海外テレビ番組

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「From Dusk Till Dawn: The Series」鑑賞

ロバート・ロドリゲスが立ち上げたヒスパニック向けケーブル局「El Rey」初のオリジナルシリーズだそうな。ロドリゲスが監督した1996年の同名映画のシリーズ化だけど、こないだの「ザ・ファーム」といいこんどの「ファーゴ」といい、90年代の映画のTVシリーズ化が最近顕著なのは何なんだ?オリジナルを劇場で観たアラフォー世代あたりを狙ってるのか?でも20年近く前の映画の内容なんてあまり憶えてないよう。 いわゆる名義貸し的な作品かと思いきやロドリゲスがガチで絡んでいて、第1話の脚本と監督を担当していた。文字通り夕暮れから明け方までの半日を舞台にしていた劇場版をシリーズ化しているために当然ながら話がものすごく引き延ばされていて、第1話では例のナイトクラブなどは登場せず、その前の酒店におけるゲッコー兄弟と保安官とのスタンドオフがみっちりと展開されていく。 いちおう吸血鬼らしき存在も出てくるものの、内容は完全なガンアクション。気になるのはゲッコー兄弟が平気で人を殺すサイコパスとして描かれているところで、極めて不快。あれを主役にしてしまうのは無理があるのでは。むしろ彼らに復讐を誓う若き保安官が主役
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「BELIEVE」鑑賞

こないだアカデミー監督賞を穫ったアルフォンソ・キュアロンが製作と第1話の監督を務めるNBCの新作ドラマ。プロデューサーとしてJJエイブラムスも関わっているみたい。 少女のボーは幼いころから超常的な能力を発揮することができ、その能力を謎の組織に狙われたために里親を転々としていた。彼女を守る別の組織に属するウィンターは死刑囚のテイトに目をつけ、彼を脱獄させる代わりにボーを保護するように命じる。仕方なしにボーと出会ったテイトだったが、そこにボーを狙った女殺し屋が現われたことから、ボーとテイトの長い逃避行が始まる…というストーリー。 なんか80年代にあった超能力少女マンガっぽいような…。池上遼一の「舞」ってこんな話じゃなかったっけ?ボーは人の感情を読み取ったり漠然とした予知能力を持っていることが示唆されるのだが、感情が高まるとさらに過激な能力をつかうことができ、要するに「イヤボーンの法則」ですな。日本のマンガだけでなく「キャリー」とかもそうだけど、ちょっとクリーシェ感が強いかと。 冒頭にちょっと長回しっぽい演出が使われているものの、それ以外は比較的普通の演出だったかな。CGのチョウとか
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「MIND GAMES」鑑賞

ABCの新作ドラマ。 前科持ちの元詐欺師であるロス・エドワーズは、双極性障害を患っているものの有能な心理学者である兄のクラークと組んで、心理操作を用いて諸々の問題を解決する会社を立ち上げる。懐疑的なクライアントに心理と人間の行動の関係について説明しようとするロスだったが、クラークの突拍子もない行動のためにうまくいかない。さらにロスの元妻やクラークの元恋人が会社に加わったことで話がややこしくなり…という設定。 劇中に出てくる心理操作というのがいまいち良く分からんのだが、要するに人に暗示をかけるようなものかな?マインドコントロールではないと明言されてるんだけどね。「アドレナリンが放出されて気分が高揚した直後は暗示にかかりやすくなる」などといったもっともな説明がされたりするんだが、どこまで本当なのだろう。さらに結局はクラークの知識よりもロスの手腕に頼ってたりして、それって心理操作というよりも単なる詐欺ではないの?という気がしなくもない。 クリエーターはカイル・キレン。って「LONE STAR」と「AWAKE」の人か…かなり低い打率を誇っているような。さらにロスを演じるのがクリスチャン
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「THOSE WHO KILL」鑑賞

