海外テレビ番組 「HELL ON WHEELS」鑑賞 最近ちょっとゴタゴタが続いたものの、相変わらず質の高い作品を放送しているAMCの新シリーズ。 舞台となるのは1865年のアメリカ。南北戦争が終わり奴隷だった黒人たちは解放され、西部のさらなる開拓に目が向けられるなか、大陸を横断する鉄道の建設が進められ、ユニオンパシフィック鉄道のトーマス・クラーク・デュラントは工事を牛耳って多額の富を手にしようと画策していた。その工事現場にやって来たカレン・ボハンノンは南軍の兵士だったが、最愛の妻を北軍の兵士に殺された過去を持ち、その兵士たちを探して復讐するために現場で働くことになる…というような話。これに元奴隷の黒人とか、測量技師の夫をインディアンに殺された女性とか、キリスト教の洗礼を受けて西洋文化に目覚めたインディアンの若者などが話に関わってくるみたい。 金もかかってるし作りも決して悪くはないんだけど、ウェスタンとしてはちょっと微妙な出来かもしれない。主人公のボハンノンが第一話ではあまり活躍しないし酒に潰れたりしててカッコ良くないのがその原因課と。周囲が一目置くくらいにやたら強く、復讐に燃える男というくらいの描写を見せてくれないと。全体的にどう
海外テレビ番組 「THE EXES」鑑賞 去年の「HOT IN CLEVELAND」みたいに、レトロな感じのシットコムを製作しているケーブル局「TV LAND」の新作シリーズ。 妻と離婚して家を出たばかりのスチュアートは、弁護士のホリーの紹介で、彼と同様に離婚を経験した男性2人とアパートをシェアすることになる。彼と一緒に住むのはプレイボーイのフィルと内気なオタクのハスケルという性格が正反対の2人で、彼らは几帳面なスチュアートを疎ましく感じていたものの、反対側の部屋に住むホリーの助けもあって3人のあいだには奇妙な友情が生まれるのでした…というような話。 男性3人のドタバタ話、というのはそのまんま「HOT IN CLEVELAND」の裏返しになるのかな。有名どころの役者だと「Scrubs」のドナルド・フェイゾンが出ているぞ。まあ「フレンズ」あたりをベースにしたシットコムで目新しいところは全くないんだけど、逆になんか懐かしい気分で安心して観られるような感じ。これが地上波ネットワークの新作だったならばその凡庸さに文句言いたくなるところですが、TV LANDの作品なので大目に見たくなるわな。こないだの「Last Man Stand
海外テレビ番組 「Life's Too Short」鑑賞 「THE OFFICE」と「EXTRAS」のリッキー・ジャヴェイスとスティーブン・マーチャントのコンビによるBBCの新シットコム。 「ウィロー」や「ハリー・ポッター」シリーズなどで知られる小人症の俳優ワーウィック・ディヴィスを主人公にした疑似ドキュメンタリー風の作品で、ディヴィスが演じるのはフィクション化された彼自身。 番組内での彼は仕事にありつけず、妻とは離婚の協議中というサエない状態で、無能な会計士のおかげで莫大な税金を払うことになって頭を抱えている始末。仕方なしに彼は仕事を求めて旧知のジャヴィエイスとマーチャントのところに赴くのだが、あまり歓迎されず…というようなプロット。 気まずいシチュエーションが連発される展開と、奇怪にデフォルメされたセレブリティたちが本人を演じる内容は「EXTRAS」そのまんま。あの番組の続編といってもいいくらい。主人公が主人公なので身長に関する際どいジョークがたくさん出てくるぞ。 個人的には「EXTRAS」や「Curb Your Enthusiasm」みたいな、主人公が遭遇する気まずいシチュエーションを笑うタイプのコメディってあまり好きではないん
