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「ドクター・フー」シリーズ8開始

放送前に流出した映像をもとにしたレビューでは叩かれていたのでちょっと心配したが、普通に面白かったぞ。 ただし主役の役者が若者から50代へと一気に移ったこともあり、全体的なトーンが必然的に変わったものになっている。いちばん顕著なのはドクターが暗くて謎めいた存在になったことであり、再生によって朦朧としたドクターのまわりでコンパニオンたちが慌てふためく第1話の展開は、10代目ドクターが登場した「Chrismas Invasion」によく似てるけど、陰のあるドクターの雰囲気はクリストファー・エクレストンの9代目に通じるところがあるな。コンパニオンどころかドクター自身も自分をよく分かっていないことが示唆されており、それの謎解きが今シリーズのテーマになるのかな? 自分を見失っているドクターがいる一方で、コンパニオンのクララたんは彼の変化に戸惑いながらも事件を解決しようと奮闘するわけで、話の焦点がうまく彼女にあたったのではないでしょうか。でもクララたんは年末で降板という噂もでてるんだよな…。前シリーズからの続きとしてはマダム・ヴァストラたちも登場するけど、なんか最近彼女たちの出番が多い気がして
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「LEGENDS」鑑賞

TNTの新作シリーズ。 マーティン・オダムはFBIの覆面捜査チームに属するエージェントで、偽の人物像(レジェンド)を作り上げ、それに扮して必用とあれば何ヶ月にもわたる潜入捜査を行なうことを専門としていた。今回も政府転覆を狙う民兵組織の一員に扮して組織に潜入し、そのボスの正体を探っていたが、謎の男より突然、マーティン自身の人格が偽のものであり、裏では大きな陰謀が動いていることを告げられる。彼の言葉を真に受けたマーティンは、自分自身に関する真相を探ろうとするのだが…というプロット。 偽の人格を演じているうちに自分自身が誰だか分からなくなる、という設定はピーター・ミリガンがライターやってたときの「ヒューマン・ターゲット」(むろんアメコミのほう)に似てなくもないが、この番組はロバート・リテルの小説を基にしているらしい。 主人公は覆面捜査のプロで、偽の人格になりきってしまうという設定なんだけど、その割にはやたら正体がバレそうになるのはご愛嬌。その都度アドリブで自分の経歴をデッチあげ、それにあわせてFBIのコンピューターチームが病院のデータベースとかに偽の経歴をカタカタと入れ込んで、裏付け
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「The Honourable Woman」鑑賞

イスラエルとパレスチナの紛争をテーマにしたBBCのミニシリーズ。実にタイムリーなネタを…と思ったがあそこの地域のネタは50年くらい常にタイムリーなんだよな。 ネッサ・スタインは9歳のときに、イスラエルへ武器を販売していた父を目の前で暗殺された経験を持つ女性。父親の企業は兄(弟?)のエフラが引き継いでいたが、数年前に突如としてエフラが退任し、それからネッサが企業のトップとして、中東へ和平をもたらすべく貢献を続けていた。しかしパレスチナの取引先の人物が謎の死を遂げ、彼女の周りにはMI6をはじめとする怪しげな連中が現われるようになる。そしてネッサ自身も、公表できない暗い秘密を抱えていた…というようなプロット。 「THE SHADOW LINE」のヒューゴー・ブリックが脚本と監督を務めており、あの番組と同様に臨場感はたっぷりあるものの話の展開が遅いような…登場人物も多くて話を追うのがちょっと大変だったぞ。あの地域の紛争についても最低限の知識は持って観たほうが良いでしょう。 ネッサを演じるのはマギー・ジレンホール。イギリス訛りをとてもいい感じでマスターしていますな。暗い過去を抱え、大きな
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「MANHATTAN」鑑賞

