海外テレビ番組 「Gay, Straight or Taken?」鑑賞 俺はリアリティー番組とかが嫌いだということは前にも書いたけど、iTunesストアで無料配布してる30分番組(実尺20分ちょっと)のやつなんかはメシを食いながらダラッと観るぶんには最適なので、ついダウンロードして観てしまうのです。 んで今回観たのはライフタイム・チャンネルの「Gay, Straight or Taken?」という番組。これはリアリティー番組というよりもゲームショウに近いのかな。女の子が毎回3人の男と会うんだけど、実はそのうち1人はゲイで、もう1人はすでに彼女持ち(Taken)。そしてうまく独り身の男を言い当てることができれば、彼と一緒にバカンス旅行に行けるというもの。ただそれだけ。なんか大学出たてのプロデューサーが、昼休みの間に書いた企画書がそのまま通って番組になったような内容だけど、まあダラッと観るにはそんなに悪くない。出てくる男たちがみんな日焼けしたマッチョなのが何かムカつくが。 ちなみに黒人の女の子が登場するエピソードは、男たちもみんな黒人だったりする。こういうのを見ると、テレビにおいては同性愛の壁よりも人種の壁のほうが厚いのかな、とちょっと考えたりもするのです。
海外テレビ番組 「THE DRESDEN FILES」鑑賞 アメリカはSci-fiチャンネルのオリジナルシリーズ「THE DRESDEN FILES」のパイロットをiTunesストアから落として観る。プロデューサーは「スタートレック:ディープ・スペース・ナイン」のロバート・ヒューイット・ウルフ。「4400」のアイラ・スティーブン・ベアーや「ギャラクティカ」のロナルド・D・ムーア同様に、元「DS9」のスタッフが業界で頑張っているのは嬉しいこってす。あとニコラス・ケイジもプロデューサーに名を連ねている。撮影はトロントでやってるらしい。 これはジム・ブッチャーなる作家の人気シリーズを原作にした作品で、主人公はシカゴに住む魔法使い兼私立探偵のハリー・ドレスデン(ポール・ブラックソーン)。母方から魔法の力を授かった彼は、骸骨に棲む精霊のボブの助けを借りながら、超常現象にまつわる事件を解決していくのだった…というのが主なプロット。 全体的な雰囲気とか怪物の描写なんかは、かなり「バフィ」や「エンジェル」に似ている。この2作品に「Xファイル」を足して3で割ったような作品かな。つまり内容はありきたりなものになっていて、あまり斬新さが感じられない。
海外テレビ番組 「THE TOMORROW PEOPLE」鑑賞 1970年代のイギリスのSFシリーズ「THE TOMOROOW PEOPLE」を観る。最近ちょっとしたきっかけで知ったシリーズで、Youtubeで見たオープニング・シーケンスの不気味さが非常に印象に残ってたのです。 これは73年から79年の長きにわたって放送されてた作品で、「BBCの「ドクター・フーに対するITV(民放局だよ)の返答」と当時は言われていたらしい。主人公となるのはテレポーテーションやテレキネス、テレパシーといった超能力をそなえた優勢人種「ホモ・スペリオール」として生まれた子供たちで、自らを「トゥモロー・ピープル」と呼ぶ彼らは仲間を探し出しながら、彼らを狙う宇宙人や人間の魔の手をかわしながら、地球を我々人類(ホモ・サピエンス)による破壊から救うために活動するのだった…というのが主なプロット。 ホモ・スペリオール対ホモ・サピエンスというコンセプトはかなり「Xメン」に近いところがあるんだが、子供向けの番組ということもあって全体的には「少年少女エスパー隊」というか、福島正美あたりが書いてそうなジュヴナイルSFのテイストが強い。子供の頃よく読んだっけ。あと作品中のテレポーテー
