の雰囲気が良く出ているし、アマチュア映画とはいえ十分に楽しめるクオリティの作品になっている。ゴラムをCGで描写するのは金がかかるためか、殆どのシーンで彼は袋の中にいたり影しか見えなかったりするんだけど、逆にそれが臨場感を生んでいて良いんですよ。最後に出てくるCGの顔が逆にショ
1 min read
「ジャップ・ロック・サンプラー」読了
音楽

「ジャップ・ロック・サンプラー」読了

ジュリアン・コープによる、「Krautrocksampler」に続く異国ロックの研究書第2弾。凄まじいばかりの快著/怪著。戦後から70年代までの日本のアンダーグラウンド・ロック・シーンの歴史を徹底的に調べあげて解説しており、ジョン・ケージに触発されたオノ・ヨーコと一柳慧たちの話から始まり、エレキ・ブームとグループ・サウンズの興亡、そして欧米の影響を受けた日本のミュージシャンたちがロックを自分たちなりに解釈し、独自のスタイルを築き上げていくまでの暗黒の歴史が詳細に語られていく。その過程ではフラワー・トラヴェリン・バンド、内田裕也、タージ・マハル旅行団、スピード・グルー&シンキ、J・A・シーザーなどといったバンドや人物に焦点が当てられていくが、俺はそうした人たちの半分も知らなかったよ。自分の知らない日本の闇の歴史がページをめくるごとに明かされていくようで、読んでて目からウロコが落ちまくる経験だった。これは竹熊健太郎の「篦棒な人々」を読んだときにも思った事だけど、(日本の)アングラ・シーンというのは意外と革新性がなくて、いま若い人たちが奇をてらっていろいろやっていることは、既に50〜60年代
2 min read
パソコン

新型mac mini購入

「もうちょっとで雪豹が出るよ!」とか「もう数万円でiMacが買えるよ!」という頭の声を無視して先日注文したものが到着。さすがに今日の朝に"Apple to Introduce Cheaper Macs?"という記事を読んだときはちょっとガックリきたが。 まだ箱から出しただけで接続とかしてないけど、やはりFirewire800って400のケーブルは使えないのか!ユーザーデータの移行はどうしよう。TimeMachine経由でやればいいのかな。まあ連休中にいろいろ使い倒してみます。 ちなみに俺がいま使っている、3年前のモデルのMac miniって誰か欲しい人います?
「Sit Down, Shut Up」鑑賞
海外テレビ番組

「Sit Down, Shut Up」鑑賞

フォックスの新作アニメ。最近アニメばかり観てるな俺。「アレステッド・ディベロップメント(ブル~ス一家は大暴走)」のミッチェル・ハーウィッツがオーストラリアの実写シットコムをリメイクしたもので、声優にはウィル・アーネットやジェイソン・ベイトマン、ヘンリー・ウインクラーといった「アレステッド」でもお馴染みの俳優たちが参加している。キャラクターたちがアニメーションで背景は実写というのがちょっと目新しいかな。 内容はフロリダの高校に勤める教師たちの日常を描いたもので、筋肉バカの英語教師やヒッピーくずれの科学教師、バイセクシャルの演劇教師などといった変人教師たちがいろいろ登場する。でもね、肝心の話が面白くないのよ。「アレステッド」は「シンプソンズ」を実写にしたかのようなギャグの凝縮ぶりと絶妙なタイミングを誇った番組だったけど、逆にこちらはアニメになったことで「アレステッド」にあった下ネタのキワドさとかがすべて凡庸なものになってしまっている感じ。変人教師のコメディだったらデビッド・E・ケリーが「ボストン・パブリック」で既にやってるし。これはカートゥーン・ネットワークの「アダルト・スイム」に属するよ
1 min read
映画の雑記

「ビデオドローム」のリメイク

クローネンバーグの初期の傑作「ビデオドローム」がリメイクされるという話が昨日突然明らかになって、ネット上では「なんで?」という話で持ちきりになっている。 そりゃそうだよな。「スキャナーズ2」とか「ザ・フライ2」と同じで、クローネンバーグ本人が関わらない続編/リメイクなら観てもしょうがないような気がする。1983年公開のオリジナルは腹にビデオテープを突っ込まれる描写が衝撃的だったけど、今じゃDVDディスクやUSBメモリで映像が運ばれる時代ですからね。あんな薄い(小さい)ものを腹に入れても誰も驚かないかと。あといくつかのコメントにあった「「イグジステンス」が実質的な続編/リメイクだったのでは?」という見方は確かにそうかもしれない。肉体で構成される銃とか、共通点が多いもんな。 いっそのことリメイクは日本を舞台にして、モニターから二次元の女の子がニューと出てくるような話にしてはいかがでしょう?これなら衝撃度はオリジナルに匹敵するぜ!
海外テレビ番組

