海外テレビ番組 「The Day of the Triffids」鑑賞 怪物パニック小説のパイオニアであるジョン・ウィンダムの傑作小説を、BBCが3時間の2部編成ドラマとして再映像化したもの。有名な小説だから話はみんな知ってるよね?知らない?舞台は近未来で、毒の鞭をもち移動もできるトリフィドという肉食植物から人類は良質の油を摂取することに成功し、ガソリンの代わりになるということでトリフィドを農場で育てるようになっていた。そしてある日、非常に大規模な流星群が見られることになり、世界中の人々は夜空を見上げる。しかし原因不明の現象により、流星群を見た人々はすべて盲目になってしまっていた。こうして人類が築き上げた文明は一夜にして崩壊する。さらに悪いことに、農場を脱出したトリフィドたちが人々を襲い始めるのだった…という物語。 今回の映像化も基本的には小説のプロットをなぞっているものの、人々が目撃するのが流星群でなく太陽のフレアの放射だったり、登場人物の設定などにいろいろ変更が加えられている。皆が盲目になったからってロンドンが核戦争後の世界のごとき姿になるのはどうかと思うが(ビッグ・ベンが吹き飛んでいるのはご愛嬌)、「28日後」を彷彿させるパニックの描写はなかなか面白
海外テレビ番組 ドクター・フー「THE END OF TIME」パート1鑑賞 10代目ドクターの最終エピソードの前半。シリーズ3の最後で死んだかと思われた「マスター」が復活した。ウードたちから彼の復活を知らされたドクターは地球へと急行する。そのころ地球ではドナ・ノーブルの祖父が悪夢に悩まされていた。さらに彼は奇妙な伝言を伝える女性の幻覚を見るようになる。そして地球に戻ったドクターはマスターと対面し、復活時の事故により正気を失った彼を助けようとする。しかしマスターの能力に目を付けた大富豪によってマスターは拉致されてしまう。だがそれら全てはマスターの仕組んだ巧妙な罠だった。大富豪の所有する地球外の装置を使って恐ろしい計画を実行し、ドクターを絶句させるマスター。だがその裏では、マスターでさえも察知できなかった勢力が復活し「時の終わり」をもたらそうとしていた…というのが大まかなプロット。 まあどうしても前半ということで思わせぶりな謎が出るだけ出てきて何も解決されないんだが、それでもジョン・シム演じるマスターが再登場したのは嬉しい限り。今回は頭のネジがちょっと緩んだキャラクターになっているので、前回のような冷徹で頭脳明晰なイメージはないけどね。また全体的に話がとてもシリア
海外テレビ番組 「The Increasingly Poor Decisions of Todd Margaret」鑑賞 デビッド・クロスにウィル・アーネットというアメリカの有名コメディアンを使って、なぜかイギリスのチャンネル4が製作したコメディ番組のパイロット。加えてスパイク・ジョーンズや「Being Human」の狼男君が出てたり、ほんの一瞬だけクリステン・シャールが登場したりと出演者がやたら豪華なのは何なんだろう。ライターはクロスと「Extras」のショーン・パイ。 デビッド・クロス演じるトッド・マーガレットは内気でサエないサラリーマンだったが、自己啓発のCDを聴いて威勢のいい言葉を発していたのをたまたま上司に聞かれて度胸のある人物だと勘違いされ、高給に釣られてエネルギードリンクを売る業務に就くためイギリスへとやってくる。しかし彼の荷物は不審物と間違えられて爆弾処理班に爆破され、さらに彼を待ち受けていたのはズボラな職員が一人だけいるカラっぽのオフィスと、不味すぎて売れそうにないエネルギードリンクの山だった。どうにかこれを販売しようとトッドは街に出るものの、さらなる不運に見舞われることになる…というのが大まかなプロット。 異国で災難に遭うサラリーマン、というコンセプト自体は目新しくないものの、エネルギ