海外テレビ番組 新春「ドクター・フー」マラソン イギリスでクリスマスから元旦にかけて「ドクター・フー」のクリスマス・スペシャル、およびそのスピンオフ番組「TORCHWOOD」のシーズン最終話(前後編)、そしてさらなるスピンオフ「SARAH JANE ADVENTURES」のパイロット版が放送されたので、それら合計4時間をダダッと鑑賞する。ヒマだね俺も。 まずは「TORCHWOOD」。前に書いたときから結局進歩しなかったねこのシリーズ。最大の問題点はやはり、何百年も前から存在していてドクターも一目おく秘密組織であるはずのトーチウッドのメンバーが、痴話ゲンカと仲違いばかりやってて、問題を解決するよりも自分たちで巻き起こしてる場合が多いというお粗末な状況にあるだろう。今回のエピソードもそのまんまで、時空の裂け目が広がって世界中が混乱するんだけど、そもそも裂け目を広がらせたのは(理由があったとはいえ)トーチウッドのメンバーだし、その問題を解決するかと思いきや相変わらず仲違いばっかりやってて、しまいには撃ち合いまでするんだからシラケてしまう。もっと才能のある人員は雇えなかったのかい? 他のエピソードでも僻地に住む猟奇一家とか半分サイバ
海外テレビ番組 「Buy The Ticket, Take The Ride: Hunter S. Thompson On Film」鑑賞 昨年惜しくも自ら命を絶ったゴンゾ・ジャーナリスト、ハンター・S・トンプソンのTVドキュメンタリー「Buy The Ticket, Take The Ride: Hunter S. Thompson On Film」を観る。ジョニー・デップやビル・マーレイ、ジョン・キューザック、ショーン・ペン、トム・ウルフ、そしてもちろんラルフ・ステッドマンといった有名人がトンプソンについて語るというもので、安易といえば安易な構成かな。 トンプソンの経歴とかをきっちり語っているわけではないので、彼のことを知らない人にとっては分かりにくい内容になってるし、かといって彼に関する目新しい情報が得られるわけでもないのが残念なところだが、強烈なカリスマを持ったトンプソンの映像がいろいろ出てくるということだけでも観る価値はあるかもしれない。彼の葬式の風景(巨大な大砲から遺灰がまかれた)もちょっとだけ出てる。ちなみに若い日のトンプソンはグラント・モリソンにそっくりだ。 トンプソンの映像作品といえば「ラム酒日記」が映画化される予定で、ブルース・ロビンソンが監督するということで結構期待してるんだが、いつ製作開始するんだろ
海外テレビ番組 スティーブン・コルベアー 対 ザ・ディセンバリスツ こないだコメント欄でちょっと書いた、スティブン・コルベアーとザ・ディセンバリスツのギター合戦が「コルベアー・レポー」で行われたわけだが、今年最後のエピソードとあってゲストがとんでもなく豪華。 ディセンバリスツのギタリストはもちろんのこと、アップルス・イン・ステレオのギタリストが出てきたかと思えばピーター・フランプトンが登場し、最後には番組のテーマ曲を書いたチープ・トリックのリック・ニールセンも加わってのセッション大会となって出血大サービス。おまけに衛星中継でヘンリー・キッシンジャー(!)までもが登場して「ロックの時間だ、スティーブン」なんて言ったりするんだから信じられない。こういう番組がアメリカじゃ作れてしまうんだよなあ。 こうして今年は大盛況のうちに幕を閉じた「コルベアー・レポー」、来年は何をやってくれるのか今から楽しみでしょうがない。
海外テレビ番組 「MY BARE LADY」鑑賞 iTunesストアで無料配布してた「MY BARE LADY」なるリアリティー番組を観る。 あーなんかしょうがねーなーといった感じの番組。さすがフォックス。内容はアメリカで活躍するポルノスターのおねーちゃんたちが、まっとうな女優として認めてもらうために、イギリスに渡って演劇の訓練を受けるというもの。きわどい服装したおねーちゃんたちがヘラヘラ笑って演技してるのを田舎のオヤジたちがテレビで観てニタニタ笑うという構図がすぐ頭に浮かぶ。当然ながらオーディションでは「イクときの演技」が披露されたりもする。 ポルノ女優というのは概して無教養の田舎娘が多いんで、出演者はシェイクスピアを読んだこともなければ外国に行くのも初めてという純朴な女の子が大半なんだが、1人だけ34歳(!)のベテランで車が何台もあるようなデカい家に住んでる女優というのが出てきたのにはちょっと驚いた。それだけ成功してるんだったら今さらこんな番組に出なくてもいいような気がするけど、やはりメインストリーム(?)の世界で女優として認めて欲しいんだそうな。 そして彼女たち以上に強烈なのが、ロンドンで彼女たちを特訓することになる演出家