ウディ・アレンの同名映画のテレビドラマ…では当然なくて、原爆を開発した「マンハッタン計画」に関わった人々を描いたWGNの新作シリーズ。登場するキャラは殆どが架空の人物になるのかな? 舞台は1943年。第二次世界大戦の戦火が多くの犠牲者を出しているなか、ドイツよりも先に原子爆弾を完成させるためにアメリカ政府はロバート・オッペンハイマーの指揮の下、ニューメキシコのロス・アラモスに優秀な物理学者たちを招集して「マンハッタン計画」を立ち上げる。しかし砂漠の中の村という劣悪な条件のなかで働かされる科学者たちのストレスは、その家族たちにも影響を及ぼすようになり…というプロット。 副大統領さえも知らないという極秘のプロジェクトに関わる科学者たちが、当然その仕事の内容を妻たちにも明かせず、家族関係がどんどんギクシャクしてくという設定が面白いかも。また計画内では2つのチームが独自に原爆を開発しており、その駆け引きが話にスリルを加えている。あとは計画の秘密がどこかから漏れているらしいとか、科学者やロス・アラモスの土壌が放射能で汚染されているといった伏線が張られているのだけど、今後の展開はどうなってい
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「SATISFACTION」鑑賞

USAネットワークの新作シリーズ。 ニールは投資信託の会社でバリバリ働くビジネスマンで、プール付きの邸宅に住み、若くして結婚した妻のグレースとの間には16歳になる娘のアニカもいて、それなりに成功した人生を送っていたものの、何かしら満たされない気分を感じるようになっていた。そして大口の顧客を得るために出張中、飛行機で長らく待たされたことから彼は突然ブチ切れ、空港でひと騒ぎ起こしてしまう。それがもとで会社でもブチ切れた彼は会社を辞め、家に帰るのだがそこでグレースが男娼と不倫しているさまを目撃してしまう。怒った彼は男娼を追いかけ、彼の携帯電話を手に入れる。そしてその電話に「注文」がかかってくることを知った彼は、自分も男娼のふりをして女性たちに会いにいくのだが…という話。 人生が嫌になったニールが、禅に興味をもって仏僧のもとを訪れたりするのがアメリカっぽいのかな?仕事中心の夫に不満を抱いてグレースが不倫に走ったことも彼女の視点できちんと描かれていた。一方ではアニカが教師の不倫を告発した歌を学校で歌って退学になるなど、家庭が崩壊する寸前までいって逆に皆が結束し、それでもニールが妻のことを疑
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「The Strain」鑑賞

ギレルモ・デル・トロ とチャック・ホーガンの小説(邦題は「沈黙のエクリプス」)が原作の、FXの新シリーズ。これミニシリーズだよね?第1話はデル・トロが監督していた。アメリカでは上のイメージのビルボードが悪趣味だと抗議が殺到して撤去する騒ぎになったらしいが、まあ仕方ないわな。 ニューヨークのJFK空港に着陸したドイツからのジャンボ機。しかし機内からは何の反応もなく、周囲に警戒態勢が敷かれる。機内に入ったCDC(疾病対策センター)のイーフリアムたちが目にしたのは、席に座ったまま外傷もなく死亡している200人以上の乗客の姿だった。紫外線のライトには粘液のようなものが映し出され、機内の貨物室からは謎の巨大な棺桶と、線虫のような生物が発見される。一方ではマンハッタンの大富豪がその棺桶を手に入れる画策を始め、スパニッシュ・ハーレムではホロコーストの生存者である老人が事件のことを知り、再び「その時」がやってきたことを感じていた。そして棺桶を格納した倉庫には巨大な怪物が現われ、乗客の死体を置いた安置所では死体が動き出していた…というプロット。 いちおうヴァンパイアものらしいのだが、もっとモンスタ
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「Finding Carter」鑑賞