海外テレビ番組 「ALLEN GREGORY」鑑賞 「マネーボール」などで今をときめくジョナ・ヒルが原案と声優を担当するフォックスの新作アニメ。 金持ちでゲイの父親を持つアレン・グレゴリーは7歳なのに寿司やワインをたしなむマセた少年で、父親のパートナーにホームスクーリングを受けていたものの、彼が仕事を持つことになったために民間の学校に通わされることとなる。しかし当然ながら一般的な子供たちのあいだでアレン・グレゴリーの言動は浮きまくり、彼はさっそく学校のジョックたちの標的にされ…というようなプロット。他にもカンボジアからの養子であるアレン・グレゴリーの妹(姉?)とか、黒人の召使いなどのキャラクターも出てくるぞ。 第1話が本国ではまんべんなく酷評されていたので身構えて観たのだが、そこまで悪くはなかった。面白いかというとそんなことはなくて普通にツマらないんだけど、気分を害するような内容ではないというか。主人公がオバハンの校長先生に恋をする展開はちょっとオエッという感じでしたが。マセた子供の話、という点ではむかしMTVでやってた「ダリア」に似てるかな。あとはいまいち方向性が分からないアニメという点では短命に終わった「SIT DOWN, S
海外テレビ番組 「GRIMM」鑑賞 こないだの「ONCE UPON A TIME」に続いて絶妙なタイミングで始まった、「FABLES」ライクなNBCの新作ドラマ。 舞台となるのはオレゴン州のポートランド。ニックは恋人との婚約を控えた刑事だったが、目の前で女性が怪物に変身するという光景を目撃する。そして彼は末期がんに侵された叔母より、この世には太古の昔より人知を超えた「ブルートバッド」と呼ばれる怪物たちが棲みついていて、グリム兄弟の童話に書かれた魔物たちが実在すること、そしてニックは彼らから人類を守ってきた「グリム」の一族の末裔であることを知らされる。そして赤いフード付きのジャケットを着た女性が誘拐される事件が連続して発生し、事件を調査するニックは犯人がブルートバッドではないかと察するのだが…というのが第1話のプロット。 「ONCE UPON A TIME」に比べるとおとぎ話の設定があまりストーリーに組み込まれてなくて、別にグリム童話の怪物じゃなくてもエイリアンでも何でも良かったんじゃね?といった感じ。90年代に「Xファイル」のあとにわんさか出てきた「超常現象&刑事もの」の番組と同系列の作品か。刑事ものとしても、被害
海外テレビ番組 「HART OF DIXIE」鑑賞 The CWの新作ドラマ。いわゆる「都会の人が田舎に行って四苦八苦するものの、次第に周囲と打ち解けていく」というジャンルの作品。 ニューヨークの若き女医であるゾーイ・ハートは医学校を首席で卒業した優等生で、心臓病の医者になることが夢だったものの、患者に親密に接することができないという理由で上司にその夢を断たれてしまう。失望したゾーイは数年前に彼女の卒業スピーチを聞いて感動したという老人のオファーを受け、アラバマの小さな町の病院で働くことになる。しかし彼女がその町に着いたときには老人は既に亡くなっており、彼の遺言で病院の半分の所有権がゾーイに譲られていたことを彼女は知る。こうして彼女はニューヨークとは異なる田舎の慣習に驚かされながらも、町の人たちの面倒を見るようになり、ある秘密を知ることになるのだった…というプロット。 アイシャドーが濃い主人公のゾーイを演じるのはレイチェル・ビルソン…って誰だっけ。彼女と病院を共同で運営する医師の役でティム・マシスンが出てるけどレギュラーでなくゲスト扱いみたい。都会のキャリアウーマンが夢破れて田舎に行き、そこでカルチャーギャップに驚くという展開はど