海外テレビ番組 ジョゼフ・バーベラ死去 俺の少年時代の何パーセントかは、ハンナ・バーベラのカートゥーンを観ることに費やされていたと思う。 残念ながら「スーパーフレンズ」を観たことはないんだが、個人的にはやはり「トムとジェリー」よりも「スクービー・ドゥ」が好きだったなあ。俺のキライなスクラッピーの出てこない「Scooby-Doo, Where are You!」のエピソードは今見てもじゅうぶん面白いと思う。 合掌。
海外テレビ番組 「フューチャラマ」の未来は… 半年に1度くらいやってくる「フューチャラマ」のニュースでやんす。今回はプロデューサーのデビッド・X・コーエンがインタビューでいろいろ答えてて、番組の復活はDVDになるのかかーとぅーん・ネットワークでのシリーズになるのかまだ決まってないけど、2008年には新作が発表されることになりそうらしい。 2008年? 2007年だってまだ始まってないのに、まだ1年以上も待たなきゃいけないのか?なんてこったい。とりあえず新作の舞台はTVシリーズの2年後になるとか、アル・ゴアが再び声優をやるとか、それなりにプロットとかは決まりつつあるみたいなので、我々としては鬼に笑われながらも再来年に向けて希望を抱くしかないのであります。
海外テレビ番組 今年を代表する言葉 ウェブスター辞典の出版社であるMerriam-Websterが投票により選出した、今年を代表する言葉は「truthiness」なんだそうな。 これはスティーブン・コルベアが「コルベア・レポー」で創出した言葉で、「事実ではないんだけど、事実のように思えること」もしくは「頭で考えたのではなく、胸で感じたこと」といった意味。要するに諸々の事実を無視して直感で行動するブッシュを揶揄したものなんだけど、国際関係を無視して靖国神社に参拝し「これは心の問題です」みたいなことを言ってたコイズミも似たようなもんだよな。 この言葉が「コルベア・レポート」で初めて使われたのは2005年のことで、すでにAmerican Dialect Societyの「2005年を代表する言葉」に選ばれてるんだが、それが1年かけてさらに認知度を高めて今回の選出に至ったわけだ。ここらへんの遍歴はウィキペディアが詳しい。ウィキペディアといえば、同じくコルベアーの作った言葉に「Wikiality」というのがあって、これは「事実でなくても、大勢が同意をする物事」みたいな意味。 こういうトレンドを見ても、今年はスティーブン・コルベアー
海外テレビ番組 「ONE PUNK UNDER GOD」鑑賞 これまたiTunesストアで無料ダウンロードした、サンダンス・チャンネルのリアリティ番組「ONE PUNK UNDER GOD」の第1話を観る。 話の中心となるのはジム・ベイカーという全身にイレズミとピアスをした31歳の「バンク牧師」で、彼はアメリカ有数のキリスト教団体だった「Praise The Lord (PTL)」の創設者の夫婦のもとに生まれたのだが、父親の浮気および資金横領というスキャンダルによってPTLの評判は地に堕ちてしまう(アメリカではけっこう有名なスキャンダルらしい)。これで自暴自棄になったジム少年はクスリに走るのだったったが、やがてキリストへの愛を再認識し、レボリューションなる団体をたちあげて布教につとめ、疎遠となった父親ともよりを戻そうとするのだった…というのが大まかな流れ。 イレズミとピアスをしたクリスチャンなんてクリスチャン・ロックやってる奴にいっぱいいるから珍しくもないが、親のスキャンダルのおかげで人生のどん底を経験した子供の物語、という視点はなかなか興味深い。かつてPTLはディズニーランドにも匹敵するほどの巨大なテーマパークを運営してたんだが、今は完全に廃墟