「G.I. JOE: RESOLUTE」鑑賞

「G.I.ジョー」ってそのアメリカバンザイ的なノリが嫌いでコミックもアニメも読んだ/観たことがなく、当然この夏の映画版も興味がないのですが、こないだウェブ用として公開されたアニメ「G.I. JOE: RESOLUTE」の脚本を「Global Frequency」や「Planetary」で知られるアメコミ作家のウォーレン・エリスが担当したと聞いたのでYouTubeでチマチマと観てみる。 これは全11話からなる作品で、G.I.ジョーの基地である航空母艦が悪の組織コブラに爆破されるところから話は始まる。それと同時に世界中の衛星通信が不通になり、コブラを率いるコブラ・コマンダーは1つの都市を一瞬にして消し去る威力を持った秘密兵器を披露し、世界が彼のもとにひれ伏すことを要求する。そしてG.I.ジョーたちは彼の野望を打ち砕くために奔走するのだが…といった話。 軍の極秘施設(HAARPとか)や大気圏外からの破壊兵器などエリスが好む題材がいろいろ詰まっていて、G.I.ジョーのアニメというよりもウォーレン・エリス作品にG.I.ジョーたちが出ている、といった感じ。でもアクションとバイオレンス満載の描
1 min read
「IRON MAN: ARMORED ADVENTURES」鑑賞
海外テレビ番組

「IRON MAN: ARMORED ADVENTURES」鑑賞

ずいぶん前から宣伝してたような気がするけど、やっと今度放送されることになったアイアンマンの新作アニメ。90年代にあったやつとちがってCGアニメになってるものの、キャラクターの表情なんかは結構うまく描写されていたりする。 映画版との最大の違いは主人公のトニー・スタークがティーンエイジャーという設定になっていることで、これは対象の視聴者が子供である事を考えれば理解できなくもない。ただ我々アメコミファンにとって「ティーンのトニー・スターク」というのは嫌な思い出がありまして、あれは1996年あたり、90年代初頭に始まった「ヒーローの中の人の交換」というトレンド(スーパーマンの死とか)が終焉を迎えようとした頃、アイアンマンことトニー・スタークは精神を操られた悪者だったというストーリーが突然始まりまして、悪に寝返ったアイアンマンを倒すためにキャプテン・アメリカをはじめとするアヴェンジャーズは過去からティーンのトニー・スタークを呼び出し(なんで?)、両者の戦いにおいて大人のトニーは絶命し、代わりにティーンのトニーがアイアンマンとして活躍することになる…という、かなり強引なヒーローの若返り作戦が行われ
1 min read
映画の雑記

いまいちばん観たい映画

俺も名前だけは知っていたカナダのメタル・バンド「アンヴィル」のドキュメンタリー「Anvil! The Story of Anvil」が先週末にアメリカでは公開されて、非常に高い評判を得ているらしい。売れなくても地味に公演を続けて来た彼らの姿はリアルなスパイナル・タップとまで呼ばれ(しかもドラマーの名前はロブ・ライナーだ!)、笑いあり涙ありの傑作ドキュメンタリーになっているんだそうな。 こないだの「KING OF KONG」もそうだったけど、俺はダメ男が奮闘するドキュメンタリーに弱いのかもしれない。そういうのに限って日本で公開されないんだよな。
「ウォッチメン」鑑賞
映画評

