海外テレビ番組 「BUNHEADS」鑑賞 ABCファミリーの新作ドラマ。「ギルモア・ガールズ」のクリエーターとして知られるエイミー・シャーマン=パラディーノによる作品で、あの畳み掛けるような素早いセリフまわしは健在だぞ。 ミッシェルは才能あるダンサーだったが運に恵まれず、ラスベガスのダンサーとして細々と暮らしている女性。ミュージカルのオーディションも受けられず落ち込んでるところに、熱心なファンであるハベルという男性の求婚を受け、つい承諾してしまう。こうして結婚した彼女たちはハベルの家がある海辺の小さな町に向かうが、そこではバレエの教師をしているハベルの母親が待ち構えており、息子の結婚を好ましく思っていなかった。そのためミッシェルと彼女は反目しあうものの、やがてダンスへの情熱で通じ合って仲良くなるのだが…というようなプロット。 バレエに打ち込む少女たちが出てきてダンスのシーンが多分にフィーチャーされてるあたりは「GLEE」を彷彿とさせるものの、あそこまで派手ではなくてあくまでもストーリー主体といった感じ。ミッシェルを演じるサットン・フォスターってブロードウェイで活躍してる女優ということでダンスの腕前もさることながら、絶妙な
海外テレビ番組 「BURNING LOVE」鑑賞 コメディ集団「THE STATE」のケン・マリノが日系人のカミさんと作ったウェブシリーズ。米ヤフー!のサイトで配信中で、日本から観るにはIPアドレスをゴニョゴニョする必要あり。 同じくウェブシリーズとして始まった「CHILDRENS HOSPITAL」が「ER」のような医療ドラマのパロディであるのに対し、こちらは「The Bachelor」のような恋愛もののリアリティー・シリーズのパロディで、独身の消防士マークの妻の愛を求めて、10数人の女性たちが競い合うという内容になっている。 それで集まった女性たちがみんなクセもの揃いで、妊娠中だったり80代だったりパンツ履いてなかったりと、いろんなネタが仕込まれていて結構笑える。なぜかケン・チョンが女装して紛れてたりするし!あと盲目の女性がいてきわどい差別ギャグの対象になってたんだけど、あれいいのかな。そして彼女たちは徐々に花嫁候補から脱落していき、やがて勝者が決定されるみたい。 マークが女性たちの特徴にまるで気付かぬままシュールな展開が繰り広げられていくんだけど、ゲストに出てくる俳優陣がとても豪華で、前述のケン・チョンのほか「THE S
海外テレビ番組 「MEN AT WORK」鑑賞 TBS(アメリカのケーブル局だよ)の新作シットコムで、クリエーターは「Franklin & Bash」のフランクリンことブレッキン・メイヤー。 マイローはニューヨークの雑誌の編集部に務めるナイーブな男性だったが、ガールフレンドにふられてひどく落ち込んでしまう。そんな彼を3人の同僚が慰め、奮起させようとするのだが…というのが第1話のプロット。 男4人がただダベっているだけの、ひどく凡庸なシットコムだなあといった感じ。「SATC」みたいにウィットが効いているわけでもないし、男の本音を描いてるわけでもなく、東海岸のマスコミ関係者が酒飲んでたわむれてるだけで、共感できるようなところが全然ないんだよね。第2話ではJKシモンズとかイーサン・スプリーなどと豪華なゲストも登場するものの、あまりまっとうに使われてなかったような。 ケーブル局なんだからもっと幅広いネタが扱えただろうし、ブレッキン・マイヤーって若い頃から映画業界にいるんだからもうちょっとオリジナリティのある作品にしても良かったと思うんだけどね。本国のメディアにも叩かれてるようなのであまり長続きはしないでしょう。