海外テレビ番組 「ONCE UPON A TIME」鑑賞 なぜかimdbで第1話が先行公開されていたABCの新作ドラマ。 おとぎの国では白雪姫を王子様が無事に生き返らせ、2人はめでたく結婚することになったものの、結婚式の途中に悪い王妃が現われ、いずれ災いが起きることを伝えて去っていく。そして2人のあいだに子供が生まれたとき、王妃が2人の城に攻めてきたことから白雪姫は魔法の扉を使って赤ん坊を「我々の世界」へと送り出す。それを知った王妃はおとぎの国自体を「我々の世界」へ持ち運ぼうとするが…。それから28年後、保釈金の取り立て屋をしているエマという女性のところに10歳の少年が訪れてくる。彼はエマがむかし養子に出した実の息子だというのだ。そして彼といっしょにストーリーブルックという小さな町に行くエマだったが、その町ではおとぎの国からやってきた住人たちが人間の姿を借りて暮らしていたのだ。さらに実はエマこそが白雪姫と王子の娘であり、彼女が町にやってきたことで「最後の戦い」への歯車がまわりはじめる…というようなプロット。 ちょっと解説が長くなったけど、分かるかな?ようするにおとぎの国のキャラクターたちが我々の世界に隠れて住んでいるということだよ。これ
海外テレビ番組 「HOLY FLYING CIRCUS」鑑賞 「キリストの生涯を茶化している」という理由から世界各地で上映禁止となった、モンティ・パイソンの映画「ライフ・オブ・ブライアン」にまつわる騒動の裏話を描いたBBC4のTVムービー。 パイソンズの面々を他の役者が演じているということで前から話題になっていた番組だが、内容はかなりおふざけが入ったものになっており、マイケル・ペイリンの奥さんは女装したテリー・ジョーンズだし、ジョン・クリーズもカメラに向かって「僕はクリーズ本人よりも(「フォルティー・タワーズ」の)バジル・フォルティーに近いキャラクターです」なんて自己紹介する始末。ちなみに上の写真を見ても分かるようにキャストは本物たちによく似ていて、テリー・ジョーンズだけは似てないかと思ったけど女装したらよく似ていたよ。 ストーリーも内輪ネタというかメタなジョークが満載で、登場人物がテリー・ギリアム風のアニメになったり人形になってライトセーバーで闘ったり、歴史検証に間違いがあることに気付いた(架空の)視聴者がBBC4にクレームを入れたりとやりたい放題。ただしこうしたナンセンスさが全て成功しているとは言い難くて、特にパイソンズを陥れようとする
海外テレビ番組 「PRIME SUSPECT」鑑賞 ヘレン・ミレンが主演したイギリスの刑事ドラマ「第一容疑者」のリメークで、主演はマリア・ベロ。彼女の上司としてエイダン・クインも出ている。 ニューヨーク市警の殺人課に配属されてきたジェーン・ティモニーは非常にタフで腕利きの警部だったが、周りの男性警官たちは女性が警部であることが気に入らず、露骨に彼女を蔑む始末。おまけに警部の1人が心臓発作で急死し、ジェーンがその後を継ぐことになったことで周囲は彼女を殆ど敵視するまでになってしまう。それでもジェーンは逆境にめげず、殺人事件の第一容疑者を捜すことに毎日奔走するのだった…というようなストーリー。 実はイギリスのオリジナル版を観たことがありませんでして、あっちと比べてどうなのかはよく分かりませんが、女性だからといって差別されながらも自己流の捜査で犯人を挙げていく主人公の姿はなかなかカッコいい。マリア・ベロはこうした役には最適かと。夜になるとメゲて恋人に泣きついたりしているけどね。しかし実際の警察があんなに差別的だったら嫌だなあ。 最初からレイプされて惨殺された被害者が出てくるなど、犯罪の描写とかは結構キツくて、気軽に観られる刑事ドラマとい