「ウォッチメン」鑑賞

ゴミ。カス。クズ。 この映画を観てるときにずっと考えてたのが「あの作品を映画化する意味はあったのか?」ということなんだけれども、悲しいかなその答えは最後まで見つからなかった。「V・フォー・ヴェンデッタ」もそうだったけど、原作に変に忠実になろうとして、物語の大まかな部分をとりあえずなぞって、ラストをちょっといじくるような映画作りをしてるんだったら映画化する意味なんて無いんですよ(そういう意味では原作とは別物になっていた「リーグ・オブ・レジェンド」は俺はそれなりに評価している。脚本家がジェームズ・ロビンソンだからというのもあるけど)。 致命的なのはやはり3時間弱という尺では原作の濃厚な、徐々に謎が明らかになっていく展開が描けてないことで、それでも登場人物の説明はしないといけないから彼らのオリジン話にばかり時間がとられていて、肝心の現代の話の展開が希薄になっているということ。原作をあれだけ特別な作品にしていた細かい描写が全部抜け落ちてるんだよな。いちおう4時間バージョンも後に公開されるらしいけど、たぶんダメでしょ。そして映像のペースもあの監督お得意のタルいスローモーションが延々と続くけど、ア
1 min read
雑記

J.G.バラード死去

ガンに冒されていることは知っていたからいずれ遠くないことだとは分かっていたけれど、やはり残念。こないだも短編集を読んで、その独特の想像力と文体に酔いしれたばかりだったのに。 衝動に取り憑かれた男、フェム・ファタール、廃墟、現代文明、暴力などといったテーマの扱いかたはいずれも他の作家とは一線を画したものであり、SF界だけでなく現代イギリス文学界にも大きな影響を与えた人物だったと思う。個人的にはテクノロジー3部作や「ヴァーミリオン・サンズ」に大きな衝撃を受けたっけ。追悼の意をこめて連休中に何かまた読もうかな。 あの世ではロナルド・レーガンをファックしてください。合掌。
「バーン・アフター・リーディング」鑑賞
映画評

「バーン・アフター・リーディング」鑑賞

だめー。「レディキラーズ」がなければ俺にとってのコーエン兄弟のワースト作品かも。 彼らに映画作りの何たるかを説く気は当然無いけれど、サスペンスだろうとコメディだろうと観客が感情移入できる登場人物が最低1人はいないといけないと思うのですよ。それがこの映画の登場人物って私利私欲に取り憑かれた軽薄なバカばっかりで、誰がどんな運命に遭おうとも大して気にならないんだよな。国家機密と私生活という点ではジョゼフ・コンラッドの小説「密偵」を連想したけど、あちらは壮大な国家のイデオロギーが登場人物のケチな私欲に合わせてシュルシュルと矮小化されていく皮肉が痛快だったのに対し、この映画には別にイデオロギーなんてないからね。あとCIAが基本的に無能だという描写はブッシュ政権下だったらもっと効果的に見えたかもしれないが、今となっては、ねえ。コーエン兄弟はこの映画と「ノーカントリー」の脚本を同時期に書いていたらしいが、最終的な結果は水と油のごとくきれいに差が出たような感じ。 というわけで前回に続き、自分にとってのコーエン兄弟作品をランキング化してみる: 1、「ミラーズ・クロッシング」 2、「ブラッド・シンプル」
1 min read
「Red Dwarf: Back to Earth」鑑賞
海外テレビ番組

「Red Dwarf: Back to Earth」鑑賞

以前にも書いた「レッド・ドワーフ」の10年ぶりの新作(全3話)。ファン待望の作品となるはずだったけど… これは… 何と言うか… その… …まあいい。とりあえずストーリーから先に説明する。舞台となるのはシーズン8の最終話から9年後のレッド・ドワーフ号。あの最終話がクリフハンガーで終わったことにはいっさい説明がなくて、コチャンスキーは何故か死んだことになっておりホリーはシステム損傷のためオフライン状態。残されたリスター、リマー、キャットの3人は相変わらずグータラ生活を送っていたが、次元を自在に移動する巨大イカ生物が船の水源タンクに棲んでいる事が判明し、3人は退治を試みる。それには失敗したものの、イカの触手を切ったあとにイカは別の次元に移動していく。そこに突然(本当に突然)、有能な女性士官のホログラムが現れて、イカの触手を用いて別の次元に通じる穴を開け、そこの地球に行ってリスターのための伴侶を連れ帰り、新たに人類を再興させる計画を提案する。3人はそれに従うことにするが、何故か別の次元ではなく別の現実世界に到着してしまう。そこはいわゆる「現実の地球」であり、リスターたちは自分たちがTVシリーズ
1 min read
海外テレビ番組