最近はABCファミリー化が進んでるような気がする、米MTVの新作シリーズ。 シングルマザーのローリに育てられたカーターはイケてるティーンエイジャーで、母親とも仲良くやっていたが、ある晩に羽目をはずして警察に逮捕されたことがきっかけて、衝撃的な事実が明らかになってしまう。実は彼女はローリの娘ではなく、3歳のときにローリによって誘拐されたというのだ。すぐさま実の家族に連絡が入り、彼らと「再会」するカーター。そこで彼女は自分に両親や祖母、兄弟がいるだけでなく、自分の実の名前が「リンドン」であることを知る。新しい生活に慣れようとする一方で、ローリのことが忘れられないカーター/リンドンは、警察から逃れて失踪した彼女を助けようとするのだが…というプロット。 カーターに(二卵性の)双子の妹がいたり、実の母親が刑事をやっててローリを探し出そうとするあたり、いろいろお膳立てが揃った設定ですな!と思うが、まあいい。でもなんか実の家族がすごく近所に住んでたことになってるんだけど、それで10数年も顔が割れなかったって凄いなローリ。そしてこんな事件があれば当分のあいだカーターは病院でセラピーとか受けさせら
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「MATADOR」鑑賞

ロバート・ロドリゲスが所有するヒスパニック向けネットワーク「El Rey」の、「From Dusk Till Dawn」に続くオリジナルシリーズ第2弾。第1話の監督はロドリゲス御大で、クリエーターには最近ハリウッドで微妙な大作を連発しているアレックス・カーツマンとロベルト・オーチーが名を連ねている。 トニー・ブラボーは覆面捜査を行なう麻薬取締局の捜査官だったが、彼の能力に目を付けたCIAのエージェントに誘拐されるように引き抜かれ、怪しいビジネスに手を染めている大富豪の調査を行うように命じられる。その大富豪はLAのサッカーチームのオーナーであったことから、彼に近づくためにトニーは女子サッカーの金メダリストによる猛特訓を受け、チームの入団テストに見事にパスする。「マタドール」(闘牛士)のニックネームをもらってチームに加わるトニーだったが、彼のことを好まない者も何人かいて…というようなプロット。 サッカー選手で秘密エージェントの主人公というと望月三起也のマンガみたいだけど、あんなクールなドンパチがあるわけでもなく、ベタな演出が続くテレノベラ的な内容になってます。ロドリゲスもなんかやっつ
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「THE LEFTOVERS」鑑賞

「LOST」で株を上げて「プロメテウス」で下げた感のあるデイモン・リンデロフによる、HBOの新作シリーズ。例によって第1話が公式に公開されてるのでIPアドレスを(以下略)。 10月14日、世界中から人々が突然消え去るという事件が起きる。年齢や性別、人種に関係なく突如として彼らはいなくなり、その総数は世界人口の2%にものぼった。それから3年後、残された人々は喪失感を抱えながらも通常の生活に戻っていたが、その一方では無言を貫くことを信条とする白装束のカルト集団が信者を増やしており、さらには人々の苦しみを取り除くことができるという謎の人物をリーダーとした別のグループが活動を始めており、そのリーダーはこう呟くのだった:「恵まれた時期は終わった」と…というようなプロット。 「リトル・チルドレン」とかの原作者であるトム・ペロッタの小説を原作にしたもので、ペロッタも脚本に関わっているほか、第1話の監督はピーター・バーグが務めていた。なんかよく分からん謎があって、登場人物がたくさんいて、彼らの過去と謎が徐々に語られていくさまは「LOST」的なのですかね?ただしHBOの番組ということもあってちょっ
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「TYRANT」鑑賞