海外テレビ番組 「The Nine」鑑賞 ABCの今年の新作ドラマ「The Nine」を観る。これもiTunesストアで無料配布されてて、今まで観てなかったもの。 話の発端となるのはロサンゼルス市内の銀行。ある日ここに強盗が押し入り、従業員や客を人質にして篭城をしてしまう。そして52時間後に事件は無事解決するのだが、その52時間のあいだに銀行の中では何が起きたのか?そしてこの事件に影響を受けた9人の男女たち(強盗も含む)の人生は、この事件によってどう変わっていくのか?というのがシリーズのおおまかなプロット。まあ要するに、「LOST」の成功によって雨後のタケノコのごとくボコボコ出てきた「最初に大きな謎があって、それがゆっくりゆっくりゆっくり解明されていく」という作品のひとつ。こないだ紹介した「HEROES」とか「JERICHO」みたいなもんすね。 特筆すべき点があるとすれば、「ボストン・パブリック」のチー・マクブライドや「サード・ウォッチ」のキム・レイヴァー、「エンタープライズ」のジョン・ビリングズリー、そしてスーパーマンの声優ことティム・デリーなど、実に微妙なキャリアを持った、しかし俺好みの役者たちが出演してるところか。 でも
海外テレビ番組 「PREACHER」 HBOでシリーズ化か 前にも書いた「PREACHER」のHBOでのシリーズ化が現実味をおびてきたらしい。まあ企画から完成までには右往左往あるのが業界の常なので、今後本当に作られるのかはまだ分からんもんですが。「デアデビル」のマーク・スティーヴン・ジョンソンが関わってるのがものすごく不安なところです。 まあでもコミックの映像化、特にヴァ−ティゴのような大人向けの作品については長編映画を作るよりも(「コンスタンティン」ってまだみんな覚えてる?)HBOみたいなケーブル局でシリーズにしたほうが原作に忠実なものが出来るとは思うので、「PREACHER」の成功に期待したいところです。「100 BULLETS」とかも面白いシリーズになると思うんだけどね。
海外テレビ番組 「LOOKWELL」鑑賞 昨日ロバート・スマイゲルのことについて書いたけど、彼がコナン・オブライエンと脚本を書いたTV番組「LOOKWELL」がYOUTUBEで公開されてたので観てみる。 これは60年代に人気TVシリーズ「バットマン」に主演したこと「だけ」で知られているアダム・ウェストを主人公にしたコメディで、その昔とある刑事ドラマに主演したこと「だけ」で知られる落ち目の役者タイ・ルックウェルが、自分は実際に難事件を解決できると思い込んで、周囲に迷惑をかけつつもどうにか事件を解決する、というもの。いわゆる「一発屋」的な感じの主人公は露骨にウェストをベースにしてるんだけど、彼って最近こんな役ばっかりやるようになったなあ。ウィリアム・シャトナーといい勝負だ。 そしてルックウェルのボケっぷりが凄まじくて、全くの偶然から事件に関するひらめきを得たかと思えば、全然関係ないところを調べにいって騒動を巻き起こしたり、「私には演技という得意技がある!」と言って場違いな衣装を着て変装したつもりでいたりと、なんか痴呆症の老人スレスレの勘違いぶりがなかなか笑える。 こんな作品なんだけどパイロット版しか製作されず、シリーズ化はされなか
海外テレビ番組 「Saturday Night Live - The Best of Saturday TV Funhouse」鑑賞 ゴム製の犬のパペットが葉巻をくわえて有名人なんかを罵倒する「Triumph, the Insult Comic Dog」なんかの仕掛人であるコメディ作家ロバート・スマイゲルが長年手がけてる「TV Funhouse」という風刺アニメがあるんだが、その一連の作品が「サタデー・ナイト・ライブ」の1回分全部を使って放送された「Saturday Night Live: The Best Of Saturday TV Funhouse」を観る。概して「SNL」ってベタなスケッチしかやらないので俺は好きじゃないんだけど、これはかなりキツいジョークが多くて非常に面白かった。 スティーブ・カレルとスティーブン・コルベアが声を演じる2人組のスーパーヒーロー「どうもゲイみたいなデュオ(Ambiguously Gay Duo)」をホストに、新旧のアニメが紹介されてくんだが、古くはクリントンの弾劾裁判から最近ではブッシュの再選まで、その標的となるネタは実に多彩。子供の匂いに誘われて宙を舞うマイケル・ジャクソンとか、G.I.ジョーばりの「サダム&オサマ」とか、