コルベアーの例のやつ、決着編

The Colbert ReportMon - Thurs 11:30pm / 10:30cSpace Module: Colbert - Sunita Williamscolbertnation.com Colbert Report Full EpisodesPolitical HumorNASA Name Contest スティーブン・コルベアーがNASAのモジュールに自分の名前をつけようとしていた件、結局のところNASAの裁量により「トランキリティー」という無難な名前になってしまったそうな。でも代わりとして、モジュールの中に積み込まれるルームランナーに「Combined Operational Load Bearing External Resistance Treadmill (COLBERT)」という名前をつけてもらえたんだとさ。まあ無難な決着のつけかたかな。 ちなみにこの件、日本のTechnobahnなるサイトがアフォな誤訳に基づいた完全なるフライング記事を数日前に出していたんだよな。"I certainly hope NASA does the right
「HARPER'S ISLAND」鑑賞
海外テレビ番組

「HARPER'S ISLAND」鑑賞

「スクリーム」と「そして誰もいなくなった」の合体作品という触れ込みの、CBSによる全13話のミニシリーズ。 舞台になるのは7年前に猟奇殺人が起きた、シアトルの沖合にある小さな島。そこへ結婚式のパーティーのためにやってきた20数名の男女が何者かによってサクサク殺されていくというのがプロット。 どうもCBSはこれを疑似リアリティー番組として売り出したいらしく、例によって「次の犠牲者は誰でしょう?」的なコンテストを実施したり、ウェビソードを製作したり、しまいにはiPhoneアプリを公開したりとずいぶんな力の入れようなんだけど、肝心の話がツマらないのよ。どんどん減っていくとはいえ出演者が多すぎるし、みんな似たような顔で誰が誰だかよく分からないし(1名を除きみんな白人)。それと犠牲者の殺され方がやけに派手で、船のスクリューにつながれて細切れにされたり、3秒くらいで体を真っ二つにされたりしてて、こういうのを見ると犯人はホッケーマスクをかぶった大男とか宇宙から狩りにやってきたエイリアンかと思うのですが、どうもそうではないらしい。殺され方が大味すぎてサスペンスが欠けてるんだよな。せめてケヴィン・ウィリ
1 min read
映画の雑記

クリス・モリスの近況

「BRASS EYE」のクリス・モリスって最近何をやってるのかと思ったら、「FOUR LIONS」なる自爆テロリストを主人公にした映画を作っているらしいぞ。ネット上に転がっていた文書を訳してみると: 「Four Lions」プロジェクトがいったい何なのか、多くの人が我々に尋ねてきました。撮影されていない映画を公開できないことは明らかですが、あたりに流布していた書類からいくつかの文章をここにまとめました。これは恥知らずの宣伝ではありますが、正確なものであります :あなたが新聞で読んだことの大半と違って。この映画の脚本を読んだ事がある人は、ここに書かれたことを否定できないでしょう。 3年の調査期間をかけ、クリス・モリスはテロリズムの専門家やイマーム、警察、シークレット・サービス、そして何百人ものイスラム教徒と話をしました。ジハードの訓練をして戦った者でも、バカげたことの多さを語っています。訓練用のキャンプにおいて若きジハード兵たちはハチミツについて口論し、母親を求めて泣き、お互いの足を吹き飛ばし、ヘビを追いかけ、喫煙したことでキャンプを追い出されます。自爆用のビデオ撮影開始から1分たっ
1 min read
ドクター・フー「PLANET OF THE DEAD」鑑賞
海外テレビ番組

ドクター・フー「PLANET OF THE DEAD」鑑賞

BBCのiplayerって前から字幕機能って付いてたっけ?おかげで視聴がかなり快適になったのでございますよ。 今年4つ製作されるスペシャル番組の第一弾で、今回のコンパニオンは「バイオニック・ウーマン」のリメーク版に出ていたミッシェル・ライアン。彼女は貴族出身のスゴ腕の泥棒という結構アレな役柄で、博物館から財宝を盗み出したのでバスに乗って逃亡しようとしたところ、ワームホールの調査をしていたドクターと乗り合わせることに。そしてバスはその他の乗客を乗せたままワームホールに吸い込まれてしまい、ドクターたちは砂だらけの惑星に到着する。地球へ帰る方法を模索するドクターだか、彼らのことを何者かが監視していた…というのが主なプロット。 ナップザックからシャベルやハンマーなどを次々と取り出す今回のコンパニオンはちょっと出来過ぎのような気もしなくはないが、まあ今までの「普通の女の子」タイプとは違ってそれなりに斬新かも。それに美人のコンパニオンなんてシリーズ3以来ですからね。話の展開はシリーズ4の「Midnight」のほか「ピッチ・ブラック」や「飛べ!フェニックス」に似ているという声もあるけど、危機が迫るな
1 min read
「Parks and Recreation」鑑賞
海外テレビ番組