A&Eの新作刑事ドラマで、デンマークの作品のリメーク。なんか北欧の人たちって「キリング」とか「ザ・ブリッジ」とか陰惨な刑事ドラマばかり作ってるような気がするのですが、暗くて寒いところに住んでるとそういう気性になるのでしょうか。 ピッツバーグ市警の警部であるキャサリン・ジェンセンは、工場で発見された変死体がシリアルキラーの犠牲者であることを見抜き、犯人を捕まえるために犯罪心理学者のトーマス・シェイファーの手を借りることにする。犯人の手がかりをつかんで新たな犠牲者が出るのを防いだ2人だったが、犯人には逃走され、さらにその後にはキャサリンが捕まってしまい…というような内容。 まあ典型的な猟奇犯罪ものかな…ケーブル局の番組なので描写はちょっとグロいです。犯人の猟奇性というよりも主役2人のメンヘラぶりに重きが置かれているようで、トーマスは事件解決を忘れて犯罪者の心理に没頭してしまうし、キャサリンは過去のトラウマを抱えているために振る舞いがちょっとサイコさんぽかったりする。今後は2人の過去が徐々に明かされていく展開になるのかな?心にトラウマを抱えた者がシリアルキラーの心情を理解できる、という
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「ABOUT A BOY」鑑賞

ニック・ホーンビィの原作小説をヒュー・グラント主演で映画化したやつのTVシリーズ版。なんで今ごろ?という気もするけど、まあネタがなかったんでしょう。 例によって内容はアメリカナイズされていて、舞台はサンフランシスコ。大ヒットしたクリスマスソングの印税で優々としたシングルライフを謳歌していたウィルは、シングルマザーが容易に口説き落とせることに気づき、架空の息子を仕立て上げてシングルファーザーのふりをして女性に接近する。同時期に彼の隣の家にはシングルマザーのフィオナとその息子のマーカスがやったので、ウィルはマーカスに彼の息子を演じるように頼むのだが…というような内容。まあ映画版と大体同じかな。 プロデューサーにロバート・デニーロが名を連ねていて、第1話の監督はジョン・ファヴロー。主役のウィルを演じるのはデビッド・ウォルトン…って誰だっけ。隣人の口うるさいニューエイジかぶれのシングルマザーをミニー・ドライバーが演じてるのだが、あの人ってここ10年くらいはうるさいオバサンの役ばかり演じているような。あとは「デイリーショー」のアル・マドリガルが出演しているのだけど、彼って「デイリーショー」
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「RED ROAD」鑑賞

いつの間にか「サンダンスチャンネル」から改名していた「サンダンスTV」の新作ドラマ。 サンダンスチャンネルってマイナーなインディペンデント映画を放送するチャンネルというイメージが強かったのだけど、最近では「Top Of The Lake」や「The Returned」といった評判が高い海外の評判が高いTVシリーズを放送したり、冤罪が証明されて十数年ぶりに故郷に帰ってきた死刑囚の姿を描いたオリジナルドラマ「Rectify」などを作ったりして注目されているチャンネルなのであります。これらのドラマのざっくりとした共通点は「田舎町が舞台のサスペンス」「その田舎には湖があって、死体が沈んでる」といったところでして、決して気軽に観られるような内容ではないのだけど、改名してさらにTVシリーズに力を入れていくんじゃないかな。 そしてこの「RED ROAD」は「Rectify」に続く第2のオリジナルドラマで、舞台はアパラチア山脈のインディアン居留地。そこでニューヨーク大学の学生が行方不明になるという事件が起き、警官であるハロルドは捜索をはじめる。じつはその大学生はインディアンの男によって殺害され、
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「Babylon」鑑賞

チャンネル4の新シリーズ。今回のはパイロットムービー的な扱いで、秋からシリーズの撮影が始まるとか?監督はなんとダニー・ボイル。オリンピックの演出やったかと思いきや「トランス」撮って、そのあとこれを撮るとは忙しい人ですね。 イギリスの警察の世間の評判を回復させるために、スコットランド・ヤードはPRコンサルタントのリズ・ガーヴェイをアメリカより招聘。さらに警官たちの日常を撮影させるためにカメラマンを同行させる。リズはさっそく警察のイメージ向上にとりかかるものの、前任者の仲間の妨害などに遭って苦労する。さらに悪いことにロンドンで何者かによる連続狙撃事件が発生して…というプロット。 上は警視総監から下は現場の警察官まで、警察の混沌とした日常を赤裸裸に描いた内容になっていて、警察の指揮系統内、およびメディアに対する情報伝達の錯綜っぷりが大きなテーマになっている。ただしPRコンサルタントが主役とはいえ「The Thick of It」ほどのドギツさはないかな。 リズを演じるのが「ザ・イースト」のブリット・マーリングで、僅か数本の出演作で知的なブロンドという役柄を確立した感のある彼女ですが、
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「THE AFTER」鑑賞