海外テレビ番組 「LAST MAN STANDING」鑑賞 ティム・アレン主演のABCの新シットコム。「ティム・アレンが帰ってきた!」なんて上の写真には書いてあるけど、要するに90年代の人気シットコム「Home Improvement」の成功後に「トイ・ストーリー」とか「ギャラクシー・クエスト」のような優れた映画に出演したものの、その後が続かなくて結局シットコムに戻ってきたんだなあ、という感が否めない。 話の設定も「Home Improvement」に似ていて、ティム・アレンが演じるのは3人の娘たちのパパ。アウトドアグッズのメーカーに勤める彼は男らしいタフな生活を送りたいと思うものの、家では娘たちと妻という4人の女性に囲まれて、男としての威厳を保つのに苦労する…というようなもの。主人公の上司役をヘクター・エリゾンドが演じてるが、「シカゴ・ホープ」のイメージが強いのでコメディがなんか似合わないような? まあ内容は非常に典型的なマルチカメラのシットコムといった感じで、気の抜けたパパさんに対して頭の回転の早いティーンがシャレた文句を言うたんびにラフトラックが過剰気味に入る展開がずっと続いてく。ここまで典型的なシットコムはむしろ最近珍しいかも。主
海外テレビ番組 「テラ・ノヴァ」鑑賞 鳴り物入りで始まったフォックスのSFドラマ。世間的には「スティーブン・スピルバーグ製作のドラマ」として宣伝されてるけど、実際のショウランナーは「スター・トレックをダメにした男」ことブラノン・ブラガであることにご留意。主演はアメリカ版「ライフ・オン・マーズ」のジェイソン・オマラで、他には「アバター」のスティーヴン・ラングが「アバター」そのまんまのタフなリーダー役で出演している。 2149年の地球は人口増加による環境汚染により人がまっとうに住める星ではなくなっており、食料が足りず出産制限が設けられる状態であった。そんななか8500万年前の白亜紀の時代に通じるタイムポータルが発見され、人類は生存の望みをかけて白亜紀への移住を行い、新たな地球である『テラ・ノヴァ』の設立を計画する。そして元警官で3人目の子供を持ったために投獄されていたジムは、妻で医師のエリザベスがテラ・ノヴァへの移住者に選ばれたことから監獄を脱走し、家族とともに8500年前の地球へと向かうが、そこは恐竜たちが跋扈する、さまざまな危険に満ちた世界だった…というようなストーリー。 普通に考えればタイムポータルで19世紀くらい
海外テレビ番組 「HOMELAND」鑑賞 ショウタイムの新作ドラマ。イスラエルの番組をもとにしたものらしい。 イラクで単独行動をしていたCIAのエージェントのキャリーは、アメリカ軍の捕虜がアルカイダによって「転向」させられたとの話を情報提供者から聞く。それから10ヶ月後、アルカイダによって8年ものあいだ捕虜になっていたブロディ軍曹がアメリカ軍によって発見・救出される。彼こそが転向した捕虜ではないかと直感したキャリーは上司にそのことを伝えるものの、ブロディを英雄とみなす上司たちはそれに耳を貸さなかった。仕方なくキャリーは昔の恩師に協力を頼み、ブロディの家に盗聴器を仕掛けて彼の調査にあたり、アメリカ本土へのテロを防ごうとするのだが…というようなプロット。 キャリーを演じるのはHBOの「TEMPLE GRANDIN」で突如として演技派となった感のあるクレア・デインズで、ブロディ軍曹を演じるのは「Life 真実へのパズル」のダミアン・ルイス。ちょっと豪華なキャストですね。 「ブロディは果たして転向したのか?」というのがストーリー上の大きな謎になっているわけだが、第1話から彼が怪しげな暗号を送ってるらしいことが描かれるなど非常に
海外テレビ番組 「PAN AM」鑑賞 NBCの「PLAYBOY CLUB」と並ぶ、「マッドメン」ライクな60年代テイスト満載のABCの新作ドラマ。 かつては皆の憧れの職業であったパンアメリカン航空のスチュワーデスたちを主人公に、彼女たちの恋愛模様や人間関係などを描いた内容になっていて、当時の政治状況とかウーマンリブ運動とかも盛り込まれている。さらに海外へ当時自由に行き来できるのは彼女たちだけだったということで、冷戦のスパイ活動に彼女たちが雇われるというサスペンス的展開もあるんだけど、本当にそんなことあったのかね?キューバ危機で政府に依頼されて米国人を救出するなんてシーンもあったりして、いろいろてんこ盛りなのはいいが逆にどういう話にしたいのかがどうも分からんな。 パンナム機の内部は殆どスイート状態でとてもゆったりしていて、シャンパンも飲み放題のようで、毎度エコノミークラスでまずいメシを食っている俺のような者から見ると羨ましい限り。スチュワーデスのおねえさんたちも美人揃いですが、これって単に60年代を美化してるだけかもしれんよな。例によって黒人とかは全然出てこないし。そんな派手なことやってるから2001年を待たずに会社が