海外テレビ番組 「COMMON LAW」鑑賞 USAネットワークの新作シリーズ。 いわゆるバディ・コップもので、トラビスとウェスはLAPDの殺人課に務める敏腕な刑事たちだったが、微妙にウマが合わずケンカをしてばかり。しまいには銃まで出てくる大ゲンカをしたことからカップル向けのセラピー教室に通うよう上司に命じられ、渋々参加した教室ではゲイのカップルだと勘違いされつつも、どうにか協力して今日も事件を解決していくのだった…というようなプロット。 こういう作品って主人公の2人の掛け合いにすべてがかかってると思うのだけど、その点ではどうも全体的にもったりとしてる感じがするのは俺だけでしょうか。神経質な白人と気さくな黒人のコンビ、そして両者の振る舞いに頭を抱える小太りの上司、というのも非常に典型的で目新しさが無いような。第1話では俺の好きなジョン・シェアが出てるのにすぐにいなくなってしまうのも何か残念。 まあ典型的なUSAネットワークの作品といった感じで、それなりに長続きはするかもしれないけど、あの局のバディものだったら「サイク」のほうがずっと面白いよね。
海外テレビ番組 「The Legend of Korra」鑑賞 ファンや批評家たちに絶賛されつつも(シャマランの映画版と一緒にするなよ)2008年に終了した、ニコロデオンのアニメ「アバター 伝説の少年アン」の続編シリーズ。 舞台となるのは前作から70年後の世界。風・土・火・水の4元素を自在に操ることのできる「アバター」となったアンによって世界の平和は取り戻され、長い年月のあとアンはその寿命を全うしていた。そして水の国に生まれた少女コラは次のアバターとなる才能を秘めた存在であり、アバターとして大成する修行を積むために大都市リパブリック・シティに向かうのだが、そこでは謎の仮面の男が率いる、反アバターの勢力が勃興していた…というようなプロット。 アンの息子とかも出てきて、前シリーズを観てないとちょっと話がつかみにくいところもあるものの、全体的にとても楽しめる内容になっている。前作は幼い少年のアンが主人公だったのでお子様向けの印象が強かったんだが、今回は主人公コラの年齢がハイティーンになったこともあり、より幅広い年齢層が楽しめるんじゃないかな。アクションありロマンスありコメディありの絶妙な脚本に加え、20世紀初頭の中国の都市をイメージした風景も非常に
海外テレビ番組 「VEEP」鑑賞 HBOの新作シリーズ。 あまり日本では知られてないがイギリスのTV業界にはアーマンド・イアヌーチ(ヤヌーチ?)という人がいまして、クリス・モリスと組んだりスティーブ・クーガンと一緒に「アラン・パートリッジ」を作ったりと、90年代からずっとトンガったコメディ番組を作ってる非常に腕利きの監督・脚本家・プロデューサーなのですよ。その彼の代表作に、英国首相の口の悪い補佐官の奮闘を描いた「THE THICK OF IT」(およびその映画版「IN THE LOOP」)という作品があるんだが、この「VEEP」はそのアメリカ版というべき内容になっている。 題名通り話の主人公はアメリカの副大統領(Vice PresidentだからVeepね)のセリーナ・メイヤーで、彼女は気さくな性格を持っている一方でどこか抜けたところがあり、スピーチなどで失言をしてドジを踏むようなタイプ。そんな彼女を支えるはずのスタッフも間抜けか野心家ばかりで、まっとうに仕事ができない有様。こうしてセリーナの周りではトラブルが次々と発生し…というようなプロットになっている。 主人公のセリーナを演じるのは「サインフェルド」のジュ
