海外テレビ番組 「HELLO LADIES」鑑賞 「THE OFFICE」以来、リッキー・ジャヴェイスと組んでいろいろコメディ番組を世に出してきたスティーブン・マーチャントが、ジャヴェイス抜きで主演・脚本・監督を担当したHBOの新シリーズ。第1話がyoutubeにアップされていた。 主人公のスティーブンはロマンスを求めてイギリスからロサンゼルスにやって来たウェブデザイナー。女の子をゲットするために律儀にクラブに行って「やあ彼女たち!」と声をかけたり、知り合った女性を食事に誘ったりするもののすべて失敗続き。その一方で彼の友人たちはうまく女性たちをものにしていて…というようなプロット。 少なくとも第1話はあまり話らしきものがなくて、スティーブンの奮闘ぶりがひたすら描かれる内容になっている。コメディ番組とはいえゲラゲラ笑えるようなものではなくて、同じくイギリス人が絡んだHBOの「エキストラ」とか「FAMILY TREE」みたいな、ペーソスが入り混じったコメディドラマになっているかな。クラブでカッコつけるんだけど相手にされず、酒だけ奢らさせられる主人公の姿は他人事とは思えないですね。 ただやはり立派な家を女友達とシェアしていて、一緒に
海外テレビ番組 「THE CRAZY ONES」鑑賞 こないだの「MONDAY MORNINGS」がいつの間にか終わっていたデビッド・E・ケリーが、負けじと世に送り出すCBSの新作コメディ。 シカゴの広告代理店に勤めるサイモン・ロバーツは離婚やアル中などを経験して私生活は乱れているものの、秀逸な閃きをもって数々の仕事を手にしてきた。しかし最近は落ち目で職を失う可能性に面しながら、自分の娘を含むスタッフを率いてクレージーなアイデアで仕事を獲得しようとするのだった…というようなプロット。 変人だらけのオサレなオフィスとか、歌うゲスト(ケリー・クラークソン)とか、セックスに関するカジュアルなトークとか、無茶な提案をして逆に公衆の前で恥をかくスタッフとか、いかにもデビッド・E・ケリーの番組だなあと思わせる展開がいろいろ出てくる内容になっていて、これは決して良いわけでもなく、なんかもうネタ切れが顕著なんですよ。「アリーmyラブ」あたりで観たような展開がそのまま繰り返されているという。 主人公のサイモンを演じるのはロビン・ウィリアムスで、TVシリーズに出演するのって70年代の「モーク&ミンディ」以来だよな。彼の娘を演じるのがサラ・ミシェル・ゲ
海外テレビ番組 「Agents of S.H.I.E.L.D.」鑑賞 鳴り物入りで始まったABCの新シリーズ。「アベンジャーズ」のスピンオフ的な作品な。 「アベンジャーズ」の戦いの後から話は始まっていて、劇中では死んだと思われていたエージェント・コールソンが現場に復帰し、シールドのエージェントの中から特殊チームを結成して特殊能力を持った超人(いちおう「スーパーヒーロー」と呼ばれている)などの脅威を防いでいくという内容になっている。これに加えて「コールソンはどうやって甦ったのか?」というのが大きな伏線になるみたい。 当然ながら「アベンジャーズ」並みのアクションが期待できるわけでもなく、メジャーどころのヒーローが出てくることもなく、司令部はヘリキャリアーから貨物輸送機へと代わって全体的に小ぢんまりとしてるのですが、それでもSFXなどは頑張っているほうかと。また「アイアンマン3」のエクストリミスをはじめ過去の映像作品やコミックの世界に関する言及がいろいろされるのですが、これはどこまで一般受けするだろう。 コールソンを引き続き演じるのはクラーク・グレッグで、マリア・ヒル役のコビー・スマルダーズも第1話に出演してるがニック・フューリーことサミュエル・L・ジ