以前に「ゾンビランド」とか作ったのに続いて、米アマゾンのインスタントビデオがパイロット版をまた10本くらい製作して公開しているのであります。前回のやつの中では「Alpha House」などがいちおうシリーズ化されているものの、地上波局の番組と肩を並べて賞を次々と獲得しているネットフリックスのオリジナル番組に比べて、アマゾンのはいまひとつパッとしないのは何故なんだろうね。「この10本のうち、投票で人気が高かったものをシリーズ化します」というスタイルはやめて、数本に絞ってがっちり宣伝すればいいと思うのだが。 そしてそのうちの1本がこの「THE AFTER」。ジジは夫と子供を東海岸に残してロサンゼルスにやってきた女優で、今日もオーディションに勤しんでいたが、乗り合わせたエレベーターが停電によりダウンしてしまう。他の乗客と協力して脱出したジジたちだったが、いつの間にか外部では未曾有の混乱が起きていた。原因不明の停電・断水によって街がパニックに陥るなか、ジジたちは救急車を奪取して仲間の1人の邸宅へと避難する。しかしそこにも暴徒があらわれ、さらには謎の言葉を話す不気味な生物も姿を見せて…という
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「PREACHER」TVシリーズ化決定

昨年から噂はされていたけど、ガース・エニス&スティーブ・ディロンの傑作コミック「PREACHER」のTVシリーズ化をAMCが発表したそうな。企画は意外にもセス・ローゲンとエヴァン・ゴールドバーグ。 以前はHBOで企画が進んでるだのサム・メンデスが監督するだのと映像化の話は絶えなかった作品ですが、やっとこれで決まったかという感じ。AMCは「ウォーキング・デッド」で成功を収めているため、同じようにコミックが原作のTVシリーズが欲しかったのでしょう。HBOのほうが規制が緩いので下ネタ&バイオレンス満載の原作をもっとよく表現できたかもしれないが、文句は言うまい。 むしろ懸念点はセス・ローゲンとエヴァン・ゴールドバーグというコメディ畑の2人が関わってるところでして、あんたらシリアスな作品が書けんのか?という気がするのだが、7年も企画を温めていたという熱意があるみたいだし、原作もお下劣なコメディ要素があるので、「グリーン・ホーネット」みたいなダメダメ作品にはならないでしょう。というかならないことを願いたい。 あとはね、天使と悪魔の子供と融合した説教師が、ガールフレンドとアイルランド人バンパ
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「RAKE」鑑賞

FOXの新シリーズで、オーストラリアの同名番組のリメークらしい。第1話の監督はサム・ライミ。 キーガン・ディーンはロサンゼルスの弁護士だったがギャンブル好き・女好き・全てにルーズで自己中心的という徹底的なダメ男で、借金取りにボコられても懲りずに賭博に手を出し、弁護士仲間からも疎んじられている存在。彼は別れた妻子からもあてにされず、事務所の助手の給料も払えない状態だったが、すぐに金になりそうだということで連続殺人犯の弁護を引き受けることに。彼の有罪を認めるだけの手続きだったはずが、土壇場になって殺人犯が自分の罪状を否認し、裁判は思わぬ方向に…というのが第1話のプロット。 ちなみに題名の「Rake」とは「熊手」のことではなく「放蕩者」という意味な。そんな放蕩者の主人公を演じるのがグレッグ・キニアで、ごく普通の男性というかサエない男を演じさせたら彼ってトップレベルの役者だと思うのですよ。だからこの番組の役もすごく似合っているのだけど、逆に似合いすぎているというか、あまりにも主人公に魅力がないのが問題ではないかと。協調性のない主人公ということでアメリカでは「ハウス」と比べられているようだ
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「HELIX」鑑賞

『ギャラクティカ』のロナルド・D・ムーアが製作を務める、Syfyチャンネルの新シリーズ。ただしムーアはクリエーターやショウランナーではなく、『ギャラクティカ』ほどのコミットはしてないみたい。 120人ものスタッフが勤務する北極の巨大なリサーチセンターにおいて、3人の疫病患者が出たとの連絡が軍を通じてアメリカ疾病予防管理センターに届く。患者のうちの1人は、予防管理センターで働くファラガット博士の弟だった。弟の安否を確認するため、ファラガットは元妻の科学者や自分のスタッフを連れて北極へと赴く。そこで彼らが遭遇したのは、肉体が真っ黒な液体となって溶けた患者ふたりの遺体だった。しかしファラガットの弟のピーターは何かしらの抗体を持っているらしく、体を侵されながらも意識を保っていた。そしてピーターは超人的な怪力をもってベッドから抜け出し、センターのどこかに潜んでしまう。いったい彼の目的は?疫病の原因は?焦燥するファラガット博士たちの陰では、センター長のヒロシ・ハタケ、および軍部が陰謀を企んでいた…というようなあらすじ。 まあ北極を舞台にしたSFホラーというところ。ムーアは以前に「遊星からの物
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「SHERLOCK」シリーズ3開始