FXネットワークの新作シリーズ。 バサム・アルファイードは中東の国家アブディンの独裁者の次男であったが、テロなどによって乱れた母国に嫌気がさして政治の後継ぎを兄のジャマールに任せ、自分はロサンゼルスに移住して20年が経とうとしていた。医者として働きアメリカ人の妻子も持ったバサムだったが、甥の結婚式が開かれるということでアブディンに戻ってくるよう父に命じられる。家族に説得されて渋々と母国に戻ったバサムだったが、テロリストだと疑われた人物を兄が拷問するのを目にして、早々に国を去ることを決意する。しかし結婚式において父が心臓発作を起こして死亡し、さらには兄が交通事故によって重傷を負ったことから、彼はアブディンに留まることを余儀なくされてしまう…といような内容。 クリエーターのギデオン・ラフはイスラエル人で、オリジナルの「ホームランド」を作った人なのか。これも「ホームランド」のような政治サスペンスの要素もあるが、むしろ愛憎うずまく家族ドラマになるのかな?短命に終ったNBCの「KINGS」にちょっと似ているかも。 アブディンは当然ながら架空の国家で、イスラム文化を侮辱しないように気をつか
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「DOMINION」鑑賞

Syfyチャンネルの新番組。なんかポール・ベタニーが主演した2010年の映画「レギオン」の続編だそうですが、なぜあんなマイナーな映画の続編を今さら?監督が売り込み頑張ったんだろうな。 舞台は映画版の25年後。神が去ったあとの世界は天使たちに襲撃されて荒廃し、生き残った人類たちは各地の都市に散らばって暮らしていた。主人公のアレックスは城塞都市となったラスベガスを護る兵士の一人だったが、ある日彼を幼いときに見捨てた父親と再会する。彼の父親こそ映画版のジープ・ハンソンであり、彼は体中につけられたイレズミの謎を解明するために世界を放浪していたのだった。その一方でラスベガスの指導者たちの間では不穏な権力争いが起き、さらにはより強力な天使を味方にした天使たちが街を襲撃する…というような内容。 おれ「レギオン」いちおう観たけど内容憶えてないがな…ジープ・ハンソンに加えて、人間たちの味方となる天使ミカエルが映画版に引き続いて登場するのだが、ポール・ベタニーが演じてないので同じ役だと気づくのに30分くらいかかったぞ。映画版は砂漠のなかのダイナーを天使たちが襲撃するという単純な内容だったけど、こちら
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「Halt and Catch Fire」鑑賞

AMCの新シリーズ。例によって公式サイトで第1話が視聴可能。タイトルはコンピューターを暴走(?)させる初期のコマンドらしい。 舞台は1983年。IBMがコンピューター市場を席巻しているなか、元IBM社員のジョー・マクミランがテキサスにある弱小コンピューター会社のカーディフ・エレクトリックにふらっと現れ、そこで働くことに。そしてそこの社員であるゴードン・クラークの才能に目を付けたマクミランは、大きな仕事を持ちかける:それはIBMの人気コンピューターをリバース・エンジニアリングするというものだった。その合法性に疑問を抱きながらも、かつて自身のプロジェクトが挫折した経験を持つクラークは熱意を持って作業に取り組む。さらにマクミランは自分たちの意図をIBMに通告し、彼らが法的措置をチラつかせたことでカーディフ・エレクトリックは否が応でもマクミランを支援しなければならない状況を作り出す。そして才能ある女学生のキャメロン・ハウをチームに加えたマクミランたちは、IBMという巨人を相手にコンピューター業界に革命をもたらそうとするのだった…というプロット。 あちらのメディアでは「80年代版マッドメン
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「CROSSBONES」鑑賞