海外テレビ番組 「DADS」鑑賞 アカデミー賞の司会やったり、「テッド」が大ヒットしたりと飛ぶ鳥を落とす勢いのセス・マクファーレン(しかし俺は嫌いだ)が、フォックスの時間枠のさらなる支配を狙って世に出すシットコム。 ワーナーとイーライは共同でゲーム製作会社を運営しており、ビジネスもプライベートも充実した日々を送っていたが、唯一の問題はお互いの意固地な父親たちであった。ワーナーの妻は義理の父の扱いに手を焼き、イーライの父親はなぜか彼のところに住み着くはめに。そして父親たちのエキセントリックな振る舞いは会社の運営にも影響してきて…というようなプロット。 最近では珍しくなったマルチカメラのシットコムでラフトラックつき。家族間のドタバタという意味では典型的なシットコムだが、マクファーレンの作品なのでそれなりにキツいジョークが連発されるため、それで観る人の評価が分かれるかも。中国人を蔑視したジョークがあるということで放送前からクレームを受けているらしいが、アメリカでは既に「変なアクセントで話す中国人」という差別的なネタを続けている「NYボンビー・ガール」というゴミ番組があるので、あれに比べればそんなに気にはならなかったかな
海外テレビ番組 「SLEEPY HOLLOW」鑑賞 フォックスの新作シリーズ。ティム・バートンの映画のやつとは関係がなくて、原作となった話を現代風にアレンジしたものとなっている。 イカボッド・クレーンは18世紀のイギリス人であったがアメリカにおいてジョージ・ワシントンに味方して独立戦争で戦い、そこで悪魔のような敵軍の兵士に遭遇し、彼の首を切り落とすものの自分も負傷して昏睡状態になってしまう。そして次に彼が目覚めたのは、21世紀のニューヨーク州スリーピー・ホロウの町だった。自分の身に何が起きたのか分からぬまま町をさまようイカボッドだったが、彼の覚醒と同時に馬に乗った首の無い男が町に現われ、巨大な斧で住民の首を切り落とすという事件が発生する。この男がかつて自分が戦った兵士であることを確信してイカボッドは、警察官のアビーと協力して首無し男の脅威から町を守ろうとするのだが…というようなプロット。 イカボッドの妻が魔女だったこととか、首無し男の信者が町にいることなどが示唆されて、「スーパーナチュラル」みたいなホラー系のアクションといった内容になっている。イカボッドが時代の変化についていけず、黒人のアビーが警察官をしていることに驚いたりしてい
海外テレビ番組 「BROOKLYN NINE-NINE」鑑賞 FOXの新作シットコム。 ブルックリン警察の99分署に勤めるジェイクは抜群の推理センスを持った敏腕刑事で、解決した事件の数では同僚のエイミーを出し抜いていたが、その一方では非常に子供っぽくて規則に従うことを嫌う人物であった。そんな彼のところに新しい署長が派遣され、彼が非常に厳格なタイプであったことからすぐにジェイクは署長に目をつけられることに。さらに署長がゲイであることが判明して…というようなプロット。 第1話の終盤で署長がオープンなゲイであることが明かされるのだけど、その設定は今後どのくらいポイントになってくるんだろう?刑事が主人公のバディ・コメディといった内容で、職場のドタバタが中心という点では「THE OFFICE」に似てるかな。ジョークのテンポがいいので結構楽しめますよ。 主人公を演じるのがSNL出身のアンディ・サムバーグで、イタズラ好きなジェイクの役に実によくハマっているな。他にもジョー・ロー・トルーリロとかカマチョ大統領ことテリー・クルーズとかが脇を固めているほか、署長を演じるのがアンドレ・ブラウアー。彼って「ホミサイド/殺人捜査課」の刑事役をはじめ真面目な役ばかり