海外テレビ番組 「Hellboy: Sword of Storms」鑑賞 米カートゥーン・ネットワークのオリジナル長編アニメ「Hellboy: Sword of Storms」を観る。要するに「ヘルボーイ」のアニメで、声優にロン・パールマンやセルマ・ブレアが起用されてるところなんかは、コミックよりも映画版をベースにしてると言えるかな。あの大傑作「AMAZING SCREW-ON HEAD」と違って絵柄が原作と異なり、今風の「アニメ絵」なデザインになっているものの「ティーン・タイタンズ」ほどひどくはないので、それなりに楽しめる作品だった。 話の舞台となるのは日本で、大昔に侍が風神と雷神を封じ込めたという刀によって異次元に飛ばされたヘルボーイが、妖怪や魑魅魍魎を退治していく…というのが大まかな内容。カッパもでてくるでよ。日本が舞台の外国作品って、日本の姿を何か勘違いしたような怪しい描写が多かったりするけど、この作品は完璧とまでいわないものの漢字とかはきちんと描かれていた。どうも製作にマッドハウスが関わってるみたい(ただしスタッフは韓国人)。原作で唯一日本を舞台にした、ろくろ首のエピソードも途中に挿入されてるのがファンには嬉しいところ。 不満があるとすれば、ストー
海外テレビ番組 「FRISKY DINGO」鑑賞 カートゥーン・ネットワークの「Frisky Dingo」なる作品がiTunesストアで無料配布されてたので観てみる。 なんじゃこりゃ。大人向けのシュールなアニメを集めた「アダルトスイム」レーベルの1作品で、「SEALAB2021」と同じ製作者が作ってるらしいけど、良くも悪くも典型的なアダルトスイム作品になってる感じ。内容はキルフェイスというガイコツのような悪党が、地球を軌道からずらしてたいように突入させてしまう巨大なロケットを建造したものの、予算が足りなくて完成しなかったため、部下たちを酷使して自分の計画のマーケティングに務める…といったようなもの。こんな説明で分かりますでしょうか。 過去のアニメのパロティだった「SEALAB2021」や「ハーヴェィ・バードマン」よりも「ベンチャー・ブロス」にテイストは似てるかな。キルフェイスの無理な要求に四苦八苦する部下たち(普通の人間)の光景は、ちょっと「オフィス」っぽくもある。部下たちのデザインはトレースかロトスコーピングを使ってるらしく、やけにリアルな顔立ちになってるのが特徴。チープなストーリーに比べてアニメーションの出来はやたら良かったりする
海外テレビ番組 「3lbs」鑑賞 11月も半ばになると、アメリカのどの放送局も人気のない新作ドラマをバシバシと打ち切って代わりにミッドシーズン用のドラマを持ち出してくるわけですが、そのなかの1つ「3lbs」がiTunesストアで無料配布されてたので観てみる。 つまんね。 タイトルの「3lbs」というのは人間の脳の重さのことで、要するに医療ドラマなんだが、既にアメリカの大半の批評家が述べてるように、かなり露骨に「ハウス」をパクった作品になっている。体内の病状がCGで表されるとこや、スタンリー・トゥッチ演じる脳外科医の主人公が、天才的な観察眼を持っているものの無愛想な性格のために患者の家族に信用されないところなんかも「ハウス」そっくり。使われてる音楽までが似てる。「ハウス」は主人公の毒々しさがヒュー・ローリーの絶妙な演技に中和されてるところがあるけど「3lbs」の主人公はただ単に無愛想な感じで、そのくせ彼をとりまく病院のスタッフたちの描写はやけにメロドラマチックで、なんかソープ番組を見てるような気になってしまう。それに「ハウス」には患者の病気の原因を突き止めるというミステリー風のプロットがあるけど、こちらは肝心の手術シ