海外テレビ番組 「CAPRICA」鑑賞 「バトルスター・ギャラクティカ」のプリクエルとなるTVシリーズ(来年放送開始)のパイロット・ムービー。「ギャラクティカ」の出来事から約60年前の時代を舞台に、サイロンがいかに自我を持ち、人類に対する脅威になっていったかが語られる作品になっている。 12の植民惑星に暮らす人類は繁栄していたが、その一方で植民惑星同士の関係は緊迫したものとなり、一神教を信じる過激派が暗躍するようになっていた。そしてその過激派によるテロで家族を失った男が2人いた。1人はロボット工学の天才であるダニエル・グレイストーン、もう1人はウィリアム・アダマの父ジョセフ・アダマである。テロにより娘を失ったダニエルは、娘が仮想現実の空間に彼女の人格をコピーしていたことを知り、開発中の戦闘ロボットにその人格を移そうと試みるが失敗。しかしそのロボットは抜群の戦闘能力を持ち、ダニエルはそれを「サイロン」と名付ける。そしてそのサイロンのなかでは、移送できなかったかと思われたダニエルの娘の自我が目覚めようとしていた…というのが大まかなあらすじ。 全体的に「ギャラクティカ」と比べると非常に地味で派手な戦闘シーンなどはなく、人間とロボッ
海外テレビ番組 「Outer Space Astronauts」鑑賞 Sci-Fi改めSyfyチャンネルの新番組。上の写真のように生身の人間の顔にCGの胴体がくっついているという趣向のアニメで、グータラな船長の率いる宇宙船のクルーがさまざまなドタバタに巻き込まれて…というコメディなんだけど、ものすごくツマらない…ギャグは最初から最後までお寒い限りだし、CGはショボいし、登場人物は無駄に多いし、観ていてクスリと笑うこともできないような代物だった。 これがウェブ用の番組とかだったらまだ許せたかもしれないが、ケーブル・チャンネルの30分枠で流すようなものじゃないよ。「バトルスター・ギャラクティカ」と同じチャンネルの番組とは思えないですね。変なCGに金をかけるんだったら、段ボールの宇宙船とかアルミホイルの宇宙服とか使ったほうがまだ趣きは出るんじゃないのかなあ。 アメリカでも酷評されてるようなのですぐに打ち切られるだろうけど、「スリー・キングス」のデビッド・O・ラッセルがプロデューサーに名を連ねてるのが謎ではある。あの人相変わらず訳わかんないことやってんな。
海外テレビ番組 「SONS OF ANARCHY」鑑賞 いろいろ海外ドラマを見ているつもりでも、いかんせん数が多いために1度も観たことがない作品は多々ありまして、特にケーブル・ネットワークの作品がそうなんだけど、FXでやってる「SONS OF ANARCHY」というシリーズの評判が良いのでとりあえず第1話を観てみたのです(本国では現在シーズン2が放送中)。 これはカリフォルニア北部の町を拠点とするバイカー・ギャング「サンズ・オブ・アナーキー」たちの姿を描いたもので、武器の密輸などに手を染めて暮らしている彼らは、メキシコ系のギャングたちや町に覚醒剤を流行らせようとする白人至上主義者たちの脅威から町を守り、自分たちのライフスタイルを貫こうとしていた。しかしギャングのリーダーの義理の息子であるジャックスは、自分の子供が生まれたことや、ギャングの創始者だった実の父親の手記を発見したことなどから、ギャングとしての生き方に疑問を抱くようになる…というのが大まかなプロット。 あっちのバイカー・ギャングって日本の暴走族なんかよりももっと組織力が強くて、むしろ日本の暴力団のようなネットワークを持ってたりするわけだが、このサンズ・オブ・アナーキーも全国に組織が
海外テレビ番組 「THE PRISONER」鑑賞 「マッドメン」や「ブレイキング・バッド」を世に出して今をときめくAMCによる、60年代のカルトTVシリーズ「プリズナーNo.6」のリメイク。 砂漠の真ん中で目を覚ました男性。彼は何者かに追われていた老人が息を引き取るのを見届けたのち、砂漠のなかにある町へと辿り着く。その町はただ「ヴィレッジ」と呼ばれており、すべての住民は名前の代わりに数字で呼ばれていた。そこで「6(シックス)」と呼ばれるようになった男性はヴィレッジからの脱出を試みて車を走らせるものの、彼を迎えたのはあてもなく続く砂漠だった。再びヴィレッジに戻ってきたシックスだが、どうにかして脱出することを画策する。そんな彼の姿を監視するのは、ナンバー2と呼ばれる謎の老人だった…というのが大まかなプロット。第一話を観た限りではオリジナルのプロットとさほど大きな違いはないみたい。 ただオリジナルはスパイものとかSFものの範疇を超えて哲学的なレベルにまで達していたような奇跡的な作品であったわけで、あれをどうリメイクしたってあの域に達するのは不可能なんじゃないかと。よってさほど面白い内容ではなかったし、あちらの批評家にも不評なようだ。 気にな