海外テレビ番組 「NYC 22」鑑賞 CBSの新シリーズ。 題名通りニューヨークを舞台にした警察もので、プロデューサーにはロバート・デニーロが名前を連ねている。何でもきちんとニューヨークで撮影されたドラマを作りたかったんだとか。パイロットの監督をジェームズ・マンゴールドが務めているほか、クリエーターのリチャード・プライスって「ザ・ワイヤー」に関わってた人なのか。でも当然ながら「ザ・ワイヤー」並みの奥の深さを期待できるわけでもなく、比較的平凡なドラマだったかな。 内容は警察学校を出てニューヨークの22分署に配属された新米警官たちの奮闘を描いたもので、彼らのなかには警官の一家の出身の者や、元新聞記者や元バスケットボール選手といった様々な経歴を持った者が含まれている。そして早速彼らはニューヨークの通りに出されるものの、右も左も分からないままいろんな事件に巻き込まれて…というのが第1話の展開。 主演はアダム・ゴールドバーグやリーリー・ソビエスキーなど。ゴールドバーグって別のドラマでは刑事役をやってたわけで、劇中でも年齢について突っ込まれてるけど、40歳近い新米警官なんているのかね。そしてソビエスキーのキャラはイラク帰りのタ
海外テレビ番組 「DEREK」鑑賞 チャンネル4でやったリッキー・ジャヴェイス脚本・監督・主演の番組。パイロット番組という扱いで視聴率も結構良かったらしいけど、内容が内容だけにシリーズ化はされないんじゃないかな。 主人公のデレクは知恵遅れの中年男性で、老人ホームで雑用をしながら日々を過ごしている人物という設定。同じく老人ホームで働くハンナやダグラスといった同僚たちや老人たちとのやりとりが、ユーモアとペーソスを交えて描かれていく…というか笑えるところは殆どなかったような。全体的にまったりとしたドラマ仕立てになっている。ちなみにダグラスをカール・ピルキントンが演じてるぞ。演技をするのは初めてらしいけど世捨て人っぽい雰囲気がよく似合っていた。 放送前から「知的障害者を笑いの種にしてるのではないか?」と論議を巻き起こした番組だけど、実際に観てみるとデレクの描写とかはしっかりしていて差別意識などは感じなかったな。ただジャヴェイスが知的障害者を演じることにあざとい感じがすることは否めなくて、「トロピック・サンダー」に出てきた「Go full retard」をやってしまってるような印象を受ける。男運に恵まれないハンナとか、ラスト
海外テレビ番組 「The Client List」鑑賞 ライフタイムの新シリーズで、以前に同じ局でやったTVムービー(日本ではVODスルーで出たやつ)をもとにしたもの。 ライリーは2人の子供を抱えた主婦だったが、夫は失業中で家計は苦しく家のローンもきちんと払えない状態だった。そんなとき彼女は知人からマッサージの仕事を紹介されて店で働くことになるものの、実はその店は男性にエッチなことをして追加料金をもらっていたのでした。それに憤慨したライリーは普通のマッサージしか求めない客だけしか接待しないと伝えるものの、ある日突然夫が家を出て行ったことから家計がさらに苦しくなり、仕方なく彼女はエッチなことも手がけるようになるのですが…というようなストーリー。 とはいえエッチな展開をあまり期待してはいけませんよ。ライフタイムは女性向けのネットワークですからね。むしろその種のサービスに関わる女性たちの裏話を軽く描いてるような感じ。男たちは実はエッチなサービスよりも自分たちのグチを聞いてくれる女性を求めている、なんてベタな展開も出てきて、よくある「ハートはピュアな娼婦たち」ものって感じですかね。それでもマッサージ業界からは「うちらはエッチなサービスなんて施
海外テレビ番組 「SCANDAL」鑑賞 「グレイズ・アナトミー」のションダ・ライムズによるABCの新作シリーズ。 オリビア・ポープは大統領の元側近で、ワシントンで法律事務所を運営している切れ者のエージェント。顧客が何かしらのスキャンダルに巻き込まれたとき、彼女とそのスタッフはあらゆる手を尽くして顧客を守り、スキャンダルをもみ消すのだった…というようなプロット。 悪い意味でこなれたクリエーターが作った番組だなあ、といった感じ。