シリーズ2から待つこと丸2年!しかし「ホビット」とか「スタートレック」などがあったので、キャスト的にはあまり懐かしいとは感じなかったかな? 第1話は当然のごとく『空き家の冒険』がベースになっていて、2年前に建物から身投げして死んだはずのシャーロックが、しれっとワトソンの前に帰ってくるのが前半の流れで、どうやって彼は死を欺いたのか?という解説がエピソードを通して語られるわけだが、その詳細はここでは書きません。そしてワトソンが何者かに命を狙われ、モリアーティに代わる新たな黒幕の存在が示唆されるわけだが、シャーロックの生還と黒幕の登場に多くの時間が割かれ、肝心の謎解きがおろそかになってしまっているのは残念。犯罪者と知能戦を繰り広げる君の活躍を見たいのだがねホームズ君。 キャストは皆が勢揃いで、イギリスのどんより曇った空のもとシャーロックに翻弄されています。新キャラとしてはワトソンの婚約者が登場するが、彼女を演じてる役者さんってマーティン・フリーマンの実のパートナーなのか。あとは薄幸な検死医のモリーさんの出番が今まで以上に多くて、シャーロックにも心を開かれたりするのに、相変わらず不幸せそ
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リアリティ番組6番勝負

iTunesストアとかで無料だったリアリティ番組とかをセコセコ集めていたら、いつの間にか72時間分くらい溜まってしまったので、ちょっとは消化しようとポテトチップス片手に6本を続けて観る。最初は10本くらいいけるかなと思ったけどさすがに無理でした。どれも初めて観るもので、ざっと感想を書いていく: 「The Hero」(TNT) ホストを務めるのはザ・ロック様ことドウェイン・ジョンソン。全米から集まられた一般市民が過酷な試練に挑戦して、誰がいちばんのヒーローであるかを競うという内容。高層ビルからぶらさがったりと派手なことはやってるものの、そこらのゲーム番組と大差ないような。全員が試練に挑むのではなく協議のうえ数人が参加する、というシステムがまどろっこしい。あとその回の勝者が、賞金を独り占めするか皆で分配するか選択できるという心理的な駆け引きもあるのだが、そういう姑息さってヒーローとかけ離れてるのでは。 「Joe Rogan Questions Everything」(Syfy) コメディアン(だそうな)のジョー・ローガンが超常現象などを調査するという内容で、今回はビッグフットを扱っ
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「THE WHALE」鑑賞

BBCのTVムービー。 メルヴィルの「白鯨」の元ネタになったとされる1820年の捕鯨船エセックス号の難破を描いたもので、ナンタケットを出発したエセックス号では律儀なポラード船長と熟練したチェイス一等航海士の折り合いがつかない状況であったが、クジラが捕まえられない日が続いたことで船員たちの不満は日に日に高まっていった。しかしようやく1匹のクジラをしとめ、さらにマッコウクジラを狙うものの、逆に船がクジラに攻撃され、エセックスは沈没してしまう。命からがら救命ボートで脱出した船員たちは1ヶ月近くにわたって漂流を続け、やがてとある無人島に到着する。しかしそこにも食料はなく、以前に漂着したらしき人々の遺書と白骨を発見したことから、一行はその島にとどまることを諦め、ふたたび海に出ることにするのだが…というお話し。 話の主人公としてポラードとチェイスのほかに新米船員のトーマス・ニッカーソンという少年がいて、老人になった彼による回顧録という形をとって話が進んでいく。つまり少なくともニッカーソンが難破を生き延びたことは冒頭から分かってしまうわけですね。まあ実際にはポラードもチェイスも生還したらしいの
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「The Time of the Doctor」鑑賞