海外テレビ番組 「DOCTOR WHO: THE WATERS OF MARS」鑑賞 10代目ドクターが主人公のさらなる特番。今回ドクターが到着したのは2059年の火星。そこには人類初の基地が設置され、10人ほどのクルーが生活を送っていた。しかし火星の氷河を溶かした水を口にしたクルーが病原菌のようなものに冒され、体から水をしたたらせるゾンビのような怪物へと変化してしまう。そして水を媒介して次々と他のクルーたちが怪物になっていくなか、残された者たちは火星を脱出しようと必死に駆け回るなか、彼らの運命を既に知っているドクターは、時間の掟を守って歴史には干渉せずに基地を去ろうとするのだが…というのが大まかなプロット。 密閉された基地のなかでクルーが化け物になっていく、という展開はシリーズ2の「The Impossible Planet」そっくり。撮影とか脚本はしっかりしているしSF番組としては相変わらず出色の出来なんだけど、特番ということで大きな展開を期待していると弱冠の肩すかしをくらうかな。むしろ面白かったのは終盤、時間の掟を破ったドクターが勝ち誇った直後にその代償に直面するあたりで、近づいてくる自らの死を感じ取るようになった彼の姿が興味深い。 まあ今回は良くも悪くも次のクリ
海外テレビ番組 「V」鑑賞 俺くらいの世代の人だと、80年代に日テレでやってた「V」のミニ・シリーズを熱心に観てた人も多いんじゃないでしょうか。あの頃のテレビの影響力は大きかった。「V2」はビデオ屋でレンタルするのが面倒で観なかったけど。そしてこれはABCによるそのリメーク。 第一話の展開はまあ典型的な異星人訪問ものをなぞっており、世界各地の都市に突如あらわれた異星人(ビジター)たちの巨大宇宙船は下部が巨大ディスプレイになっていて、そこに友愛のメッセージが各国の言語で放映されるという実に素晴らしい気配りをみせてくれる。宇宙船を見て『「インデペンデンス・デイ」みたいだ!』と言う奴がいるんだけど、あれ観てたら普通は宇宙船の下には行かないよな。 もちろんビジターたちが友愛の人たちでないことは最初からバレバレなわけで、彼らが怪しい目的を持っていることと、前回同様に人間の皮をまとったトカゲであることは比較的早めに明らかにされる。しかもビジターたちは昔から地球に侵入しており、政府や金融機関を乗っ取っていたことが明かされるんだけど、それじゃ「訪問者」じゃなくて「間借人」じゃん。そんなんだったらもっと人間をフヌケにしてから宇宙船
海外テレビ番組 「BEING HUMAN」鑑賞 昨年から始まったBBCのドラマ。吸血鬼のミッチェルと狼男のジョージ、幽霊のアニーがブリストルにある家に同居して、なるべく普通の人間らしい生活を送ろうとするのですが、彼らの忌まわしい過去や仲間の怪物たちがそれを邪魔することになって…というようなファンタジー色の強い作品。 これをコメディとして紹介しているサイトもあるんだけど、第1話を観た限りでは笑えるところはあまりなくて、むしろ現代社会で怪物として生きることの苦悩を描いたストレートなドラマになっていた。全体的な雰囲気は「トーチウッド」に近いものがあるかな。禁欲生活を送る吸血鬼とか生前の恋人を懐かしむ幽霊とかといった描写にはあまり目新しさを感じないけど、まかりなりにもBBCだけあって特殊効果とかも含めて手堅い作りにはなっている。もうちょっと怪物もののクリーシェを打破するような内容になってても良かったんだけどな。 本国ではシリーズ2が製作中のほか、アメリカでもリメイクされることが決まったらしいので、とりあえず今後もっと面白くなることに期待。