「刑事ジョン・ルーサー」のクリエーターによりNBCの新作シリーズ。この時期に始まる番組って、シットコムの場合は殆どが見殺しにされるわけですが、ドラマのほうは1年前にパイロットが製作されてた「NIGHT SHIFT」とか「GANG RELATED」をネットワークがそれなりに力を入れて宣伝してるわけで、あれってどういう扱いになるんだろう。ミッド・シーズンならぬ夏のシリーズ?この番組もいま始まってミニ・シリーズ扱いになるのかどうかよく分からず。 舞台は1712年。圧倒的な海軍力をもって七つの海をまたにかけていたイギリス帝国だが、それでも海では遭難や難破が相次ぎ、また幾つかの船は海賊の餌食となっていた。そこでより安全な航海を達成させるためにクロノメーターが発明され、ジャマイカからイギリスへと運ばれることになる。しかしクロノメーターを運んだ船は海賊に襲撃され、船医のトム・ロウは捕獲されて謎の島へと連行される。その島を支配するのは死んだと思われていた悪名高き海賊ブラックベアードであり、彼はクロノメーターの秘密をロウから聞き出そうとする。しかしロウは実はイギリスから密令を受けたスパイであり、その
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「Penny Dreadful」鑑賞

Showtimeの新作シリーズ。クリエーターは「スカイフォール」脚本家のジョン・ローガンで、プロデューサーとしてサム・メンデスが関わっている。例によって第1話が公式サイトで視聴できるのでIPアドレスをゴニョゴニョしてみよう。 舞台は1891年のロンドン。曲芸撃ちの興行のためアメリカからやってきていたイーサン・チャンドラーは、ヴァネッサという謎の女性に腕を見込まれ、とある仕事の用心棒を依頼される。その夜に指定された場所に向かうと、そこで彼を待っていたのはヴァネッサと、マルコム・マーレーという初老の男性であった。そして3人が地下の通路に向かったところ、この世のもとは思えない男たちに彼らは襲撃される。男たちを撃退し検死医に調べてもらったところ、それはエジプトのヒエログラフを身にまとったまったく謎の怪物であった。実は怪物たちはこの世界とは異なる次元からやってきた存在であり、マーレーの娘が彼らに誘拐されてしまったために彼とヴァネッサは怪物と戦っており、イーサンは彼らに加わるよう求められる。一方では怪物を調べた検死医が自室で怪しい実験を行なっており、落雷とともに椅子につながれた人造人間が動きだ
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「REVIEW」鑑賞

コメディ・セントラルでこないだ第1シーズンが終わったシリーズ。 オーストラリアの作品をリメークしたもので、コメディアンのアンディ・デイリーがフォレスト・マクニールという司会者に扮し、人生におけるさまざまな物事をレビューし、5つ星評価を与えていくというもの。 レビューの対象は視聴者(もちろんフェイクね)から寄せられるわけだが、それがどれも過激なものばかり。「万引き」「中毒」「退職」といったものから、「レイシストになること」「乱交」「復讐」といったことまで。真面目なフォレストはそれらを律儀に体験していくわけで、「中毒」では本当にコカイン中毒になり、「宇宙」では宇宙に行き、「離婚」では本当に妻と離婚してしまう!オムニバス形式のようでシーズンを通して話がつながっていて、離婚した妻とのやりとりが多くのレビューに影響したりしている。 レビューをすることでフォレスト自身が不幸になるだけでなく、周囲の人間も多大な被害を被って、しまいには死人が出たりと真っ黒なジョークが展開されるわけだが、どんな犠牲を払おうともレビューを完徹しようとするフォレストの姿がとにかく笑えるのですよ。メタなジョークもいろ
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「BLACK BOX」鑑賞

ABCの新作医療ドラマ。プロデューサーに「ドクターハウス」のブライアン・シンガーが名を連ねている。 キャサリン・ブラックは優秀で著名な神経科医であったが、彼女には大きな秘密があった。実は彼女自身も母親譲りの双極性障害を持っており、薬を服用しないと極端な躁鬱状態になってしまうのだ。彼女は病院の同僚にはこのことを隠して患者の治療にあたっていたが、婚約者には自分の障害のことを明かしてしまい…というような話。 古きは「ベン・ケーシー」あたりの頃はテレビのお医者さんって高潔な存在だったのでしょうが、21世紀の今となってはみんな何かしらの問題を抱えてるのが普通なようで、ドクターハウスなんかは肉体的にも精神的にも欠陥があったし、去年の「DO NO HARM」なんか医者が二重人格のサイコパスですからね。そんでこのキャサリン・ブラックもすごく問題を抱えてる人で、婚約者に自分の障害を伝えて「ちゃんと薬は服用するから」と言ったくせに「彼には自分の最悪の状態を知ってほしい」ということで薬と婚約指輪を投げ捨て、躁状態になって病院の同僚と寝てしまうという…いやあ…。というか病院にも自分の症状がバレてないか?
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「Last Week Tonight With John Oliver」鑑賞