海外テレビ番組 「UP ALL NIGHT」鑑賞 NBCの新作シットコム。キャストはクリスティナ・アップルゲイトにマヤ・ルドルフにウィル・アーネットとやけに豪華だったりする。 アップルゲイトとアーネットが赤ん坊が生まれたばかりの夫婦を演じていて、育児に手一杯の彼らの生活に、アップルゲイトの上司でオプラ・ウインフリーみたいなテレビ番組のホストを勤めるマヤ・ルドルフが割り込んでくる…といった内容。育児を中心にしたシットコムというとフォックスの「RAISING HOPE」があるけど、あれよりは当然もっとホワイトカラーな感じになっている。 かわいい赤ちゃんを前面に出した能天気なコメディかと思ったら、大人の生活を中心に描いたものになっていて、ラフトラックなどもなし。カメラが揺れすぎるのが気になったけどね。ウィル・アーネットって力でゴリ押しするようなタイプのコメディアンという印象が強いけど、たまに見せる不安そうな表情が俺は結構好きで、そういう意味ではこの番組に似合ってるかもしれない。育児コメディってのがどれだけ長続きするのかよく分かりませんが、アメリカでの評判は上々なのでフルシーズンは製作されるんじゃないかな。 個人的には甥っ子とか友人た
海外テレビ番組 「THE SECRET CIRCLE」 「スクリーム」とか「ドーソンズ・クリーク」とか「ヴァンパイア・ダイアリーズ」とか、田舎の白人のティーンの話ばっかり書いているケヴィン・ウィリアムソンが手がけた、新たな田舎の白人のティーンのドラマ。ここまで似たような作品ばかり手がけてる人も珍しいよな。デビッド・E・ケリーだってもうちょっと幅のある作品を手がけてるだろうに。例によってヤングアダルト小説が原作で、当然ながら放送局はThe CW。「ヴァンパイア・ダイアリーズ」と束にして売り出すようです。 カリフォルニアに母親と住んでいた少女キャシーは、母親が不審な事故死を遂げたことから祖母の暮らすチャンス・ハーバーという小さな港町に引っ越してくる。そこでも車が突然燃えだすなど不思議な現象に見舞われた彼女は、高校の同級生たちから、自分がそこの土地に昔から伝わる6つの魔女の家系の一員であり、彼女がやって来たことで6つの家系の「サークル」が完璧になり、彼らは強大な力を手に入れられるのだと伝えられる。しかしその力を利用しようとする陰謀が裏では動いていて…といようなプロット。 清純な主人公、ビッチな同級生、おとなしい親友、シャツをはだけたイケメン
海外テレビ番組 「CHARLIE'S ANGELS」鑑賞 言わずと知れた「チャーリーズ・エンジェル」のリメークだよ。最近は1シーズンに1つか2つはリメーク番組が作られてるような気がする。 コンセプトはオリジナルと同じで、エンジェルと呼ばれる3人の女性たちが、顔を見せないチャーリーという雇い主から指示を与えられ、彼女たちをサポートするボスレーという男性とともに悪人たちをやっつけていく…というようなもの。冒頭からエンジェルの1人がやられて、その妹分が代わりに加入するというヒネリはありますが。 オリジナルだとエンジェルたちは元警官だったはずだが、こちらでは元犯罪者たちという設定。また劇場版と同様にドリュー・バリモアがプロデューサーに名を連ねているものの、エンジェルたちは銃を携行しているみたい。劇場版の「エンジェルたちは銃を使わない」という設定は個人的に好きだったんだけどな。 「ヤング・スーパーマン」のスタッフが大きく関わっているのだけど、あの番組と同様に出来はけっこう薄っぺらで、おねーちゃんたちのコスプレやきれいな夜景、あまり特徴のないアクションシーンを観てるうちに1話が終わってる、といった感じ。第1話のアメリカでの評判は散々だったらしく、