海外テレビ番組 「CHILDRENS' HOSPITAL」鑑賞 アメリカ国外からアクセスするとトップページで門前払いをくらわされるイヤなサイト、thewb.comで配信されたウェブ向けコメディ・シリーズ。ここで視聴可能。脚本・監督は元「デイリーショー」のロブ・コードリーで、同じくデイリーショー出身者としてエド・ヘルムズやネイト・コードリーが顔を出しているほか、ミーガン・ムラリーやデビッド・ウェインなどそこそこ豪華な出演者が顔を揃えているぞ。 内容は「ER」や「グレイズ・アナトミー」といった医療ドラマのパロディで、医療そっちのけで恋愛にはしるような医者たちによる、ベタなコメディがひたすら続けられていく。まあ1話5分くらいだし、何も考えずにボケッと観るぶんには悪いシリーズではないんですけどね。「ER」のケリー部長のパロディとして身体障害者ネタで笑いをとったりするのはいかがなものかと思いますが。あと大半のウェブ用シリーズ同様に、音響とか画面作りが安っぽすぎるな。 ロブ・コードリー自身はピエロの格好をした医者役で出ているんだけど、実は彼がいちばんツマらない役だったりする。コードリーって元デイリーショーの人としてはスティーブ・カレルはおろかエド・ヘルムズにも
海外テレビ番組 「WHITE COLLAR」鑑賞 > 「名探偵モンク」や「バーン・ノーティス」など、サクッと観て楽しめる作品の多いUSAネットワークの新作。天才的詐欺師で泥棒のニール・キャフリーが、出所まであと数ヶ月というところで刑務所から脱獄した。彼の元恋人に何らかの危険が迫っていると感じたためなのだが、既に元恋人は姿を消しており、キャフリーは以前に彼を逮捕したFBIエージェントのピーター・バークに再び身柄を確保される。しかしバークは謎の犯罪者「ダッチマン」を追っているところであり、キャフリーはバークに1つの提案を持ちかける。自分を刑務所から出してくれれば、彼の経験と才能をもってダッチマンの逮捕に協力すると。こうしてキャフリーは足にGPS発信機をつけられた形で解放され、バークと凸凹コンビを組んで犯罪を解決しつつ、元恋人の行方を探そうとするのだった…というのが大まかなプロット。 本国では「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」との比較がされているみたいだけど、日本的には「ルパンと銭形」という表現がピッタリの作品。詐欺師の奔放さに頭の固いオッサン刑事が困惑しつつも、微妙な信頼関係を築いて一緒に謎解きをしていく姿は普通に面白い。舞台となる
海外テレビ番組 「MODERN FAMILY」鑑賞 今年の新作のなかではやけに評判のいいシットコム。 ・子連れの若いコロンビア人女性と半年前に再婚したオヤジ ・結婚16年目で子供が3人いる夫婦 ・ベトナムから赤ん坊を養子に迎えたゲイのカップル という3組の家族(親戚同士)を中心に、今ドキの家族生活が描かれていく内容になっている。出演はエド・オニールとかジュリー・ボーウェンとか。ジュリー・ボーウェンって見るたびに顔が変わってるような気がする。昔はけっこうタイプだったんだけどな。 ラフトラックなしの疑似ドキュメンタリー・タッチの形式をとっており、登場人物のインタビューが挿入されるところなんかは「THE OFFICE」そのまんま。意外とジョークは鋭くて、家族のドタバタなんかをうまく描き出しているものの、3つの家族を順に映し出しているために話のペースが弱冠フラットになってるというか盛り上がりに欠けるところがあったかな。全体的に悪くはないんだけど、評判から期待していたほどの出来ではないような。 というかね、3組ともみんな大きくて立派な家に住んでるんですよ。やたら広いキッチンつきの。サブプライム問題なんてのがあっても、あれだけの家に住めるのがアメリ