海外テレビ番組 「IRONSIDE」鑑賞 10月から始まるNBCの新シリーズで、名の通りレイモンド・バーの「鬼警部アイアンサイド」のリメーク…っておれオリジナルを観たことがないのですが。 ニューヨーク市警の警部ロバート・アイアンサイドは容疑者を追跡中に狙撃され、半身不随となって車椅子の身になってしまう。しかしこの障害にもめげず、彼は独自の捜査班を結成してさまざまな事件を解決していくのであった…というプロット。 アイアンサイドは頭脳明晰であり、情報集めなどは部下が行うものの、いわゆる安楽椅子探偵というわけでもなく、自ら現場に赴いて犯人逮捕などを行う行動派。ただそのせいか従来の刑事ドラマに比べてそんなに目立った特徴があるわけでもなく、意地の悪い言い方をすれば「刑事が車椅子に乗ってるだけ」だという内容でもある。第1話ではアイアンサイドが狙撃された狙撃された顛末とか、半身不随になったことの葛藤なども描かれているものの、あまり話に深みを与えるものではなく。とりかかった事件の解決もなんとなくモヤモヤが残る内容だったな。 主人公のアイアンサイドを演じるのは「THE EVENT/イベント」のブレア・アンダーウッドで、彼の部下としてパブ
海外テレビ番組 「LOW WINTER SUN」鑑賞 「ブレイキング・バッド」に代わるドラマが早急に必用なAMCの新シリーズ。秋に早くも日本で放送するとか? フランクはデトロイト市警の刑事だったが、同僚のブレンダンの悪徳ぶりと汚職に耐えられなくなくなり、別の同僚のジョーと結託してブレンダンを殺害し、自殺に見せかけて車ごと海に投げ込む。完全犯罪を達成したつもりのフランクだったが、実はブレンダンは内部調査の部門に目をつけられており、次の日に彼らが調査にやってきたことからジョーは調査のことを知っていたのではと訝しむフランク。一方ではブレンダンから麻薬の横流しを受けていた街のゴロツキたちが、ブレンダンがいなくなったことでマズい状況におかれていた。さらに海中から引き揚げられたブレンダンの車のトランクから切断された死体が発見されたことで、物事は予期せぬ展開を迎えることに…というのが第1話のプロット。 主演は最近いろんな映画で悪役を演じてる感のあるマーク・ストロング。彼の同僚のジョーを演じるのは同じくイギリス人のレニー・ジェームズ…ってこのままだとアメリカ人のテレビ俳優はデトロイトの労働者よりも先にみんな失業してしまうんじゃないだろうか。「ブレイ
海外テレビ番組 12代目ドクター・フー決定! And he's still not ginger! マット・スミスが年末のクリスマス・スペシャルで降板するにあたり、「次のドクターを演じるのは誰か?」という話題がロイヤルベイビーの性別くらいにイギリス国民(および世界中のオタク)を賑やかしていたわけですが、先週になって週末の生放送で新ドクターの発表が行われるとの情報が入り、そして公表されたのは…「The Thick Of It」のマルコム・タッカーことピーター・キャパルディ! 下馬評というかブックメーカーのオッズでは一番人気だったこともあり(あの人たちはどこから情報を仕入れてるんだろう)、マット・スミスのときのようなサプライズではないものの、リブートされてからは比較的若手がドクターを務めていたことを考えると、55歳のキャパルディの起用は大きな方向転換とも言えるでしょうな。彼は年を取りすぎているという批判もあるようだけど、ドクターってのはそもそも年取ってるものなんだよ! 「The Thick Of It」では死人も震え上がらせるほどの罵詈雑言をまき散らす「怖い人」のイメージがあるキャパルディだけど、ユーモラスなドクターの役をどう