海外テレビ番組 アラン・ムーアが「シンプソンズ」に出演するらしい。 こんど「シンプソンズ」にアラン・ムーア御大が出演することになったらしい。なんて意外な。 まあ「シンプソンズ」といえば、かのトマス・ピンチョンを出演させた実績があるのでムーアみたいな有名人くらいはちょろいものだったのかもしれないけど、実はムーアも「シンプソンズ」のファンなんだとか。。あんたテレビなんか見る人だったのかい。 このまま「シンプソンズ」はぜひ、アメコミ界のサリンジャーことスティーブ・ディッコを引っ張りだしてきて欲しいものです。
海外テレビ番組 「30 ROCK」鑑賞 NBCの新作シットコム「30 ROCK」を観てみる。 あ、これ結構面白いじゃん。 これはNBCの老舗番組「サタデー・ナイト・ライブ」のライターだったティナ・フェイが製作・脚本・主演してる作品で、話の設定もそのまんまNBCの架空のコメディ番組の裏側のドタバタを扱ったものになっている。タイトルの「30 ROCK」というのも、NBCのスタジオがある「30 Rockefeller Center」からとったもの。おまけにプロデューサーには「SNL」のボス、ローン・マイケルズが名を連ねていた。 「SNL」まがいの番組の裏側を描いているということで、同じくNBCの「Studio 60 on the Sunset Strip」との対比が早くから話題になったけど、あちらは架空の放送局を舞台にしたシリアスなドラマのため話にリアリティをもたせるのに苦心しているみたいだけど、こちらはコメディだから話に辻褄があわないところがあっても誰も気にしないところが強みか。例えば「Studio 60」へのよくある批判として「主人公2人が敏腕ライター&プロデューサーという設定なのに、彼らが作ってる番組が全然面白くない」という
海外テレビ番組 「TORCHWOOD」鑑賞 「ドクター・フー」のスピンオフ作品「TORCHWOOD」がついにこないだ英国BBCで放送開始された。 トーチウッドとは何ぞや?というのが昨シーズンの「ドクター・フー」の全体的なテーマだったわけだが、これはドクターを含めたエイリアンの脅威から地球を守るために創設された秘密組織で、それって本来はUNITの業務じゃないかと思うんだが、あちらよりもさらに極秘の組織らしい。「ドクター・フー」ではロンドンにあるトーチウッド第1支部が登場したが、このシリーズの舞台となるのはウェールズのカーディフにある(何とローカルな…)第3支部。そこのリーダーを務めるのは、これまた「ドクター・フー」に登場したキャプテン・ジャックことジャック・ハークネス。ただしあのときの彼とはずいぶん性格設定などが異なっており「彼は何者か?」というのがシリーズを通じた謎になるようだ。そして彼の指揮のもと、トーチウッドのメンバーたちは今日もエイリアンから地球(もしくはカーディフ)を守っていくのであった…というのが話のおもな設定。 ここまで読めば分かるかもしれないが、作品の内容は要するにイギリス版「メン・イン・ブラック」もしくは「Xファ
海外テレビ番組 「EXTRAS」シーズン2鑑賞 WOWOWがこんど「エキストラ:スターに近づけ!」という相変わらずセンスのカケラもない邦題で放映する、リッキー・ジャーヴェイスのシットコム「EXTRAS」のシーズン2を観る。 シーズン1との大きな違いは、今まではジャーヴェイス演じる主人公がタイトル通りセリフも無きエキストラだったのに対し、シーズン2では人気のある(しかし批評家には酷評されている)シットコムのレギュラー役を獲たことで、彼が徐々に有名になっていくのが特徴になっている。。特にシーズンの前半ではもっと真剣な役を演じたいと感じる彼の葛藤、後半はプチ有名人となった彼が経験する気まずいシチュエーションの数々が話の軸になっていた。ドラマ色が強い番組であることは前にも書いたけど、このシーズンでも他の有名人と対等に扱ってもらえない主人公の悲哀や、未ださえないエキストラを続ける親友のマギーの姿なんかが結構真面目に描かれてた。 このようにドラマ色が強い一方、声を出してゲラゲラ笑える場面も多くて、特にスティーヴン・マーチャント演じる能無しのエージェントのボケっぷりが最高に面白いんだけど、大半のネタは主人公が直面する気まずい状況(昔の恋人に罵倒さ