海外テレビ番組 「FREE AGENTS」鑑賞 NBCの新作シットコム。例によってイギリスの同名作品のリメークらしいですが、オリジナルは未見。 オレゴンのPR会社に勤めるアレックスは妻と離婚の調停中の男性だったが、職場の同僚で婚約者を1年前に亡くしたヘレンと一夜の関係を持ってしまう。これがもとでヘレンに恋心を抱くアレックスだったが、ヘレンはさほど熱心にはならず、職場の同僚たちから隠れながらの、ふたりの友達以上恋人未満の関係が始まるのでした…というようなプロット。 アレックスを演じるのは「HUFF〜ドクターは中年症候群」のハンク・アザリア。基本的にコメディ畑の人だけど、どことなくいつも潤んでる目のおかげでこういうさえない中年男性の役が似合うんだよなあ。ヘレンを演じるのはキャスリン・ハーン…って「クロッシング・ジョーダン」に出てた人か。他のキャストも結構豪華で、「デイリーショー」のアル・マドリガルや「宇宙人ポール」のジョー・ロー・トゥルリオが名を連ねてるほか、「バフィー」のアンソニー・スチュワート・ヘッドがオリジナルと同じ役で出演している。 アレックスもヘレンも過去が忘れられず心に傷をもった人たちとして描かれていて、コメディなが
海外テレビ番組 「NEW GIRL」鑑賞 俺の嫁ことズーイー・デシャネルが主演するフォックスの新シットコム。上の写真はちょっとブスすぎると思う。 主人公のジェシカはボーイフレンドが浮気したことで彼と別れ、新しい住居を探してニックとシュミットとコーチという3人の男性とルームシェアをすることに。不思議ちゃんなキャラの彼女に最初は困惑する男3人だったが、やがて彼女の恋愛の手助けをすることに…というようなストーリー。第1話を観た限りではどんなシットコムにしたいのかいまいちよく分からんな。 女の子とヘテロの男3人が一つ屋根の下で暮らすとなれば、女の子が男たちにあんなことされたりこんなことされたりする展開を当然期待してしまうのですが、もちろんそんなことをされるような展開はなくて、女性が少ない「フレンズ」といった感じのバディ・コメディになっている。ズーイー・デシャネルのキャラは可愛いし個性的でいいんだけど、それ以外は凡庸なシットコムといった感じかな。 あとコーチ役は昨年「HAPPY ENDINGS」に出ていたデイモン・ウェイアンズ・ジュニアが演じていて、じゃああっちのシリーズは打ち切られたのか…と思いきや突然存続が決まったらしく、ウ
海外テレビ番組 「The Lying Game」鑑賞 ABCファミリーの新作ドラマ。例によって原作がヤングアダルトノベルで、しかも「Pretty Little Liars」と同じ作者…って他にネタは無いのかよ! ラスベガスのホワイトトラッシュな家庭に育ったエマは、実は自分が養子で、しかもサットンという生き別れになった双子の姉(妹?)がいることを最近知る。養母とその息子の仕打ちに耐えられなくなった彼女は家出をしてサットンに会いにいくと、ちょうどサットンは彼女たちの実の親を探しにLAへ出かけようとしていた。そこでサットンはエマに、数日のあいだ自分の身代わりとなって暮らしてほしいと伝えてLAへと向かう。こうしてサットンとして暮らすことになったエマだが、自分の境遇とは違ってサットンの育った家はとても裕福なことに複雑な感情を抱く。そしてサットンの養父母や友達にウソをつきながらどうにか数日を過ごしたエマだったが、待ち合わせの時間になってもサットンは戻ってこらず、さらにエマの周辺でも謎めいた事件が起き始める…というようなプロット。 この「自分より恵まれた双子の姉にとって代わる妹」ってコンセプトは、この秋にサラ・ミシェル・ゲラー主演で始まる「RIN