海外テレビ番組 「FAMILY TREE」鑑賞 ジョージ・クルーニーのハワイのやつじゃないよ、HBOとBBCが共同製作した、クリストファー・ゲストの新シリーズだよ。ゲストの作品なので当然のごとくモキュメンタリーのスタイルで撮られたコメディ。 交通事故の過失を調査する仕事をしているトムは、姉とともに久々に父親の家を訪れたところ、彼の大叔母にあたる女性が亡くなったことを父親から伝えられる。そして大叔母は一家に伝わる品々が入った箱をトムに遺しており、その中で彼は自分の祖先らしき人物の古い写真を発見し、彼が誰であったかを調べようとするのでした…というプロット。 主人公のトムが自分の親族に関わるいろんな事実を発見していく、というコンセプトの番組で、やがて海を渡ってアメリカに行ったりするらしい。いろいろエキセントリックな人たちが出てきて笑えるところは笑えるんだけど、小市民のペーソスみたいなものが根底にあって、トムは自分の先祖が偉大な人かもしれないという期待が裏切られてばかりだし、彼の父親はろくに動作もしない発明品に凝っている有様で、姉のビーにいたっては心の鬱憤をうまく吐き出すことができず、腹話術を使って猿の人形に罵詈雑言を言わせる癖をもっ
海外テレビ番組 「CAMP」鑑賞 アメリカのテレビとか映画を観ててもよく分からない文化の一つにサマーキャンプがありまして、なんか夏のあいだは全米すべてのティーンが田舎のキャンプ場に収監されるようなイメージを抱いてしまうのですが、実際どれだけの家族がサマーキャンプに子供たちを送るのか、どれだけの期間いるのか、いくら費用がかかるのかなどがよく分からないんだよな。これはそんなサマーキャンプを舞台にしたNBCの新シリーズ。前述の疑問の答えは全く見当たらなかったばかりか、まるでキャンプ場だけがこの世に存在する全てであるかのような描かれ方をしてました。 物語のプロットらしきものも殆どなくて、離婚したばかりでキャンプ場の経営に四苦八苦するシングルマザーを中心に、その息子とか、嫌々ながらキャンプ場にやってきた少年とか、挫折した水泳少女とかの交流が、キャンプ場のまわりの人たちともにまったりと語られている感じ。いちおうキャンプ場にもスクールカーストみたいなものがあって、ライバルのキャンプ場の少年たちとの凌ぎ合いなどもあるものの、The CWのティーン向けドラマみたいにギスギスした人間関係が出てくるわけでもなく、健全な少年少女たちのひと
海外テレビ番組 「SIBERIA」鑑賞 NBCの夏の新シリーズ。「パーソンズ・アンノウン」みたいなミニシリーズ扱いになるのかな? リアリティ番組のスタイルをとった超自然ホラーで、舞台になるのは当然ながらシベリア(実際の撮影地はカナダらしいが)。アメリカおよび世界価値から集められた14人の男女たちがシベリアのツングースカにある森の中に連れてこられ、そこで冬がやってくるまで生き延びるよう番組の司会者に告げられる。この番組ではコンテストもなく、脱落者を決める投票もない。過酷な環境のなかでのサバイバルが唯一かつ最大の挑戦であり、耐えられなくなった者はヘリコプターを呼んでシベリアを去ることができる。そして最後まで残った人たちに賞金が与えられるというのだ。 こうしてまず森の中を進み、100年ほど前に住人が失踪したという小屋に居着く挑戦者たち(この時点で2名が脱落)。食べ物が見つからずに空きっ腹で夜を過ごす彼らだったが、夜中に謎の動物のうなり声を耳にする。そして次の日に食べ物を探しに森の奥へ向かった男性が、何かに襲われて命を落とすという事件が起き…というようなプロット。 普通リアリティ番組で参加者が死亡したらその場で収録を打ち切る
海外テレビ番組 「UNDER THE DOME」鑑賞 スティーブン・キングのベストセラー小説「アンダー・ザ・ドーム」を原作にしたCBSのミニシリーズ。全部で13話になるのかな? 舞台になるのは(キング作品の常として)メイン州にあるチェスターズ・ミルという小さな田舎町。そこではいつもと同じ一日が始まろうとしており、近隣の街で行われるパレードのために町長などが町を離れたばかりであった。しかし突然巨大な地鳴りとともに透明のドームが町を包み込み、チェスターズ・ミルは外界から遮断されてしまう。