第1話では殺人の容疑をかけられた著名な兵士をオリビアたちが助けるAプロットに加え、不倫の疑惑が出た大統領を救うBプロット、さらにスタッフの1人が恋人にプロポーズしようとするCプロットまでもが登場するんだけど、このように複数のプロットを絡めてストーリーを引き延ばすのってシーズン途中の「普通の」エピソードで行われることであって、第1話はもっと派手なAプロットだけを披露して視聴者にインパクトを与えるべきものだと思うんだけどね。今回は3つのプロットを順繰りに回収してってるものだからえらく冗長な話に感じられたよ。 主人公のオリビアはとてもタフな女性で、自らの直感に自身をもっており「私の直感は絶対よ!外れたり
海外テレビ番組 「Don't Trust the B---- in Apartment 23」鑑賞 ABCの新シリーズ。別名「Don't Trust the Bitch in Apartment 23」もしくは「Apartment 23」で、日本では「23号室の小悪魔」って題名になるんだっけ。前も書いたように、変にリスキーな題名にしたって見返りは少ないと思うんだけどね。ABCっていちばん保守的なネットワークなのに何をしたいのやら。 大きな期待を抱いて田舎町からニューヨークにやって来たジューンは、仕事の初日に会社が摘発されて閉鎖されるという憂き目に遭い、会社が用意してくれたアパートを追い出されてしまう。このまま故郷に帰るわけにもいかず、ルームメイトつきの部屋を探した彼女は、クロエという女性が住む23号室のアパートへと移ることになる。しかしクロエは天性の詐欺師で、いままで多くのルームメイトを騙して財産を奪ってきたばかりか、ジューンの婚約者まで寝取ろうとするのでした…というようなプロット。 小悪魔クロエを演じるのが「ブレイキング・バッド」で大変素晴らしい演技を見せてくれたクリステン・リッター(はあと)。彼女の元彼氏という設定でジェームズ・ヴァン・ダー・ビークが本人自身を演じていて、未
海外テレビ番組 「BEST FRIENDS FOREVER」鑑賞 これまたNBCの新作コメディ・シリーズ。 サンフランシスコに住んでいたジェシカは夫と離婚したことから、ニューヨークにいる親友のレノンのところに引っ越すが、そこにはレノンのボーイフレンドであるジョーも同居しており、彼らと暮らすことになったジェシカは何となく気まずい立場に置かれ…といった感じのプロット。 ちなみに「レノン」って女性のファーストネームでもあるのね。ジェシカとレノンをそれぞれジェシカ・セント・クレアとレノン・パーハムという女優が演じていて、彼女たちがこのシリーズのクリエイターでもあるらしい。ゲームばかりやってるボンクラのジョーは「HAPPPY ENDINGS」のゲイの人に似てるなあ、と思ったら元々彼がキャスティングされてた役なのか。 昨日の「BENT」同様に、コメディとしてはジョークが足りないんじゃないの、といった感じの作品。その一方で恋人同士のケンカとかがリアルに描かれてたりするので、どこらへんでどう笑っていいのか戸惑ってしまうな。出演者の演技は巧いし男女関係を描いたドラマとして観るとそんなに悪くないんだけど、シリーズとしてどうやって話を続けていくことが出来るのかは不
海外テレビ番組 「BENT」鑑賞 最近はケーブル局にさえも視聴率で負けて、凄惨な状態になっているNBCの新作シリーズ。これコメディ…だよね? 離婚した夫がインサイダー取引で服役中のアレックスは、1人娘のチャーリーを抱えたシングルマザー。彼女は引っ越した家のキッチンを改装しようと大工のピートを雇うが、彼は元ギャンブル中毒の女たらしで、アレックスも口説こうとしてくる始末。肝心の仕事もいい加減なためアレックスはピートをクビにしようとするものの、彼にチャーリーがなついたこともあり彼を再び雇うことに。こうしてアレックスとピートは微妙な仲になり…というようなプロット。 アレックスを演じてるのがアマンダ・ピートなんだけど、彼女はどの作品でも肩に力の入った真面目で幸の薄い女性を演じてるような?そしてこの作品の第1話は、彼女が主演してそうなロマンチック・コメディ映画の最初の30分かと勘違いするような内容であったよ。おカタいキャリアウーマンがボンクラの男と出合い、最初は反発するもののやがて恋仲になる…というような黄金のパターンのやつ。それはそれで結構だが、TVシリーズでそれやると話が続かないんじゃないかしらん。 そしてボンクラのピ