「デイリーショー」を円満に降板したジョン・オリバーが、HBOに引き抜かれるような形で司会を務めることになった風刺ニュース番組。例によって初回がYouTubeで公開されているのでIPアドレスをゴニョゴニョしてみよう。 その週の出来事を日曜日に面白おかしく報じるという内容のもので、「デイリーショー」と違ってゲストとのトークなどはなし(ただし初回にリサ・ローブがちょこっと出ていた)。ニュースクリップに絶妙なツッコミを入れるスタイルは「デイリーショー」(特にオリバーが司会をしてたエピソード)そのまんまで、あれや彼のポッドキャスト「THE BUGLE」に比べてそんなに新鮮味はないかな? ただしHBOということで「デイリーショー」よりも実質10分くらい長く(あと四文字言葉の規制もない)、週一回の番組ということでニュースを少し深く掘り下げる内容になっているみたい。初回ではインドの選挙について詳しく説明してました。あと司会がイギリス人ということもあり、彼の国の風刺番組「Have I Got News For You」にどことなく似てるような…似てないかな? ジョン・オリバーの司会の腕前は「デイ
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「BAD TEACHER」鑑賞

CBSの新シットコムで、キャメロン・ディアスが主演した同名の映画のテレビ版。 メレディスは裕福な夫と離婚したが、結婚前の契約をきちんと読んでいなかったために慰謝料などは何も受け取れず、文無しで友人宅に転がり込むことに。そしてその家の娘から高校で教師を募集していることを教えられ、経歴を偽証して職を得ることに成功する。彼女の狙いは、生徒たちの裕福なシングルファーザーをつかまえて玉の輿結婚をすることだった。しかし彼女のことを快く思わない同僚の女教師から妨害の手が入り…というようなプロット。 個人的には劇場版を観てないのであっちとの比較はできないのだが、教職員同士の関係だけでなく、生徒たちとの関係がもっと強調された内容になってるのかな?学校で虐げられているオタクな少女たちをメレディスが型破りな手法で助ける展開とかはすごくベタなんだけど、まあ悪くはないかな。 主役を演じるアリ・グレイナーって、キャメロン・ディアスをさらに緩くしたような体型の人。ホットなティーチャーというよりもアンナ・ニコル・スミスみたいな感じなのですが、まあそういうのに惹かれるダディもいるということにしときましょう。彼女
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「SALEM」鑑賞

俺もよく知らなかったんだけど、シカゴを中心としたWGNというケーブル局があるらしくて、これはそこで初となるオリジナルシリーズ。AMCやネットフリックスの成功にならって、オリジナルシリーズを製作しようとする局は今後も増えてくるのかな。なぜシカゴの局がマサチューセッツを舞台にしたドラマを作るのかはよく分かりませんが。 タイトル通りセイラムの魔女裁判を扱ったもので、舞台は1685年のセイラム。清教徒が支配する町で、道徳的に不埒だと見なされた者が厳しく罰せられるなか、ジョン・アルデンは彼の子を妊娠した恋人のメアリーを残してウィリアム王戦争へと出陣する。そして7年が経ち、町へと戻ったアルデンは、メアリーが町の有力者の後妻となったことを知る。さらにアルデンの幼なじみであった牧師によって、町では魔女狩りの嵐が吹き荒れようとしていた。町の民のヒステリアに対抗しようとするアルデンだったが、実はメアリー自身が魔女であり、婚外子であった彼との子供を中絶しようとしたことで黒魔術に目覚めたのであった…というような話。 クリエイターはブラノン・ブラガで、おれブラガの作品って全く評価してないんだが、この作品も
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「Fargo」鑑賞