ついに来ましたよ11代目ドクター最終話。 クリスマスのご馳走を作っていたクララたんはドクターと再会。彼と一緒に謎のメッセージを出している惑星へと向かうが、ドクターのコンピューターの解析によるとその惑星はタイムロードたちの故郷ガリフレイであった。その真実を確かめるためにドクターは惑星を保護する旧友の許諾を得て、惑星の表面に降り立つことに。そこには善良な人々が住むクリスマスという小さな村があり、村に隠された驚異的な秘密をドクターは知ることになる。そしてその秘密を狙ってダーレクやサイバーメンといった強敵が惑星に攻撃をしかけるなか、ドクターは村を守るためそこに留まることを決意するのだった…というようなプロット。 ここ3シーズンの集大成のエピソードといった内容で、従来のスタンドアロンなクリスマス特番とは趣きが異なっている。再生もできずに村を守り続けて年をとっていくドクターの優しさとか、彼に"見捨てられる"クララたんの悲哀などが描かれた、ファンタジックかつメランコリックな話になっていた。マット・スミスが大半を老けメイクで過ごすのは賛否両論あるかもしれないが、彼の演技ってもともとガンコ老人っぽ
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「ALPHA HOUSE」鑑賞

米アマゾンのオリジナル番組。こないだの「ゾンビランド」のときにパイロットが作られたものの1つで、それがシリーズ化されることになったのかな?最初の数話は日本からでも視聴可能だぞ。 主役となるのはワシントンDCで同じ家に暮らしている4人の共和党の議員たち。彼らは地元の選挙運動のことについて頭を痛めながら、魑魅魍魎のはびこるワシントンにおいて、アフガンへの使節団派遣について協議するが物事はあらぬ方向へ…というようなプロット。 各話の脚本を書いているのが、老舗風刺漫画「ドゥーンズベリー」の作者であるギャリー・トゥルードー。議員たちがシェアする家が学生寮みたいなのは初期「ドゥーンズベリー」に通じるところがあるかな。 民主党の議員が家をシェアしていたのをモデルにしたらしいが、主人公たちは共和党の議員になっていて、同性婚などに反対しつつオバマ叩きのネタを集める側として描かれている。また民主党を相手に選挙運動をするだけでなく、さらに右寄りのティーパーティーの連中の脅威を感じているあたりが最近の風潮を表してますね。あと議員が自分をアピールするための場として「コルベアー・レポー」が登場するよ。
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「MOB CITY」鑑賞

「ウォーキング・デッド」をクビになったフランク・ダラボンが新たに製作した、TNTの新シリーズ。 舞台となるのは1947年のロサンゼルス。街にはミッキー・コーエンやバグジー・シーゲルといったギャングの大物たちによる汚職が蔓延し、対するLA市警はウィリアム・パーカー本部長たちを筆頭にギャングの撲滅運動を図っていた。太平洋戦争帰りのジョー・ティーグはLA市警の警部だがギャングのための仕事も請け負っている人物で、ギャングとの取引において用心棒を務めるよう、あるコメディアンから依頼を受けるのだったが…というのが第1話のプロット。 冒頭では1920年代のニューヨークが登場するので禁酒法の時代の話かな?と思いきや単に若い頃のバグジーが出てきただけで、舞台はあくまでも40年代のロサンゼルス。実際の事件や人物を追った本が原作になっているらしい。当時の雰囲気を出すのにそれなりに凝った工夫がされているものの、16ミリで撮影をして陰気な感じを出していた「ウォーキング・デッド」に比べると、全体的に小綺麗というか、いかにもセットとグリーンスクリーンの前で撮影してんな、という感が否めない。 観てていちばん引
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「The Day of The Doctor」鑑賞

ついに放送されたのだよ「ドクター・フー」50周年特番。 久しぶりの再会を果したドクターとクララだったが、直後に英国政府のヘリコプターによってターディスごとトラファルガー広場に運ばれてしまう。そこではブリガディアの娘が彼らを待っており、イギリスおよび世界を揺るがしかねない危険がせまったときのみに開封されるというエリザベス1世(2世じゃないよ)のメッセージをドクターに伝える。その調査にあたったドクターは時空の歪みに出会い、それを通じて10代目ドクターに遭遇する。さらに「タイム・ウォー」を虐殺により終わらせようとしていた、8代目と9代目のあいだの「ウォー・ドクター」も彼らのもとに現れ、3人はともにイギリスの危機を救おうとするが、そもそも彼ら3人を引き合わせた存在は何なのか…というプロット。 ここから先はかなりネタバレになるので白文字にします: ウォー・ドクターの野望を2人のドクターが阻止する物語になるのかと思いきや、前半は姿形を自在に変化させられる異星人ザイゴンに3人が力を合わせて対抗する話になっていて、後半もタイム・ウォーの虐殺をいかに止めるかを3人が知恵を絞って考えるというような
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「An Adventure in Space and Time」鑑賞