海外テレビ番組 「THE ANTICS ROADSHOW」鑑賞 「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」が日本でもヒットしているバンクシーが共同監督した、イギリスはチャンネル4の1時間番組。題名はいわずもがな「Antiques Roadshow」のもじりだね。 冒頭から先日のロンドンでの暴動のシーンが映し出されてドキッとするが、すぐに女優のキャシー・バークによるナレーションで「こないだロンドンじゃ路上で略奪が起きたけど、ほんの数週間前まではね、もっとましな方法で体制に反抗した人たちがストリートにはいたのよ」なんて言葉がかけられ、古今東西のイタズラ人間たちの行為が紹介されていく内容になっている。 パックマンのコスプレをしてスーパーマーケットを爆走するフランス人から始まり、元KGBの本部の近くの跳ね橋に巨大なチンコの絵を描いたロシア人や、航空基地に忍び込んで戦闘機をトンカチで破壊した女性活動家たち、有名人へのパイ投げを行うベルギー人といった人たちの行為が紹介され、最後に登場するのは我らがイエスメン!紹介される人たちがみんな反体制的なモチベーションやアート指向を持っているわけではなく、純粋なプランクスターみたいな人も登場するけどね。あと美術館で転
海外テレビ番組 「Friends With Benefits」鑑賞 NBCの新作ドラマ。ジャスティン・ティンバーレイクとミラ・キュニス主演の同名の映画とは関係なし。 この「Friends With Benefits」ってフレーズ最近よく目にすると思ったら、要するにセックスフレンドのことなのね。よってこの番組もそんなカップルが主人公なわけですが、冒頭からゲイリー・グリッターの「Rock'n Roll Part 2」をかけながらセックスをしてるシーンでドン引き。もっとマシな選曲はできなかったものかね(グリッターは児童ポルノの所持で逮捕された)。もちろんこのカップルは「Friends With Benefits」なので、スッキリした後は「ねえ、誰かいい恋人見つかった?」なんてお互いに聞いたりする始末。それから彼らの友人たちが登場して、みんな恋人探しを頑張るんだけどあまりうまくいかなくて、結局冒頭に出てきたカップルはお互いを慰め、じゃあ一発やりましょうかと部屋に向かうわけだが、これ何か違うよなあ。 こういうテーマの番組を作るなら、登場人物が色情狂だらけのお色気コメディにしてしまうか、真の恋人を見つけられない男女のペーソスをきちんと含めるべきだと思うんだが
海外テレビ番組 「Whisker Wars」鑑賞 宣伝を見てなぜか衝撃を受けたIFCの新リアリティ・シリーズ。 俺はまったく知りませんでしたが世界中の男性がヒゲの見事さを競い合う大会がこの世にはあるそうで、そこではドイツが長年にわたって圧倒的な強さを見せつけていた(何となく想像できるね)わけだが、それに対して「アメリカはヒゲでも世界一になる!」と意気込む男たちの姿を追った番組になっている。 自慢のヒゲを宣伝して金儲けを企む男性や、彼をライバル視するテキサスのヒゲ男たち、森の奥に棲むノルウェイ出身のヒゲ男、不慮の事故によりヒゲの3分の1を失ったものの見事復活をとげた伝説のドイツ人選手(写真下)など、いろんな人が出てきてなかなか面白いぞ。いつもはヒゲをなびかせてビール飲んでるような連中が、選手権の前にはヒゲにカーラーをつけてヘアスプレーかけてる姿はお茶目なものがありますね。 ヒゲの選手権は口ヒゲ・あごヒゲ(部分およびフル)・フリースタイルといった部門に分けられ、長さや質感、色などによって評価されるらしいですが、どんな基準があるのか俺にはさっぱり分かりません。あとやはりアメリカ人って飾り付けとかが野暮なんだよな。衣装も含めてヨーロ