海外テレビ番組 「MISSING」鑑賞 ABCの新シリーズ。これって全10話のミニ・シリーズ扱いになるの?それとも普通のシリーズ? レベッカはCIAの敏腕エージェントだったが、夫がヨーロッパで暗殺されたことからCIAを退職し、花屋となって1人息子のマイケルを育てていた。そんなマイケルも成長して大学生になり、ローマへと留学することになる。息子と別れることに心を痛めつつも彼を見送ったレベッカだが、その後しばらくしてマイケルが音信不通になってしまう。心配した彼女は単身でローマに渡りマイケルの下宿に向かうが、そこに彼はいなかったばかりか謎の侵入者と彼女は格闘することになる。やがて彼女は息子が何者かに誘拐されたことを知り、CIAでのスキルとコネクションを駆使して彼を救出することを誓う。こうしてヨーロッパ全土にわたるレベッカの探索が始まるのだった…というようなプロット。 主役のレベッカを演じるのは久しぶりに顔を見たような気がするアシュレイ・ジャッド。冒頭で瞬殺される彼女の夫をショーン・ビーンが演じてるんだけど、彼は今後もフラッシュバックとかで登場するのかな。「Game of Thrones」の撮影で忙しいだろうに。あとは「エアベン
海外テレビ番組 「GCB」鑑賞 ABCの新シリーズ。最初は「Good Christian Bitches」という原作本と同じ題名だったのが「Good Christian Belles」という名前に変更され、結局「GCB」になったのだとか。昨年の「Shit My Dad Says」とか今度やる「Don't Trust the Bitch in Apartment 23」とかもそうなんだけど、地上波ネットワークの番組にリスキーな名前つけると絶対あとで変更することになるから、変に無理しないほうがいいと思うのだよ。 アマンダはカリフォルニアに住む主婦だったが、彼女が知らぬ間に夫が出資金詐欺で儲けた金をもって愛人と高飛び中に事故死してしまい、アマンダの家は当局に差し押さえられてしまう。こうしてカリフォルニアにいられなくなった彼女はティーンの子供2人を連れ、故郷のテキサスに住む裕福な母親のもとへ戻るのだが、彼女を待ち受けていたのはかつて彼女がコケにしていた高校の同級生たちだった。彼女たちは敬虔なクリスチャンのようでいて、じつはゴシップ好きで欲深く他人の不幸など一行に構わない主婦たちであり、帰ってきたアマンダが早くも周囲の男性
海外テレビ番組 「AWAKE」鑑賞 NBCの新シリーズ。 刑事であるマイケルはある晩に家族とドライブ中に車を横転させてしまい、1人息子のレックスを亡くしてしまう。悲しみに打ちひしがれながらも職場に復帰するマイケルだったが、実は彼は夜に見る夢のなかでもう一つの現実を体験していた。そちらの世界では事故で亡くなったのはレックスではなく妻のハンナであり、彼はレックスと2人で暮らしていたのだ。2つの世界の境界が分からなくなり、困惑するマイケル。果たしてどちらの世界が現実で、どちらが幻なのか…というようなプロット。 話の設定だけ聞くと「LOST」みたいな謎ものかSFっぽい内容を連想するかもしれないが、実は意外とストレートな刑事もの。2つの世界で起きる事件が微妙にリンクしていて、マイケルは片方の世界で入手した手がかりをもう一方の世界で使って事件を解決する、なんてことをやってたりする。あとどちらの世界にもセラピストがいて、主人公にカウンセリングを与えてたりするのがアメリカンなところですね。 原案者は昨シーズンにあっという間に打ち切られた「LONE STAR」と同じ人…って二重生活ネタが好きな人だね!主演は「ブラザーフッド」とかに