そのドームは光は通すものの音声や電波などは通さず、外界とのコミュニケーション方法は筆談程度の非常に限られたものになってしまう。さらにドームが降りた瞬間にその場にいた人たちが切断されたり、自動車がドームに突っ込んで大破したことで町はパニックに陥る。ドームのなかに隔離された人々が生存の方法を探るなか、何人かの住民が謎の幻覚に襲われ、「ピンクの星が落ちる…」と呟くのだった…というようなプロット。 町の全体がドームに包まれるのって「ザ・シンプソンズ MOVIE」でもやってましたが、キングはあれよりも先にネタを考えついてたそうな。町が災害に見舞われたからって住民が
海外テレビ番組 「DEVIOUS MAIDS」鑑賞 「デスパレートな妻たち」のマーク・チェリーによるライフタイムの新シリーズ。メキシコのテレノベラをベースにしているらしい。名前の通りメイドさんたちが主人公なんだけど、日本の「ご主人さま☆」みたいな人たちでなくヒスパニックの家政婦さんたちの話なのでそこんとこよろしく。 ハリウッドを舞台に、横柄でグロテスクな金持ちの主人たちに雇われたメイドたちの悲喜劇を扱った内容になっていて、メキシコから子供を連れてこようと努力する女性や、シンガーとしての才能を雇い主に認めてもらいたい人、家の若主人に惚れてしまう人など、さまざまなメイドの人間模様が描かれていく。また冒頭では主人と不倫をしたメイドが何者かに刺殺されるという事件が起き、この事件の解明が今後の大きなテーマになっていくみたい。 エヴァ・ロンゴリアがプロデューサーとして関わっていることもあり、メイドたちの描写はヒスパニックのステレオタイプのようなものではなく、筋の通った一人前の女性たちとして描かれており、過酷な労働条件に我慢しつつも、逆にメイドがいなくては何もできないような主人たちに一泡ふかせるような、痛快な内容の番組になっている。ただ登場人物
海外テレビ番組 「RAY DONOVAN」鑑賞 こんどShowtimeで開始されるテレビシリーズ。ビデオキャストで提供されてた第1話を観たら、セリフの半分くらいが規制のため無音状態であった。つまりそんな言葉が行き交う内容の番組です。 レイ・ドノヴァンはハリウッドのセレブたちを顧客にするフィクサー。有名俳優やスポーツ選手を相手に、死んだ娼婦の始末やスキャンダルのもみ消しなど、表沙汰にできないことを引き受けていた。無骨な彼だが妻と2人の子供といちおう仲良く暮らしているし、障害を抱えた弟たちの面倒も見ている人物であり、ストーカーに狙われている少女に仕事とは関係なしに警告してあげるなど、暗いなりに規律を持った男であった。クセのある人物たちに囲まれながらも黙々と仕事をこなすレイだったが、筋金入りのゴロツキである父親が20年ぶりに刑務所から出所し、彼のもとにやってきたことでレイの人生は大きく変わることになる…というようなプロット。 なんか不幸な人がてんこ盛りの内容になっていて、レイの妻は彼との生活に不満を抱いているし、娘や息子は学校でいじめられていることが示唆され、レイの2人の弟のうち1人は病気持ちでもう1人は子供のこと神父に性的虐待を受
海外テレビ番組 「TWISTED」鑑賞 ABCファミリーの新作シリーズ。ABCファミリーはこれとか「THE FOSTERS」などの新作ドラマの視聴率が好調で、そのあおりを受けて評判は良いけど視聴率が微妙な「BUNHEADS」のシーズン2製作がなかなか決まらないでいるらしいけど、いいのかそれ。 ダニーとジョーとレイシーは幼い頃は親友だったが、ダニーは11歳のときに自分の叔母を殺害してしまい、鑑別所に送られてしまう。それから5年がたち、ジョーとレイシーはスクールカーストの関係で疎遠になっていたが、ダニーが鑑別所から釈放されて2人と同じ高校に通うという知らせが飛び込んでくる。ダニーの釈放はメディアにも注目され、周囲の学生からソシオパス呼ばわりされるダニーだったが、彼はそれらを気にもせずにジョーとレイシーとの再会を喜ぶ。しかし彼がなぜ叔母を殺したのかを知っていると告げた女生徒が殺害されるという事件が起き、真っ先にダニーが容疑者として疑われることに。そしてダニーは自らの潔白を証明しようとするが…というようなプロット。 第1話ではジョーが主人公的な扱いで、ダニーは不気味くんとして描かれているのですが、だんだんダニーが話の中心になっ