「Parks and Recreation」鑑賞

アメリカ版「THE OFFICE」のスピンオフか?と長らく話題になっていた新シットコム。実際にはスピンオフではなくて同じプロデューサーによる、モキュメンタリーのスタイルを踏襲した別作品になっている。 舞台はインディアナ州のパウニーという架空の街で、そこの市役所の「公園およびレクリエーション課」のトップであるレスリーは女性初の大統領を目指すほどの野心家だが、周囲の空気が読めないために彼女の熱意はいつも空回りしてばかり。そんなとき建設工事の中止によって生じた巨大な穴のことを知った彼女は、そこを市民が楽しめる公園に改造しようと奮起するが…といった内容。キャストはSNLのエイミー・ポーラーをはじめ、ラシダ・ジョーンズやアジズ・アンサリなどなかなか豪華な面子が揃っている。 「痛い上司」が主人公という点は「THE OFFICE」そのまんま。ただしあちらは狭いオフィスの中での出来事というシチュエーションとモキュメンタリーのスタイルがうまく合っていたのに対し、こっちは屋外のシーンでもやたらズーム&パンが繰り返されるのが気になるかな。頑張るお姉さん系のシットコムとしては「30 ROCK」の足下にもまだま
1 min read
映画の雑記

マイク・ジャッジの新作

日を追うごとにその偉大さが増しているような気がする大傑作「Idiocracy」がこないだやっと日本でも(「26世紀青年」というヒドい邦題で)発売されたマイク・ジャッジの新作は「EXTRACT」というらしいぞ。 職場でも家庭でも悩みを抱えた工場長を描いたコメディなんだとか。ジェイソン・ベイトマンが主人公ということで期待大。ベン・アフレックの存在が不安と言えば不安だが。今回はミラマックス配給ということで、ちゃんと劇場公開されるんだろうか?
Kumar goes to White House
映画の雑記

Kumar goes to White House

(以下ネタバレあり) 「ハロルド&クマー」のクマーことカル・ペンが、役者業を休業してホワイトハウスでの役職に就くことになったそうな。オバマの就任式か何かでスピーチをしてたのは知ってるけど、ここまで政治に興味があったのか。具体的に何をやるかは明らかにされてないけど、アジア人のスタッフということで応援したいところです。 んでこの休業にあたりレギュラー出演していた「HOUSE」を降板したんだが、よりによって彼のキャラクターが突然の自殺を遂げるというかなり強引な展開で降板したためファンのあいだでは議論が巻き起こっているらしい。そりゃそうだろうな。 むしろ個人的に心配なのは、第3弾が予定されていた「ハロルド&クマー」シリーズがどうなってしまうのかということ。マリファナと下ネタジョークが満載の映画にホワイトハウスの職員が出るのはマズいだろうな…。あ、でもマリファナが合法化されれば何の問題もなく出演できるのか。というわけでカル・ペンにはそっちの方でも頑張って欲しいところです。
「KINGS」鑑賞
海外テレビ番組

「KINGS」鑑賞

NBCの新作ドラマ。現代アメリカに絶対君主制があったら…?といった感じの内容で、舞台となるのは架空の国ギルボアの首都シャイロ(露骨にニューヨーク)。そこに一代で王国を築き上げた王のサイラスは国民の大きな支持を集めていたが、他国との戦争が続いたことで国の経済状況は逼迫し、放蕩息子のジャックは隠れゲイであり、サイラス自身も妻との関係がうまくいっておらず愛人との間に隠し子をもうけているなど、王としてサイラスは数々の悩みを抱えていた。そんなある日、戦場で負傷して捕虜になったジャックをデビッドという青年が果敢に救出する。デビッドを気に入ったサイラスは彼を側近として迎え入れるが、宮廷におけるデビッドの存在はさまざまな愛憎劇を生んで行き…というのが大まかなあらすじ。 現代における宮廷ドラマというアイデアは目新しいけど、この架空の国の物語をどこまでリアルに描けるかが作品の出来に直結してるんじゃないですかね。サイラス王を演じるのは「デッドウッド」のイアン・マクシェーンで、「ギャラクティカ」のエドワード・ジェームス・オルモス並みの脂ぎった演技を見せつけてくれる。個人的には彼の狡猾な義弟をディラン・ベイカー
1 min read
映画の雑記