コーエン兄弟の「ファーゴ」をベースにしたFXのミニシリーズ。全10話。 冒頭に「この物語は実話を元に作られており…」という嘘っぱちのメッセージが出てくるところや、題名に反してファーゴが舞台でないあたりは劇場版と一緒なのだけど、キャラクターやストーリーは完全にオリジナル。ただし劇場版にそれなりに似せた設定になっており、コーエン兄弟の作品の雰囲気が意外とうまく伝わる出来になっている。 そして舞台はミネソタのベミジという町。レスターはしがない保険のサラリーマンで、仕事場でも家庭でもウダツが上がらず、40歳になっても高校の同級生に今でもイジめられている次第。その同級生と関わって鼻を骨折した彼は、病院でローンという謎の男に会う。自分の鼻を折るような男は殺してしまうべきだと語るローン。彼の不気味な迫力に圧倒されるレスターだったが、次の日にレスターの同級生は刺殺体となって発見される。じつはローンは町に迷い込んできた殺し屋だったのだ。事件を不審に感じた警官のモリーたちは調査を始めるが、レスターとローンのまわりではいろいろ人が死んでいって…というようなストーリー。 劇場版の狂言誘拐というプロット
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「Metal Hurlant Chronicles」鑑賞

Syfyチャンネルのオリジナルシリーズ…と銘打ってるけどフランスでは2012年に放送されてんのね。 日本でもちょっと前までは洋書屋で売ってた「Heavy Metal」というSFコミックのアンソロジー誌がありまして、その元は「メタル・ユルラン(叫ぶ鉄)」というフランスのバンドデシネ雑誌であるわけですね。「ユルラン」では故メビウスやリチャード・コーベンといったアーティストたちがイマジネーションの限りを尽くした荘厳なSFコミックを描いていたわけだが、それらのストーリーをアンソロジー形式で映像化したのがこのシリーズ。劇中では「メタル・ハーラント」と発音してるけど、アメリカ人の視聴者に分かるのかそんな言葉。しかし「Heavy Metal Chronicles」という名前ではやはり音楽ドキュメンタリーだと誤解されると懸念されたんだろうか。 第1話はリチャード・コーベンがアートを担当したコミックが原作で、死にかけている暴君の王の後任の座を狙って戦う剣闘士たちの物語。中世のようでロボットが飛び交うエキゾチックな世界設定になっているのだが、やはりコーベンの筋骨モリモリな男女が出てくるアートに比べる
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「TURN」鑑賞

AMCの新作シリーズ。 舞台となるのは1776年で、アメリカ独立戦争の初期。イギリス軍はマンハッタンを占拠し、アメリカ軍は荒野に潜伏していた。だが何者かによって情報がイギリス側に漏れていると考えたアメリカ軍は、情報戦の重要性に注目する。そしてニューヨーク州で農業をしていたエイブ・ウッドハルは作物を横流ししようとしていた際にアメリカ軍に目をつけられ、彼らのスパイとなるように命じられる。最初は戦争に巻き込まれることを拒否していたエイブだったが、イギリス軍の横暴さに耐えかね、彼らの情報を探るようになる…という内容。 第1話は1時間ちょっとの長尺なのだが、キャラクター紹介にいろいろ時間を割きすぎていて、肝心のプロットはあまり進んでいないような。スパイ活劇ものになるのか、重厚な時代劇になるのかが見当つかないんだよな。そもそも独立戦争時の時代背景がよく分からなくて、誰がイギリス側で誰がアメリカ側で、当時の勢力がどうなってたのか理解できないのですが、これって一般的なアメリカの視聴者なら知ってることなのかしらん。 なお登場人物はウッドハルを含めて殆どが実在した人物で、カナダでは銅像が立っている
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デビッド・レターマンの後任にスティーブン・コルベアー