海外テレビ番組 「The Goodwin Games」鑑賞 先月はじまったフォックスのシットコム。クリエーターは「ママと恋に落ちるまで」の人たち。この時期に始まることに加え、パイロット版からキャストが交代したり、製作本数が13話から7話に削られたあたりは死亡フラグ立ちまくりなのですが、俺はそこそこ面白いと思ったのでちょっと紹介します。 主人公となるのは、金持ちのベンジャミン・グッドウィンの3人の子供たち。長兄のヘンリーは才能のある医者で、長女のクロエは幼い頃は天才だったものの今は売れない女優見習い。そして次男のジミーは刑務所への出入りを繰り返していて、娘にまで愛想をつかされているボンクラ。 そんな彼らはお互いに、そして父親とも長らく疎遠になっていたが、ある日突然ベンジャミンがぽっくりと他界してしまったために故郷で久々に顔を合わせることになる。そして父親が2300万ドルもの遺産を残していることに驚愕し、歓喜する3人。しかしベンジャミンは遺言のビデオメッセージを山ほど残しており、遺産の相続条件を明確にしていた:子供たち3人は彼の指定するゲームで競いあい、最後に勝ったものだけが遺産を手にすることができるというのだ。そして最初に与えられたゲームは
海外テレビ番組 「THE FOSTERS」鑑賞 ABCファミリーの新作シリーズ。新作も結構ですが「Bunheads」のシーズン2を早く決定してください。 名前の通り里親(foster family)の一家の生活を描いたもので、校長先生のレナ・フォスターと警官のステフはレズビアンの夫婦で、ステフの実の息子のほかにヘスースとマリアナという2人のティーンたちを里子にして育てていた。さらにレナは鑑別所から出てきたキャリーという少女に出会い、不憫に感じた彼女はキャリーも家に迎えることにする。さらにキャリーには別の里親に虐待を受けている弟がいることが分かり、レナたちは彼も一家に迎えることに。こうして一気に7人の大家族となったフォスター家の物語が始まるのでした…という設定。 内容は「The Middleman」とか「Huge」みたいにエッジの効いたものではなく、比較的穏健な、いかにもABCファミリー的な家族ドラマになっているのかな。ただ特筆すべきは里親がレズビアン(しかも白人と黒人)のカップルであるということで、パット・ロバートソンの番組を抱えているチャンネルにしてはABCファミリーってここらへんは先駆的だよね。15年くらい前にはABCでゲ
海外テレビ番組 「GRACELAND」鑑賞 アメリカでは地上波ネットワークが微妙な新番組を今になって放送開始している一方で、ケーブル局では鳴り物入りの新作を夏に向けていろいろ出していっているのであります。これは「ホワイトカラー」のクリエーターによるUSAネットワークの新シリーズ。 舞台となるのは南カリフォルニアのビーチに面した「グレイスランド」という建物で、そこは麻薬王のものだったのを押収して以来、FBIとDEA(麻薬取締局)とICE(移民関税執行局)の3つの組織のエージェントたちが住む場所として用いられていた。そしてFBIの新人エージェントであるマイクは、訓練も兼ねてグレイスランドへと送られてくる。ベテランのエージェントであるポール・ブリッグスのもとで麻薬組織への潜入捜査などを行うマイクだったが、彼には隠された任務が与えられていて…というプロット。 カリフォルニアの陽光のなかでエージェントたちがサーフィンしてプカプカと波に浮いている光景はいかにもUSAネットワークの番組だなあ、という気もするけれど潜入捜査をしてウソをつきまくり、ロシアンマフィアたちと駆け引きをする展開などはスリルがあって結構面白いですよ。あとは複数の男女