海外テレビ番組 「THE RIVER」鑑賞 ABCのいわゆる「LOST」ライクな新シリーズ。去年の「THE EVENT」の失敗で「LOST」ライクな作品は当分出てこないかと思ったけど、やはり今年も出てきたか。まあ他にもエイブラムスご本人の「PERSON OF INTEREST」とか「ALCATRAZ」とかがあるけど、あちらはもっと一話完結ものに近いよな。 探検家のエメット・コール博士は20年以上ものあいだ世界の秘境を渡り歩き、自身とその家族の冒険を映したTVシリーズによって世界的な知名度を誇っていたが、ある日アマゾンの奥地へと探検に向かったまま消息を絶ってしまう。そして世間では彼は死んだものとみなされるが、その半年後に彼の非常用ビーコンが作動したことを知った彼の妻のテスは、まだエメットが生存していることを信じ、息子のリンカーンや撮影クルーを率いてアマゾンへ向かうが、そこで彼らが目にしたものは…というプロット。 アマゾンを舞台にしてるので「アナコンダ」に雰囲気がにているかな。あとは「モンスターズ/地球外生命体」とか。コール博士がアマゾンで魔術を調査していたことが示唆され、彼を捜すクルーが直面するのもオカルト的な存在になるみた
海外テレビ番組 「TOUCH」鑑賞 「24」のキーファー・サザーランドが主演で「HEROES」のティム・クリングが原案の新シリーズ。俺どっちのシリーズもまっとうに観たことないんだよな。話題の俳優とクリエーターのタッグということでフォックスは結構プッシュしてるみたいですが。あとダニー・グローヴァーも出てるぞ。 元ジャーナリストのマーティンは911テロで妻を亡くし、1人息子のデビッドを育てながら職を転々とし、いまは空港の荷物係として働いていた。そのデビッドは自閉症の疑いがある奇妙な少年で、11歳になっても言葉をいっさい口にすることがなかったが、数字に対しては強い興味を示していた。実は彼は自然の摂理を見渡すことができる能力をもっており、物事の過去や現在はおろか未来さえも把握することができる少年だったのだ。そしてマーティンも息子の能力に気付きはじめ…というようなプロット。 デビッドの能力というか、世界のあらゆるものが何らかの目的でつながっているという自然の摂理の例として、第1話ではマーティンが空港で見つけた携帯電話がダブリンに渡って動画が撮影され、それがさらに日本のビッチな女子高生に渡り、さらにはイラクの少年のもとに届き、
海外テレビ番組 「SMASH」鑑賞 NBCが贈る年配者向け「GLEE」。プロデューサーにはスピルバーグも名を連ねている。 ニューヨークのブロードウェイでのミュージカルの裏側を描いたもので、ソングライターの二人がマリリン・モンローをテーマにしたミュージカルを作ることを思いつき、離婚調停中のプロデューサーのもとで才能はあるんだけど女たらしの演出家を雇い、マリリンによく似た女優を主演に起用しようかと思ってたら抜群の歌声を持った無名の女の子が現われて…といったストーリー。これに登場人物の私生活とか恋愛関係とかが絡んできて、ちょっと昼メロ的な展開になっていくみたい。 当然ながら歌って踊るナンバーがいろいろ出てくるんだが、ミュージカルを題材にした作品なのに躍動感が致命的に欠けているのはいかがなものかと。「GLEE」との比較が妥当なものかは分からないが、あちらは学校で蔑まれている生徒たちがステージの上で輝こうとする意欲がきちんと描かれ、高校生らしかぬ派手な踊りと演出が楽しかったのに対し、こっちはプロもしくはセミプロの人たちが「いつもの仕事」をしているという感じで、どうも話にフックがないんだよな。いちおうウェイトレスをしながらスタ