海外テレビ番組 「THREE RIVERS」鑑賞 今年はやけに医療ドラマの新作が多いような?ピッツバーグにあるスリー・リバーズ病院の移植手術チームを主人公にしたCBSの作品。まあごく普通の医療ドラマといった感じ。複数の患者に関するプロットが平行して進んで、主人公の医者たちが個人的な悩みを抱えてたりするところは、去年終了した「ER」とか「シカゴ・ホープ」に似ているかな。CM前には患者の顔とかが複数並べられて「この中で誰が助かるのか?」みたいな演出がされてるんだけど、あれはかなりウザい。 移植手術に焦点をあてたことで「臓器を受け取る側」だけでなく「渡す側」の苦悩なども描いてる点は面白いものの、いかんせん分野が狭すぎてこれでずっと話を続けるのは無理があるような。まあ脚本の出来次第だろうけど。 「スタートレック:ファーストコンタクト」のアルフレ・ウッダードが出ているところが個人的にはポイントかな。あとスリー・リバーズ病院には、NCIS本部にも負けないようなハイテク機器とタッチスクリーン・モニターが揃ってました。
海外テレビ番組 「TRAUMA」鑑賞 サンフランシスコの救急救命士たちが主人公のNBCの新作ドラマ。まあ要するに「西海岸サード・ウォッチ」といった感じ。 第一話こそ冒頭からヘリコプターが衝突したりハイウェイでタンクローリーが爆発したりといろいろ派手な見せ場はあるのですが、それだけのことを毎話行えるほどの予算はないでしょう。登場人物も口が達者だけど実は寂しがりやのヘリ乗りとか、イラク帰りの血気盛んな小娘とか、どこかで見たような連中ばかり。レギュラー陣に有色人種が多い点は評価できるが、アクションも人間ドラマも中途半端な印象があるかな。 「サード・ウォッチ」ってそれなりのクオリティがあってそれなりのシーズン続いた作品だったけど、結局のところあまり取り柄がなかったというか、早くも世間から忘れ去られている作品になっているわけで、そのことをNBCはきちんと踏まえておかないと、この「TRAUMA」も「サード・ウォッチ」の二の舞になりそうな気がする。
海外テレビ番組 「ドクター・フー」の新ロゴ Doctor WhoだからDW。分かりやすいといえば分かりやすい。でもターディスの形してるのはちょっとカッコ悪いかな。でも俺は今までのロゴもあまり好きではなかったんだよな: やはり自分が子供の頃に見てたときのやつが一番いいな:
海外テレビ番組 「スターゲイト・ユニバース」鑑賞 個人的にほとんど観たことのない「スターゲイト」シリーズの第3弾。地球から遠く離れた惑星で新たなスターゲイトが発見され、それを開くための解読が行われていた。しかし突然やってきた謎のエイリアンによる襲撃が始まったことで、基地にいた人々はどうにか解読されたスターゲイトを通って脱出を試みる。しかし彼らが到着したのは、地球から何十億光年も離れた銀河を航海している巨大な無人宇宙船の中だった…というプロット。 この「宇宙をさまよう人たち」というコンセプトは、古くは「宇宙家族ロビンソン」から始まって「スペース1999」「ヴォイジャー」「ファースケープ」「ギャラクティカ」など多くの作品で扱われたものだけに目新しさはなし。巨大な無人宇宙船というのは「レッド・ドワーフ」にも通じるものがあるな。あとスターゲイトを解読するためのカギがオンライン・ゲーム上に隠されていて、それを解いたオタク少年がスタッフとして雇われるあたりは「スター・ファイター」そのまんま。というわけで斬新さのようなものは感じられない作品なのですが、固定ファンが多いだけにそれなりに長続きはするだろうから、今後の発展に期待したいところです。 主役を
海外テレビ番組 「MERCY」鑑賞 今年やけに多く登場している「タフな看護婦」ものの1つ。イラク帰りの美人看護婦ヴェロニカは従軍時の後遺症に悩まされながらもニュージャージーのマーシー病院に勤務し、同僚のソニアや新米のクロエといった看護婦たちと一緒に、職場や私生活で様々な問題に遭遇しつつも患者たちの面倒を見ていくのでした…というような内容。 主役を演じるテイラー・シリングはほぼ新人らしいけど、脇をジェームズ・ルグロスとかデルロイ・リンドといったベテラン俳優で固めている。ヴェロニカの母親役はジェインウェイ船長ことケイト・マルグルーが演じているぞ。 主役の看護婦たちはみんな男勝りのプロで、上司である医者たちに意見をずけずけ言うことも辞さない一方、自分たちに迫ってくる男たちには意外と弱くてヴェロニカなんぞは夫が一応いるものの、イラクで一緒だった医者と不倫関係になってたりもする。こういうのってオヤジ好みの設定だよなあ。 というか主役にモデル並みの美人たちを持ってきた時点でエクスプロイテーション的な意向があるのは明らかなんだから、変にシリアスな内容にしたりせず、「チャーリーズ・エンジェル」みたいなアクションものにしたり、ロジャー・コ