海外テレビ番組 「Against the Wall 」鑑賞 女性向けネットワークであるLifetimeの新作ドラマ。 父親と3人の兄が警官という家庭で育ったアビーは、自分もシカゴ警察に入って訓練を受けるものの、刑事になりたかった彼女にとって空いている部署は内部調査部門だけだったため、仕方なく彼女はそこの刑事となる。警官の不正を調査する内部調査部門は他の部署の警官たちに蛇蝎のごとく嫌われており、当然ながらアビーも父親や兄たちから冷たい目で見られることになってしまうが、それでも彼女は自分の仕事を頑張ろうとするのだった…というようなストーリー。 内部調査部門の刑事を主人公にした点は目新しいと思うけどね、犯罪者でなく警官を調査するプロットというのはどこまで長続きするものなんだろう。おまけに主人公が仕方なしにこの部門に来たことが強調されていて、同僚に「あなたここで経験積んだらすぐ異動するんでしょ」と言われてもろくに反論できないでやんの。どうも主人公のやる気が感じられないんだよな。というか刑事ドラマよりも家族ドラマに重きを置いていくのかな? 主人公のアビーを演じるのはレイチェル・カーパニとかいうオーストラリア人俳優。知らんなあ。それなりに可愛いけど
海外テレビ番組 「THE HOUR」鑑賞 BBCの新しい(ミニ・)シリーズ。全6話。 1956年のテレビ業界(要するにBBC)を舞台にしたサスペンスで、主役となるのは野心家の若きジャーナリストのフレディ。既存のニュース番組の形式に不満を抱いていた彼は、相棒の女性プロデューサーとともにより時代のニーズにマッチしたニュース番組「THE HOUR」を立ち上げ、同じく野心家で女好きのニュースキャスターが起用される。しかしその裏では大学教授が何者かに暗殺され、政府の機関が調査にあたるという事件が起きていた。そしてその事件について何かを知っていた上流階級の女性がフレディの友人であったことから、フレディは大きな陰謀に巻き込まれていく…というようなプロット。 主人公のフレディを演じるのはベン・ウィショー。誰だっけ。「パフューム ある人殺しの物語」の人なのね。狡猾そうなニュースキャスターを演じるのは「ザ・ワイヤー」のマクノルティことドミニク・ウエスト。彼がイギリスのドラマに出てるのって初めて観たな。彼らと三角関係になるプロデューサーをロモーラ・ガライという女優が演じてるのだけど、若い頃のシェリー・ストリングフィールドに瓜二つ。あと「トーチ
海外テレビ番組 「NTSF:SD:SUV::」鑑賞 「ナショナル・テロリズム・ストライク・フォース:サンディエゴ:スポーツ・ユーティリティー・ビークル」の略だとさ。アダルトスイムの新番組で、要するに「CSI:NY」「NCIS:LA」といったアルファベットをたくさんつかった刑事ドラマのパロディとなっている。医療ドラマのパロディやってる「CHILDRENS HOSPITAL」に似た趣旨の番組かと。 サンディエゴを舞台にして間抜けな特殊チームが事件を解決していく内容で、主演はMTVの「ヒューマン・ジャイアント」とかに出てたポール・シアー(ヅラつき)。チームの隊長を演じるのはジェインウェイ艦長ことケイト・マルグルーで、ほかにもレベッカ・ローミンとかJ・K・シモンズとか、やけに豪華なキャストが揃ってたな。 まあ15分の番組だからストーリーらしきものはあまりなくて、ひたすらバカな展開が続いていく感じ。サングラスを外してばかりの主人公は明らかに「CSI:マイアミ」のデビッド・カルーソのパロディですね。屋外ロケが多いので「CHILDRENS」より金かかってるのかな。まあ何も考えずに酒でも飲みながら観るぶんには問題ない作品かと。 しかしケイト・マ