海外テレビ番組 「NIGHT OF TOO MANY STARS」鑑賞 コメディ・セントラル初(?)のライブ・イベント「NIGHT OF TOO MANY STARS」を観る。これは自閉症の子供たちへのチャリティとして企画されたもので、司会役のジョン・スチュワートを筆頭にアダム・サンドラーやリッキー・ジャーヴェイス、スティーブ・カレル、スティーブン・コルベアー、ウィル・フェレル、デビッド・クロスといった有名コメディアン(およびジミー・ファロン)が総出演するという、なかなか豪勢な番組。何故かジョン・マッケンローもチャリティ電話の受付係として出てた。 最初はまずジャック・ブラックの歌から始まり、スチュワートの司会を絡めながら多くのコメディアンがステージに登場したり、ビデオ出演をしてネタを披露していく。特に面白かったのはネコ語を話すスティーブ・カレルや、ちょっとだけ出演したクリストファー・メローニあたりかな。「カザフスタンからの生中継」としてビデオ出演したボラート・サグディエフ(サシャ・バロン・コーエン)も笑えた。逆にイマイチだったのはマーティン・ショートやマイク・マイヤーズといったSNL系の人たち。ジミー・ファロンは相変わらず何をやっても全然面白くない。あとミ
海外テレビ番組 「HEROES」鑑賞 まだスィープス(視聴率調査月間)にもなっていないのに、早くもアメリカでは秋の新作ドラマのいくつかが打ち切りになってきていて、9月のはじめに注目されてた作品が2〜3話で打ち切られたりするのは何か空しいものがあるかな。これって別に今に始まった話ではないんだけど、NBCの「THE OFFICE」だってシーズン1は散々たる視聴率だったのに現在はヒット作品になったことを考えてみても、もうちょっとネットワーク側は新作ドラマにチャンスを与えてあげてもいいんじゃないのと毎年思うわけです。 んでNBCといえば「STUDIO 60」が全ネットワーク中の新作ドラマで最も出来がいいとされ、大ヒット間違いなしとされてたんだけど、いざ放送が始まってみるといまいち人気がなく、シーズン1で打ち切りになるんじゃないかという噂が絶えないみたい。何がヒットするかというのは、実際に放送開始にならないとまるで分からんもんだね。 そして大方の予想を裏切ってヒットしてるのが、同じくNBCの「HEROES」というシリーズで、これは名前の通り「スーパーヒーロー」としての能力に覚醒した人々の姿を描いたSF風の作品。アメリカ各地(およ
海外テレビ番組 「ギャラクティカ」が裏でモメてるそうな シーズン3が好調に開始し、現在最良のテレビ番組としての座を固めつつある「BATTLESTAR GALACTICA」だが、シーズン開始前にウェブサイト用に独自に製作されたミニ・エピソードをめぐって会社と製作者がモメてるそうな。 なんでも配給会社のNBCユニバーサルが「ミニ・エピソードは宣伝素材だ」としてライターたちにギャラ(厳密には印税)を払わないことにしたのに対し、ロン・ムーアが猛反発してミニ・エピソードの提供をボイコットすると言ってるらしい。これって古くはテレビやビデオが登場したときもそうだったけど、新しいメディアが出てくると必ず印税とか二次使用料とかでモメごとが起きるんだよね。今後はiTunesストアでダウンロード販売されてる作品なんかについても、印税に関する議論は活発化してくんだろう。 でも「ギャラクティカ」って大ヒットしてNBCユニバーサルにそれなりの利益をもたらしてるわけで、こんなことでモメて本シリーズの製作に影響することがあれば結局は会社が損することになると思うんだけどね。この作品がここまでヒットしたのはムーア(長髪がムサい)」の技量に負うものが多いんだから、ちゃんと