海外テレビ番組 「THE GOOD WIFE」鑑賞 昨年あっというまに打ち切られた「Canterbury’s Law」に続く、ジュリアナ・マルグリーズ主演の法廷ドラマ。 元弁護士のアリシアは政治家の夫(演じるのはクリス・ノス)と結婚して専業主婦を務めていたものの、夫がセックス・スキャンダルおよび汚職で逮捕されてしまったことから自分1人で子供たちを養わなくてはならなくなり、13年ぶりに弁護士事務所で働くことになるのだが…というプロット。 スキャンダルにまみれた政治家の妻というのはなかなかタイムリーで面白い設定であるものの、それを除けば典型的な弁護士もののドラマかな。高級そうなスーツを着て、被告よりも自分たちの利益を優先するような連中にはあまり共感できないすね。でも出ている役者は手堅い人たちが多いし、テンポも速くてそれなりに楽しめた。「Canterbury’s Law」よりかはずっと面白いかと。最近はストレートな法廷ドラマがずいぶん減ったような気がするけど、この作品はどこまで人気がでることやら。
海外テレビ番組 「FLASH FORWARD」鑑賞 ABCが鳴り物入りで宣伝している新作ドラマ。ある日とつぜん世界中の人々が全く同じ瞬間に、2分17秒にわたって意識を失うという現象が発生する。これにより航空機事故などが発生し世界中でパニックが生じるのだが、やがて人々は意識を失っていたときにあるヴィジョンを見ていたことが判明する。それは約半年後の2010年4月29日における自分の姿であり、しかもそのヴィジョンは複数の人によって共有された、まるで皆が半年後の世界を一緒に経験しているかのようなものだったのだ。この謎めいた現象はなぜ発生したのか?そしてヴィジョンは現実のものとなるのか、いったい4月29日に何が起きるのか…?というのが大まかなプロット。 世界的な惨事を巻き起こした怪奇現象なのに、その原因解明がたった数人のFBIエージェントに委ねられるというのが、いかにもテレビジョンなご都合主義ではある。そのFBIエージェントである主人公を中心に、看護士であるその妻や同僚たちを中心に話が進んでいく。自殺しようとしてたのに半年後の自分をヴィジョンで見た者がいる一方で、全くヴィジョンを経験しなかった(=半年後には死んでいる?)者がいたりするのがミソ。
海外テレビ番組 「NCIS: Los Angeles」鑑賞 えぬしーあいえすえるえー。よく考えたらスピンオフ元の「NCIS」ってまっとうに観たことがないんだよな。その更なるスピンオフ元の「ネイビーファイル」は結構好きだったけど。 内容的には普通の刑事ドラマという感じで、アメリカ海軍にまつわる事件をNCISのエージェントたちが解決していく。主人公たちは潜入捜査官という設定らしいけど、あまり地味な捜査とかは行わなくて派手なガジェットとドンパチがメインの作品になるみたい。何も考えずにダラッと観るぶんには悪くないシリーズかと。 主役とその相棒を演じるのはクリス・オドネルとLLクールJ。主役の名前は「G・カレン」というんだけど、「G」が何の頭文字なのか本人も含めて誰も知らない!ホーマー・J・シンプソンみたいだな。あとLLクールJはロックの殿堂入り候補になったらしいですが、最近はミュージシャンとしても役者としても微妙なポジションにいるような。2人の上司をリンダ・ハントが演じてるのが個人的にはプラスかな。 ちなみにNCISの本部にはでっかいタッチスクリーンのパネルが設置されていて、「慰めの報酬」とか「マイノリティ・リポート」とかを観たときにも思ったんだけど、