50周年特番をいよいよ明日に控えた「ドクター・フー」のさらなる関連番組で、50年前の番組開始時の裏側を描いたドキュドラマ。 時は1963年。BBCより30分の放送枠を埋めるための番組を製作するよう伝えられたプロデューサーのシドニー・ニューマンは、自分がSFファンであったことから子供向けのSF番組を作ることを考案し、かつての助手だったヴェリティ・ランバートに製作を担当させる。ヴェリティは監督のワリス・フセインと組んで番組作りに奔走し、頑固な老人というタイプキャストに悩んでいたウィリアム・ハートネルを説得して主人公を演じさせる。男性中心だったBBCにおいてヴェリティたちはさまざまな困難に立ち向かいながら、ついに新番組「ドクター・フー」を完成させる。しかし第1話の放送はケネディ大統領暗殺のニュースに埋もれてしまい…といようなプロット。 前半はBBCの女性初プロデューサー(あと劇中では言及されないがユダヤ系)のヴェリティと、BBC初のインド人ディレクターのワリス(ついでにゲイ)が女性差別や人種差別に直面しながらも番組を立ち上げていくさまが描かれ、後半は彼らが番組を去ったあと、ドクター役の
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「The Night of the Doctor」鑑賞

来週末の「ドクター・フー」50周年特番「The Day of the Doctor」に向けてファンの期待は高まるばかりでして、本家BBCもそれに絡んだ番組をじゃんじゃかと投入しており、ブライアン・コックス(学者のほうな)がドクター・フーの科学について語る番組とか、初放送時の裏側を描いたドラマなどが放送されるほか、twitterのハッシュタグの宣伝映像なんてものまで作られているわけです。 そしてこの「The Night of the Doctor」は特番に先駆けて放送(配信?)された7分ほどのミニエピソードで、主演はなんと8代目ドクターことポール・マッガン!彼のドクターは1996年のTVムービー(おれリアルタイムで観たよ)にのみ登場しただけで、その後アメリカでシリーズを作る話が頓挫したために旧シリーズと新シリーズのあいだのミッシング・リンク的な存在になっていたのだが、まさか約20年ぶりに彼がドクターを演じるとは。事前のインタビューで「自分は特番には出演しない」と発言していたのでファンを失望させてたのだが、ミニエピソードで登場させるとは憎いねスティーブン・モファット。 エピソードの内
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「THE RETURNED」鑑賞

昨年フランスで放送されたTVシリーズ。原題は「Les revenants」で、同名の劇場映画(邦題は「奇跡の朝」)をもとにしているらしい。 舞台となるのは山に囲まれた小さな町。そこでは4年前に子供たちを乗せたバスが谷底に落ちて全員が死亡するという惨事が起きており、彼らの両親はそのショックからようやく立ち直ろうとしているところだった。そしてある日突然、犠牲者の1人だったカミーユという少女が家に戻ってくる。彼女は事故の記憶を持たず、姿も年齢も当時のままだった。死んだはずの彼女の帰還に、喜びよりも戸惑いを見せる彼女の家族たち。さらに10年前に自殺したサイモンという青年や、30年前に亡くなったコスタス夫人といった死者たちの当時の姿で親族や友人たちの前に現われる。そしてこれに合わせたように町のダムでは水位が謎の低下をはじめ、さらに町は不可解な現象に見舞われるのだった…というようなプロット。 ゾンビものというよりも、超常現象的なスリラーといった内容。日本の「黄泉がえり」と似ているとの声もあるようだけど、あちらは観てないのでよく分かりません。山のなかの小さな町を舞台にしたスリラー、という点では
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「DRACULA」鑑賞