海外テレビ番組 「SAVE ME」鑑賞 NBCの新シットコム…といってもおれ1年前にこのパイロットを観ているわけですが。 どうもこの時期に始まる地上波のシリーズって、ネットワークがミッドシーズン用に製作を発注しといたんだけど、なんか良いタイミングで開始できなくて、そのまま消化試合的に初夏にさっさと放送しておしまい、という傾向が強まってきているような?こないだの「FAMILY TOOLS」も速攻で打ち切られてJKシモンズは別のシットコムに出演が決まってるし。 もちろんネットワークには彼らなりの動機があるのでしょうが、例えば「THE OFFICE」なぞはミッドシーズンから始まって辛抱強くシーズン2も放送したおかげでああやって大成功したわけだし、もうちょっと自分のところの番組を大切にしても良いと思うんですけどね。こないだフォックスで始まった「The Goodwin Games」なんかかなり面白いと個人的には思ってるのだけど。ちなみにこの「SAVE ME」も放送開始から死亡フラグが立ってると見なされてるようです。 主人公のベスはごく普通の主婦だったが、生真面目な性格ゆえに娘や近所の主婦たちには敬遠され、おまけに夫は浮気をして
海外テレビ番組 「THE FALL」鑑賞 BBCのさらなる暗い刑事ドラマで、主演は「Xファイル」のジリアン・アンダーソン。 舞台となるのは北アイルランドのベルファスト。若い女性が何者かに絞殺されるという事件が起き、数週間が経っても解決の糸口が見えなかったことから、ロンドンからギブソン警視(アンダーソン)が調査のために派遣されてくる。その一方で犯人である人物は心理カウンセラーを勤める1児のよき父親だったが、心に大きな闇を抱え、さらなる犠牲者を出そうとしていた…とかいうプロット。 古きは「第一容疑者」とか、最近では「刑事ジョン・ルーサー」とか「Broadchurch」などとイギリスの刑事ドラマは暗い内容のものが珍しくないのですが、これは俺が観てきたなかでも突出して暗いような。第1話では警察が捜査らしきことを殆ど行わないまま、犯人のドロドロとしたサイコっぷりが描かれ、そのまま犠牲者が出てしまうんですもの。まるで犯人が主人公のような扱いだったな。それを調査するべきギブソン警視は仏頂面で被害者のビデオとか見てるくらいだし、若い刑事に自分のホテルの部屋番号とか教えて、あんた何やってんの、という内容であった。さらにベルファストという政
海外テレビ番組 「FAMILY TOOLS」鑑賞 ABCの新作シットコム。イギリスの「WHITE MAN VAN」なるコメディのリメークらしい。 トニーはリフォーム業務を営んでいたが心臓発作を起こしてダウンしてしまい、仕方なくボンクラ息子のジャックを呼び戻して家業を継がせることにする。何をやってもダメな人生を送っていたジャックは、これで親の信頼が得られると思い喜々として仕事に就くものの、物事はなかなか上手くいかず…というプロット。 ボンクラ息子が周囲に迷惑をかけまくる愉快なコメディかな、と思いきや口うるさい叔母とそのクソガキ、携帯で話してばっかりで仕事しない同僚、一家をバカにする隣人、さらには病院から復帰して仕事にケチをつける父親など、次から次へと不快な人物たちが登場する展開に驚く。ボンクラ息子がとつぜん一番まともな人間に見えてしまうのですもの。とはいえ主人公にボンクラゆえの魅力があるわけでもなく、視聴者が共感できるキャラクターが1人もいないというのは問題だろう。 親父のトニーを演じるのがJ.K.シモンズで、有名どころでは一家の隣人をアダム・アーキンが演じてるのだが、なんか才能の無駄遣いだよなあ。アーキンなんてテレビの監督業で