「スター・トレック」の続編

公開が待たれる劇場版「スター・トレック」ですが、早くも続編の製作が決定したそうな。よって興行成績を上げて続編を作らせるという我々ファンの目的は公開を待たずして達成されたので、各自劇場には行かず自宅で待機するように…というわけにはいかないか。 「2」ということはカーンは出てくるのかカーンは。個人的にはここ最近完全に「いい人たち」になってしまった感のあるクリンゴン人の中から極悪非道な悪役が出て来て欲しいところです。あとこの映画、プロモーションに時間かけるのはいいんだけど5分〜10分単位の「チラッと公開」をいろんなところでやってるもんだから、既に半分くらい観てしまったような気がするのです。
「SOUTHLAND」鑑賞
海外テレビ番組

「SOUTHLAND」鑑賞

こないだ15年の歴史に幕を閉じた「ER」の後番組となる、同じくジョン・ウェルズ製作のTVシリーズ。タイトルから分かるようにロサンゼルスを舞台にした警察もので、制服組やスーツ組の警察官がさまざまな事件に立ち向かって行く群像劇というスタイルは「サード・ウォッチ」に似ているかな。 ウェルズ作品ということでそれなりに凝ったつくりになっているものの、あまり目新しさは感じられない。初めて人を撃った新米警官の話とか、もう何百回もテレビで見たシチュエーションがまた繰り返されているという感じ。それとメインキャラクターの大半が白人で、黒人とヒスパニックがゴロツキ程度の存在として描かれているのが気になる。やっぱね、「ザ・ワイヤー」を観てしまうと他の警察ドラマがとても安っぽいものに見えてしまうのですよ。 NBCはそれなりに力を入れて宣伝するだろうけど、この第1話以上の出来をもった話が続かない限り、あまり長続きしないんじゃないかと思わせられる作品。
1 min read
映画評

帰国

ああ疲れた。ヒザが痛い。行きと違って帰りは良質の映画を2本観た。 まずは「フロスト/ニクソン」。フランク・ランジェラがニクソンよりもプレジネフに似ているという点に目をつむれば、インタビューにまつわる葛藤がうまく描かれた作品。インタビューがウォーターゲートの核心に迫るにつれ2人の背景が暗くなっていく演出も巧み。でもこれって歴史的背景が異なる日本じゃまずヒットしないだろうね。 そしてアカデミー賞受賞の「スラムドッグ$ミリオネア」。確かに感動的で素晴らしい出来の作品。これはみんなにお薦めします。ダニー・ボイルはその映像美にかなり独特のセンスをもった監督だと思うんだが、この作品でそれが頂点に達したような感じ。これ以上やるとたぶんコテコテになりそうなので、次の作品ではスケールバックするのか、それとも別の方向に行くのかにも期待したい。
映画評

出張中

またおフランスより。 いちおうリゾート地のようなとこなんだが天気は悪かったりする。 行きの飛行機ではゴミ映画を2本観た。まずは「地球が静止する日」で、何の理由でリメイクしたのかまったくもって不明な作品。感情のないエイリアンに仏頂面のキアヌ君を持ってきたのは分からなくもないが、いかんせん表情のない主役というのは観ていて退屈。ジェニファー・コネリーも相変わらずの「困ったママさん」という表情をしてるだけだし。脇役にもジョン・クリーズとかキャシー・ベイツとかカイル・チャンドラーとかいい役者を使っておきながら、みんな芸を殺すような役回りにしているのが最悪。あとオリジナルではあれだけ重量感があったゴートが、今回はサイズがデカくなっているくせにやたら軽く感じられる。ああいうのを観ると、CGが映画をつまらなくしているというのを実感しますね。 で次は日本未公開の「マックス・ペイン」。原作のゲームってよく知らないんだけど、何をやりたいのかまるで分からない作品。スーパーナチュラルなものかと思いきや全然そうでもなくて…。マーキー・マークはキアヌ同様に表情がいつも一緒だし。いくら薬でハイになっているからって
1 min read