NBCの新作シリーズ。タイトル通りドラキュラ伯爵が主人公なのだけど、いま流行りの色白なティーンのゴスものではなく、スチームパンクなノリの作品になっていた。 舞台は19世紀末のロンドン。血を与えられて長い眠りから甦ったドラキュラは、アメリカ人のアレキサンダー・グレイソンと名を変えてイギリスの社交界に登場する。そこで彼はケーブルも不要な無料のエネルギーを披露して技術者たちを驚かせるが、彼の真の目的は世界を裏で操る組織「オーダー・オブ・ザ・ドラゴン」の壊滅にあった。ドラキュラの新しいエネルギーによって自分たちの支配が脅かされることを危惧する「ドラゴン」の幹部たち。そしてドラキュラと「ドラゴン」の争いに、新聞記者のジョナサン・ハーカーと婚約者のミナ・ハーカーが巻き込まれていく…というようなプロット。 The CWの「Reign」とかこれとか、今年は地上波局に時代劇の番組が進出してきているような?グリーンスクリーンの進歩により、大掛かりなセットを作らなくてすむようになったからかな。相変わらず有色人種のキャストが少ないのは感心しませんが。主役は「Tudors」のジョナサン・リース=マイヤーズ
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「The Thundermans」鑑賞

ニコロデオンのガキンチョ向けシットコム。 メンバーそれぞれが超能力を持ったサンダーマンさんち一家を主人公にしたもので、父親のハンクと母親のバーバラはかつてはスーパーヒーローとして活躍していたが、4人の子供たちを持ったことからヒーロー稼業を引退し、一般人として郊外に暮らしていた。ティーンの娘のフィービーも普通の女の子として生活したいものの、スーパーヴィランになりたい双子の兄のマックスや、パワーで遊びたがる妹のノーラと弟のビリーが邪魔をして…というようなお話。 設定はもろに「Mr.インクレディブル」の流用。パパさんが呑気な力持ちで、普通の暮らしをしたいのにいろいろボロが出て、正体がバレるたびに引っ越さなければならないところとか。ちなみにハンクは怪力のほかに飛行もできて、バーバラは電気を操れ、ノーラは目から熱線を放ち、ビリーは高速で移動でき、フィービーとマックスはテレキネシスなど複数の能力を持っているという設定らしい。目から怪光線を出してチキンを焼いたりするノーラがかわいいな。 昨今のスーパーヒーロー・ブームに露骨に便乗した内容だし、所詮は低予算の他愛ないシットコムなんだけど、このユ
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「Super Clyde」鑑賞

ルパート・グリントとスティーブン・フライが出演したシットコム。シリーズ化されることはなかったものの、パイロット版がCBSのサイトで公開されていた。ボツになったとはいえパイロット版がこうして公開されるのは良いことだと思うので、NBCの「ワンダーウーマン」とかフォックスの「Locke & Key」なども公開されるべきだろう。 主人公のクライドはスーパーヒーロー・コミックが好きな内気な少年で、若くして両親を亡くしてからは兄と姉とともに裕福な叔父に引き取られて暮らしていたものの、その叔父も亡くなり、さらに彼の遺産がクライドたちには譲られなかったころからファストーフード店でバイトするしがない日々を送っていた。しかし叔父の遺産が実は遺言によって、彼の死後しばらくの間はクライドたちに譲るなと命じられていたことが判明し、突然クライドたちのもとに大金が舞い込んでくる。兄や姉がその金を私利私欲につぎ込む一方で、クライドは叔父がその財産を人助けのために使っていたことを知り、自分もヒーローになろうと思って、叔父の執事だったランドルフとともに人助けを試みるのだったが…というようなプロット。 話の設定はね、
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「MASTERS OF SEX」鑑賞

Showtimeの新シリーズ。公式サイトで第1話が視聴可能だよ。 ドキッとするような題名だが内容は決して卑猥なものではなく、50年代から90年代にかけて性科学の研究を行ったウィリアム・H・マスターズとヴァージニア・ジョンソンを主人公にした話になっている。産婦人科医であったマスターズは男女における性的興奮などに興味を持ち、勤務する病院が難色を示すのにも構わず独自に研究行為を行っていく。その彼に秘書として雇われたジョンソンは彼の有能な助手として働き、やがてパートーナーとなるのだが…というようなプロット。 当然ながら男女の裸もたくさん出てくるのですが、電極をいろいろ付けられて科学者の前で行為に及んでたりするのを見るとなんか萎えますね。カメラをつけて女性の内部を調べよう、なんてことを大真面目にやってるのは結構笑えたりする。テーマ的にはどうしても「愛についてのキンゼイ・レポート」に似ていて、マスターズが美人の妻を持ちながらも性には完全に素人で、そのため性を科学的に研究しようと思い立つあたりも「キンゼイ」に似ているかな。一方でジョンソンは性的に奔放で、その経験をもってマスターズを助けていたり
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