海外テレビ番組 「NAPOLEON DYNAMITE」(アニメ版)鑑賞 あの世にもヒドい邦題を持った2004年のカルト的人気を誇る映画をアニメ化したフォックスのTVシリーズ。こないだの「THE FIRM」もそうだけど、数年前の映画をTVシリーズ化するのに需要なんてあるのかね?しかもこの映画は収益をめぐってプロデューサーがフォックスを訴えてなかったっけ?まあハリウッドの常として「法廷の外で決着がついた。内容については口外しない。」ということになったんだろうけど。 「THE FIRM」に比べるとこちらは映画のオリジナルキャストがみんな揃って各キャラクターの声をあてていて、話の設定も映画版そのまんま。アイダホのど田舎における高校生の生活をのんべんだらりと描いてるんだが、映画版ではそのユルさで話が持っていたのに対し、TVシリーズだと毎回何かしらイベントが起きないといけないわけで、例えば第1話ではニキビの薬で凶暴化したナポレオンが格闘技のリングに立つことになるのですが、それって映画の設定とまったく異なるような。 ただし話の出来自体はそんなに悪くなくて、間抜けな家族が主役の典型的なフォックスのアニメ作品だと思えばそこそこ楽しめなくもないかな。日本刀を振り回す日本
海外テレビ番組 「THE FIRM」鑑賞 シドニー・ポラックの映画「ザ・ファーム 法律事務所」のTVシリーズ版。なぜ1993年の映画を今になってしTVシリーズにするのか?というのは誰もが疑問に思うところでしょうが、理由はよく分かりません。原作のジョン・グリシャムのファンがついてくることを期待してんのかな。主人公は当然ながらトム・クルーズではなくジョシュ・ルーカスが代わりに演じている。 映画版の10年後という設定らしいんだけど90分ある第1話は時系列がこんがらがってて、冒頭は主人公がワシントンで黒服の男たちから逃げているシーンで始まり、目の前でクライアントが自殺したかと思いきや話はその6週間後に移り、個人で法律事務所を開設してた主人公が少年の殺傷事件の弁護を任されるのと同時に怪しげな大手の事務所にスカウトされる光景が描かれ、そこからさらに10年前に話が戻って映画版のラストの結果により主人公がマフィアに命を狙われることになった顛末が紹介されている。 まあ10年前の話は今後あまり出てこないだろうけど、現在の場面と6週間前の話を両方クリフハンガーまがいの展開で終わらせてるあたり、両方の話をつじつま合わせて語っていくのは相当苦労す
海外テレビ番組 「JANE BY DESIGN」鑑賞 ABCファミリーの新作ドラマ。ABCファミリーの対象年齢層が自分と大きくかけ離れてることは承知してるのですが、第1話がよく無料提供されてるのでつい観てしまうのです。 高校生のジェーンは父親を早くに亡くし母親も失踪したという不遇な環境で育ち、幸せそうに着飾った同級生たちを見ては「私も幸せになりたいわぁ…」とため息をつくような女の子でした。そんな彼女はファッション業界に憧れてファッションデザイナーのスタジオへインターンの面接に行くのですが、ふとしたことで彼女は成人だと勘違いされ、トップ・デザイナーのグレイのアシスタントの職をオファーされます。お金が必要な彼女はこれを受け入れるのですが、グレイは人のことなど気にかけない鬼のような女性でした。それでもめげずに彼女は働くのですが…というような話。 設定はとても「プラダを着た悪魔」とか「アグリー・ベティ」とかに似てるんじゃないでしょうか。でもABCファミリーなのでどぎつい描写とかはなく、憧れの業界で頑張る女の子のごく普通な物語になっている。主人公の兄貴が無職のボンクラだいうのが個人的にはツボでしたな。 ジェーンを演じるエリカ・ダッシャーとい