海外テレビ番組 「Accidentally on Purpose」鑑賞 今秋の新作ドラマはアメリカのトレンドを反映して、年下の若き男たちをあさる年増のオバハン(通称「クーガー」)が主人公の作品がいくつか登場していて、若い女の子を見てたい俺のような者にとっては甚だ迷惑な話なのですが、この「Accidentally on Purpose」もそうした作品の1つ。 ジェナ・エルフマン演じる37歳の女性が上司で恋人だった男性と別れたあと、バーで20代の若きシェフ見習いと出会ってねんごろな仲になり、そのまま彼女は妊娠してしまうことに。そこでシェフ見習いは彼女のアパートに移ってくるのですが、彼のボンクラ仲間たちも一緒にやってきて…というお話。こういう事態になったら普通は男は逃げるよな。そんなことない? 内容は至極普通のラフトラック付きシットコムで、目新しさは全くなし。別にこういう古典的なシットコムも嫌いではありませんが、肝心のジョークが面白くないようではねえ。「Extras」のアシュリー・ジェンセンが出ているのが取り柄かな。あと主役が妊娠しているということはいずれ臨月に入ったり出産したりするということで、そうした環境の変化というのはこの手のシットコムとは相容れない要素の
海外テレビ番組 エミー賞 まあ順当な結果といったところか。個人的には「Breaking Bad」のブライアン・クランストンが昨年に続いて受賞したのが嬉しい。あと「デイリーショー」は6年連続?独占状態じゃないの。 数年前はエミー賞といえばHBOが幅をきかせてたような気がするけど、ここ2年はAMCが勢いづいてますね。
海外テレビ番組 「The Beautiful Life: TBL」鑑賞 ミーシャ・バートン主演の、The CWの新作ドラマ。まあThe CWの典型的な作品といった感じで、スーパーモデルの華やかな生活とその裏側を、白人の美男美女を使って描き出したシリーズ。タイトルの「TBL」って何のためについてんの? 俺が死ぬほど嫌いなアシュトン・カッチャーがプロデューサーに名を連ねているせいか内容はとても薄っぺらで、観光旅行の際にスカウトされた田舎の少年とか、父親が刑務所に入ってる少女とか、子供を隠れて産んで半年ぶりに復帰したモデルとかがでてくるんだけど、結局のところスーパーモデルってみんな自惚れたスノッブのような気がして共感できるような登場人物はいなかったすね。「ゴシップ・ガール」なんかが人気あるように、このような番組を好む人たちがいるってのは分かるんだけど、モデルの世界の裏側なんてMTVのリアリティー番組とか「アグリー・ベティ」とか観れば十分じゃん。 演出も笑っちゃうくらいにベタで、主人公の男女が曲がり角でぶつかる初対面のシーンとか(これは「Vampire Diaries」にもあった)、ファッションショーの大事な局面でとつぜんスローモーションになった後に観客がスタンデ
海外テレビ番組 「THE VAMPIRE DIARIES」鑑賞 「スクリーム」や「ドーソンズ・クリーク」などで無垢な田舎のティーンの少年少女をいぢめて十数年の変態、ケヴィン・ウィリアムソンがプロデューサーを務めるThe CWの新作ドラマ。 題名から分かるようにいわゆる「吸血鬼もの」の作品で、ヴァージニア州の高校に「良い」吸血鬼(人を襲わないやつ)がやってきてそこに通う女の子とねんごろな仲になるものの、同時にその吸血鬼の兄であるワルい吸血鬼もやってきて危険な三角関係を築くのでした…というような話。 90年代から続くヤングアダルト小説が原作らしいけど、既に世の中には「トワイライト」とか「TRUE BLOOD」みたいなヴァンパイア作品が出回ってるので、もうお腹いっぱいという感じ。しかも内容は吸血鬼もののクリーシェが満載で、「危険な恋に目覚める少女」とか「人の血を吸いたい衝動にかられる良い吸血鬼」とか、どこかで観たような展開ばかりで目新しさはゼロ。加えて題名通りに少女と吸血鬼の両方が日記をつけてるものだから、それを書いてるときに説明口調の独白がかぶさってくるのがクドい限り。あと主人公の吸血鬼が「ギャラクティカ」のティロルを細身にしたような、あまり美男子では