いろんなところで報じられてますが、いやー驚いた。いや確かに彼が候補として挙っていたし、自分もちょっとは期待していたものの、まさか実際そうなるとは思ってなかったので。まあでも地上波ネットワークのレイトショーの司会をレターマンから引き継ぐということは大出世になるわけで、ここは素直に歓迎すべきでしょう。 新しい司会になるのは2016年だし、まだどんな内容になるかも分からないものの、これはつまり「コルベアー・レポー」が2015年で終了することを意味しているので、放送開始から全エピソード観てきた者としてはなんか寂しいなあ。とりあえず「コルベアー・レポー」で演じている「ウルトラ保守」というキャラクターは演じないことを公言しているらしいけど、「素」のコルベアーの司会はどんなものになるんだろう。 あとは「コルベアー・レポー」の後番組がどうなるかですね。インターネット大喜利の番組「@midnight」が昇格するという噂が早くも出ているものの、やはり「デイリーショー」絡みの番組が続いて欲しいわけで、サマンサ・ビーあたりに番組持たせるとか、ジョン・オリバーをHBOから戻させるとか…?あといまの「レイト
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「SILICON VALLEY」鑑賞

2000年代になって「ビーバス&バットヘッド」を復活させたりして、なんか日和ったなと勝手に思ってたマイク・ジャッジがいつのまにか作っていたHBOの新作コメディ。例によって第1話が公式のYouTubeチャンネルにあがってるのでIPアドレスをゴニョゴニョすれば視聴可能だよ。 タイトル通りシリコンバレーを舞台に、若きプログラマーたちを主人公にした内容で、グーグルもどきの大企業に勤めるリチャードは職場の雰囲気に居心地の悪さを感じながらも、仕事の合間に音楽配信サービスの立ち上げに取り組んでいたが、そこで使われているデータ圧縮のアルゴリズムが非常に画期的なものであることが周囲に知られ、会社の社長より直々に技術の買収を数百万ドルでオファーされることに。さらにシリコンバレーの大物からもオファーが届き、リチャードのとった選択は…というような内容。 どうもジャッジは80年代に実際にシリコンバレーで働いていたことがあるらしく、そのカルトな雰囲気が嫌ですぐ辞めたらしいが、番組の内容も比較的シリコンバレーに批判的なような。ハリウッド以上に金が集まるようになったシリコンバレーにおいて、企業のリーダーたちはエ
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「CRISIS」鑑賞

NBCの新シリーズ。5月には日本でも放送されるとか?第1話の監督をフィリップ・ノイスが務めていた。 大統領の息子を含む、政府の要人や大企業の重役の子供たちが通う高校において、生徒たちが遠足の途中に何者かに誘拐されるという事件が起きる。生徒たちは巨大な邸宅に監禁され、政府の元エージェントだった黒幕はあらゆる点で完璧なプランを組み立てていた。FBIエージェントのスージー・ダンは子供が誘拐された親の1人である姉のメグと協力して捜査にあたるのだったが…というプロット。 最近のサスペンスドラマの傾向として、LOSTライクな謎解きものにとって代わって、1つの大きな事件が何話にもわたって対処されていく内容のものが増えてきているような?CBSの「HOSTAGES」とか、あとまあ「ザ・フォロイング」とか。20話もストーリーを引っ張れないからミッドシーズン向きの題材ではあるのだろうが、「HOSTAGES」の評判を聞く限りあまり成功しているようには思えないので、今後のトレンドとしてはどうなっていくんだろう。 んでこの「CRISIS」ですが、FBIエージェントよりも事件の黒幕のほうが主人公扱いになるの
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