海外テレビ番組 「HOUSE OF LIES」鑑賞 ドン・チードルやクリスティン・ベル、リチャード・シフなどいった結構いいキャストを揃えたショウタイムの新作ドラマ。ショウタイムは例によって第1話をポッドキャスト形式でiTunesストアで無料提供してるんだけど、卑猥な言葉をみんなカットしてるのでセリフの2割くらいが聞き取れなかったような。ストリップバーのシーンなんかもモザイク入りまくりで大変なことになってました。あと34分という謎めいた尺長は何だったんだろう。 チードルが演じるマーティ・カーンは敏腕な経営コンサルタントのチームのリーダーで、金と女が好きな彼らはアメリカ各地を飛び回り、見栄を張ったプレゼンを行い、あらゆる手段で大企業との契約を勝ち取ろうとしていた。しかしそこにライバル会社で働くマーティの元妻が絡んできて…というような話。 当然ながらコンサルティングとかプレゼンに関する難しい用語とかノウハウが出てくるわけだが、そんなときは画面が突然フリーズして、マーティンが第4の壁を破って視聴者に説明してくれるという親切な設定になっている。でもこれが逆にうっとうしくて、「俺ら難しいことやってるでしょ?ね?ね?」と言ってるような感じなんだ
海外テレビ番組 「SHERLOCK」シリーズ2開始 前シリーズから待つこと1年半、やっと来たよシリーズ2。 今回も90分×3本というミニシリーズ構成だが、ベースにしている原作が「ボヘミアの醜聞」「バスカヴィル家の犬」「最後の事件」というグレイテスト・ヒッツ的な大盤振舞い!この時点でこんなに有名な作品を使い切ってしまって大丈夫なんだろうか。そしてシリーズ3はやはり「空き屋の事件」で始まるのだろうか。 そういう心配は置いとくとして、第1話の冒頭ではシリーズ1のクリフハンガーが結構あっけなく片付いて、ホームズとワトソンはまた別の事件に巻き込まれていくことに。そして登場するのは当然ながらアイリーン・アドラーなわけだが、ホームズと同等の明晰さを持つ彼女とホームズ(およびマイクロフト)との二転三転する駆け引きが繰り広げられ、息もつかせぬ展開になっていて大変楽しめるぞ。彼らに比べるとワトソンは相変わらず損な役回りだけど、狂言廻し的な存在になって話にアクセントを加えてくれている。来年のいまごろはマーティン・フリーマンは「ホビット」のおかげで大スターになってるのかな。 前シリーズ同様にスマートフォンとテキストメッセージが事件の謎解きに大きく関わっ
海外テレビ番組 「Doctor Who: The Doctor, the Widow and the Wardrobe」鑑賞 今年のクリスマス・スペシャル。安心のモファット・クオリティですな。シーズン6はよく出来た話が多かったもののリバー・ソングとサイレンスに関する謎が煩雑になりすぎてスカっと楽しめるようなエピソードが少なかった気がするが、これは今までの話と(殆ど)関係がなくていい息抜きとなる話でありました。 舞台は1940年代のイギリス。トラブルに陥っていたドクターは、通りがかりの優しいママさんに助けられます。その3年後にママさんは戦争で夫を失って寡婦になり、2人の子供をつれて田舎に疎開してくるのですが、彼女たちを迎えたのは恩を忘れないドクターでした。彼はママさんたちの住む家を素晴らしく改修してあげるものの、子供たちに与えるつもりだったプレゼントの箱の中が他の惑星に通じていて…というようなプロット。 エピソード名が指すように「ナルニア国物語」を意識した作りになってるんだけど、後半からの展開は純然たるSF。もうちょっと前半のファンタジーっぽい雰囲気が続いても良かったかな。しかし普通のオバさんが巨大マシンを駆って子供たちを救出するなんて展開が楽しめる番組は「ドクター・フー」くらいのものでしょう。マット・ス