海外テレビ番組 「MARON」鑑賞 俺も「AV Club」でその存在を初めて知ったのですが、アメリカにマーク・マロンというコメディアンがおりまして、「あの頃ペニー・レインと」なんかにもちょっと出てたりするのですが、自宅のガレージを改造したスタジオに著名なコメディアンを招き、そのコメディアンの失敗経験とかトラウマを真摯に語り合うポッドキャスト「WTF with Marc Maron」がカルト的な人気を博している人なんですね。「ポッドキャストから有名になった人」には必ず挙げられる人ではないかと。 そんな彼の人気がテレビにも飛び火して作られたのが、このIFCの新シリーズで、マロンが演じるのはフィクション化された自分自身。これは「となりのサインフェルド」とか、最近ではルイスCKの「Louie」など、コメディアンが主役のシットコムではよく使われる手法ですな。よって劇中のマロンもポッドキャストをやっていて、第1話にはデニス・リアリーが出演していた。今後はケン・チョンとかジェフ・ガーリンとかジーナ・ガーションなどが出てくるらしい。 そしてマロン本人は典型的なダメ男として描かれていて、離婚歴2回の独身で、口うるさい母親にあれこれ命
海外テレビ番組 「DEFIANCE」鑑賞 名前をSci-fiから変更した後にWWEやリアリティ番組にウツツを抜かしていたSyfyチャンネルだが(今もそうだけど)、最近はまたSFドラマを積極的に作るようになったようで嬉しいのであります。これもその1つで、撮影は当然ながらカナダ。 舞台となるのは近未来の地球。30年くらい前にヴォータンと呼ばれる、7つの種族からなる異星人の集団が地球に移住するためにやってきたのだが、彼らは人間が地球にいたことを知らず、平和的な移住を国連と交渉していた。しかし何らかの理由によりヴォータンと地球は交戦状態になり、ヴォータンのテラフォーミング装置により地球の自然環境は一変してしまう。やがて戦争が消耗戦になったことからヴォータンと人間のあいだには休戦協定が結ばれ、荒廃した地球において8つの種族がぎこちなく共存することになる。 主人公のジョシュア・ノーランはヴォータンとの戦闘で活躍した元兵士だったが、養子にしたヴォータンの1種族の娘とともに技術品を漁る放浪生活をしていた。そんな彼らはふとしたことから元セントルイスで現在はディファイアンスと呼ばれる町にたどり着く。そこは若き女市長のもとで文化の再建を目指す
海外テレビ番組 「Zombieland (the series)」鑑賞 最近はネットフリックスの「House of Cards」をはじめ、ビデオ・オン・デマンドのサービスがオリジナル・シリーズの製作に積極的に乗り出すようになってきていて、時代は変わったなあという感じ。ちょっと前まではオンデマンドってブラウザ上で短いクリップ番組を流すくらいだったものね。 そして米アマゾンのオンデマンドのサービスであるアマゾン・インスタント・ビデオも新たにパイロット番組を14本(キッズ向け6本・コメディ8本)製作し、そのなかで評判の良いものをシリーズ化することにしたそうな。これはそのうちの1つで、他にも「オニオン」のスタッフによる「ニュースルーム」のパロディ番組などもあるぞ。日本でも普通に視聴可能みたい。 そしてこれは名前のごとく「ゾンビランド」のシリーズ版でして、映画の続編などではなくキャストを一新した別物といったところか。出身地の名前で呼ばれる4人の男女がゾンビ襲来後のアメリカをウロウロする設定は映画版と同じで、あちらよりもコメディにさらに比重がおかれた内容になっている。 キャストはみんな無名の俳優ばかりだが、映画板でウディ・ハレルソンが演じたタラハシーはタフガイ